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9493 story

衣服に織り込める太陽電池 140

ストーリー by GetSet
5倍のエネルギーゲインがある(違) 部門より

akiraani曰く、"ITmedia経由ロイターの記事より。
トロント大学で開発されたプラスチックの太陽電池は、繊維に織り込める柔軟性を持ち、太陽エネルギーの電力変換効率は現行より5倍も高いそうだ。この新しい素材は日光のエネルギーの30%を利用可能な電力に変換できる上に、合成繊維のようにプラスチックを繊維に織り込めるという。 トロント大学のサージェント氏によると「この技術は5~10年以内に平均的な消費者の手に入るようになる」とのこと。
太陽電池付きのジャンパーなんてのもあったが、こんなものが巷に溢れかえる日も近い、ということだろうか?"

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  • すごい変換効率 (スコア:3, 参考になる)

    by take0m (4948) on 2005年01月14日 23時35分 (#679164) 日記
    ですが、
    SHARPも折り曲げられる太陽電池で28.5%ってのを発表済みですね。
    同じような素材なのでしょうか。
  • by Anonymous Coward on 2005年01月15日 0時11分 (#679181)
    ネット上をさまようと、
    現在の太陽電池の変換効率は、どんなに安い物でも10%、量産タイプで14%、最先端の物は20%近くあります。 [keio.ac.jp]
    とか、
    最近の住宅用モジュールはセル変換効率15%前後が多いようです。 [horiba.com]
    とかいう記述があって、商品の一覧 [sharp.co.jp]を見ても、10%代が多いようなんですが、
    「現在使われている太陽電池のベストプラクティスである6%」というのは、どこからでてきたんでしょう?
  • 他のだと混ぜれないのだろうか?
    服?興味ないよ。

    ペンキに混ぜて屋根に塗ると涼しくなるのだろうか?
  • 動力源として使えるかな?

    刑事 [j-hobby.com]でもやらせてみますか。
  • 必要要件 (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2005年01月15日 0時10分 (#679180)
    家庭で洗濯できること。
  • by snd (14690) on 2005年01月15日 1時39分 (#679213)
    ウェアラブルコンピュータの電源として使ってみるとか?
    昔日向ぼっこなどしながら「光合成が必要だー」などという冗談をよく言ったものですが、それが冗談でなくなる日も近かったりするのでしょうか。
    #光合成ではないけどID
  • Final_Home [finalhome.com]とか、Issei Miyake_by NaokiTakizawa [isseymiyake.com]とかはいかにもやりそうなんだけれど、このところ軒並み仕事が陳腐なので手をだしてほしくない。ただそのレベル以上のメゾンが手がけるとしっかりした新しい可能性が見えてくるとおもう。川久保怜・・・・。彼女は興味ないだろーな~。

    W & LT [www.walt.de]のデザイナー、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク教授やその周辺のクリエイターたちが、このニュースに気付いてくれてたらいいなぁ、と思ったり。

    それにしてもW & LTのサイト、、、かなしいくらいにしょぼい。

  • 実家に帰ってたときに暇つぶしに買ったニュートンにそんな記事がありました。
    カラフルな太陽電池だとか、家のカーテンや手に持ったバッグが発電してるとか。

    でも今回のは織り込めるってことだから、あれに書いていることとはちょっと違うか。
    「塗装感覚」って書いてあったし。たしか。
  • の電源に使えば、ある程度の照明がある場所ならバッテリ不要に
    なりそう。ちょっとお値段高くても売れそうな。
    •  空調服 [rakuten.co.jp](持ってます(笑))のファンの電力を補えるだけの電力を発生できるか考察してみます。

       空調服の消費エネルギーは、2500mAhのNiMH電池4本で5時間稼働とのことで、
        (4.8[V]*2500[mAh]*3600[s/h]) / (5[h]*3600[s/h]) = 2.4W

       地表での太陽エネルギーは1[kW/m^2]程度。
       角度などの関係を含めて変換効率10%とすると、
      2.4Wを供給するために必要な太陽電池の面積は、
        2.4[W]/(0.1*1000[W/m^2]) = 0.024[m^2] = 240平方cm … 15cm四方ぐらいか。
       長袖の空調服全面で発電すれば日の当たる面だけでも楽勝でまかなえそうです。

       ただし、後ろの「たぶん、30%の効率を達成したのは、効率を上げるために最適な形状にしたときの話で、繊維にすれば効率はガタ落ちだと思いますよ。」 [srad.jp]という指摘を考慮して、効率が一桁落ちるとなると面積が一桁増えて2400平方cmで約50cm四方。背中・袖・フードでなんとかまかなえるかな?効率が二桁落ちるようならもうだめですね。繊維に織り込もうなどと欲張らずに、素直に柔軟なフィルム太陽電池として使用した方が良さそうです。(そもそも、織り込んだら配線はどうするんだろう?)

       なお、以上の計算は直射日光の下という前提ですけど、光エネルギーが数桁違う屋内では電力の供給は無理でしょう。

       ちなみに、手持ちのザウルスMI-L1は3.6V800mAhのバッテリーでAirH''による連続通信時間(無駄にリロードするスクリプトで連続データ転送して放置)が5時間でした。通信中の消費電力は3.6[V]*800[mAh]/5[h] = 0.6Wということになります。平均してわずか1W程度の電力を発生できるだけの服とか傘とかでも、低消費電力のPDAと組み合わせればかなり有効に使えると思います。
      親コメント
  • 洗濯して太陽の光に干すと発電した電力による熱ですぐに乾きます。

    #ん~普通の衣服と比べるとどうなんだろう?
  • by Anonymous Coward on 2005年01月15日 8時54分 (#679293)
    当然のことですが、太陽電池は、原料物質の塊ではありませんよね。

    正負の電荷が分離される場所が必要で、電力を取り出すための電極も必要です。
    通常の太陽電池なら、半導体のp型とn型や、半導体と金属や、
    電極と溶液など、異なる性質の物質に正電荷と負電荷が集まってきて、
    それを電極で取り出します。
    発電は、ふたつの物質の界面で行われます。

    で、繊維に織り込んだとき、電極はどこにつけるのでしょうか?

    1本の繊維の始めのほうと終わりのほうで物質を変えてあるとすると、
    繊維の両端に電極をつければいいということになります。
    でも、これだと繊維の中ほどに、繊維の太さの界面があるだけで、
    発電はそこでしか行われないので効率が悪い。

    1本の繊維が、じつは2種類の物質がよりあわされたような構造をしている
    とすると、こんどは発電に関与する面積は増えるけど電気抵抗の
    問題があってうまく電力を取り出せないかもしれない。

    たくさんの繊維があるとすると、それこそ、どうやって電極をつけるのだ、
    という問題がある。

    たぶん、30%の効率を達成したのは、効率を上げるために最適な形状に
    したときの話で、繊維にすれば効率はガタ落ちだと思いますよ。

    それでもすごいけど。

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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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