大掛かりにAMD製CPUをリマークしていた工房が台湾で摘発されたとX-bit Labsと星洲日報が伝えている。リマークはCPU本体やパッケージのクロック表記を書き換えることで不正に高値で販売する行為で、リマークされたCPUは表記通り性能がでなかったり、不安定だったりする。具体的にどのCPUがどのようにリマークされていたかはまだ明らかにされていないが、現場では100万個以上ものCPUが押収され、その多くがすでに偽造工作を施されていたという。出荷先は主に東南アジアで、一部は中国やヨーロッパにも流れた。回り道をして日本にまで到達している可能性も考えられる。

追記(1/5 17:20 by O)：時間が経過し、より詳しい続報が出てきた。実際に押収されたCPUはAthlonXPおよびAthlon64でその数はおよそ6万個。本来ならば破棄されているべきの不良品ばかりで、AMDのパッケージング＆検査プラントのひとつから盗まれたか横流しされたものと見られている。これまでの出荷数は約100万個と推測されているようだ。