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世界初「酸化亜鉛の透明導電膜」実用化 61

ストーリー by Oliver
近付くCRTの終り 部門より

KAMUI曰く、"Mainichi INTERACTIVE の記事に依ると高知工科大学山本哲也教授住友重機械工業四国産業・技術振興センターなどの共同研究チームは酸化亜鉛を用いた「透明導電膜」の実用化に世界で初めて成功した。 (多分)関連情報:「透明導電酸化物薄膜の大面積化への技術開発」(PDF) 透明導電膜はその名の通り「透明で電気を通す」薄膜の事で,液晶ディスプレーや太陽光発電のパネルなどに使われている。現在,その主な材料は酸化インジウムスズ(ITO)だがその埋蔵量が少ない事から将来的な不足が予想されており,入手し易く安価な酸化亜鉛(ZnO)による透明導電膜の開発が以前より行われていた。研究チームでは約 3年を掛けてガラス基板に亜鉛と酸素を吹き掛けて定着させる技術を開発し,最大で 1m 四方の大型化にも成功。製品への導入が進めば 4~5年で液晶テレビの価格を半額程度にまで下げられるそうだ。
・・・もう少し早い実用化を希望します!(笑)"

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  • 「酸化亜鉛を用いた『透明導電膜』の実用化」だと今までには
    「透明導電膜」が実用化されていなかったように読めますので、
    「『酸化亜鉛を用いた透明導電膜』の実用化」の方がよさげ。

    大昔導電性高分子の合成の学生実験をした記憶があるのに
    まだ実用化されてないのかと思ってしまいましたが調べたら
    透明な導電性高分子って実用化されてますね。
    • 何十年も昔から透明電極は実用化されてました。
      液晶と通電性のゴムを経由して基板を繋ぐ場合の電極は透明電動膜ですね。
      #ゲームウォッチの頃からあるじゃん、タッチパネルのそうだった。

  • by Anonymous Coward on 2004年01月13日 18時08分 (#471251)
    この技術は、個人的には液晶テレビよりも太陽発電パネル用の技術として待ち望んでいました。

    現在、家庭用の太陽電池で電気代を浮かせようと考えた場合、太陽電池パネルの代金の元をとるのにだいたい30年ほどかかると聞いています。
    この技術により太陽電池パネルの価格が1/2~1/3になると聞いていますので10~15年で元が取れる計算になり、普及に弾みがつくと思います。

    太陽光発電は、現在実用化されている発電方法の中で最も技術的進歩の余地がある技術だと思いますので、今後の発達によりさらにコストが下がることを期待したいです。
  • by Anonymous Coward on 2004年01月13日 3時04分 (#470907)
    > 4~5年で液晶テレビの価格を半額程度にまで下げられる

    液晶テレビが5年で半額程度になるというのはふつ~の
    低価格化の速度だと感じるけどなぁ。
    • Re:半額? (スコア:3, すばらしい洞察)

      by sparklegate (14682) on 2004年01月13日 7時18分 (#470935) ホームページ
      「5年後半額になるから、こんな技術革新はふつ~である」と言うよりは、
      「こんな技術革新があるから、5年後ふつ~に半額になる」のだと思います。
      --
      - Sparklegate, Yam.
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        まあ、このニュースを見て
        テレビの買い替えを遅らせる人くらいは居るだろうさ。

        アナログ停波には間に合うし。
    • うん、ここ5年でも軽く半額になった気がする。
    • by Anonymous Coward
      >液晶テレビが5年で半額程度になるというのはふつ~の
      >低価格化の速度だと感じるけどなぁ。

      そりゃ日本で作ってるからな。今までは高い技術、設備と生産体勢で作られ
      そして量産によって安くなったのが今。
      だけどこれから更に安くするには別の方法が
    • by Anonymous Coward
      液晶パネルじゃなくて液晶テレビが半額になるのか…
    • by Anonymous Coward
      そこまで円安が進みますか。
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