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8808 story

「着うた」配信で公正取引委員会が立ち入り検査 116

ストーリー by GetSet
業界の闇にメスが入るか? 部門より

Anonymous Component曰く、"「携帯電話の着うたの配信が、大手レコード会社によって不当に制限されている疑いがある」として、公正取引委員会が立ち入り検査を行っています(参考: 朝日新聞の記事 読売新聞の記事)

立ち入り検査を受けたのは、ソニー、ビクター、東芝EMI、ユニバーサル、エイベックスの大手5社などのレコード会社と、大手5社が出資している音楽配信会社「レーベルモバイル」です。
着うたの配信数は今年の7月には860万回にも達しているそうですが、国内の6割のソフト所有率を持つ大手5社が、レコード会社が持っている権利である著作隣接権を使って「レーベルモバイル」以外に曲を提供していないため、不当に他社の事業活動を排除し、価格相場の維持を図っている疑いが持たれているそうです。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by garland (19916) on 2004年08月26日 23時49分 (#612169)
    今回のトピックとは関係ありませんが・・・

    私的複製の範囲で「着うた」化して利用できるのが正当ではないか?
    と、時々思うことがあります。
    例えば、CDを持っている人が着うたをダウンロードして購入する
    というのは著作権料の二重取りになるのではないかと。

    もちろん、これは着うたの実体がオリジナル楽曲の単なる
    劣化デジタルコピーであるからそう感じるのであって
    打ち込みというアレンジがなされている着メロの時にはそのようには
    感じていませんでした。

    着うた、がヒットしている現状を鑑みるとその点について
    疑問を抱かざる終えません。(誰もその点についてふれないし)

    好き勝手着うたを作ることが出来れば、それは違法コピーの温床になる。
    音楽CDの著作権は守られていないのだから、そこからの(著作権法違反の)
    伝染を防ぐため、といわれてしまえばそれまでのものかもしれません。

    一度皆様の意見を聞いてみたいです。
  • by udo (23431) on 2004年08月27日 8時42分 (#612318) 日記
    正直この記事見ての印象は「人聞き悪いな」てなもんで、
    けどまあ、問題とされているのは「独占」であることは納得できるわけで
    じゃあ何で「人聞き悪い」のかと言うと、
    「ヒット曲は、アーティストとレコード会社共犯で産み出すもの」
    という現実があるからだ。

    レコード会社にはマネージャーがいる。アーティストのスケジュールから生活管理、宣伝活動全般、手配、会社とアーティストとのパイプ役。
    アーティストが余計なこと気にせず創作に専念できるのは、レコード会社の社員であるマネージャーのおかげである。
    で、レコーディングとなればプロデューサーがつく。
    アーティストの魅力を客観的に眺め、そこからヒット性を見いだし、レコーディングに付き合う。
    インディの連中が金出してでも欲しがるこういう人たちも、多くはレコード会社の傘下で食ってる。
    あとメディアの露出。CMやドラマとのタイアップ、映画での起用なんかもレコード会社と制作側の綿密なやりとりから。
    あなたが好きな曲への思い入れは、あのドラマのあの場面でかかっていたから、
    みたいなことがまるっきりない人は少なかろう。「その場面でかけてくれ!」
    とかけあうのはレコード会社の社員の顔の広さや眼力がものを言う。

    ここ日本で「ヒット曲」はこうやって生まれている。著作者たるアーティストだけの力では決してない。

    連中がやる「独占」は、そりゃ悪いことだ。
    しかし逆に、今だらだら上げた形のみえにくい職人芸が正当に評価されていない。
    日本のレコード業界の問題は、JASRACなんかを除けばすべてこのことに端を発しているようにも思えるのだが。
    なんとかそういうところをしっかり評価するしくみはできないものか。
    • Re:人聞き悪いな (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2004年08月27日 16時25分 (#612706)
      要するにというか実際、現在の音楽業界でヒットする要因の大部分はプロモーションにかかってるわけです。
      その最たる物がavexがやってみせた「ボンバッヘ ボンバッヘ」ってCMを数ヶ月にわたって大量OAして強引にヒットさせた事例ですよね。
      あるいは実際はヒットしていないのに雑誌やランキング番組で「大ヒット中!」ってやると、これがまた本当にヒットしちゃうわけです。
      つまり我々消費者は純粋に音楽の善し悪しを見定める機会やセンスを大なり小なり失っている、あるいは失わされているわけです。

      おっしゃる通りマネジメントは大事だし必要ですが、いきすぎればプロパガンダになってしまいます。
      いま音楽業界が一番力を入れている事は、よいアーティストを捜したり育てたり、よい創作環境をあたえたり、よい作品を作らせるかではなく、
      いかに効果的なプロモーションをするかです。
      極上のアーティストを作り出すより、それなりに見栄えのいいコを見つけてきて、アーティストだって(曲作ってるって)ことにして、
      それなりにキャッチーな曲を与えて、たくさん露出させてタイアップする事に必死です。
      なぜならそっちの方がコストも安いですし確実に換金できるからなんですね。
      親コメント
      • by udo (23431) on 2004年08月27日 20時51分 (#612852) 日記
        その問題はまああるかな?
        けど今の音楽業界のよいところは、有線やテレビで流れるような音楽以外にも
        インディーズというかたちで「好きな人が好きな音楽を」広めるシーンが
        それなりに形成されていることです。
        今でこそ大手CDショップにインディー盤が当たり前のように並んでますが
        '80年代くらいまでは考えられなかった。しかもそこからメガヒットが出たりしてるじゃないですか。
        消費者が「洗脳」みたくされてる、というのは、だから考え過ぎじゃないかと思います。

        それから、あなたには大好きなアーティストはいませんか?今やメジャーじゃなくても
        それなりの連中は雑誌とかでよくインタビューされてますから
        一度じっくり読んでみたらいかがでしょう?
        さもなければナマでやってるところを覗きにいってみては?
        あなたのコメント真ん中らへん、
        「いま音楽業界が一番力を入れている事は」で始まる一文が、「スラドのプロパガンダ」にやられた結果だと分かると思います。
        こんなこというと、「どっちが正しいんだ!」となるかと思いますが、
        それを判断するのは自分です。このサイトでもソースなしの妄言は忌み嫌われますが
        音楽ならなおさらですよ。是非、どっぷり漬かってみてから判断してください。
        その上で同様の感想を持ったなら、似たようなストーリーは何度でも出るでしょうから
        そこでそう発言して下さい。私も心してコメントします。

        最後に私の経験をひとつ。
        自分の好きな音楽ジャンルは、あまり一般の人が好きなものではないのですが、
        それでもうちに遊びに来た奴に聴かせまくったりして、イヤな顔されたりしてたのですが、
        あるとき、某アーティストの新譜を聴かせてやったところ
        聴いた奴が口々に
        「これはいいなー」
        と言い出してびっくりしたことがありました。
        プロモーションなど微々たるもんの、いわゆるメロコアのインディ盤。
        しかしそのアーティストは、その新譜をもって一気にメインストリームに踊り出ました。
        「やはり売れる曲には何かがある」
        と、思わずにいられない瞬間でした。
        こんなことが何度も起こるのがこの世界。
        なので私はあなたの言うようにはっきりとは、とてもこの業界のことを語る気になれないのです。
        まあオレバカだから、てのも多分にありますが。
        親コメント
        • Re:人聞き悪いな (スコア:2, 参考になる)

          by Anonymous Coward on 2004年08月27日 23時09分 (#612910)
          「いま音楽業界が一番力を入れている事は」を書いた者です。
          ACなんであれですが、最近問題になっている某レコード会社に長らく勤めた経験から自戒を込めて発言しました。
          実際この会社はその方法論で大成功し、ボーナスが年30ヶ月以上出るような年が続いたりもしました。
          それで、社内では「プロモーションに踊らされてCDを買い続ける大衆は愚民以外の何者でもない」という考え方がマジョリティであるようで、
          経営陣からアルバイトまでそれを前提とした発言を平気でしているのを多く見聞きしました。はっきり言って同じ会社にいて吐き気がしました。
          信じがたいかもしれませんが、それが現実なんですよ。

          もちろん業界の中に少なからず健全な部分がある事もわかりますし、
          すべてのアーティストを否定するつもりもありません。気に触ったならご勘弁を。
          親コメント
          • by udo (23431) on 2004年08月28日 10時07分 (#613053) 日記
            購買層を「消費者」と呼ぶ業界人には私は今だに会ったことがないのですが
            このサイトに合わせました?
            とにかく、現場にタッチしない人がそういう言い方してるならイヤですね。
            本物のプロデューサーが「連中の耳なんてこんなもんかよ」なら話は分かりますけど。
            プロデューサー、マネージャーに対する謝意の言葉はアーティストの口から
            本当によく聞かれます。そのまま歌にしちゃうアホまでいます。
            けど会社組織そのもののことまでは掴みようがありませんからね。

            でも、「音楽で食える」ことのひとつの目安がメジャーである必要はあると思う。
            あこぎなプロモーションだろうと、「音楽市場」そのものがなくなったらもう、どうしようもないですから。
            例えばB'zですか。ホント、しょーもない音楽だと思いますが、彼らが宣伝してくれたおかげで
            そのルーツである本物エアロスミスがオオウケしましたよね。
            ゴリゴリのメタルチューンであるXのメジャーデビュー曲「紅」が、
            コンビニにBGMとして流れて来た時には、その違和感に仲間うちで大笑いしました。
            昔はいたようですが、「メジャーな音楽業界はくそ!なくなれ!」みたいなスローガンで活動する
            インディのバンドも見掛けません。
            全然毛色が違う音楽がメインストリームであっても、耳に届けばこっちのもんだ!
            とバカみたいに信じて活動する若い連中のためにも
            行き付く先であるメジャーは、巨大な世界であって欲しいと思いますよ。

            いずれにせよ、興味深いコメントでした。
            親コメント
    • by slash4004 (10117) on 2004年08月27日 11時05分 (#612404)

      連中がやる「独占」は、そりゃ悪いことだ。
      しかし逆に、今だらだら上げた形のみえにくい職人芸が正当に評価されていない。


       CDが売れるとレコード会社も儲かるんだから、おっしゃる職人芸に対してレコード会社は利益を得ているんじゃないの?CDが売れないとレコード会社は損をするわけだし。

       もし正当に評価されていないというのであれば、アーティスト側とレコード会社の力関係でレコード会社がまけているからでしょ。だから、アーティストはより媒体へのネゴなんかの職人芸をやすくやってくれるレコード会社を探すんでしょ。

       CDが売れてレコード会社が一円ももらっていないなら、正当評価されていないということになるけど。
      親コメント
  • by aquaforest (17246) on 2004年08月26日 21時19分 (#612049)
    P2Pをはじめとして著作権問題はいろんなところで出てきますからね

    インターネットによる格安?の音楽配信も出来てきているし
    レコード会社もこういうえげついやり方を考え直すべきじゃないかなぁ。

    もちろん一番えげついやり方なのはJAS○ACなのは変わり有りませんが。
    ほんと、一番の元凶だよね。。
    --


    #きっと、可能性っていうのはその辺に落ちているんだけど
    #気がつかない物じゃないかなと思う。
    • by Anonymous Coward on 2004年08月26日 22時10分 (#612080)
      > 着メロはJASRACに使用料を支払えばだれでも作って配信できる
      >ため、配信会社は200社以上、1000億円市場と言われるまで急成
      >長した。 (元記事リンク先の読売新聞より)
      [yomiuri.co.jp]

       ちゃんと許諾を与えてくれる分野については、JASR○Cの存在はありがたいはずです。
       着メロとかカラオケとか。
       JASRA○がなかったら、社員が作詞・作曲家相手にスタンプラリーしないといけないわけで。

       もし、JA○RACがなかったら、今回着うたで起きたのと同じことが、着メロで起きた可能性があったし。

       新しい分野への動き出しがのろいとか、金額的な問題とかはあるのかもしれませんが。>○ASRAC
      親コメント
      • by oguma (17986) on 2004年08月27日 0時49分 (#612204)
         JASRA○がなかったら、社員が作詞・作曲家相手にスタンプラリーしないといけないわけで。

         著作権実務経験アリ、現在進行形でごにょごにょの人です。
         原著作権者相手のスタンプラリーって、時間は少々かかりますが、所在さえ掴めていればそれ程苦ではありません。料金規定なんかも前例踏襲で問題出ること殆どないし。
         実際文芸著作権については殆ど組織らしい組織がなくてもきちんと動いてる(笑)。
         もっとも、音楽著作物の場合、実演権や原盤権の問題があって、窓口が一本化されていた方が何かと便利ではあります。各種補償金の分配とかもありますし(補償金を払う側は払う窓口さえあれば、払った後のことは気にしないことが多い。その辺きちんと分配されているのかという点については、元関係者なのでノーコメントとさせて頂きます)。

         問題は、信託組織であるJASRACに著作権を一度信託してしまうと、著作権者よりもJASRACの主張が優先される(財産権が移る)ため、自分で作詞作曲した歌を自分のライブで歌うのにJASRACに許諾取って金を払うような、ちょっとなんだかなと思ってしまうような事態が発生することですね。

        --
        Nullius addictus iurare in verba magistri
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2004年08月27日 15時50分 (#612676)
          >原著作権者相手のスタンプラリーって、時間は少々かかりますが、所在さえ掴めていればそれ程苦ではありません。

          コンテンツ提供者側からの視点で一つ。
          一件一件の時間はそれほどじゃないように見えるかもしれませんが、これが例えば着メロうん千曲とかうたっているサイトだと結構な時間になると思います。
          またJASRACのような団体が一括管理しない場合、スタンプラリーだけでなく金銭交渉も一人一人に対してやっていかなければならないなど、一件あたりの交渉時間が短いとは到底思えません。
          音楽著作権管理団体がなくなれば所属レコード会社あたりがとりまとめをするでしょう。この場合一人一人と交渉するよりは大分単純化されるといえども、会社ごとの交渉という手間を考えると結構なコスト増をまねくのではないかと思うわけですが…。
          また、新規アーティストや新興レコード会社に対していちいち交渉をしなければならないともなると、残念ながら十分な会員増が望めない限りは、交渉開始をする動機になりません。

          ただし、最近では規制緩和により、JASRACと競合するものとして第二JASRACと通称される団体も出てきています。
          イーライセンス [elicense.co.jp]
          JRC [japanrights.com]
          ダイキサウンド [daiki-sound.jp]
          が、これらは値段的に有利 [mext.go.jp]であるものの、コンテンツにまだあまり金銭的な魅力がないため、契約にはまだ蹈鞴を踏んでいる状態ですね。
          ただ、このくらいの団体数であれば、それほど交渉やら申請のコストもかかりませんし、金銭的な魅力がでてくるとなれば十分契約対象として考慮できると感じています。
          音楽著作権利用の申請書も、それほど変なところがないので、システム回収の必要も少なく見えますから、あとは売れるかどうかの魅力。ほんとそこだけです。

          音楽配信に関するコンテンツパートナーの力なんてたいしたことは無いわけですが、売る側の視点から見てみると、JASRACによる一極支配を嫌うのならこのような団体に著作権委託しているアーティストを応援していくのが現実路線ではないでしょうか。
          親コメント
      • JASRACの仕組みに怒っているというより、
        JASRACが集めた金が、適正に配分されていないと勘ぐられて
        いるのが問題でしょう。

        そう、社会保険庁とかと同じ。
        親コメント
      • JASRACへの反感の要因は,以下の4つに分かれると思います.

        1.取れるところから取ろうする姿勢
        2.どんぶり勘定・配分
                ・絞り取ろうとしているわりには,勘定や配分がざる
        3.不明瞭な会計
        4.独占的な立場を利用した,JASRACに有利な各種契約
          ・個人は相対的な立場が弱い

        徴税請負人みたいな立場だから,1はまあ仕方がないとして,
        2,3については,反感を買って当然でしょう.

        2,3については,社会保険庁にもいえるな.
        親コメント
        • by oguma (17986) on 2004年08月27日 1時09分 (#612223)
          徴税請負人みたいな立場だから,1はまあ仕方がないとして,

           本人が作詞した歌の歌詞をエッセイに引用したら許諾を求められ、使用料を払わされたという実例があったりします。

           シンガーソングライターが自身の歌を自分のライブで歌うには、JASRACの許諾が必要で、使用料を支払わねばなりません。

           あるユニットさんが利用開発のための自己使用を求めたら、個々人は著作権者だがユニットになったら実演家になって自己使用の対象外だと言われたそうな。

           というわけでして、「取れるところから取ろうする姿勢」にも些か問題があると、問題に直面している人間としては思ったりします。

          --
          Nullius addictus iurare in verba magistri
          親コメント
    • by NOBAX (21937) on 2004年08月27日 5時46分 (#612292)
      CDならP2Pでタダで手に入るのに、
      正規に入手しようとすると金がかかるのが気に入らないと
      JAS○ACに八つ当たりしているわけだね。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2004年08月26日 22時03分 (#612077)
    音楽レーベルは所属の似非アーティストとの専属契約に基づいて、
    独占的に楽曲を提供しているわけだけでは?
    着うたを独自配信したいのなら、レコーディングスタジオを準備して
    奴らの歌を録音すればいいんだよ。

    「お前らの作ったソフトウェアをローカライズして売りたいからソフト売る権利をよこせ」
    と言われても、契約を結ぶかどうかはライセンシーの判断次第でしょ。
    • Re:なにか問題が? (スコア:3, 参考になる)

      by Joga (8113) on 2004年08月26日 23時41分 (#612162)
      タレコミにリンクされてる読売の記事によく出てるが、公取委が問題としてるのは↓こういうことらしい。
      携帯電話業界では、新サービスを歓迎する一方で、レコード会社主導のため、「市場原理が働かず、単価が下がらない」という声が上がっていた。配信会社同士の競争の結果、着メロが1曲10円以下まで安くなったのに比べ、音質の差はあるものの、着うたは1曲100円程度。通信料込みで200円近くで、CDシングルに比べても割高だ。


      要するに、著作隣接権を盾に、価格を高止まりさせて利益をむさぼってる、ということが問題なわけか。

      #JASRACがまともな団体に見えてきたよ。
      親コメント
      • Re:なにか問題が? (スコア:4, 参考になる)

        by taka2 (14791) on 2004年08月27日 0時18分 (#612182) ホームページ 日記
        > JASRACがまともな団体に見えてきたよ。

        JASRACが問題視されるのは権利者側から見た場合の話で、
        利用者側からみた場合は、結構便利な団体ですよ。
        おかげで着メロみたいに安価で良質なサービスを提供できるわけですし。

        利用者からみると、

        1. 著作権料の支払いを代行してくれて、それが誰にでも利用できる。
        2. 著作権料は楽曲によらず定額なのでシステムとして単純。
        3. 放送、カラオケ、ネット配信などで、個別の曲について手続きしなくても、包括的に支払うことが出来る
        4. 著作権料は結構安い
        まとめて払うことができる

        と、いいことずくめなのですが、これの裏返しで、権利者から見ると、

        1. 独占的に権利をすべて取られてしまい、自前で許諾を与えることができない
        2. 額をこちらで決めることができない
        3. サンプリング調査を元に統計的に分配するため、弱小著作権者に不利
        4. 著作権料が安く、そこからさらにJASRACのピンハネされるため、すごく実入りが少ない

        ということになるわけです。
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2004年08月26日 22時20分 (#612088)
      カルテルととられてしまったんでしょ。
      親コメント
  • がんばれ公取委 (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2004年08月26日 22時53分 (#612110)
    もう、なんかいろいろ馬鹿なことばっかりなんだなこの国は。
    公正取引委員会はがんばっているみたいなので応援しているぞ!
    • by parsley (5772) on 2004年08月26日 23時02分 (#612121) 日記
      ※「着うた(R)」は株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントの登録商標です。

      これを利用してソニミュが反訴したりして。いやなら使うなって
      --
      Copyright (c) 2001-2014 Parsley, All rights reserved.
      親コメント
  • > 「ソニー・ミュージックエンタテインメント」「エイベックス」
    > 「ビクターエンタテインメント」「東芝EMI」
    > 「ユニバーサル ミュージック」

    全部パチモンCD 出してる会社。故意か、体質か?
    #残り 5社はどうなんだろう?

    何にせよ、少しは懲りてくれれば。
    --
    TomOne
  • #(R)は全て丸囲みのRと読み替えてください。

    「R25」という冊子の今週号で、着うた(R)がトピックになっていました。

    #今週号の見出しはこちら [r25.jp]。期間限定ですね。

    記事によれば、この8月に中島美嘉が着うた(R)限定の新曲をリリースした(する?)とか。
    いずれは携帯電話がiPodと競合するかもなんて記事を結んでいましたが、
    そんな時期に、真実の是非はともかく、レコード会社にとってマイナスとなる
    話題とあっては、かなり悩ましい事態でしょう。

    #それにしても、"着うた"全てに(R)がついていたのには少し閉口。
    #ぐぐってみたら、(R)は米国特許商標庁で登録されたと言う意味
    #らしいですね。日本語で登録できるのかしら →米国特許商標庁
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人生の大半の問題はスルー力で解決する -- スルー力研究専門家

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