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系外惑星からの赤外線放射の計測に成功 14

ストーリー by Acanthopanax
150光年のかなたから 部門より

yosuke 曰く、 "Spitzer宇宙赤外線望遠鏡ニュースリリースより。NASA Goddard Space Flight CenterのDrake Demingを中心とするチームと Harvard-Smithsonian宇宙物理学センターのDavid Charbonneauを中心とするチームは、太陽に似た恒星を周る系外惑星からの放射を初めて直接計測したことを明らかにした。
計測された系外惑星は、G0V型の恒星を周るHD 209458 bとK0V型の恒星を周るTrES-1。いずれもいわゆるホット・ジュピターである。彼らは、まず恒星と惑星からの赤外線放射総量を求め、次に惑星が恒星の裏側に入ったときの恒星のみの赤外線放射量を計測した。この差が惑星からの赤外線放射量となる。この結果から、これらの惑星は1000K程度の温度であり、ホット・ジュピターが文字通り熱い惑星であることがわかった(水星の表面温度は最高で700Kである)。さらに詳細な計測を行なえば、惑星大気の成分や風向に関する情報も得られると期待されている。
なお、Demingらの論文はNatureに、Charbonneauらの論文はAstrophysical Journalに掲載される。"

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