レッシグ教授の新刊Free Culture発売、全文をCCライセンスでも公開 86
ストーリー by Oliver
紙とPDFで二度おいしい 部門より
紙とPDFで二度おいしい 部門より
mudpuppy曰く、"著書『CODE 』や『コモンズ』で、またクリエイティブ・コモンズの主宰者としても知られる法学者ローレンス・レッシグ教授の新著Free Cultureが刊行された。書店で販売されるハードカバー版と同時に、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの元で全文がオンライン公開されている(レッシグBlogの記事)。
教授が一貫して取り組んできた、法と技術の連携によるコントロールおよびそれを利用するメディア企業がいかに文化と創造性を封じ込め支配しつつあるかという問題にさらに深く踏み込む本書の内容については、いずれ邦訳が刊行されたときに譲るとして、発売と同時に全文を「著作者表示・非営利」という制約のすくないライセンスで公開するという決断は驚きだ(参考:クリエイティブ・コモンズ・ジャパンの日本版ライセンス)。これにより各種フォーマットへの変換や再配布・翻訳の公開までが自由となっている。
なおオンライン版はPDFファイルで提供されるが、P2Pファイル共有・配布クライアントBitTorrentを利用したダウンロードでもダウンロード可能となっている。負荷分散のためにBitTorrentやWinny/WinMX/Kazaa等各種P2Pソフトやミラーサイトの利用が望まれる。"
P2Pソフトの利用が望まれるって (スコア:4, おもしろおかしい)
-- Alan Cox じゃない方のAC
Re:P2Pソフトの利用が望まれるって (スコア:1)
# 以前どこかが出していたP2P流出OKのCG集って実際に流れていますか?
『今日の屈辱に耐え明日の為に生きるのが男だ』
宇宙戦艦 ヤマト 艦長 沖田十三氏談
2006/06/23 JPN 1 - 4 BRA
Re:P2Pソフトの利用が望まれるって (スコア:1)
# この場合流れていると言うよりは cache されているという方がいいのかな
Re:P2Pソフトの利用が望まれるって (スコア:1, 参考になる)
試してないけど、gnutella系のBearshareとかLimewireとかモルフェウスとかfastなんとか系?(うろ覚え)のKazaaとかなら既に出まわってるはず。スラドのコメントにマグネットのリンクがあったから。NYとかMXとかで上げた人はファイル情報頼む。
なんとなく
freeculture.zip(2,133,210Bytes)
MD5:5DB6A625C312AEE9B627465A8168CC46
Re:P2Pソフトの利用が望まれるって (スコア:1, 参考になる)
Re:P2Pソフトの利用が望まれるって (スコア:2, 参考になる)
MD5ハッシュ : 05d9dd15056e8069fe012fce1a90c121
てな感じだけど、コレで良いのかな?
#なんで知ってるかはヒミツだ(笑)
-+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
Lessigは判っていない(フレームの元かな) (スコア:3, 興味深い)
レッシグは写真技術を例にして「表現方法」でのコモンズの価値を示している。
しかし、写真技術、「アイデアの保護」は特許で行われるものである。
そして「表現の保護」は著作権で行われるものである。
だから著作権保護を写真技術を例にとって説明しても無意味である。
問題は、ソフトウェアの「アイデアの保護」と「表現の保護」が
著作権と特許で二重に保護されていることにある。
レッシグは著書「コモンズ」では混同していた。
(私はうかつにも最近まで気付かなかった。)
ソフトウェアでの問題を、通常の著作物と同等に当てはめてはいけない。
ソフトウェアは著作物よりも、むしろ工業的所有権、
「アイデアの保護」に属するべきものであろう。
そして著作物には「アイデアの保護」は適用されない。
だからレッシグの例示と論理は無意味である。
Vote でも「役に立った」という投票ばかりで、
読者もろくに判っていないことが明らかになった。
だから私はこの新刊にあまり期待していない。
Re:Lessigは判っていない(フレームの元かな) (スコア:3, 参考になる)
まずレッシグはソフトウェアだけの話をしてるんじゃない。特に今回 の著書はもっぱらコンテンツ層の話で、特許はからんでこない。だからこの議論をもとに今回の著書をどうこう言うのは見当はずれ。
次に、レッシグは「コモンズ」で特許の話もしている。邦訳 p.315 以下を参照。また注で、特許の話は十分に展開できていないことは述べているぞ。かれは十分にわかっている。したがって「レッシグは著書「コモンズ」では混同していた」というのはあたらない。
さらに
>問題は、ソフトウェアの「アイデアの保護」と「表現の保護」が
>著作権と特許で二重に保護されていることにある。
というけれど、レッシグの問題意識は、知的財産権の極端な強化は有害だ、ということ。 あなたの議論によると、いま生じているRIAAによる変な訴訟等の動き もなにもかもこの二重性に起因するもので、この二重性を解決すれば 万事オッケーということ? そんなことはない。
繰り返すけれど、レッシグの問題意識は「知的財産権の強化」というこ とであって、著作権だけの話ではない。参照されている記事でも、写真技術の話は「知的財産権の強化」の例 としてあがっているだけで、著作権強化の例ではない。したがってこのコメントは木を見て森をみていない。ただ、保護の二重性の指摘は論点としてはおもしろいので、これはこれで独自に展開していただけると有益かなと思うのだが。
Re:Lessigは判っていない(フレームの元かな) (スコア:2)
> 知的財産権の極端な強化は有害だ、ということ。
> 写真技術の話は「知的財産権の強化」の例としてあがっているだけで、著作権強化の例ではない。
知的財産権の強化の例で特許を出したのが変なのです。
極端な強化が進められているのは著作権です。
ミッキーマウス法などでの保護期間延長などですね。
しかし特許はサブマリン特許を防ぐための方策などがとられていて
公平になるように変化しています。
著作権と特許では方向性が異なっています。
特許はかならず公開されます。
そして「アイデアの保護」と「アイデアのコモンズ形成」が
概ねバランスを持って形成されています。
日本では特許法第一条、目的がほぼ果たされていると思います。
その論理を保護とコモンズ形成でバランスの取れていない
著作権、「表現の保護」にあてはめたのが気持ち悪いのです。
Re:Lessigは判っていない(フレームの元かな) (スコア:2, 参考になる)
japan.linux.com (NewsForge)の記事はオープンソースビジネスカンファレンスでの講演内容を伝えたもので、「オープンソースソフトウェアとビジネス」を主題に語っています。で、別に「表現方法でのコモンズの価値」が主題ではないですよね。
...というような内容ではないかと思います。全体的に話が飛び飛びでなんだかちぐはぐだな、という印象も受けましたが、それはNewsForgeのまとめ方がおかしいんじゃないじゃないのかな。#521828のACさんが指摘した「20年の著作権制限」も不自然に思えるし。私は、『コモンズ』にKodakの話なんて出てきたっけ?と思ったけど、確認できず。まあそれはひとまず置いておこう。
一方で、昨年末の日経主催のデジタルコンテンツ流通勉強会でもほぼ同じ事例を挙げています。こちらは書籍・音楽・映画などのコンテンツ流通が主題。読み比べてみると面白いかも。
うーんやっぱり、NewsForgeの記事がアレだっただけの話じゃないのかな。
Lawrence Lessing (スコア:2, 参考になる)
#ぐぐってみたら [google.co.jp]混同してる例が多数(笑)
ブックレビュー (スコア:1)
すごい「ブックレビュー」ですね。
Re:ブックレビュー (スコア:3, おもしろおかしい)
「ブック すごい レビュー」
です。
Re:ブックレビュー (スコア:1)
# Loppi [srad.jp]を使うことは一生ないだろうと思っていたんだけど…
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
そこはそれ (スコア:1, 参考になる)
ブックレビュー [srad.jp]を見てみるとほとんどは発売のニュース。
ということで、oltio氏をはじめ事情にあかるい諸氏による書評を期待しています。
pdfファイルって嫌いだ。 (スコア:1)
閲覧方式に色々オプションがあるのは知ってますし試してますが、どうやっても不便に感じます。特に斜め読みしたい時に。縦長スタイルのものを横長の画面で見ることに無理があると思います。HTMLだったらページの構成は再現出来ないが、tableとか使ってなければ流動的に画面にフィットさせられるし軽いのに。
近頃お役所ではやたらこの型式を使う。一枚ピラの文書の周りに枠線を付けるためだけにpdfを使ったりする。しかもadobeのリーダーは重くなったりトラブルが生じたりなんでうんざりです。
Re:pdfファイルって嫌いだ。 (スコア:2, おもしろおかしい)
PDFだし印刷してください。
> 縦長スタイルのものを横長の画面で見ることに無理がある
PDFだし印刷してください。
> adobeのリーダーは重くなったりトラブルが生じたりなんでうんざり
PDFだし印刷してください。
# インク屋さんの回し者に属するのでAC
上のは「おもしろおかしい」が付いてるが (スコア:2, 参考になる)
画面上で見たいなら印刷用以外の形式でも公開するよう要望を出すべき。
# インク屋さんの回し者じゃないけどAC
何のためのアンチエイリアシング (スコア:2)
確実に特定レイアウトで印刷してもらいたい場合に、PDFを採用するという意味では、その通りなんだけど、そう言い切ってしまうと、ちょっと誤解を招きかねない。
PDFはポータブルドキュメントの名の通り、環境が変わっても文書の体裁を再現できるフォーマットが本義。もし、印刷用が主眼であるなら、アンチエイリアシング(スムージング)機能にこだわってこなかったと思う。あれは、視認性を高めるための工夫。
#この機能には賛否両論あるけど、設定でOFFにも出来る。今では、ラインアートもスムージングされるようになったので、やっぱり美しいとは思うんだけどね。
#もっとも、最近はOSの標準フォントがアンチエイリアシングされつつあるけど。
#ちなみに、タグつきPDFファイルで、テキストのフロー処理が行われるそうだけど(小画面で有効)、試した事はないです。
PDFを印刷するのは、特に紙文書が必要な場合に限り、(少なくとも個人的には)99%のPDFは印刷しないです。
でもあえて強調しておきますが、99%の文書はHTMLで充分だと思います。レイアウトの再現もかなりのところまで可能だし、特定OSと特定フォントで(余白もデフォールトのまま)なら、印刷結果も同一になります。もちろん、文書の構造性は損なわれません(CSS使ってるし)。
一般に、文書をパブリッシュする側が、印刷を意識したPDF文書を作るものだから(元がワープロ文書だから、なんだけど)、HTML文書より、PDFの方が挌式っぽい。
(!)要するに、PDFはワープロ文書の文化を引きずっているという事か。
Re:上のは「おもしろおかしい」が付いてるが (スコア:1, 参考になる)
例えばPDF/X [ddc.co.jp]は非PDFではないけれど、AcrobatのPDFと一部非互換でもあるわけで。
Re:上のは「おもしろおかしい」が付いてるが (スコア:2, 参考になる)
だからAcrobatのPDFと一部非互換という言葉は正しくないように感じます。
Acrobat6.0ではPDF/Xが作成できますしね。(まぁAcrobat5.0+プラグインでも作成できますが)
Re:上のは「おもしろおかしい」が付いてるが (スコア:1)
# 印刷すると文字がはみ出すのって最新のだと直ってたりするんでしょうか?
餓鬼道 (スコア:1)
某大学での人々の生活風景を見ていると、偉い人もそうでない人もポンポン印刷してます。
「餓鬼道畜生道にすでに片足つっこんだ、もはや人とも呼べぬ魑魅魍魎 [srad.jp]」である我々と世間では価値観が違うようです。
ただ、なんだかんだで紙のバックアップは在ると便利ですし、
計算機向けフォーマット以外でも、
いろんな形でバックアップを取っておくのはそれなりに妥当です。
だから「偉いひとにはそれがわからんのです」といって鼻で笑うのは必ずしも賢明ではないような。
># 印刷すると文字がはみ出すのって最新のだと直ってたりするんでしょうか?
僕は、この間バイト中にMS Excel 2000を使っていて、
「セルに入力した文の尻が切れて印刷できない」という状態に遭遇したんですが、
これの為にこの前全部MS Word 2000にペーストして書式を調整し直しました、はい。
#MS Officeで仕事してたなんて白状するのは恥づかしいが、敢えてID
gy0
Re:pdfファイルって嫌いだ。 (スコア:1)
Re:pdfファイルって嫌いだ。 (スコア:2, 興味深い)
>> 文書のフォーマット
ってのが,紙に印刷したときに読みやすいフォーマットが用いられているために,
現状では,印刷したときが一番読みやすい,という状況になっているのでしょう.
Re:pdfファイルって嫌いだ。 (スコア:1)
PなDのFとしてのPDF (スコア:1, 参考になる)
同じ見栄えになることを目指したファイルフォーマット、それがPDF。
その目標の前には画面で読みにくいだのアプリが重いだのいう問題など些細な問dうお何をする放せ
Re:pdfファイルって嫌いだ。 (スコア:1)
#顔を横向けて読むのはしんどい
1を聞いて0を知れ!
Re:pdfファイルって嫌いだ。 (スコア:1)
さっき90°回せるディスプレイを見ちゃいました。ドライバさえ対応してれば縦長にもできるようです。
縦長display (スコア:1)
NECのPC-100ですか?
PC-100版のギャプラスにあこがれたなぁ。
# 完全オフトピ
---- 何ぃ!ザシャー
ややお約束ながら (スコア:1)
Re:pdfファイルって嫌いだ。 (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:pdfファイルって嫌いだ。 (スコア:2, すばらしい洞察)
少なくとも私はまだ出会った事がない。
探せば見つかる (スコア:3, 参考になる)
/.本家のBook Reviewにあった [slashdot.org]このコメント [slashdot.org]にリンクされていたHTMLバージョン [montana.edu]。
でも、全頁をひとつのHTMLファイルに変換しているようです。
Re:探せば見つかる (スコア:2, 参考になる)
七つも
--
Re:俺はpdfファイルが好きだ。 (スコア:1)
「なんだとこのやろー」
海が言い返した。
# オヤクソクオヤクソク
Re:@驚くタレコミ人部門 (スコア:1)
主張を理解していればいちいち驚くことではないと思います先生!
Re:@驚くタレコミ人部門 (スコア:2, 参考になる)
説得できたというのはなかなかの驚きです。しかも社長の一存
ですべてが決まったり、とりあえず話題作りがしたい弱小出版なら
いざ知らず、かなりの老舗の大手ですから。
Re:@驚くタレコミ人部門 (スコア:2, 興味深い)
電子版を同時公開して、それが著者の予想どおり売上を伸ばした
例について、レッシグ教授が紹介していました(誰だったかは忘れましたが)。
補足レス (スコア:1)
売れなくて困るのでは、という驚きなんでしょうが、
本を売って利益を出すのがレッシグ教授にとって最優先事項では
ないんでしょう。
Re:補足レス (スコア:2, すばらしい洞察)
正直、やっとですか?という印象です。
これまでは出版社が認めなかったのでしょうか。
2冊のヒットと主張の正しさがやっと認められた?
書籍の出版からしばらくしたら全文書公開する人は
ボチボチいるわけですし。先頭にたつ人はこれくらい
やらなきゃ説得力がありません。
とはいえ、もちろん、素直に素晴らしいと思います。
# 本気で読みたい人はまず間違いなく書籍を購入するだろう
# と思われるからできることかもしれませんね。
# 電子ブックが本格的に普及してたらホントにタダで配ってるに等しいもの。
It's not who is right, it's who is left.
Re:補足レス (スコア:1)
ですね。
紙の方が人には読みやすいですし、
プリントアウトするよりは買った方が安いでしょうからね。
そう言えば (スコア:1)
(今出ているアスキー版はどうなってんだろう)
Re:@驚くタレコミ人部門 (スコア:2, 参考になる)
Re:@驚くタレコミ人部門 (よけいなもの) (スコア:4, 参考になる)
ほうほう。スラドに徘徊する屍肉漁りのウジムシども、物欲しげなヒッキーおたくの野良犬ども、餓鬼道畜生道にすでに片足つっこんだ、もはや人とも呼べぬ魑魅魍魎どもに、 こんなエサ [cruel.org]でも施してやろうかと思って振り替え休日の一部を割いてきてやったが、それではウヌレは食わぬがよかろう。欲しくば三回廻ってワンと鳴け。
Re:@驚くタレコミ人部門 (よけいなもの) (スコア:1)
#俺もぐるぐるぐる、わん!!
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
Re:@驚くタレコミ人部門 (おふとぴ) (スコア:1)
# 個人的には「おもしろおかしい」が欲しいところでございます、閣下。
むらちより/あい/をこめて。
(よけいなもの)? (スコア:1)
#とIDでマジボケレスしてみるテスト
Re:プレーンテキスト (スコア:2, おもしろおかしい)
「ブック」が驚いている様に見えてしまう。
Re:プレーンテキスト (スコア:1)
ではダメでしょうか?