ライブドアが放送メディアに進出か 153
ストーリー by yoosee
本気かブラフか 部門より
本気かブラフか 部門より
Anonymous Coward 曰く、 "今月8日、ライブドアがニッポン放送の株式の約35%を取得したという発表があった。複数のメディアがこのニュースを報じているが、中でもCNET Japan の記事、MSN-Mainichi INTERACTIVE の記事、ASCII24の記事が詳しい(いずれも2005/2/8付け)。livedoor コンピュータ も2005/2/8付けのニュースでこの事を伝えており、堀江氏はライブドアのコンテンツビジネスの強化、インターネットと既存放送とのシナジー等が目的であるとのコメントを出している。
ニッポン放送はフジサンケイグループのラジオ放送局だが、同グループのフジテレビジョンの筆頭株主でもある。ライブドアがニッポン放送の関係だけでなく、フジサンケイグループ全体に対してどのような関係を作ろうとしているのかが注目される。
今回の株式取得に先立って、フジテレビジョンがニッポン放送の全発行済み株式の取得を目指すという発表をしていたこと、株式の買い付けが子会社を経由して時間外取引で行われたこと、ライブドア側からニッポン放送側へ事前の申し入れがなかったことなどから、敵対的買収に近い印象を受ける(Excite経由の共同通信の記事に同様の指摘がある)。"
ライブドア社長の思惑 (スコア:5, おもしろおかしい)
Re:ライブドア社長の思惑 (スコア:1)
これは (スコア:3, おもしろおかしい)
としか思えないんですが。
ライブドアの堀江をあなどるなよ (スコア:3, 参考になる)
それから30%を超える株式を取得したライブドアに対抗する手段がほぼ残されていないということも知っておきたい。
堀江としては売り抜けて巨額の差益を得るもよし、そのまま手中に収めるもよしということ。
ついでに、一般大衆には堀江は旧弊を打破する善人に映っているということも忘れてはならない。それが虚像だということを、スラドの住人は知っていると思うが、侮ってはならない。
どのように転がっても、堀江は更に富むということだけは確実なのだ。
増資も出来ない (スコア:2, 興味深い)
もはや、フジテレビの防衛に戦略の重点を置くべきだろう。
か、手を結ぶか(ニッポン放送は、どのみちそうせざるを得ないか)。
#ライブドアとしては、マスコミ分野に進出する事は既定事項で、いずれ放送局や新聞社を入手するつもりだったから、まあ予定通り。
#まさしく「敵対的買収」だけど、どちらにころんでも当面は企業価値は上がるには違いない。先の事は分からないけど。
Re:ライブドアの堀江をあなどるなよ (スコア:1, 興味深い)
こういう事ですか?
Re:ライブドアの堀江をあなどるなよ (スコア:1)
「原作者のほったゆみが、小畑健に岡惚れしてしつこく迫ったため」
と暴いた記事を載せて、あっという間に消えたことがありましたよ。
ちなみに実際には、ほったと小畑はほとんど面識がないのだと。
ライブドアをつぶせなくなってきた (スコア:3, 興味深い)
今後もこういう感じで資本関係を作っていくと思うため、もし財務等が最悪なことになっても、簡単にライブドアを解体することは困難だと思う。
もうすぐ外国企業からの株式交換による企業買収が解禁されるし、上場会社は油断するなって事ですよ。
はっきり言って日本企業は株主舐めすぎ。
Re:ライブドアをつぶせなくなってきた (スコア:1, 興味深い)
>経営が安定しないのなら確実に破滅は訪れます。
の破滅のときに、「バカだねぇ。勝手につぶれてれば?」と言えなくなってきてんじゃないの?って話だと思われ...
Re:ライブドアをつぶせなくなってきた (スコア:2, おもしろおかしい)
その二つは舎弟関係なので、二分することはないかと思われます。
決してホリエモンがじきにハゲると言ってるわけではなく(w
もはや分からない (スコア:2, すばらしい洞察)
オン・ザ・エッヂ時代は「コンテンツ屋」「ホスティング屋」という
二大柱がはっきりしていたが。
ファイナンス会社ですね (スコア:3, 参考になる)
【特色】
ホームページ制作からポータル、金融、ソフト販売等多角化。M&Aに積極
【連結事業】
コンサル9
モバイル10
ネットワーク12
ネットメディア8
eコマス3
ソフト6
eファイナンス53
Re:もはや分からない (スコア:1, 参考になる)
Re:もはや分からない (スコア:1, 参考になる)
買収屋
#既に手段ではなく目的になっている
Re:もはや分からない (スコア:1)
仮に再生機構にお世話になった時、残せるものあるのかな?
「うちがやればもっとうまくいく」って言うけど実績が思い浮かばない。
華々しくスタートして尻窄みなものばっかり・・・
#報道ステーションで古館に「テレ朝じゃなくてよかった」と
#面と向かって言われていたのには笑ってしまった。
if the kid?
とりあえず、朝日新聞を (スコア:1)
あんな、「ちょうにち」新聞が日本をかき混ぜていては、
日本が駄目になる。
Re:とりあえず、朝日新聞を (スコア:1)
ねとらじ買収 (スコア:2, おもしろおかしい)
危ねえ橋を渡るなぁ (スコア:2, 興味深い)
素人考えではずしているかもしれないけど、何百億もの転換社債だと株式の需給関係が崩れて、
今後のライブドアの株価がやばいんでないの?
フジ側の公開買付価格を引き上げて高く売り抜けるつもりだと思うけど、
本気で提携するつもりならフジ側よりもほりえもん側が背水の陣だと思うよ。
Re:危ねえ橋を渡るなぁ (スコア:1)
株主は大損ですが。
#もちろん、自社株を原資にした買収はやりにくくなりますね。
背水の陣というのは同意です。ライブドアはいつも崖っぷちの感じがしますが。
いろんな面で崖っぷち (スコア:2, 興味深い)
この社債を転換されてしまうと、株価が下がる上にホリエモンの持ち株比率が下がって、ライブドアに対するコントロールを失う可能性がありますし。転換を行使されていいことはホリエモンにとってもないはずです。
にもかかわらず、プレスリリースの最後にはホリエモンの持株をリーマン・ブラザースに貸借することが明記されてるのが不思議。これがホリエモンの意志なのか、それとも資金調達に際してのリーマン・ブラザースからの条件だったのかで意味は大きく異なりますが。
後者だとしたら、ホリエモンは2/25までに決着をつける気での資金調達なのかもしれません。
この社債の転換の行使期間は2/25から5年間ですので、とりあえずは2/25までに決着がつくか、決着がつかなかった場合は2/25以降に何が起こるかが見所っぽいかな。
しばらく静かだったから (スコア:1, 興味深い)
「とりあえず目立つことをしてみました」と言う感じじゃないですかね。
皆に忘れられて、株価が沈み始めると、一気に終わりまでまっしぐらと言う感じの経営形態ですから。
んー。 (スコア:2, 参考になる)
今までの事業はインターネット関係、ファイナンス関係と対象とする客の年齢層が
比較的若かったからあの人のやり方が通用したかもしれないけど
全年齢層を客とする放送関係の事業にあの人のやり方が
通用するとはどうしても思えない。
球団の会議にノーネクタイで登場して批判を買ったように、
あの人のやり方では特に年配の人から反感を買いそう…。
Re:んー。 (スコア:1)
一概にそうはいえないと感じます。
#マスコミの報道は特に批判的ではありませんでしたね。
ちなみに、ノーネクタイは夏の電力需要調節のためにも一部の役所あたりからは
ひっそりと推奨されています。大きくやるとネクタイ業界から圧力がかかるらしいですが。
私は、夏期のネクタイ着用を控え、冷房の設定温度を29度くらいにする政策を
推進すべきだと思っていますよ。
やはり放送は (スコア:1)
ニッポン放送はラジオ局ですが・・・ (スコア:1)
この場合,メディア [srad.jp]かビジネス [srad.jp]じゃないかと思ったりする・・・
参考リンク (スコア:1, 参考になる)
R30氏の見解 [tea-nifty.com]
隊長の見解 [jblog.org]
浮かれてるアホルダーは冷静になって読むべし。
サッカー中継 (スコア:1)
何度もリロードしてました。その時、画質が悪くてもいいからネットで
流してくれればいいのになぁ、と思いました。livedoor がメディアを
買収する理由が単なるマネーゲームではなくそこらへんに風穴を開ける
為であることを期待します。
ところで Hawks の試合はネット中継してくれるんですかね?孫さんは。
Re:サッカー中継 (スコア:1)
次は (スコア:1)
http://www.nikkei.co.jp/news/tento/20050210AT1D0901Z09022005.html
Re:しかし何故 (スコア:3, 参考になる)
フジTVの経営権を握るのが目的だとすれば、直接フジTVの株を買い占めるよりは、
ニッポン放送の株を買い占めたほうが安いから、でしょう。
ニッポン放送は、フジTVの筆頭株主ですから、ニッポン放送の株を買い占めれば、
自動的にフジTVの経営にも参加できるというわけですね。
トラブルを起こすことに関しては、なんとも思っていないのでは?>ライブドア。
Re:しかし何故 (スコア:2, すばらしい洞察)
起こされる方がアホなんや(言い過ぎ
日本型ともいえる相互扶助(株の相互所有や、子会社が親会社の筆頭株主)をやってる事の方がむしろイビツじゃないのかと。「敵対的買収」とまでいわれる筋合いはないと思いますね。
(奇襲みたいなやり方はともかくとして)
今回は国内企業のライブドアだったけど、海外の投資家がニッポン放送株を大量買付けするくらいのリスクも想像できなかったんでしょうか。 フジサンケイグループ、ちょっと想像力に欠けてるかも。
# マスコミの目もあるし今回の例では転売はできないでしょう
---- 何ぃ!ザシャー
Re:しかし何故 (スコア:3, 参考になる)
Re:しかし何故 (スコア:2, 参考になる)
>買収者が、買収対象会社の取締役会の同意を得ないで買収を仕掛けること。
私の認識が間違っているようです。指摘ありがとうございます。
ということは「敵対的買収」とは対象会社の主観によるものなんですね。
(フジサンケイグループの経営戦略の失敗だとしてもそれは責められないわけですね)
---- 何ぃ!ザシャー
Re:しかし何故 (スコア:1)
Re:しかし何故 (スコア:1, すばらしい洞察)
同じメディア業界に入れば、そんな事言われないだろうし・・・。
Re:しかし何故 (スコア:1)
# そういえばフジサンケイグループって筆頭会社が存在しないんですよね?
---- 何ぃ!ザシャー
Re:しかし何故 (スコア:1)
TOB云々はまったく関係ないでしょう。
Re:しかし何故 (スコア:1)
TOBを打つ、ってことは「株ほしー」って相場に叫んでるのです。
つまり、自分が株を必要としている事をばらしてるわけ。
しかも、競合相手がいることが多い。
(発表時点では村上ファンド)
さらに、TOB発表後は市場からの購入は禁止。
買取価格を変える場合は発表の修正を行わなければならず、
全量を修正後の価格で買わなければならないのです。
手の内をさらしてしまった以上、
足下を見る第三者が現れるのは必然の理です。
敵もさらなる手段を講じるでしょう。
zasha氏はその辺をコメントしたと思うのですが。
で、今回は足下どころか、奇襲でひっくり返されたわけで。
そういう意味では、拒否権を取れるとこまで話を煮詰めてから
一気に動いたほりえもんの作戦勝ちでしょう。
1000円ほど乗せてフジに買わせるもよし。
経営に絡んでナベツネにふふーんと言うもよし。
反撃を食らって痛い目に遭うもよし。
傍観していれば、しばらく楽しめそうです。
まあ、ニッポン放送が理不尽な戦略で既存株主に損させてなきゃ
もうちっと違ったんでしょうがね。
Re:しかし何故 (スコア:2)
それと、「TOBだと第三者が株式取得できるというリスクがある」ということの間には何の関係もないように思います。
TOBであろうとなかろうと、いつでも第三者は株取得可能。
ただし、TOBの場合は、足元を見られて、損をする可能性もある。
これなら正しいです。
Re:しかし何故 (スコア:1)
いいえ。だって、市場に出回っていない株は、TOBもなにもあったもんじゃないでしょう。
> 個人的に密かに、自分以外の人間すべてを第三者と呼ぶのは勝手だが、
> それは世間一般から第三者として認知される存在ではない。
そんな呼び方をするのはあなただけです。
世間一般から第三者として認知されないのはそのためです。
自分が買い手であれば、自分と取引がある売り手が当事者であって、
自分以外の買い手とその売り手、および、これらのいずれにも当てはまらない人が第三者でしょう。
自分と直接の関係がない売り手は、潜在的に直接取引者になる可能性があるため、
第三者に分類しないということはあるかもしれません。
また、自分以外の買い手は、自分と利害で対立する関係だと捉えれば、
これも第三者に分類しない、と言う考え方もあるでしょう。
Re:しかし何故 (スコア:1)
> 「市場に出回っている株式なら」だろ。
そうですね。市場に出回っている株式だから、TOBが成立するわけです。
逆に、市場に出回っていない株式に、TOBをしかけても意味がないでしょう。
株式公開していなかったり、公開していても一部の大株主が寡占しているような状態であれば、
TOBをしかける意味がありません。
そして、市場に出回っているそういう株なら、第三者に買われる可能性はいつでもある。
TOBをしかけているかどうかは、まったく関係がありません。
> 市場では、そういうのは第三者といいませんって。
TOBを仕掛けたものから見て、自分以外の買い手を「第三者」と呼ぶ、というのがあなたのMy定義ですか?
世の中には、「第三者によるTOB」とか「第三者割当増資」、なんて言葉もあるようですが。
「第三者」と言う言葉は、何を当事者と考えるかによって変化するわけで、
あなたの言うような定義だけが唯一のものでないことは明らかです。
Re:しかし何故 (スコア:1)
TBOってのは、原則的に有価証券報告書の提出義務がある会社の株式とかCBを市場外取引によって取得する場合に義務付けられ、公開買付代理人を通じて市場外で株式を取得することで、証券取引法第2章の2以下に規定されています。公開買付報告書によるとフジテレビの場合、公開買付代理人として大和証券SMBC(大和證券グループ本社と三井住友FGの投資銀行部門)と、副代理人として大和證券が指名されています。
一方で法27条の5は、公開買付者等による公開買付報告書に記載した方法以外での買い付けを禁止しています。つまり、フジテレビの場合には大和證券SMBC及び大和證券の本支店において公開買付応募申込書に必要事項を記入し捺印する必要がありますが、これ以外の方法で取得することはできません
で、今回のフジテレビによるTBO条件の場合には、TBOが市場から直接買い付けが予定されていない場合でも、市場で取引される現物の価格というのは、公開買付価格にさや寄せされてしまうわけで一見直接買付をしているように見えるかもしれないですけど、実際はそうではないです
#1月7日に大和證券SMBCはニッポン放送の発行済み株式8%に相当する262万5000株を取得していた事実はあんまり問題視されてないけど、どうなっとんねん>証券取引等監視委員会
Re:しかし何故 (スコア:1)
#何箇所間違えとんねん>漏れ
Re:しかし何故 (スコア:1)
今回の事態もある程度は考えていたはず。
儲かる手段を提示すれば許してくれた村上ファンドが、
ほりえもんに替わったのは予想外でしょう。
(この2者で取引があったとは明言されてませんが・・・)
でも、今回の件で村上ファンドはいくら儲かったんでしょ。
普通の庶民に買えるようなファンドではないけど、1口欲しいなぁ。
(完全な私募だし、きっと何億とかの単位でしょ?)
Re:しかし何故 (スコア:1)
本当かどうかは時機に発表されますのでそれまでお待ちを。
http://www.asahi.com/tech/asahinews/TKY200502080167.html
また、村上ファンドは数億など必要なく皆さんに手の届く
たった1千万で購入できます。
http://www.orix-sec.co.jp/news/o2002/o_020408_1.html
Re:株価 (スコア:1)
Re:株価 (スコア:1, 参考になる)
2005年02月08日 ニッポン放送株35%取得
#ちなみに、日曜日の私がレギュラー出演している、平成教育2005予備校は中止にされてしまったようだ。うーん、凄いことやるなあ。そんなのってあり?ありえねーとか思ってしまった。視聴率取れると思うんだけどなあ。まあ録画だけどさ。他局が激しく報道しているのに、フジテレビではほとんど報道されなかったらしいし。これじゃあ政治家に番組内容を歪曲されてしまう、某国営放送と同じじゃないのか。まさかとは思ったが残念である。資本力にあまり影響されるべきではない、報道やら番組構成やらを自ら歪曲してはいけないだろう。 [livedoor.jp]
平成教育予備校 (スコア:1)
堀江社長の出演番組を休止 編成上の問題とフジテレビ [yahoo.co.jp]
<フジテレビ>ライブドア・堀江社長出演の番組、放送休止 [yahoo.co.jp]
堀江社長出演「平成教育-」13日分休止 [yahoo.co.jp]
あくまで個人的な所感ですが、今回の一件でフジにとっては堀江氏を「ただの有名人」としては見られなくなってしまったわけですし、影響が出るかもなぁとは思っていました。同番組のファンとしては残念です。
「平成教育」が他局の番組なら迷わず放映したでしょうけど、フジは立派に当事者の一人なんですが…#経済や株式市場や会社経営のことは何もわからないけどID
それも普通の転換社債ではなく・・・ (スコア:3, 参考になる)
これは割当先の扱い方によっては既存株主には極めて不利になる(大量に株が発行され、既存株が希薄化される可能性がある)代物で、是非についてかなり議論のある資金調達方法なんですよね。
<参考>
http://www15.ocn.ne.jp/~hiro-hmx/mscb.htm [ocn.ne.jp]
ま、この目的じゃまともな金融機関から資金調達はとても無理だったんでしょうが。ホリエモン、かなり大きな賭けに出たと思って間違いなさそうです。