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電子決済は米国で小切手を駆逐するか? 39

ストーリー by Oliver
白紙小切手の浪漫 部門より

von_yosukeyan曰く、"毎日新聞の記事によると、米国の中央銀行組織である連邦準備制度(FED)は、2003年に米国内の小切手決済数を電子決済が始めて上回ったと発表した。
米国は、決済手段として小切手が法人だけでなく個人にも広く普及しており、日本のように口座振込や自動振替などの決済方法はあまり普及していない。公共料金やクレジットカードの支払いなども、小切手を郵送する方法が一般的で、FEDによる前回(2000年)の調査では、小切手決済が100億件以上を上回る年間419億件だった。
今回の調査では、クレジットカード、デビットカード、ACH(日本の全銀ネットに相当する決済機関)の3種の電子決済の合計が445億件と、小切手決済の393億件を初めて上回った。特に、小額決済で多用されるデビットカード(156億件、+23.5%)と、大企業の決済に多用されるACH(91億件、+13.4%) の伸びが著しい一方で、小切手は年率4.3%ずづ減少している。一方で、決済金額で見ると、依然として小切手決済が39兆ドルと電子決済の合計27兆ドルを大きく上回り、電子決済が比較的額の小さな決済で普及し始めているのに対して、クレジットカードの利用額の支払いや、額の大きい買い物などでは依然として小切手が大量に使用されていることが伺える。"

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  • 割り勘 (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2005年01月04日 19時16分 (#674151)
    小切手は、割り勘の時とっても便利だと思います.
    (1セント単位まで書いて渡すだけ)
  • by n225 (16459) on 2005年01月04日 12時51分 (#673999) ホームページ 日記
    電子決済が比較的額の小さな決済で普及し始めているのに対して、クレジットカードの利用額の支払いや、額の大きい買い物などでは依然として小切手が大量に使用されていることが伺える。

    にもかかわらず、google adsense は支払額が少額なのに、未だに電子決済にならないなあ。
    • by Anonymous Coward
      米国内では、手数料が双方にかからないというメリットがあるのでは? (小切手を使う方は本来は手数料がかかりますが、色んな特約で免除されること多し。googleみたいに大規模にやる場合どうなるかわかりませんが、それでもwireで送るより安いんじゃないでしょうか)
  • by Anonymous Coward on 2005年01月04日 6時34分 (#673866)
    デビッド決済はキャッシュカードを店員に渡すんですよね。
    スキミングされたりしたら怖いです。
    アメリカでデビッドが普及しているというのは、
    クレジットカードみたいに不正使用が発覚したら補償して
    くれるようになっているからとかなのでしょうか?
    • by LOL3763 (14315) on 2005年01月04日 13時36分 (#674014)
      北米ではカードはスーパーマーケットでは店員さんにはまず渡しませんよ。自分で通します。デビットは大体目の前で通しますから、あんまりスキミングされることはないような。
      デビット決済は、最高何ドルと自分で決めることができたような気がします。不正使用されたときに小額のリスクですむからだと思います。

      クレジットカードにしても、数万円より高額の買い物には、がんがん確認の電話がかかってきます。
      いざ不正使用されたときにも、日本よりは親切かも。

      でも、最近ではデビットよりも、銀行カードにクレジット機能がついていて、そっちを使うことが多いような気がします。そちらのほうが、引き落とされるのが遅いですしね。より高額のものも買えます。

      でも、出費の管理などをするという意味では、小切手は結構便利なので良く使います。振込みよりも圧倒的に手数料が安いのに、なぜ日本で普及しなかったのか不思議。(というか、単に銀行の策略だったのかも)
      親コメント
      • >クレジットカードにしても、数万円より高額の買い物には、がんがん
        >確認の電話がかかってきます。
        >いざ不正使用されたときにも、日本よりは親切かも。

        クレジットカードの使用について何らかのパターン認識システムを使用して、例えば普段使っていないようなパターン(例えば、シアトルのスーパーで買い物してその直後にニューヨークのガソリンスタンドで給油した)といったようなパターンに対して警告を発するシステムを使っていると聞いたことがあります。

        個人的にはクレジットカードの不正使用よりも不正なアカウント開設の方がリスクは大きいと考えています。
        そのためにEquifax [equifax.com]のようなクレジットレポートを監視するサービスも存在しています。(このサービスは有料ですがクレジット金額に大きな変化が生じた場合に知らせてくれるのと高額ではありませんが保険もついてきますので個人的に使用しています。)

        尚、デビッドカードについては銀行によってはクレジットカードにあるような補償が約款で明示的に除外されている場合があるので確認したほうがいいです。
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        • by nim (10479) on 2005年01月05日 15時40分 (#674457)
          日本のカード会社(イシュア)でもこのようなチェックは行っています。このチェックの方法が各社のノウハウの部分ではないでしょうか。
          上のような例の他に、日本だと金券の類が発達しているので、休眠カードがいきなり多額の金券購入に使われるなんてパターンも引っかかるそうです。
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      • >自分で通します。デビットは大体目の前で通しますから、
        >あんまりスキミングされることはないような。
        その「一見本物に見えるリーダー」が改造されていて
        スキミング(カード情報を転送or記録)出来ちゃう手口が最近の主流みたいですが、大丈夫?
    • by Anonymous Coward on 2005年01月04日 6時47分 (#673867)

      うーん、見えないところにカードを持ってゆくことは無いですし…まあ、怪しい店で読み取り機の中に何か仕掛けられていたらダメですが。

      最近はCheck Cardといって、クレジットカードのようにサインで使えて、でもトランザクションは小切手と同様に行われる(直接口座から利用金額が引き落とされる)カードに移行しつつあるようです。こちらだとサインした記録が自分の手元に残りますから、多少はましかと。

      ただ、最近同様に増えているものとして、サイン自体を感圧LCDパネル上でやらせるレジがあります。あれはサインが電子的にコピー可能なわけで、なんだかなあと思います。

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      • by Anonymous Coward on 2005年01月04日 18時32分 (#674134)

        Check Cardは、決済手段の分類からすると「小切手」ではありません。小切手の本質は取立人がいつでも好きな時に振出人から取立てられること。Check Cardは取立人に取立時期を選ぶ自由がありません。おそらく、従来にはない決済手段と位置づけるべきでしょう。

        それにしても、Check Cardって名前が紛らわしい。オーストラリアやニュージーランドのようにEFTPOSって名前にすれば、こんな誤解もなかっただろうに。

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        • 参考になります。
          銀行が盛んに「小切手のかわりに使えるよ」と宣伝しているので誤解してました>Check Card。
          確かに、小切手だと裏書して他人に渡すこともできるし、性質が違いますね。
    • by hideyuki (4998) on 2005年01月04日 7時23分 (#673873)
      (Visa/Master Check Cardではなく) Debit Card
      として使う場合は自分で機械に通して暗証番号を
      打ち込みます。なのでリスクはJ-Debitと同じ。

      Debit Cardはわかりませんが、Visa Check
      Cardでは不正使用を訴えたら返金してくれました。
      親コメント
    • > クレジットカードみたいに不正使用が発覚したら

      問題があった場合はクレジットカードと同様に補償してくれます(Zero Liability)。
      • by hkt (2602) on 2005年01月04日 10時57分 (#673938)
        そもそも米国のデビットは基本的にクレジットと一緒ですからね.
        いたるところで使っていれば,リスクも増大しますし…

        銀行にもよりますが,デビットカードの不正使用だけでなく,不正なATMからの引き出しやオンラインバンキングでの不正使用にも対応してくれたりと補償については一枚上手です.

        この感覚に慣れると日本の銀行はなんで保険かけてくれないんだろ?とおもったり…
        親コメント
        • > 日本の銀行はなんで保険かけてくれないんだろ?

          実はすごい赤字で保険かけるだけの余裕がないトカ。
          • 日本の普通預金口座に関して言えば、印紙税や通帳・カードなどのコスト、利子、システム費用や預金保険機構(JDIC)に支払う預金保険料などで出費がかなり多いのに対して(1口座あたり最低2000円くらいかかると言われている)、事実上のゼロ金利なので普通預金口座単体で見れば赤字なのは間違いはないでしょう

            それに対して、米国ではCMAや小切手が切れるSaving Account(貯蓄口座)もありますが、大半は利子がつかない当座預金口座なので利子を払う必要はありませんし、当座預金で集めた資金を単純にコール運用に回したり国債を買うだけで結構な儲けになるので、各銀行とも当座預金口座の獲得に力を入れています。
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            • by Anonymous Coward

              昔からお金を貯めている(目的は変わったけど)Bank of New Zealandだと、chequeは今やtransaction accountで一般に提供される決済手段の一つとして、ATMやEFTPOSと同列に扱われています。今回の件とは違う意味で、cheque accountという言葉が死語になりつつあるのかも知れません(口座を作った時にもらったpassbookにはcheque accountのことが書いてある、もう10年以上前...)。その代わり、transaction accountでは口座の種類によっては毎月の管理料やchequeを切る度の手数料がかかることがあります。もっとも、学生向けなどで管理料や手数料無料の口座もあり

          • >> 日本の銀行はなんで保険かけてくれないんだろ?
            >実はすごい赤字で保険かけるだけの余裕がないトカ。
            実はすごい人件費で黒字出すだけの余裕がないトカ。

            事業が破綻して公的資金を導入しても、高給取りは変わらない。
            • by nim (10479) on 2005年01月05日 15時34分 (#674452)
              決算を見ればわかりますが、ものすごい黒字です。
              あと、人件費はかなりドラスティックに下がってますよ。破綻(寸前)行のUFJやりそなは、昔に比べればひどいもんです。それでも他業種に比べて比較的高給というのは否定できませんが。
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        • >この感覚に慣れると日本の銀行はなんで保険かけてくれないんだろ?とおもったり…

          警察にうったえるのに、被害者が銀行なわけで、なかったことにできるから。
          米国なら、お客が被害者として届け
    • アメリカでは……
      っていうか、日本以外ではカードを店員に渡しても見えないところに持っていったりしません。

      日本人くらいですよ、クレジットカードにあそこまで無頓着なのは。
      • や、レストランでは持っていくでしょ。アレも疑いだすときりがないんで、番号を不正使用されたらカード会社に申告して取り消してもらえばよいと割り切る事にしています。

        以前、米国西海岸に住んでた友人のカード番号が東部で不正使用されたとかでカード会社から確認連絡が来たとか。結構新しいカードだったもので、内部かカード郵送経路での犯行を疑ってました。その時は向うでもおかしいと気付いたらしく、取り消しの申し出があったそうです。

        親コメント
      • 普通の買い物ではカードを持っていかれることはありませんが、 レストランの支払いでは、見えない所に持っていかれるのが普通です。

        日本くらいですよ。入り口のレジで、カードで支払えるのは。
        • by brake-handle (5065) on 2005年01月04日 19時01分 (#674147)

          もしかして、欧米でよく体験する、テーブルでのお勘定ですか? それなら日本でも、例えばatre品川とかでやってますが... (Suicaも使えるらしいけど、この場合はレジ支払いなので味気がない)

          # なぜか、わたしが座る席からはレジがまる見えになっている

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          • by nim (10479) on 2005年01月05日 15時36分 (#674454)
            日本でも、仏伊料理だとはテーブルチェックのところは普通ですね。
            こじゃれた和中その他だとどっちか迷います。まあ、呼べばテーブルでやってくれるところがほとんどですが。
            親コメント
          • by Anonymous Coward
            なんにもわかってないのに、またしゃしゃりでてきたねえ、君。
    • 既にさりげなく指摘されているけど
      Debitです。デビッ

      「シュミレーション」並に微妙な間違い方なので
      今のうちに覚えておきましょー。
  • by Anonymous Coward on 2005年01月04日 10時01分 (#673915)

    s/始めて/初めて/

  • by Anonymous Coward on 2005年01月04日 11時59分 (#673969)
    米国は、決済手段として小切手が法人だけでなく個人にも広く普及しており、日本のように口座振込や自動振替などの決済方法はあまり普及していない
    このおかげで「振り込め詐欺」がやりにくいという効用もあるようです。
    小切手の郵送には受取人の住所を知らせる必要があるし、
    そうこうしているうちに騙されたことに気づくし、
    万一郵送してしまったあとに気づいても決済まで時間がかかるので決済拒否すればいい。
    • 小切手って、あの「俺の空」とかで主人公である財閥の息子がばんばん切ってたやつですか? 一般人が使う物とは思ったこともありませんでした(笑
      • 「俺の空」って何か知らないが、米英では小切手決済は個人でも一般的で、日本でもあったら便利なのになぜ日本では普及しなかったんだろ? って話だろ

        ちなみに、日本でも個人用の小切手決済用の当座は解説できますが何か?
        • 日本でも個人で小切手持つ事は可能ですよ。
          普及しない(しなかった)原因は「当座預金(決済性口座)」でないといけないから。
          日本人はほとんどの場合利息がつく普通預金を開設するので小切手が使えなかった。
          ペイオフ
  • by Anonymous Coward on 2005年01月05日 10時27分 (#674357)
    >小切手決済が39兆ドルと電子決済の合計27兆ドルを大きく上回り
    倍程度で大きく上回りなんて表現はおかしいですね。
    こういうものは対数で考えないと1桁以上違ってようやく大きく上回りだとおもうけどね。
    きっと来年は越すでしょう。
typodupeerror

私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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