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8301 story

さよなら国際テレックス 88

ストーリー by Oliver
ホントのtty 部門より

Futaro 曰く、 "KDDIは50年続いた「国際テレックス」のサービスを2005年3月末で終了する。(プレスリリース毎日インタラクティブの記事))
Windows3.1なんかの時代には「パソコンテレックス」なんてのもあって、使っていた人も多いと思うのですが、もうテレックスなんて古い人しか知らないのかな?8ビット時代のパソコンOS、CP/Mとかでは、テレックス端末を人間用の入出力装置に使っていて、そのときに使われた文字コードが「ASCIIコード」。今のUNIXとかPCが基本キャラクタセットとして使っているASCIIキャラクタセットは、もともとテレックス(テレタイプ)で使っていたものをそのまま流用したものなんだけど、そんなこと知ってる人はもう少ないかも。シリアルの通信も、もともとはテレックス用だった。"

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  • つい数日前、海外の航空会社のチケット(ネット予約したもの)を
    キャンセルしようと日本支社に電話した時のこと。
    オペレータの人いわく、
    「すぐテレックスを打ちますが、代金をお返しするまで時間がかかるかと…」
    で、いまどきテレックスなのか、と思ったのが記憶に残っています。
    海外→海外、のチケットを現地受取の形で手配したものなので、
    現地の本社に連絡する必要があったらしいのですが。

    まだまだ現役のところもそれなりにあるのかも知れませんね。
    • by Anonymous Coward on 2004年06月04日 23時03分 (#563218)
      某旅行代理店グループからホテルへの予約情報通知ははテレックスでございます。といっても一年半前にこの目で見た情報。いえいえ、着信時点に電子情報をハードディスクに記憶する方法は信用できませんので着信と同時に専用のプリンタで印刷されます。目に見えて紙が送り出されましてフロントの人はそれを確認後切り取り線で切りとって即時にコンピュータ入力してました。うそみたいだったなぁ。もちろんあとで突け合わせもしますが。
      親コメント
    • 三井住友カードの裏面には,カード会社の連絡先として住所,電話番号に加えてTLX NO.が記載されています…

      --
      HIRATA Yasuyuki
      親コメント
  • 何だか・・・ (スコア:3, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2004年06月04日 21時04分 (#563147)
    何だか中途半端に古い事を知ってるようで、ツッコミ所満載なんですが・・・
    このタレコミ

    とりあえずテレックスの歴史からすると、8ビット時代のパソコンなんてごく最近の話だ!
    とだけ言っておこう

    • Re:何だか・・・ (スコア:5, 参考になる)

      by Abendrot (8840) on 2004年06月04日 21時51分 (#563177) 日記
      とりあえず参考資料:Telegraphy [wikipedia.org]
      #日本語版には翻訳がありませんので念の為。

      ここから出てくるけど、国際テレックス(テレタイプ)のコードはBaudot code [wikipedia.org]でしたね。アマチュア無線のRTTY(Radio TeleTYpe)をやった人ならおなじみ。

      テレックス端末として良く使われたテレタイプ社のモデル32のASCIIコード版が有名なモデル33で、特にテープリーダー/パンチャーのついたモデル(Automatic Send-Receive)をASR-33 [pdp8.net]といいました。これは初期のミニコンやマイコン開発キットでも使われましたので、CP/Mなどはこれをコンソール端末としてサポートしています。

      なお、軍用などのモデル(M-5とか15とか)はもっとずっとごつくて、それらに慣れた人はモデル32/33を「プラモ」と呼んで馬鹿にしていたそうな。
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      • by kei100 (5854) on 2004年06月05日 3時42分 (#563336)
        うちの倉庫に未だASR-33が保存されてるんですが、
        重い上に、電源入れるとすごいうるさいです。
        # モーターでドラムが回り続けてるみたい。
        ベル音(Ctrl+G)も本物のベルが鳴るとか結構新鮮でした。

        インタフェースは5bit電流ループバック式とかなんとか。
        メンテをしてないのと保存環境があまりよろしくないです。
        紙テープのボタンが壊れてるのが可哀想な状態で
        今日も適当に保管され続けてます。

        謎のマイコン(多分親の自作?)がつながりっぱなしですが、
        そっちは怖いので火を入れてませんがそっちも保管されてますね。

        > それらに慣れた人はモデル32/33を「プラモ」と呼んで
        > 馬鹿にしていたそうな。

        とりあえず、ASR-33でも十分ゴツイんですけどねぇ・・・
        もっとゴツイっていやはや移動とかも大変そうだ(笑)
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  • FAXが日本で発達したのは、テレックスじゃ日本語が自由に
    扱えないためだと聞いたことがあるのですが本当でしょうか?
    --
    And now for something completely different...
    • by Anonymous Coward on 2004年06月04日 22時34分 (#563202)
      電子情報通信学会編「画像・メディア工学」(吹抜敬彦著)(コロナ社)には「1970年代当時、画像通信は将来の通信として期待されたが、事業としての成功はFAXだけであった。特に電話回線の開放により自由に接続できるようになり、テレタイプが普及していなかった日本では顕著であった」とあります。

      テレタイプは専用のオペレータが必要で、回線も専用線による接続、それに騒音が凄かったので一般オフィスには置きにくいなど扱いにくい面があったのではないでしょうか。

      会社に入りたての時期はFAXが普及し始めていたころで(G3規格はまだだったかも)まだ高価だし、放電プリンタ方式なので受信後普通紙コピーをとらないといけないなど制約がありましたが、手で書いてすぐに送信できるという点はずいぶん魅力的に思えたものです。

      #ちなみに、当時は図面を「リコピー」(ジアゾ)で青焼きしてました
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      • >当時は図面を「リコピー」(ジアゾ)で青焼きしてました
        「リコピー」と「ゼロックス」.どっちも今は死語になりましたね.
        ぼくは,文字通信だけでは不十分な分野だったので,もろに「手紙」で
        やりとりしてた送り先が,1980年代終り頃まであったですな.
        ヨーロッパだと,FAXなくて,テレックスしかないところも多かったし.

        はて,電子メールでかな漢字が通るようになったのはいつ頃だったかな.
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    • by Anonymous Coward on 2004年06月04日 22時03分 (#563184)
      自由に、ってどういう意味で使ってる?

      テレックスでも、ちゃんと日本語は使えますよ。
      ローマ字になりますが。
      (英大文字と数字、若干の記号)

      今の電子メールとかでも、自由には使えませんな。
      文字コードにない字だとね。
      双方合意の上で独自コードを使うとか、ビットマップやベクターデータで送るなら別ですが。
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    • by seeds (20964) on 2004年06月04日 22時15分 (#563193)
      私の持っている『情報処理ハンドブック』(編:情報処理学会 オーム社:第1版第5刷昭和47年)によりますと、

      「文字、図表、写真などの静的画像を電気信号に変えて伝送し、受信地点で原画と同様でしかも永久的な記録画像をうる通信方式をファクシミリという。……」

      また、註釈として、データ伝送に区分されない、となっています。
      キーパンチャ(!)などの人手を介することが無いので、誤字や特殊技能を必要としないことが大きなポイントのようですね。

      --
      /* Seeds */
      親コメント
    • たしか、FAXの規格制定はKDDが音頭とってやったんじゃなかった
      でしたっけ。製品開発も国内メーカ主導だったような
      親コメント
  • by virtual (15806) on 2004年06月04日 21時16分 (#563158)
    5ビット+スタートストップビットでしたね。
    で、記号を打つ時はシフトしてたっけ。
    タイプライターそのままって感じだったかな。
    • by M52 (22441) on 2004年06月04日 21時43分 (#563174) 日記
      アマチュア無線の世界では、RTTYのファンの人それなりにいそうですが、今時やっぱ少数派なのかな?
      親コメント
      • by Abendrot (8840) on 2004年06月04日 22時02分 (#563183) 日記
        いまどきでなく、昔から少数派ですね(笑)
        #今はアマチュア無線そのものが少数派ですが...

        以前は電話級ではできませんでしたし、主に14MHz帯で運用する人が多かったので、実質的に2アマ以上が必要でした(15mにもいたけど)。

        マイコン時代の初期(パソコンという言葉もないころ)には、やかましいテレタイプ端末をマイコンに置き換えるというのが結構はやっていたようです。これで初めてUARTなどを使った人も多かったのでは?
        あと、80年代にはPCを使って自動再送などを行うAMTORとかいうのもありましたっけ。

        でも、パケット通信が使われるようになってからは、本当に一部の好事家のものになったんではないかと思います。
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      • by shishou (11510) on 2004年06月05日 17時44分 (#563760) 日記
         少数派でしょうねぇ。私は電信級(これで年代がばれる)だったため、
        21MHz専門でした。
         当時アマチュア無線でのパケット通信用TNCに、おまけでRTTY対応
        できる機種があったんで、そこから足を突っ込みました。
         TNC-24MK2だったかな。でもシフト180Hzになってくれないので、外付けRTTY専用
        モデムも買い足しました。(HM101だったかな)
        ただ、通信として利用することはほとんどなく、新華社通信だったり
        気象通報を読むための専門機になってしまいました。
         
        --
        −−飛ぶ鳥を逃す勢い−−shishou.−−
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  • by ribbon (11750) on 2004年06月04日 21時56分 (#563180) 日記
    そうですねえ、15年以上も前ですねえ。
    もちろん、CRTを付けたタイプの端末でしたが。
    #印刷部分はバトミントンタイプだったかな。

    でも、テレタイプ(電信)という名前は当分残りそうですね。

    NTT=日本電信電話 ですから。
  • jargon (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2004年06月04日 22時59分 (#563213)
    FYI, THXなど電子メイルなどで使われているジャーゴンは,文字数単位で課金されたテレックスに由来があると聞いたけど,それらは生き残るのかな?
  • by ncube2 (2864) on 2004年06月05日 3時38分 (#563334)
    船が難破して美女一人と男二人が無人島に流されたら

    ・フランス人なら男二人で女を共有する
    ・イタリア人ならどっちの男が女を取るか決闘をする
    ・日本人ならどっちの男が女を取るか本社にお伺いをたてるためテレックスを探す

    てのがありましたなあ。
  • by jim-vrtx (16640) on 2004年06月05日 4時31分 (#563339) 日記
    テレックスを使い始めた頃、あの紙テープを使っての
    電文訂正に嫌気がさしてフルスクリーンエディターを作ったまでは
    良かったけれど、紙テープのリーダーの部分を改造しようと
    当時としては特殊な発行素子であった"不可視光線発光ダイオード"
    のメーカをあれやこれやとコネを使って探し出したものです。
    某O電気さんでしたが、「この発光ダイオードを売って欲しい」と
    申し出たところ、用途を聞かれて答えたら、
    「各社さんから同様のお引き合い頂いているのですが、
    情報保安上お答えできません」
    とのことでした。
    今思えば、たったあれだけのシンプルな機能の機械に対して
    たった9個のLEDを光学的に使っても保安上の脅威なんて
    作りようがないと思うのですがねぁ。

    ”爪の垢を煎じて飲ます”ということわざを思い出したニュースでした。
  • 国際テレックス交換サービスですよね。知らない方も多いと思いますが、公衆向けテレックス網というのは、電話と同じで、テレックス番号を持った加入者同士が、相手の番号を指定して通信する交換網サービスです。

    低品位符号の専用線でテレックスを使うユーザはまだまだいるのかもしれませんね。

    10 年程前でも、アフリカのとある国など頻繁に電話が通じなくなる場合には、テレックスを使っていました。一つの時代が終わるというか、感慨深いニュースです。
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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs

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