Linux Magazine休刊 136
ストーリー by yoosee
ペンギンにお別れ 部門より
ペンギンにお別れ 部門より
jun_84 曰く、 "アスキーの月刊誌「Linux Magazine」が、2005年3月号(2月発売)をもって休刊となる。Linux Magazineは1999年に創刊。Linuxの発展とともに歩み、ABC協会公査によるLinux雑誌売り上げNo.1の地位を築いたこともあったが、この度の休刊と相成った。
タレコミ人は、定期購読で本誌を入手してこのことを正式に知ったのだが、雑誌という紙媒体ならではの資料性のメリットを重んじて購読していただけに、今回の休刊は残念でならない。アスキーの公式サイトでは2005/01/07 16:00時点でまだ確認できていないが、Googleで検索してみると、ライターさんその他のルートで情報はちょっと前からリークはされていた模様。
なお、創刊号から2004年12月号までの記事がPDFで読める"Linux magazine the DVD 2005"がリリースされている。Linux Magazineの歩んだ道をたどってみたい方はどうぞ。"
これに併せてかどうか、Web媒体の 日刊アスキーLinuxも 1月 6日で休刊となっている。BSD magazine も休刊 になっており、ASCII はこの手の雑誌からは手を引いた形になるだろうか。
なぜだ? (スコア:3, すばらしい洞察)
生まれてこの方、休刊になった雑誌で「休みが終わり
ました。また発行します」となった雑誌なぞ無い!
#特にコンピュータ周り。
Linux Magazineは死んだ。なぜだ!
#はい、どーぞ。
-- gonta --
"May Macintosh be with you"
Re:なぜだ? (スコア:5, 参考になる)
そりゃ尋常でないコストがかかるのだと。
で、出版社はどうしてもそれをいくつも得なきゃならないわけで、
廃刊というかたちを取ればせっかくの認可まで返上することになる。
休刊という名目を取り、認可を使い回すかたちにすれば
その認可をもって実質別な雑誌を「創刊」してもやぶさかでない、
ということ。
BURRN!の初代編集長酒井康氏がそんなことを書いてたので受け売りしときます。
かくいう私も
「少年キング休刊?復活はいつだ!超人ロックは!?」
とか思ってましたさ。
Re:なぜだ? (スコア:1)
昔、「(自称?)スーパーエディター」安原顯が編集長をしていた「硬派」な書評雑誌「リテレール」で、安原顯が毎号のように取次を罵倒してたっけなぁ。たしかに中小出版社(とくに新規に創業したところ)や中小書店にとっては横暴きわまりない存在に見えるらしいですね。
# 出版業界にいるわけではないので実際のところはよく分かりませんが。
Re:なぜだ? (スコア:1)
渋谷の道頓堀劇場は「ショーパブ」扱いで営業してるし。
#なのに、ちょいと前に中洲で新規オープンした特殊浴場は謎だが。
/* Kachou Utumi
I'm Not Rich... */
Re:なぜだ? (スコア:1)
#いずれもムックでですが.
Re:なぜだ? (スコア:1)
>ました。また発行します」となった雑誌なぞ無い!
コミックバースは休刊から復活しましたよ。
>Linux Magazineは死んだ。なぜだ!
#まつもとさんしかカリスマコラマーがいなかったからさ
#コラムの内容はともかくとして有名人という点で
#さらにいうと、内容が薄すぎて購買層の買う気を起こさせなかったのが原因かな。
Re:なぜだ? (スコア:1)
#年末にどかんと廃棄したのでうろ覚え。(^^;;)
@大阪なヒト
Re:なぜだ? (スコア:1)
なぜだかはわかりませんが、
ついでに気になって調べたら Linux Japan も
"休刊"してたんですね。
LinuxJapanは2002年7月号をもって休刊いたしました。 [shuwasystem.co.jp]
これもたぶん復刊するつもりはないんでしょうね。
初期の、vol.1 ~ 3 あたりの、出版をなめきったダラダラした
作りに激しく心を揺さぶられて結構買い続けてたんですが。
晩年は小奇麗になって、見た目ただのコンピュータ雑誌に
なってたようですが。
閾値は 0 で
Re:なぜだ? (スコア:2, 興味深い)
で、とりあえず既存の雑誌の増刊号で開始して、部数の実績ができたところで、おももむろに取次ぎから新しい雑誌として認めてもらうというパターンは、出版界では良い悪いをおいといてよくある話。
あ、現在隔週刊のコミックイブニングなんかも長いことモーニング増刊のマグナム増刊号を母体にしてるはず。
ま、定期刊行物の場合、納期厳守なので、印刷所から納品されて個々の書店やコンビニ等々への配送のために仕分けする作業の業務量を考えると、「創刊しましたっ!」「了解しましたっ!」という呼吸でほいほい仕事を作りたくないのは判らないでもありません。
もと中の人の周辺にいたのだけど、別にIDでもいいか
予算にも限度があるし (スコア:2, すばらしい洞察)
みたいなのには買う側がついて行けないので止むを得ませんな(笑)
いや,本当に上記みたいな考えだったのかは知らんけど,各種ツールやサーバーに限らず
GNOME や KDE みたいなデスクトップ環境でも態々 *BSD と Linux で本を分けられては
買って読む方が大変なだけで。記事中で注記してくれた方がまだ頭に入ると思うし。
まぁ,UNIX MAGAZINE [ascii.co.jp] があるのでそっちにまとめてください。>アスキー
売れないから休刊なんでしょ (スコア:2, 参考になる)
ただ、これはLinux Magazine、BSD Magazineだけに言えることではなく、コンピュータ系雑誌への広告収入が年々減ってきている事を示しているようです。
コンピュータ系は、数年でWeb媒体の方へシフトするんじゃないでしょうかね?
まぁ、腐っても先端分野の一角な訳だし、素早い情報が必要とされる事でもありますから、Webへの転換は利用者に取ってはうれしいことですけど。
#あと、苦しいのはASCIIだけじゃなくて、ほぼすべてのコンピュータ系出版社は苦しいと思いますよ。
#数年前まで飛ぶ鳥を落とす勢いがあった出版社も今年度は赤字転落とか言われてますし・・・
#まだASCIIは週間ASCIIがあるだけマシのような気がする
Re:売れないから休刊なんでしょ (スコア:1)
#タレコミ時はLinuxジャンルですた。
実質1万あるかどうかでしたか…Linux雑誌No.1の表紙記載もABC協会の公査によるものだったので、それなりに信憑性はあったとは思いますが…
んで、定期購読ユーザ向けの同封挨拶文と目次横に、編集長からのご挨拶がありまして、「OS単独にフォーカスした弊誌は役割を終えたのかも知れない」云々ともっともらしいことが書かれていたりするわけですが…
もし今後もLinux専門誌読み続けるとすればLinux magazineにも広告載せてた(笑)日経Linux [nikkeibp.co.jp] くらいしか無いのか…orz
月刊アスキーもそろそろあぼ~ん?(スコア:-1, オフト (スコア:1)
さてアスキーといえば、これまでは毎月18日ともなると書店で平積みになっていて、毎月どの店でも容易に購入できたはずの月刊アスキーが、私の地元ではこの頃、平台に載らないどころか、突然ほとんど入荷しなくなりました。入ってもせいぜい一冊程度。
代わりに平台を占領してるのが、他社の「Winnyで超激ぶっこぬき」系のいわゆる厨房雑誌ばかり、といった具合なわけですが……
アスキーの背表紙付きの硬派パソコン雑誌ばかり読んできた私には、何だかとてもさみしい光景です。
ハイバネーション(=冬眠)中。 押井徳馬(・(T)・)
Re:月刊アスキーもそろそろあぼ~ん?(スコア:-1, オ (スコア:1)
# 大文字たくさん書きすぎって orz
Re:月刊アスキーもそろそろあぼ~ん?(スコア:-1, オ (スコア:1)
Re:月刊アスキーもそろそろあぼ~ん?(スコア:-1, オ (スコア:1)
私の近所にある書店でも似たような状況です。
旧来の読者が離れてしまった上、新規読者もつかなくて返本率が上昇し続けていたんでしょう。書店も切らざるを得なくなったと。私自身、月刊アスキーはもう会社で講読されているものにざっと目を通す程度ですし… (MACPOWERは手に取ることすらなくなりました)。
にしても、代わって「いわゆる厨房雑誌」が平台に台頭してくる様は、町の小さな書店が実質的にエロ本屋化していく様を思わせて寂しいですね。
中・小規模書店はもはや売れるものだけ置いてもなお苦しい状況のようですが、生き残ろうとすればするほどまともな客が超大型書店やAmazon.co.jp等へ逃げてしまう悪循環にあるような印象を受けます。
Re:売れないから休刊なんでしょ (スコア:1)
それにWebでも「○月号発行」というような紙面を埋めるために記事を持ってくるという紙の発想ではなくて、Webで「情報ライブラリ」として記事一つずつのバラ売りという形が今後の姿のように思います。
「Web検索だけではまとまった情報がなかなかない。けど、出版社のWebに行けば商品としてまとまった情報が記事としてある」
こんな形が今後の出版社の形ではないかと思います。だからこそ実用的な電子出版に関する著作権保護技術と課金システム技術の構築を急いで欲しいと思います。
# 本の重みで床が抜けるなんて嫌です。
Re:売れないから休刊なんでしょ (スコア:2, 参考になる)
●著作権保護技術と課金システム
失敗しそうな要素に満ち溢れていると思います
まだ紙媒体の方が商売になるかと…
「マイクロペイメントへの反論」
http://www.blog.net/micropayments-j.htm
Re:売れないから休刊なんでしょ (スコア:1, 興味深い)
もしかしたらコストをかけて出版する体質から
脱却できなかったのかも。
SD誌も知っているけど金かかってなかったです。
それと比較すればアスキーの雑誌は
かなり金がかかってた感じ。
奥付けを見ても人数多いでしょう?
Re:売れないから休刊なんでしょ (スコア:1, 参考になる)
@8000円位で書いた気がする。
もっともA4 vs B5だから多少は割り引いて考えないと
駄目だと思うけどね。
先にSDで書いたからアスキーが高いのかと思ったよ。
ただ原稿料以外の体制とか経費の使い方でも
アスキーのほうが金をかけていると思った。
Re:売れないから休刊なんでしょ (スコア:1)
とてつもなく中途半端 (スコア:1, すばらしい洞察)
DVD2枚組で両雑誌の全記事が入っているムックを希望。
Re:とてつもなく中途半端 (スコア:1, おもしろおかしい)
日刊(とはいえなかった)アスキーLinuxまでもが (スコア:1)
でも、タブに「Mac」が新しく追加されているのを見た時には、目を疑ったが。
個人的には、Macと言うよりは、ただのAppleウォッチじゃないのかなと。
内部で何やってるのかは、判らないけど。なんか迷走し始めた様な気もする。
/* Kachou Utumi
I'm Not Rich... */
あらま (スコア:1)
「まとめたのが出るんなら、みんなこれしか買わなくなって休刊するぞ」
と冗談を言ってたんですが、本当に休刊になってしまいましたね。
# そう言えば、皆さんはUNIX、プログラミング系の雑誌は何か買ってますか?
# 私はUNIX USER読んでます。
なんとなく、の感想ですが (スコア:1)
初心者向けにフォーカスした誌面作りをしている、という印象。
とはいえ、昔は大変よくお世話になりました。
Re:なんとなく、の感想ですが (スコア:1, おもしろおかしい)
左手で本を押さえつつ右手であれこれいじってハァハァ
ときどきウッって声もあがって
Re:なんとなく、の感想ですが (スコア:1)
> ときどきウッって声もあがって
やらこい話のような気もするけど・・・
紙面のスクリプトを入力して、そんなことしていた気もします。
LinuxというかUNIX文化の入り口にはなっていた本だと思うので、感謝してます。
結局話題が乏しいってことでは (スコア:1)
バリバリの素人向けLinux雑誌、初心者お断りのハッカー向けLinux雑誌、WebやDBなどにソリューションに特化したエンタープライズ向け雑誌、そんなLinux雑誌ってありましたっけ?
#個人的にはエンタープライズ向け誌があれば結構嬉しいんですけどね。
ZZX
Re:結局話題が乏しいってことでは (スコア:2, 興味深い)
最初は期待していたしNo.6も手元にあるけど、結構内容がプアな号もありましたよ。まずいなあと思っていたらそういえば止まっているんですね。気がついてなかった。
西田さん [skyfree.org]の記事はかなりコアなお話で素敵なのですが、これについていってこの業界の人になるには、それなりのセンスが必要と思うんですよね。それでそのセンスを持った人間は一度その概念を理解してしまったら雑誌は必要ないのよね。僕はまだ理解しきれていないけど。
UNIX MAGAZINEは買っているんだけど、UNIX USERは買わないし。残念。
# ソフトバンクの本は信条として買わないので。
何で今 Linux 使ってるかというと (スコア:1)
紹介記事(たしか連載でしたね)を読んでいたからです。
UunxTools for Dos も買ったし・・・
あの時のパワーは Linux Magazineには感じられなかったな。
ナローバンドの時は、付録CD目当てで何冊か買ったけど。
##AhSki!だけ復活してくれないかなぁ。
うーん (スコア:1)
一冊だったのに勿体無いですね、、
マイクロソフトの圧力 (スコア:1)
そういうわけで (スコア:0)
最終号まで含めのLinux magazine DVD Completeは出るんだろうか?
#超入門シェルスクリプトとプログラミング工房を
#ウンウンうなりながら読んでいた頃が今となっては懐かしい。
#お世話になりました。
Re:そういうわけで (スコア:1, 興味深い)
ソフトウェアの不備を利用した回避方法を知りたいのではなく、出版社が、休刊になった書籍のディジタルデータをどの様に扱って欲しいかという意思表示の一つとして、「本文テキストのクリップボードコピー許可」というのに成って欲しいなあと思いました。
LinuxはUNIXのひとつでUNIX MAGAZINEあるからいいんじ (スコア:0)
使うのはUNIXが殆どだけれどUNIX MAGAZINEを読まなくなってしまった。
厨房が書いた記事なぞいらねえ (スコア:0)
一昔前なら生越の記事でもありがたかったのかもしれんが。
程度が低すぎる (スコア:0)
読み物として用意されたのであろうか「隠喩としてのコンピュータ」「オープンソース・アクティビズム」といった評論記事は、あまりに質が低くて低くて、読み手が筆者に対して同情してしまうほど。
白黒ページだけ切り取って保存しておけばそれで良し。
Re:程度が低すぎる (スコア:1)
テストも古い機材ばっかだし、予算が付かないのかしら。
水冷G5の記事も期待していたが、1年たってもでないし。
高いせいかな。もっとも他紙にも出ないけど。
Re:Mac Power (スコア:2, 参考になる)
http://www.fx-it.com/mdata/md_asc.html
MocPower は読まなくなって久しい
Re:Mac Power (スコア:1)
本当に35000部も刷られているかどうかは疑問ですけどね。
結局、出版社からの数字は当てに出来ません。
取り次ぎだって何個もあるので、そのすべてを網羅して数値を出すのも無理な話ですし、書店の売り上げなんて実際出版社だってどのくらい売れたかは半年たってみないとわかないのが現状です。
ちなみに、部数が少なくても広告がそれなりに入っていれば、雑誌は存続できます。
これは、DTM、DTV系の雑誌を見てみるとよくわかるかも・・・
DTM、DTV系の雑誌なんて実質1万程度の配本でしょうけど、膨大な広告収入で黒字転換してますし、必ずしも部数=売り上げにはなっていないと思います。
#あ、MacPowerも2万程度の配本かもしれない・・・・
そんな具合で、雑誌の生命線=広告収入っつう事を考えると、配本数と言うよりもやはり広告収入が減ってきた雑誌は要注意ですな。(Unix系はそういう意味でつらそうだなぁ~)
Re:Mac Power (スコア:1)
>結局、出版社からの数字は当てに出来ません。
当てになる数字がほしい人のために日本ABC協会 [jabc.or.jp]があるんだと思われ。
#的外しコメントだったらスマソ。
Re:Mac Power (スコア:1)
読むところがなくなったというのは同感です。
私はもうここ1年以上、「進化の系譜」読むためだけに\約1k/月払っています。ものすごく高くついてる・・・
名物に旨いものなし!
Re:程度が低すぎる (スコア:1, 参考になる)
CardBus非対応スロットにしてもそうだけど、どーでもいい事で字数稼ぎしているのが見え見え。
それで面白い文だと思っているのが実に痛々しい。
/etc徹底攻略だったか、見開きページでExcelで書いたかのような無意味な表がでかーんと掲載されていた時には、ほとほと脱力しました。
コラムとか欄外で書かれている事も概略しか書かれていなかったりして「概略だけじゃなくて実行例書けよ」みたいな、実に「痒いところに全く手が届かず、むず痒くしたまま放置」な記事が多い。
初心者だった5~6年前はありがたい雑誌でした。贔屓目かもしれないけど、その頃は結構ためになる記事があった気がする。しかし、自分のスキルの向上と共に、たかだか1年で全くの無用の長物と化した雑誌でもありました。
Linux Magazineがなくなっても、新人さんにお勧めする雑誌として、初心者向けにはUNIX USER、中級者にはUNIX MAGAZINEとSoftware Designで問題ないと思われ。
会社厳しいらしいから. (スコア:0)
って,又聞きですけどね.
とりあえずタレこみのムック本は買いと見た!
Linux Magazineよか (スコア:0)
Re:Linux Magazineよか (スコア:1)
今回のタレコミのリンク先を読むまで、実は、ひょっとすると、
あるいは復活してくれるのではと思っていたのに。
もしもどこかで復活するときは以下の内容を是非。
* Theo様よりありがたいお言葉
* デーモン君のカーネルソース探検
* 秋葉原たんしちゅー夜話
Re:Linux Magazineよか (スコア:1)
タンシチューはそもそもランチ限定では。というか、既にやっていない罠。
Re:?→! (スコア:1)
あげくに1chやって2chと戦うどころか自滅してるし。
ASCIIからは度々人材が流出して別会社作ってるし、メディア競争以前に会社として何かおかしかったんでしょ。
Re:OS そのものが目的でなく (スコア:1)
> 目的と手段の分別が未達成の層を対象
としてる雑誌こそ
Linux Magazineだったと思うんだけど