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8650 story

対ひきこもり専門会社 280

ストーリー by koyhoge
これもビジネスチャンスなのか 部門より

Anonymous Coward曰く、"はてなの杖日記経由。初めて知ったのだが、「ひきこもり」を“ひきもどす”ことを専門に請け負う「有限会社ひきもどし」という会社があるらしい。そんなことがはたしてビジネスとして成立するのか?と思ってしまったのだが、キャンペーン実施中のページにあるとおり(!)すでに300人を“ひきもどした”実績を有しているらしい。ページ全体もボランティアサイトでよく見かけるようなホームページビルダーで作ったイタイデザインでなく、flash込みのかなりきれいなサイトにデザインされており、「ひきこもり」という言葉につきまとう暗さや、希望のなさとは全く無縁なものになっている。「引きこもりライブ中継」なんぞは仰天の企画で、一歩間違えれば殺傷沙汰に発展しかねないように思えるだけに、関係者の苦労を勝手に忍んでしまうのだが(^^;、はたしてこの会社どう思う?"

koyhogeによる追記:いくつかフォローがついていますが、これは畑 泰介監督の同名の映画の宣伝サイトでした。仕掛け人はここかな。いやー騙されました(笑)

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2004年07月29日 6時51分 (#597517)

    社会問題を題材にしたコメディ映画っていうのは昔からよくある手法なのでそれ自体は否定はしないけれども、このフェイクサイトはちとやりすぎなんじゃないのかなぁという気がする。

    # ジョークサイトならわかりやすいところにネタばらしが書いてあるだろうと思ったけど、あちこちクリックしてもはっきりそれと分かる情報がなくて、「ひょっとしてマジなのこれ?」と思ってしまったクチなので。

  • 有限会社法 第3条2 (スコア:3, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2004年07月29日 6時58分 (#597519)
    有限会社ニ非ザル者ハ商号中ニ有限会社タルコトヲ示スベキ文字ヲ用フルコトヲ得ズ
  • by FUTIKOMA2 (18495) on 2004年07月29日 1時32分 (#597452) 日記
    本人にとって幸せなのかどうか……。

    #元引きこもり&今も引きこもり願望あり
    • by ken-w3m (14150) on 2004年07月29日 2時00分 (#597465) 日記
      サービス内容や経営理念を見る限り、何が何でも引き戻すという方針のようですね。
      それ以前の引き戻すべきかどうかや、(時間や労力の)コストがどのぐらいかかるかといった
      コンサルタント的なことにはあまり触れられていません。

      引き戻されたことが、当人にとって嫌な思い出とならなけばいいけど。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2004年07月29日 3時13分 (#597488)
    あえてACで投稿しますが、結局はです。親や親戚が大事なんですよ。

    実は、引き篭もりは日本だけの問題では無くて、他の先進国でも存在します。イギリスの例で言うと、まあ、20越えて、生活保護、住所は政府の用意したアパート。毎週一万円くらい政府から支給(この生活保護と引き換えで、職業訓練を受ける約束をさせられる)。結局は、貰った金は、大麻、タバコと缶ビール(金が無い時はサイダーと呼ばれるアルコール飲料)に消えてしまいます。職業訓練にも、もちろん行きませんね。で、結局、家でブラブラとソファーの上で朝早くまでテレビを見てます。これを延々と続ける。当然、頭の中は、女の事ばかり。

    最後には政府からもソーシャルワーカーからも愛想をつかされるんです。で、何をするか。人間、食わないと行けないですから、当然何か事を起こします。手っ取り早いところで、まずは合法的に、所持品を売ります。次に、売る物が無くなったら、犯罪に手を染めます。四半世紀の人生でこつこつと築いてきた、移民とか白人でも低所得層のダチのコネ等が助けとなります。例えば、エントリーレベルの大麻販売は、大体儲けが、小指の先くらいの売りで400円位。実売で、友達価格で、2400円くらい。(なので、普通ならば、まともに働いた方が儲けるんですが、その技能さえ持ち合わせてない。学校行ってませんから。政府の援助で学校行っても続きません。)仕入先ルートとの信用が出来てきたら、その他にも商品の種類が色々ありますけど、(略)携帯を使ったネットワーク使った知り合いの口コミでネットワークを広げていくみたいなんです。(大麻は、近年Cクラスに引き下げられ、ステロイド等と同等の扱いになったが、それでもこういった取引は、まだまだ違法)需要は、十分にありますしね。一般の白人中流でも普通に消費しているみたいですし。マーケットは広い。他の生き残り対策としては、コピー音楽CDやコピーDVD売ったり、色々。将来真っ暗で、自殺も考えるみたいです。

    親はと言いますと、「自分の責任ではない」と無関心。普通の家庭なら、親父がパブにでも連れ出して飲ませたりして、真っ当な道に戻してやるってのが、筋なんですけど。親としても、在るべき安全で幸福な生活を見せられない場合、まあ、いわゆる、まともで無い場合、不幸になってしまうと言う様な人を多々見てきました。

    あるべき生活なんて物は、ごく普通な物。。。らしい。まずはそういう事を提示しなければ。

    え~、「将来独身孤独風俗ロリショタオタクで人生終える事確定してますので、あきらめて下さい」では、当然アレですね。それか、感覚を麻痺させて、ゾンビの様に人生全うさせる様に洗脳するか。萌え系伽羅をソーシャルワーカーが紹介するっていう手もアレゲでいいのか。。。それでも結局行き詰まりですよ。
    • by SG152BMSK (21862) on 2004年07月29日 12時32分 (#597669)
      >四半世紀の人生でこつこつと築いてきた、移民とか白人でも低所得層のダチのコネ等
       
      外部にダチとかコネがある時点で、引き篭もりとは違うのでは。
      2chで引き篭もりという言葉が乱用されてから定義が曖昧ですが、
      本来の(精神科のお世話になるような)引き篭もりは、もっと暗くて
      深刻だと思いますよ。親とさえ顔を合わせるのが嫌、コンビニで
      買い物をするのも怖い、友達はもちろん知人さえほとんどいない、
      部屋から出られない(出たくない、ではない)。
       
      あなたが言うそれは、引き篭もりというよりは
      怠惰ですよね?
      引き篭もりというのは、人間関係で何らかの精神的大ダメージを受けることで
      外部の人間との接触を拒んでしまう行為だと思います。
      その大ダメージは、瞬間的かつ致命的なものだけではなく、長時間じわじわと
      蓄積されたダメージを含み、攻撃元は親であることもあります。
      親コメント
    • >親や親戚が大事なんですよ。

      これには同意しますけど、その後に連なる事例に関しては同意できかねます。

      >当然、頭の中は、女の事ばかり。

      と言うことは男性だけが「引きこもり」になってしまうのでしょうか?

      また、ドラッグに走るだけが患者ではないと思うのですけど…。

      // あたし噛み付いてるでしょうか…。
      --

      ----
      :oすずめのおやどはどこじゃろぉ
      ('>ぴよぴよ
      親コメント
  • by cartolina (21568) on 2004年07月29日 23時57分 (#598086) 日記
    本サイトは、近日公開予定の映画「有限会社ひきもどし」の中で登場する映画内の架空の会社のサイトです。 実際には、存在しておりません。

    映画の告知、映画を見た方が後から見て楽しめるようにという目的のもと立ち上げられました。
    映画の詳細については、近日中に公開致します。

    今そのサイトを見たら、「NEWS」のところにこう書いてありました。また、トップページ下のところに、「映画のお話しです(※この会社はフィクションです)」と書かれています。

    これ、今朝の段階では、確か、なかった……ですよね?
    既出でしたらすみません。「誰でもネタとわかる」かどうか、の点で、話がかみあわないといけないので……。
    • 制作元を見ると [kayac.com]まだ一般公開していないみたいなことが書いてありますが、
      バッチリ世界中に大公開状態なんですよね。

      非公開だったら何らかのアクセス制御くらいはするもんじゃないか
      と思うのですが、その辺どうなんでしょうか。いや聞かずとも結論は分かりきってますが。
      制作会社(個人?)がヘタレなだけですね。後で不正アクセスだとか騒がれなければいいんですが。

      上記のところでは

      映画の架空の会社とはいえ、ひきこもりの親子さんの気持ちを
      考えると、若干懸念あり。

      などとも書かれているので、何となくこのままではまずいんじゃないか程度には
      感じているようですね。
      でも、ドメインきちんと取って、データをサーバーにアップして、ほぼ正式公開も同然の
      状態までになっているのに、今からちゃんと諸々の問題点を解決するとなると、
      ここまで作ったほとんどのコンテンツを破棄して丸々作り直しになりかねないんじゃ
      ないでしょうか。いやもう大変ですね。
      親コメント
  • by Elbereth (17793) on 2004年08月01日 3時46分 (#599170)
    なんか今日サイトの見たら、

    >テーマが難しいため、映画に先がけて公開して意見を募っておりましたが、
    >頂いた皆様の意見をふまえて、現在サイトの方の公開を一端ストップさせて
    >頂いております。

    ということになったようです。
    有限会社ひきこもりがひきこもってしまいましたか。

    というアオリはおいといて、

    >監督並びにスタッフ一同にて検討をしております。

    ということなので、いろんな意味で今後に注目、ですかね。
  • by saitoh (10803) on 2004年07月29日 1時32分 (#597453)
    三途の川を渡りかけた人をひきもどす会社かとおもった。

    しかし、産業として成り立つだけひきこもりは多く深刻なんですねぇ。 誰でしたっけ? 引きこもりは贅沢病だといって反発を食らっていたのは。

  • すばらしいオフィシャルサイトくささ。

    でも定番サービスの06「出張」はまずいでしょ。
    ジョークだって分かりやすいようにやってるんだろうけど。
    顔出しまでして大変だなー
    • by Ypacarai (20383) on 2004年07月29日 1時39分 (#597456) 日記
      映画の宣伝?!
      http://homepage2.nifty.com/betty/ohsugi/new_sche.htm
      親コメント
  • 人の弱味に付け込んだサービスか…
  • >ホームページビルダーで作ったイタイデザインでなく

    エントランスから一つのリンクをクリックしただけですけど
    「サイト内リンクなのに新規ウインドウを開き『ウインドウサイズを変更する』」
    だけであたしとしては十分痛かったり…。
    それだけで見る気を無くした人…。

    // 愚痴ですので「聞き/見」流してください…。
    --

    ----
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    ('>ぴよぴよ
    • Re:十分痛い… (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2004年07月29日 5時06分 (#597507)
      「ホームページビルダーで作ったイタイデザインでなく、flash込みのかなりきれいなサイトにデザインされており…」
      に引っかかりました。何を言っているんだタレコミ人は。

       ぶっちゃけ、ボランティアで見よう見まねで一生懸命サイトを立ち上げてる方々の事をあざ笑い「イタイ」とあげつらうオノレが痛いんじゃボケと、声を大にして言いたい。タレコミ人はあまり深く考えて投稿したようには思えないが、まともな神経をもった人間とは思えない。

       さらに、そのタレコミをあまり考えずに垂れ流す編集人の馬鹿さ加減にも、絶望的な痛さを感じる。お前は馬鹿か?
       所詮、何ら責任も義務も無い趣味の雑談サイトだ。世間を知らない浮ついた学生気分で、ウケるネタを垂れ流せば食いついてくる。そんな軽い気持ちで掲載したんだろう。どうせ。
       だが、記事を採用し、記名で編集を行う意味を、もう少しちゃんと考るべきじゃないか?

       
      親コメント
  • かなりマジレス (スコア:1, フレームのもと)

    by Spatz (19753) on 2004年07月29日 3時49分 (#597496) ホームページ 日記
    >仕掛け人はここかな。いやー騙されました(笑)

    では済まない内容だと言うことをご理解頂きたいです。

    リンク先をチェックし「怪しい」と判断できる状態であるならいざ知らず、
    それが難しい状態の人間のうち、これが原因で「少し降り出しに戻ったじゃんよ」
    とがっくり来てる人もいるのじゃないかと思うのです。

    人生「双六」の様な物だと思うのです。
    辿り着いたところに「スタートに戻る」があったらがっくり来るじゃないですか。
    それを、病院通いつつ、日々苦しみつつ耐えてきているのが、いわゆる
    「精神疾患患者」です。
    そして、世の中には「潜在的な」存在があることもお忘れなく。

    人間の脳みそをシミュレートしようと必至な道具の一つであるコンピュータ
    の(ソフトウェア含む)バグでうじゃうじゃ言ってる「人間」が、その人間の
    脳みそのことをうじゃうじゃ言わないでよね!

    ってことで一つお願いいたします。<かなり今やばい状態かも…。
    それでもID。
    --

    ----
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    ('>ぴよぴよ
    • Re:かなりマジレス (スコア:3, すばらしい洞察)

      by Yggdra (14017) on 2004年07月29日 4時32分 (#597502)
      どんなテーマの記事でも、ずっしりのしかかる人もいれば、そうでない人もいる。
      面接で落ちた企業とかライバル企業が業績好調だ、なんて記事を見ると思わずため息をつくこともあるだろうし、ふられた彼女と一緒に聞いた曲がテレビで流れるたびにチャンネルを変える人もいる。発信した当人が意図しない受け取り方をする人は、どこにでもいる。

      どんな記事も、他人を傷つけない訳にはいかない。
      それでも記事にするのは、誰かにとっては有益だと思えるからだ。

      それは「ひきこもり」ネタであろうが、なんであろうが同じだと思うんだけど。今回の記事は、直接はひきこもりで悩む人々の助けにはならなかっただろうけど、ひきこもりがテーマの映画が生まれたことを、そういうのに無縁っぽい技術者たちに知らしめる役には立った。それが回り回って、いつかひきこもり解消に役立つかもしれないじゃん。(いや、可能性としてはある、ってだけだけど)

      ここで記事に取り上げられたのは、意図して引きこもっている人をあげつらおうとした訳でもなさそうだし、「では済まない内容だと言うことをご理解頂きたいです。」なんて、堅く考える必要もないと思うけど。

      # 極端に過敏になるテーマがあったら、コメントを書くより、無視する方がいいと思うけどなあ。
      親コメント
      • by MIYU (17727) on 2004年07月29日 11時30分 (#597643)
        > 発信した当人が意図しない受け取り方をする人は、どこにでもいる
        で済ませて良いのは、発信がマトモである場合です。

        例にあがっているのは、全部相手に「特定の意図」がないケースですが、
        このサイトの場合は、明らかに宣伝のための「だまし」で
        > 宣伝なら宣伝とどこかに書いておくべきでしょう
        の部分が抜け落ちています。
        発信した当人が意図したのは「見た人をだます」事でしょうか?
        そうでないなら、「宣伝であることは明示されるべき」でしたね。

        > どんな記事も、他人を傷つけない訳にはいかない。
        > それでも記事にするのは、誰かにとっては有益だと思えるからだ
        実体とかけ離れた「虚構」をそうとわかって楽しむ人と
        虚構だと気がつかないでだまされて信じ込む人と
        助けを求めてWEBでこれを読んで落胆した人と
        どこに視点を置くべきですか? 

        「虚構」があって結構です。きちんと明示されていれば。
        事実と虚構とが同一の所にある場合、人間は事実として把握している部分に基づいて全体を事実だと誤認する生き物です。そして、一般に良く知られていない事について、虚構が断り無く提示されていれば、それは事実として誤認される可能性が高いのです。このタレコミのように。
        事実と異なる事を認識されても、病気の人の助けにはなりません。
        これは、このままでは非常に害のある広告です

        私にも極端に過敏になるテーマが有りますが
        「踏みつけられた側」には反撃をする権利が有ると思います。
        「踏みつけた側」に踏みつけた事実を認識してもらう為に。
        そして、善意の大多数が「踏みつけなくてすむように」
        > それが回り回って、いつかひきこもり解消に役立つかもしれないじゃん
        というような「善意から出た誤解」が広がらない様にするために

           # こういう話で自分の事を語るのは大変なのです。
              そういう部分も勘案して某人のコメントを読んでみて下さい

        親コメント
        • by Yggdra (14017) on 2004年07月29日 13時20分 (#597703)
          > 発信した当人が意図したのは「見た人をだます」事でしょうか?

          発信した当人の意図は、話題に上らせることだろう。
          だます、というと悪く聞こえるけど、広告には結構つきものでは。まぁ、広告っぽく見えないのはどうかと思うし、ちょっとやりすぎだろうと思わせる部分はあるかな。

          > どこに視点を置くべきですか?

          別にここはジョークサイトではないけど、別に精神疾患関係やひきこもり支援のサイトでもない。片方の視点で固定しなければならない、というものでもないよね。それに、弱者には優しくあるべきだ、というのは理念としてはいいんだけど個人レベルで強制されるべきものでもない。(ひきこもりが弱者だとは、私は思わないけど)

          > 事実と異なる事を認識されても、病気の人の助けにはなりません。
          > これは、このままでは非常に害のある広告です

          いくつもの考え方があるのは承知の上で、私は、まずは認知してもらうことから始めるのがいいと思っている。

          どんなことであれ、問題になっていることが認知されなければ話にならない。だから、こんな形であれ話題として取り上げられたのはよかったと思うし、あなたのように考えている人がいる、ということが分かったのも(結果論ではあるけど)一つの良い結果だと思う。

          > 「踏みつけられた側」には反撃をする権利が有ると思います。

          権利を行使するのは個人の自由だと思うよ。
          だけど反撃される側が、だまって反撃をうけるとは限らない。反撃することで、過敏になっているものをさらにえぐられる、というリスクが伴う。それを恐れないなら、好きにしたらいいんじゃないかね。

          > というような「善意から出た誤解」が広がらない様にするために

          誤解と断じられるのは心外だなぁ。
          あなたの考えとは反しているだろうけど、あなたの考えが「ひきこもり」とその関係者の総意であるわけじゃないよね。「ひきこもり」関係者の中には、より問題が知られることで解決につながると思っている人がいるかもしれない。というか、いる。
          親コメント
          • ひきこもりが弱者だとは、私は思わないけど
            貴方が「ひきこもり」として知っているお知り合いの方と、私がNPOの交流会で伺った社会復帰の為に支援活動を受けている「ひきこもり」の方々(皆さん10年以上になっているらしいです)とは、きっと違う状態なのでしょう。
            「ひきこもり」はいろいろなものを一括りにした「状態」の呼び名です [nhk.or.jp]。「社会にさわれなくなった・社会との関係が持てなくなった」という事は共通しますが、背景に有る原因はいろいろなので、病気としての治療が必要なことも有ります。そういう基礎知識は普通にみんなが知っているという状態が望ましいですよね。

            ひきこもりの概念が違っているようなので、宣伝広告としての問題点

            これが紙の大規模な媒体、例えば新聞で「広告」と表示されずに掲載されている状況を考えれば、(普通有り得ませんが)、問題点がわかりやすくならないですか?
            消費者に迷惑や被害を及ぼすウソや大げさ、誤解をまねく広告を無くす」、という広告が受ける社会的な制約についての概念はJAROがまとめています [jaro.or.jp]ので読んでみてください。これは「ちょっとやりすぎだろう」ですむ話でしょうか?

            「宣伝のための広告(虚構)」の否定では無いです。真面目なモノ以外はイカン!! という話でもありません。広告という社会的な行動についてのルールを守っているかという部分と、これが迷惑や被害を及ぼしても「社会との関係が持てない」というのが「ひきこもり」なのでその把握が難しいという部分と、私にはこのサイトには二重に問題が有るように見えるのです。

            ついでなので、「インターネットホットライン連絡協議会」というものが有ります。夏は子供がWEB上にいる時間が長いので、該当者の方々…多分あまりいないでしょうが… 相談の種類と主な相談窓口 [iajapan.org]辺りをあらかじめ見ておくと有用かなと思います。
            インターネットホットライン連絡協議会は、インターネットに関するいろいろな問題の相談・通報窓口の実務担当者相互の情報共有や連携を目的として、2000年12月に設立された緩やかな連絡組織で、事務局は、財団法人インターネット協会にあります。現在49団体29警察が参加しています。
            # WEBでも広告についての社会的な概念は同じでしょう
            親コメント
          • 人間なので (スコア:2, 参考になる)

            by MIYU (17727) on 2004年07月30日 9時20分 (#598204)
            > 弱者には優しくあるべきだ、というのは理念

            ではないのだけどね。
            私は「自分がふみつけられたくないので」
            踏みつけられないですむようにしているだけです。
            弱い側が出来るのは強い側への「お願い」だけなので。
            説明されてもわからない人はたくさんいるし、
            私にとってはむしろ自衛行動でしょうか。

            「個人レベルで強制されるべきものでもない」
            とあなたがいう所の「弱者には優しくあるべきだという理念」を
            形にしたものが、例えば「健康保険」というものです。
            あなたが今自分が持っていて当然だと思っている分も
            ひとつひとつそういうものを形にしてきた結果なのだ
            という事も考えてみてね。

            「私は弱者になどならない」は有り得ないです。
            年をとらない、死なない人なんてだれもいないから。

            別に大したことじゃないのよ。
            私達はみんな自分ができる事をするのだし
            自分と同じ事をしない人をとがめてもしかたない。

            定年後にボランティアに参加してくる男性には
            「しなければいけない」派が結構いるのですが、
            自分が「してやっている」になるので
            うまくいかない事も多いです。
            何もしない事をやましいと感じて
            それを義務として自分に強制してもうまくはいきません。
            もちろん、他人が強制する事にも意味は有りません。
            自分がそうしたいと思わないかぎりは。

            そうやって、人がつながって作り出している「社会」と
            接点が無くなった状態がひきこもりです。
            私は人間なので、そういう状態は哀しいと思います。

               # 記事に関係ないけど これはID
            親コメント
      • by Anonymous Coward on 2004年07月29日 6時27分 (#597515)
        # Anonymous でごめん。
        # けれど、わたしにもキツ過ぎて、ID の履歴に残したくない。

        したくても完全には無視できないですよ、おそらく。
        コレは、面接落ち、ライバル、ふられた、なんていうレベルのきつさではないから。

        あなたのコメントも「発信した当人が意図しない受け取り方」をされています。
        わたしは「なんて甘い考えなんだろう」と読んでしまいました。

        だから、コメントがやり場のない感情の出口になっても悪くない。
        そして、あなたにはコメントの在り方なんて規定できない。
        ≪ひきこもり≫というテーマが、当事者ばかりでなく支援者の心身をもこれほど蝕んでしまう
        はてなダイアリー - Freezing Point [hatena.ne.jp]
        親コメント
        • Re:かなりマジレス (スコア:2, すばらしい洞察)

          by Yggdra (14017) on 2004年07月29日 9時34分 (#597575)
          > だから、コメントがやり場のない感情の出口になっても悪くない。
          > そして、あなたにはコメントの在り方なんて規定できない。

          規定してるつもりはないよ。お節介なアドバイスのつもり。
          だからわざわざ # 付きで、本文とは別に、補足的に書いたんだけどな。

          感情の出口になったら、感情的な反論を生んでしまう。それがまた自分の感情に火をつけて……そんな悪循環になるなら、コメントしない方が精神衛生上いいんじゃないの、と。
          議論する相手をよく知っていて、感情的な意見を理性的に受け入れてくれる余地があるなら別だけど、公共の場で感情的になるのは、発言する当人にとって危険だと思う。

          > コレは、面接落ち、ライバル、ふられた、なんていうレベルのきつさではないから。

          悪いけれど、それは比較できない。
          面接に落ちた人、ライバル企業に泣かされてる人、ふられた人の中には、当人にしか理解できない悔しさとか辛さを抱えてる人がいる。自殺しようと思うほど悩んでる人もいるんだし、単純に「コレの方がきつい」なんて言い切るのはどうだろ。

          # んー、オフトピか。
          親コメント
  • by Anonymous Coward on 2004年07月29日 5時00分 (#597504)
    みなさんそれぞれ立場があるかと思いますが、
    ある立場の意見だけが強調されているってのは
    どうにも気持ち悪いです。
    #面白い、と思うのは悪くないと思うんだが。
  • 「引きこもり」ってのは単に怠けているとかではなくて「環境にうまく適応できない」と苦しんでいる人(本人も家族も)が少なからずいるわけですよね。

    それを(たとえ映画がまじめなものであったとしても)こんなふざけた方法で宣伝するってのは、ちょっと頭にきますね。

    #記事に対してではなくて、このサイトを使った宣伝方法に対して、です。
  • by Anonymous Coward on 2004年07月29日 6時12分 (#597513)
    昔、学校で「落ちこぼれ」ということばがあった。そのことばのニュアンスは「おまえ、勝手に落ちこぼれてんだろ」みたいな、この前流行った「自己責任」みたいな言い方だった。でも、一部の人は、それは違うだろ、積極的に作ってるんだからそれは「落ちこぼれ」じゃなくて「落ちこぼし」じゃないか、と言っていた。要するにその頃の学校では5段階相対評価という「正規分布」を唯一絶対に正しいモデルということで、これに従って評価配分をしていたわけだから、誰かが「1」の評価をもらわなければいけないしくみになっていたからだね。極端な話、クラス全員が100点満点を取っても、誰かを評価「1」にしなければならなかった。

    さすがに、それは変、ということで、最近は直ってきているけれど。

    で、「働けるのに働かない」といわれている「引きこもり」は、「落ちこぼれ」ほどわかりやすくはないけれど、これも、実のところ本人の自己責任ではないように思うんだな。なにせ一人や二人ではなくて、こんなに多い。ということは大きなしくみのどこかが間違っているから起きること。

    日本の国内投資はバブル期から比べて半分。国内投資が減れば雇用が減る。減った分のカネはほとんどアメリカに持っていって戦争に使ってる。減った雇用はどこかで調整されなけりゃならない。過去最多の働き盛りの自殺者、給与の安いフリーターの増加、引きこもりの増加。これはそういう「調整」の結果だ。つまり、日本は雇用が減っているから、給与水準がそのままなのであれば、どうしても働く人を減らす必要が出てくる。また、ひきこもりは働く人に「寄生」するから生きていられる。つまり、働く人の給与の実質的な削減になっている。だから「引きこもり」は、「引きこもらせ」であって、ある意味積極的に経済の求めに応じて政府が「作っている」もの。

    引きこもっている人の責任である部分は実は非常に少ない。だから、引きこもっている人はそういう自分を責める必要はない。あなたはこの調整の犠牲者であって、それを隠して引きこもる人間にだけ責任を押し付ける政府には怒りを持つ必要がある。

    本来は欧州の国のように、ワークシェアなどのやり方で、「少ない給与でもいいからみんな楽しく暮らそう」というところに行く必要があるし、日本人はそういうことができる素質がある。米国人とは違ってね。

    自分の取り分を今までのままにしておきたい。大調整の責任を取りたくない、というコソクな役人どもの自己中心的な考えが集合されて作られた現象の1つとしての「引きこもり」。

    あなたがもしその一人ならば、そういう自分を落伍者のゴクツブシだ、といって卑下する必要はない。あなたは役人の怠慢の犠牲者だから。
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