Winny続報あれこれ 387
まとめて相乗効果 部門より
Winny作者の47氏が逮捕され、解説ページの作者宅にも家宅捜索が入って以来、Winny関連の細かいニュースが多数タレコまれているので、いくつかをまとめてみた。
まずはcyacyaがJPNAPのトラフィックグラフをみて、47氏の逮捕以来、国内のトラフィックが15%も急激に減少していることを知らせてくれた。11月のWinnyユーザ逮捕の時よりもはげしい落ち込みで、見せしめ効果のすごさがわかる。
次にFutaroがasahi.comのレッシグ教授インタビューを発見した。『「出来損ない」の著作権保護が創造性をダメにする』という見出しで、Free Cultureの内容やクリエイティブ・コモンズについてのものだが、47氏の逮捕にも触れられている。
また、京都府警の捜査方法や内情も少しづつ明らかになってきている。unyuchan曰く、"元公安調査官野田敬生氏のメールマガジンと裁判傍聴記録によると、Winnyによる著作権侵害容疑で起訴された男性の裁判で、証人として呼ばれたハイテク犯罪対策室の警察官が「キャッシュ・フォルダに残っているデータをダブルクリックして展開することはできなかった。」などと何かの冗談としか思えない証言をしてい"る。どうやらWinnyの暗号を解読したのではなく、以前の「Winnyの匿名性は完全に暴かれた」という誇らしげな発言はハッタリであった可能性は高い。
しかし、だからといってWinnyのネットワークが安全というわけではない。cyber205 曰く、"先ごろ、Winnyパケットを解析して阻止するOne Point Wallを開発したネットエージェントにおいて、派生品としてクラスタとなったノードの共有ファイル情報を根こそぎ取得するクローラの開発が行われた。クラスタ群を連続監視することで、誰が最初に配布可能状態にファイルを置いてたのか(1次配布元)をチェックする能力が付加されたという。現状では一般販売しないとのことだが、諜報機関、捜査機関、プロバイダ、著作権管理団体等の手に渡れば、強力な武器として使われることは想像に難くない。"
弁護士10人による47氏弁護団が結成されたいま、技術面だけでなく、司法の場でも、ソフトウェアの開発と解説ページの作成が著作権利法違反幇助になりえるのか、表現とイノベーションの自由を巡るバトルが始まろうとしている。
FLMASKと同じかな (スコア:5, 興味深い)
Winnyも同じ道を辿るのでは。
インターネットでは、現在、マスクなんか付けない
もろ画像が流れまくっています。
Winnyも裁判が終わる頃には、ネットはもっとすごい事になっていて、
あれは何の裁判だったんだろうね。
という話になるでしょう。
Re:戦慄の未来像-II(笑) (スコア:2, 参考になる)
Re:戦慄の未来像-II(笑) (スコア:2, すばらしい洞察)
法律をわざわざ作らなければ儲からないような方法で儲けようとするな
義援金とか (スコア:4, 参考になる)
内訳は弁護士口座の123万弱と、支援者口座の170万です。
ソース
http://www.moodindigo.org/blog/
http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2004/05/winny_3.html
IDENTIFICATION DIVISION.
AUTHOR YUKI-KUN.
Re:義援金とか (スコア:2, 参考になる)
(ソース http://www.moodindigo.org/blog/archives/000216.html)
*弁護士口座
UFJ銀行(ユーエフジェイギンコウ)金融機関コード0008
梅田新道支店(うめだしんみちしてん)支店コード040
普通預金
口座番号 4580520
口座名義「金子勇支援金口座弁護士壇俊光」(カネコイサムシエンキンコウザベンゴシダントシミツ)
追記 (スコア:2, 参考になる)
#名義人や口座番号相違の場合には、振込みができないばかりでなく銀行から組戻手数料(銀行によって違うが大抵は840円)が請求されます(振込手数料も戻ってこない)
Re:義援金とか (スコア:2, すばらしい洞察)
> と思うひとがいるだろうことは想像に難くない
弁護士10人ならば、「この手の裁判で弁護しても損にならない」状況を作ってあげたいので、俺も寄付しようと思いました。
(いや、元々寄付する気があったからこそですが)
まぁ、そーゆー受けとめ方は一般的ではないでしょうけど、
Re:義援金とか (スコア:2)
全くの別物である以上、資金の流用はしちゃいかんのでは
ないですかね?
Entertainmentの本質 (スコア:4, 興味深い)
Winny騒動や輸入CD全面禁止などの記事を書いたり読んでいて、法律や目的など問題の現場よりもはるかに高いレベルにある、基本的な疑問にぶち当たりました。そもそも、Entertainmentって一体何なんでしょう? 今までいろいろいわれた通り、法律や権力を考えると流通者だけが得になっている事実はありそうです。一方、ファイル交換などを正しい権利として主張する側からは、受け手だけがハッピーになれる世界しか垣間見ることができません。少なくとも、entertainmentの作り手や流通者も含め、全員が幸せになれるような世界像というのは見たことがありません。誰が描く理想を見ても、作り手、流通者、受け手の誰かが損をしているのです。そんなものをentertainmentと呼んでいいのでしょうか?
この疑問に答えてくれたのが、辞書での定義でした。例えば、The Pocket Oxford Dictionaryはentertainを以下のように定義しています。
1の説明では「快い」ことを表すために、agreeablyと書いています。決してa funやcheerfullyではありません。単に楽しいだけではなく、作り手と受け手の間に何らかの共感がある事を示唆しています。これはagreeablyの用法を見れば明らかで、agreeably humourousやagreeably surprisedという表現(いずれも英辞郎より)ではagreeablyを「共感」と訳すことができます。
一方、entertainmentの日本語訳「娯楽」は、広辞苑第二版では以下のように定義されています。
Entertainと異なり、こちらは単に受け手の感情を表しているに過ぎません。作り手は意味の中には存在せず、それゆえ共感などあり得ません。
これを踏まえ、「共感」の有無に言及した書き物がないかと「エンターテイメント 作り手 受け手 [google.co.jp]」でGoogleにあたっていたら、「バレエを見に行こう! [plala.or.jp]」というページがありました。その中に、以下の一節があります。
これは、先に出したentertainの定義1に含まれるagreeablyを忠実に説明しています。単に演技を見て聞くだけでなく、それに対する自分の反応を素直に表現することにより、観衆が演者へ応答することができるのです。この自由が観衆や聴衆に与えられない限り、entertainmentは成立しないのでしょう。そうなると、最初に呈示した疑問の答えはNOになりそうです。
ついでながら、観衆や聴衆の自由というのは、単純に公演を観衆や聴衆に見せるだけでは得られません。例えば満員電車並みの立ち見しかできない場合、観衆にとっては身体を動かしての表現はごく限られたものになってしまいます。また、安全上の理由から演者と観衆の間に空間を作ることがありますが、これは観衆の表情を見づらくするという問題を抱えています。そうなると、演者にとっては観衆がどのように共感しているかが分かり難くなってしまいます。もっとも、公演主催者(演者ではない)が意図を持ってこれを分かり難くすることにより、観衆が一方的に盛り上がっている雰囲気をかもし出すという手は技術的または商売的にはありなのかも知れませんが...
Re:Entertainmentの本質 (スコア:2, すばらしい洞察)
ルールを作り、ルールそのものが金を作る。
ルールが生産的かどうかなんて関係ない。客は一時の夢の為に金を貢ぎ続ける哀れな中毒者。
Re:Entertainmentの本質 (スコア:2, 興味深い)
予告編と「作品」の中間のようなものをフリーで配付して、サーバでのゲームとか携帯のアクセサリーコンテンツとかで稼ぐとか。テーマパークのようなものをネット上に催すとか(これは集客力がどうかな)。
消費者の個々の要望に応じたオーダーメイド「作品」ということで、コピーを売るのではなくオリジナルを売るとか。
エンターテイメントが「作品」のコピーを再生・鑑賞することから脱却できれば、そこに新しいビジネスモデルが生まれるような気がします。
P2Pにモデレーションを (スコア:3, 興味深い)
非合法のものは適当なところに収束したり、
(ダウンロード数が多くて点数をつけられた数が極端に少ないとか)
なんらかの傾向が出ておもしろいんじゃないかな。
#逆に合法のものは点数が活きてくると。
Winnyを肯定的に議論する (スコア:3, 参考になる)
という石橋啓一郎氏のコラム [itmedia.co.jp]がIT mediaに掲載されました。
著作物としてのWinnyという考え方が述べられているので転載
なんか…… (スコア:2, 興味深い)
FREE CULTUREは本屋で立ち読み(座り読み??数時間……だってこっちの本屋には椅子とかソファーが置いてあるんですもん(笑)PDFでも公開されていますがやっぱり本は紙が一番!)しましたが書かれている意見には非常に同感しました。
やはりツールを作った作者が罪にとらわれるのは納得できないです。
#もしこっちで自分がWinnyみたいなのを(日本語で)作っていたらどうなっていたか、と空想するのは非常に興味深い話ではあると思うのですが……。
Re:なんか…… (スコア:3, すばらしい洞察)
知らずに作ったわけではないでしょうし、実験的に作ってみた.. のなら、他にやり方もあったでしょう。
素朴な疑問ですが、個人で作った著作権上問題のないファイルの流通に、Winny を使う必要がどれくらいあるんでしょうか?
どんなにいい音楽でも、いい映像でも、いいソフトでも、作っている人たちの顔が見えないものは、いらないなぁ。
Free Culture にむけて必要なシステムは、今の Winny ではないと思います。
Re:なんか…… (スコア:3, 興味深い)
はい、私も今のWinnyではないと思います。
ただし、将来のWinnyであった可能性はあります。
もちろん、Winny以外かもしれませんが。
ちょっと考えてみたんですが、
ウェブサイトという、個人が情報を発信することができるシステムができ、個人の情報発信が可能になった。だが、依然としてコストの問題がある。人気サイトや容量の大きなものを配布するサイトを運営するのはコストがかかる。
Winnyには、Winny上で構築されるBBSシステムがある。これはNetnewsという車輪の再発明と考えられるがあるが、この車輪を拡張すれば、HTTPの普通のサイトがny上で流れる可能性があったのでは?
この場合、配布に掛かるコストはその配布を享受する利用者が負担することになる。だから、たとえば個人で作ったビデオの配布など、特に大きな著作物を気軽に配布できるようになる。
さらに、人気が出るようなコンテンツへのアクセス集中も、ny上でのコンテンツの拡散を利用すれば、コストを利用者が負担することができ、現在のような「アクセス集中によるサイト閉鎖」などを考える必要がなくなる。
という事です。
ただし、これはもちろん現在のWinnyではないのですが、
NyBBSが一定の成果を収めている以上、ありえない未来ではなかったし
また、別にWinnyでなくとも、そのようなシステムが出てくる可能性は否定できないと思います。
だからこそ、47氏の逮捕によってそのようなソフトウェアが開発されることが阻害されないようにしなければならないと思います。
さらに言えば、匿名であるかどうかは著作物を発表する人が選べるべきであると思いますよ。日本には「落首」という文化があるわけで、匿名でなければ発信できない情報というのはいつの世の中にも存在するし、その情報はもちろん良い方にも悪い方にも使われるけれど、「匿名であること」自体が悪であることはありえないので。
何しろ、スラドにもACとかあるわけで。
Winnyのインフラとしての可能性について (スコア:3, すばらしい洞察)
Winnyに可能性があったことは認めます。しかし、インフラとなる器としては小さすぎます。
仮にWinnyBBSがおおはやりし、Winnyによる情報の流通が一般的になり
トリップによりpush型コンテンツやオンラインアップデート等がWinny越しに可能になったとします。
…私はLinuxユーザーです。
私にとってこれはWebを使えるのがWindowsだけとなる世界のように感じます。
これ以外にも、インフラとして問題点を挙げるならば、オープンソースでないこと
匿名性について疑問が残ること、そもそも汎用には設計されていないことなどがあります。
オープンソースでないことの危険性は実現しましたし
匿名性は通常のWebに対しての存在異義とも言えるものです。
設計は変えるとなると骨でしょうし、一貫性が損なわれるでしょう。
これらは思想の問題です。効率重視の思想がこれらの問題を生みました。
効率や簡易さに比べると、これらの問題は小さなものだと考えたのでしょうが
インフラとしてはこれらの問題は致命的です。
P2Pでは数は力ですので、インフラとしてWinnyは大きな力を持ったでしょう。
しかし、そもそもWinnyは思想がインフラには向いていません。
これが私がWinnyの影響力が小さくなってほっとしている理由です。
匿名P2Pインフラの将来を考える一個人として…。
# 私は今回の逮捕には当然反対です
# またFreenetとは何の関係もない一意見です
Re:なんか…… (スコア:2, 参考になる)
そういう視点ではないです。
分散的にファイルをばらまくという「インフラ」の面での話です。「使う必要があるのか」ではなくて「一つのオプション」となりうるというところが重要だと思います。
たとえばファイルを公開するのでもいろいろと選択肢があるわけです、HTTPでもFTPでも、だからWinnyもアリなのではないか、ということです。
またプライバシー的な見地からもファイルをその匿名の高さは場合によっては非常に有効なものとなります。
これは「暗号を使うか使わないか」の議論とよく似ていますがメールに暗号を「使いたい」人がいる(仕事で使わないといけない、というような人は別にしても)ようにファイルもプライバシーを高めてダウンロードしたい、という欲求を満たすものとなり得ます。
そういった見地からWinnyが登場したときからそういった使い方もその「目的」ではなく「機能」に興味を持ってWinnyと個人的にも付き合ってきました。
Re:なんか…… (スコア:2, 興味深い)
あと日本のマスコミが放送してくれない映像などもwinnyなら手に入ったりします。
最近のマスメディアには報道の自由は無く、政府の圧力に屈っしたりする可能性も高いですし。
Winnyは情報の発信源としては良いのではないでしょうかね。
内部告発とかにも使えると思います。(バレたら辞表ださなきゃいけませんし
安全って何から? (スコア:2, すばらしい洞察)
> (中略)
> 著作権管理団体等の手に渡れば、強力な武器として使われることは想像に難くない。
自分で作った著作物を流しても特に逮捕されるとか言うわけではないんでしょ。もともと Winny ネットワークには何の脅威も無いと思います。
こういう暗に違法ファイルのやり取りを表すような書き方が、幇助と捕らえられる一因になってしまうんじゃないの。
(逮捕が不当だとかそういうことは別として)
Winnyの暗号 (スコア:2, 参考になる)
>派生品としてクラスタとなったノードの共有ファイル情報を根こそぎ取得するクローラの開発が行われた
Winnyのノード間のパケットの暗号って、確か公開鍵を使った暗号でしたよね。
それを解析したって言ってますけど、どうやって解析したんでしょうかね。
そこがちょっと気になって仕方がないです。
それとも私がただ単に勘違いをしているだけ?
2chよりこぴぺ (スコア:4, 参考になる)
9 名前:[名無し]さん(bin+cue).rar 投稿日:04/05/13 14:02 ewQZMnrK
nyで暗号が使われている部分は三箇所ある。
キャッシュ、ハッシュ、そしてパケット。
キャッシュとハッシュ部分の暗号はソースが押収されるより前に解析済み。
この部分は処理速度や負荷に関わってくるので強度を上げられなかった経緯がある。
一方、パケットは公開鍵方式で種は動的に生成される為、たとえソースがあったとしても解析は出来ない。
(47氏自身でも無理だと過去に発言している)
そもそも公開鍵方式の暗号が外部から解析出来たら数学的な大ニュースだ。
つまりキャッシュやハッシュの解読は出来てもパケット内容は相変わらず調べ様が無い、それが現状。
(ちなみに One Point Wall がやってるのは単なるリクエストのハックであって暗号の解析ですらない)
だから47氏が逮捕されたところで利用者にとっての状況は変わらない
既出。
Winnyでファイル発信元を特定可能に [2ch.net]より抜粋
24 :コピーペ :04/05/13 20:18 ID:OscfpsN3
このソフトがやってることを平たく言うとこうだ。
まず、ny使用中に自分と繋がってるPC(ノード)のIPアドレスを明らかにする。
→XPならコマンドプロンプトでnetstatコマンド使えば一発で分かる。
で、down先のIPアドレスから送信されてきてるパケット(キャッシュ)のファイル名
を復号する。
→cacheからファイル名の復号自体はnycacheってツールで出来てることだし、
IPアドレスとファイル名を付き合わせることはそんな大したことじゃない。そもそも
down枠が1つならツールなんて不要で、nyだけで分かることだし。
つまり、nyのノードタブで転送になってる相手先のIPアドレスとそことやりとりしてる
ファイル名が分かるだけの話。そのファイルの放流主が誰だかなんて分かりっこない。
複数起動させれば、一次放流主を特定可能みたいなこと言ってるけど、それは
被参照量が少ないファイルでなおかつ、複数起動させたうちの数台が非常に運良く
一次放流主とダイレクトで接続された場合に限られるってこと。つまり、相当な
運任せってことですな。それでもこいつが怪しいって程度。
大騒ぎするようなこっちゃない
Re:2chよりこぴぺ (スコア:2, 興味深い)
仮想キー [winny.info]というものが
流れているので、ダウンロードしなくても、仮想キーを
解読できるノードを複数使えば、
一次配布元を大量にかつ簡単に見つけ出す事ができます。
(複数ノードが必要な理由は、仮想キーが中継ノードで
ファイル保持者のIPを書き換えて転送するため。)
こういう、検索ができる情報を流せば
winnyのように効率的なP2Pはできますが、
セキュリティは当然ながら、低下します。
romfffromのコメント設定
AC-2、プラスモデ+3、閾値0、スコアを表示しない(推奨)、高い評価のコメントを親にする
Re:一次配布元を大量にかつ簡単に見つけ出す事 (スコア:2, 参考になる)
あるものを区別するのでなければ違法なやり取りを
していたという証拠としては採用しにくいでしょうね。
少なくとも、現行法の解釈とかキャッシュの概念からすれば。
なぜなら、たまたま調査者のPC周囲にあるクラスタの中で
完全キャッシュを有していて(人気のあるファイル=
たいがい違法だったりするのだろうなあ…)一次配布元に
なってしまうということが充分に考えられるからです。
クラスタ自体は違法臭のしないクラスタから、当該ファイルを落とすと
周囲に拡散したりもするようで。
無視ワードを設定していなければこれを拒むことは出来ません、
まあ、その場合無視リストを指定していなかったのが悪いという
PC管理責任法(いま定義したw)に違反するんでしょうが。
この理屈で、ワームに感染したまま放置しているユーザーは
法で裁くようにしたら喜ぶ人もいますよね。多分w
ただ、重要な資料を公開しないように気をつける必要がある
自分の立場も解らずWinnyを起動してしまう部下が要る
そんな某京都の公的機関は、導入したほうが良いかも知れません。
いつ仕事中にまでnyを起動してしまう人間が現れないとも限りません。
…その程度のモラルで、人のモラルを問う仕事なんて大変だなあw
Re:Winnyの暗号 (スコア:2, 参考になる)
Winnyのバイニャリを解析してわけでは無いし、
実用レベルの暗号技術に関する知識や経験も全然無いので、
2ちゃんねるやWinny解説サイトなどで以前から推測されていた
Winnyの構造の情報を元にして、てけとうな推測と当てずっぽうで考えてみると、
まあ単純に常識的に考えれば、Winnyは、大きく分けて、
「パケットレベル」、「検索文字列/ハッシュ文字列/コントロール用データ」、「ファイル自体のバイナリ転送」の
3段階で、それぞれ、
実装しやすい形で、てけとうに、公開鍵暗号と共通鍵暗号を組み合わせて使っているはずで、
そー考えてみると、
WinnyユーザAとWinnyユーザBの間で通信している内容を、
経路の途中で(プロバイダなどが)解析するのは、難しいはずなんだがなぁ。
(Winnyプロトコルに、よっぽどの大きな穴や脆弱性でも有れば別だけど。)
それに比べれば、
調査用のマシンをWinnyのノードに接続して、
その状態で、動作しているWinnyを、SoftICEなどのデバッガで覗きまくれば、
「検索文字列/ハッシュ文字列/コントロール用データ」の平文は、
メモリ内での処理の、どこかの段階で出てくるはずだから、
その情報を、接続先のIPアドレスと組み合わせることは、比較的簡単だと思うが・・・。
http://www.netagent.co.jp/onepoint/winny.html [netagent.co.jp]
ネットエージェントのウェブページにも、
>ノード情報取得機能:
>Winnyのノードに接続し全ノードの情報を取得します。
>数台規模で連続的に動作させることにより、一次配布元の特定が可能になります。
それっぽいことが書かれているし。
しかし、最初に書いたように、
>キャプチャ機能:
>パケットキャプチャを行い、キャプチャしたパケットからの通信内容の再現。
↑こっちの機能は、本当に実現出来ているのか? と微妙に疑問。
ひょっとしたら、ベイパーウエアとかハッタリ系の「超仕様」かなぁ。とも思う。
まあ、Winnyプロトコル自体に何か問題が有る場合には不可能じゃないので、
「絶対に出来ていないはずだ」とは言えないけど・・・。
というか、突然話は変わりますが、
例えば、可能性だけで言えば、
将来、ネットエージェントや京都府警が何らかの犯罪を犯す可能性はゼロでは無いのだから、
国民全体で、ネットエージェントの社員や関係者や、京都府警の人員や関係者を、
事前に/平素から監視する/し続けることは、正しい行為ということなのですな。
ネットエージェントの振る舞いや、京都府警の振る舞いを、お手本とすればね。
いやいや、素晴らしいですね。本当に素晴らしい。
_
# CheapGbE!GbE!!TheKLF!KLF!!TheRMS!RMS!! And a meme sparks...
15% (スコア:2, 参考になる)
確認出来るnyユーザは半分くらいになりました。
ただ、現在の処でもnyと思われるトラフィックは全体の30%
くらいあるのではないかと見えます。
つまりはnyユーザは減ってもヘビーnyユーザ(?)は減ってない、
または少ないnyユーザ間でガンガンにデータが流れていると
いう事かと。
違法コンテンツと言っていると (スコア:2, 興味深い)
まるでその作品の存在そのものが違法であるかのような気分になってくる。
なんかCD屋に入るのが怖くなってきたよ…
Re:安全でない? (スコア:4, すばらしい洞察)
それを正そうとするのが社会の一員としての行動では無いだろうか
Re:安全でない? (スコア:2, 興味深い)
「期待」されてるのは、そのとおりでしょうね。
どんな政府や官犬も、暴れ馬の相手をしたくはないでしょうから。
#他人の期待だけに沿っていたら「人間」じゃないのでG7
正すといっても、「正しい」ことをするのを政府が期待していないならば、
正されるのはさぞかし迷惑でしょうね:-P
…困ったもんです。
Re:安全でない? (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:安全でない? (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:安全でない? (スコア:3, 参考になる)
でないと、言論の自由を認めないってことになってしまうので。
ただ、その主張を聞かせるための手段として、
非合法な手段を用いているからこそ、
「テロと戦う」って国の偉い人は言うんです。
言い間違えて、テロリズムを応援してるように見えますが [kantei.go.jp]。
--
「なんとかインチキできんのか?」
Re:安全でない? (スコア:2)
罰せられるべきは、著作権侵害している(一部の?)ユーザであって
プログラム作者が罰せられるべきではない、という意見はよく見ます
が、Winnyにどのように対処していくべきかについての意見はあまり
見ないですよ。
#合法的な使い方もできるという人は大勢いますが、この期に及ん
#で合法的な使われ方しかしていないという人はいないですよね?
Re:安全でない? (スコア:2)
> 2chのスレで「合法ファイルを流そう」的なスレへのリンクが
> 定期的にコピペされる
ことに触れられているのは、規模や方法的に不充分で「違法な
ファイルを排除しよう」という動きと言えるほどのものではない、
という意味ではないのか?
元コメントで否定されたものを有効と考えるなれば、自分の主張
を明記すればよろしい。
効果が期待できない運動を挙げて、「違法なファイルを排除しよう」
という運動があると主張するのはナンセンス。
Re:安全でない? (スコア:3, 参考になる)
Winnyでは似たようなファイルを集めているノードが近くに集まり、
それ以外のノードは次第に離れて切り離されるようになっています。(クラスタ化)
元コメントの
『合法ファイルばっかり交換しているとクラスタが近づいてしまって著作権上問題のあるファイルの中継が少なくなる』
は正しいものです。
つまりは「合法ファイルを積極的に流して、合法ファイルだけのクラスタを作り上げる」ことをすれば、
結果的にほぼ合法ファイル専用のWinnyネットワークができあがるわけです。
利用者はそこへ最初に繋ぐことで(合法ファイル専用初期ノードというものがあります)
事実上合法的なファイルだけが流れる状態のWinnyネットワークに接続できますので
『2chのスレで「合法ファイルを流そう」的なスレへのリンクが定期的にコピペされる』というのは
『違法なファイルを排除しよう』という目的に基づいた、しごく真っ当な行動であるといえます。
Re:安全でない? (スコア:3, 興味深い)
せん。それでもって著作権法をより良い方向に持っていって下さい。
ただし、法改正の前に、著作権法違反するのはいけません。順序が
大事なんですよ。
Re:安全でない? (スコア:2, 興味深い)
WinnyもMXも自分の持っているデータを簡単にネット上に公開して簡単に見つけてもらえるようにできますし、ファイル名のつけ方によってはターゲットを絞り込み易かったりしますが、他の手段はいろいろと制約が多いと思うのです。
たとえば、ホームページで公開するにしても容量無制限なんてプロバイダがあるかどうか分からないし、自分でサーバ立てるにもお金とかメンテナンスの時間とかセキュリティ対策とかめんどくさいし、FTPサーバも然り。
そういう状況から考えると、P2Pはデータ公開するのに非常にお手軽で良い、という感じがします。
(違法なコンテンツを公開するのは問題ありますが)
作りたかったのは広大なデータライブラリ (スコア:2, 興味深い)
で、あるならば、現状のキーとファイル名のみによる検索方法は、あまり便利ではないと思います。
# いかにも、「ここにこんなオイシイものがあるよ」ということを BBS で囁きあって、悪さをするために、現状の検索機能を提供していたかのようにも見えてしまいます。。。
データの種類 (文書、画像、音声、動画、etc...)、カテゴライズされたキーワード (政治、経済、科学技術、萌え、お笑い、音楽 (さらにロック、ジャズなどに細分化)、美術 (さらに絵画、立体などに細分化)、etc...)、対象年齢、ライセンス形態などのオプションが、検索のために用いられるようにデータベース化することができれば、非合法でない活用の仕方にも広がりをもたせることはできるのではないでしょうか?
それを目指しているのが CC で、 CC を実現するのに P2P ネットワークが非常に有効なツールになりうる、とは思います。逆に、そのような要素が Winny の機能からは見受けられないからこそ、素直に Winny を擁護できないでいる方々もたくさんいらっさるのではないでしょうか?
# 利用者ではないため、BBS 機能が Winny 利用者にどのような活用シーンを提供していたかについての知識はなし。どなたかフォローをお願いします。。。
むらちより/あい/をこめて。
セマンティックP2P? (スコア:2, 興味深い)
そういう感じでファイル(あるいはエンティティ?)にいろいろ付加的な情報を加えていくというアイディアって、なんかセマンティックwebの発想に似てきますなぁ。しかも、P2Pに持ち込むとメタデータを理解および処理するエージェントを(Web検索エンジンのような一極集中ではなく)ユーザ毎に作り込む(あるいは作り込んだものをユーザに使ってもらう)ことができます。もしかしたらWebでやるよりも本来のセマンティックWebに近いものができるかも知れません。
もっとも、雑誌や口コミだけでWinnyの存在を知った人にセマンティックWeb/P2Pがどんなものなのか分かってもらえるのかというハードルはありますが。簡潔に説明できないとやっぱり嫌われそう。
理想世界のデータベースを構築するなら (スコア:2, すばらしい洞察)
しかし、無償ボランティアベースでデータの種類、カテゴライズ化されたキーワード、対象年齢、ライセンス形態などのメタデータを漏れなく入力させるのは難しいでしょう。ましてや、法改正や利用形態の変化などによるメタデータ書式の変化に対して、書式間の矛盾が生じないように新しい書式を定義し、メンテナンスするのは非常に難しいと思います。
私は利用者ではないのでWinnyの利便性や詳しい使い方は知りませんが、キーとファイル名のみによる検索方法を提供するという単純な手法を採用したこと自体は実験的なデータベースの初期実装として悪くない選択だと思います。ふたつの難しい目標を同時に実現しようとするは破綻への第一歩です。そして、私の考えでは、ボランティアベースで運用される効率的なP2Pネットワークを構築するという目標は、十分に「難しい目標」の部類に入ります。
_.. ._._._ _... ._._._ ._. ._._._
物は試しだ。コメントのしきい値を2にしてごらん
Re:関連情報 (スコア:2, 参考になる)
そのほかにいくつか。
Re:ユーザの問題 (スコア:2, おもしろおかしい)
まず刑務所増設しないと。
住宅地に作るとシムがうるさいから工業地帯あたりに。
警察署の増設をする時はマップを見ながら効率的にやろう。
Re:ユーザの問題 (スコア:2, すばらしい洞察)
刑務所の前に留置所と拘置所が必要になります。
刑務所は、懲役刑が出る頃に完成すればよし。
それから、中には未成年もいるだろうから
(っていうか、金出して買えずに、違法コピーに走ってるんだから
お小遣いが少ないお子ちゃまの方が多いかもね。)少年院も増設ね。
音楽より小児ポルノや盗撮映像で摘発し続けるべきだっ (スコア:2, 興味深い)
誰が傷ついているかという問題とP2Pソフトウェア開発者の摘発とは無関係なはずではあっても、続々と小児ポルノや盗撮映像で摘発され続けていたら、私だって開発者の逮捕を肯定し、匿名P2Pソフトウェアの法的規制を支持したかもしれない。
しかし、コピー防止CDモドキで不自由かつ不愉快な思いをさせられ、今度は個人輸入までもグレーな行為にされそうな私は、自分を泥棒扱いする商売人たちに同情心を持てなくなってしまっている。
Re:みなさん曲解がお好きなようで (スコア:3, 興味深い)
>そういう連中が、この先あったかもしれないWinnyによる「創造」の可能性を殺したわけで、
>トラフィックの15%を占有してたわけで、
>かの教授のインタビューも、その後の状況も、
>「そういう連中」に味方はしていない。
ここらへんだけ同意。
ついでに言うと、広く世の中に知らしめる記事を出版した出版者や、機密情報を流出させて報道されてしまった公務員の方々も、責任重大だと思う。作者なんかよりも。
府警曰く「著作権法違反の意図を持って」作られた
そんなツールの使用を事細かく解説して違法行為を煽ったり
そんなツールを、よりによって公僕が公務に使うPCにインストールしていたのですから。
ふざけるな、と。
Re:みなさん曲解がお好きなようで (スコア:2, 興味深い)
Winnyも、合法的な使い方で「文化の発展に寄与」できれば、
捜査の対象は自然と違法な利用者に対して
行われるようになったでしょうね。
#商用ソフトウェアの共有というアンダーグラウンドなカルチャーは
#発展しましたが。
とはいえ、ファイル共有ソフトの発展的使い道、まるで思い浮かばず。
話題だから試しに使ってみようと思っても、何に使ったらいいか
さっぱり分からず、結局手付かずです。
オフトピ気味ですが。 (スコア:2, 参考になる)
まぁ、文化の発展に寄与してるようには見えないですよね。
--
「なんとかインチキできんのか?」
訂正 (スコア:2, 興味深い)
の方がが正確ですね。
(逮捕肯定派)∋(Winnyユーザー)
である Winny ユーザーが存在する可能性があるので(笑)
Re:TV録画の著作権で質問したACです^^ (スコア:2, 興味深い)
ただし、第113条(侵害とみなす行為) [houko.com]では、著作権などの侵害によって作成された物について、侵害の事実を知った上で頒布ないしは頒布のために所持することも著作権などの侵害とみなします。したがって、本件で受信者が著作権などを侵害していないことを確実に立証するには、
のいずれかを証明しなければなりません。いずれも状況によりけりでしょうかねぇ...
Re:著作権法で素朴な疑問です。 (スコア:2, おもしろおかしい)
ってのを根拠に 「○○を録画した人,結婚してください」ってのが fj でありましたね.
Koichi