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NTTコミュニケーションズ、「香り配信サービス」を実用化 53

ストーリー by Acanthopanax
調合を間違えると…… 部門より

naocha曰く、"BroadbandWatchニュースによると、NTTコミュニケーションズは、OCNブロードバンドコンテンツと連動してインターネットで香りを配信する「香り配信サービス」の実用化を発表しました(ニュースリリース)。実用化の第一弾として、「アロマコミュニケーションモニターレッスン」を行います。回線に接続したパソコンから「アロマコミュニケーション」サイトにアクセスすることで、PCにセットした香り発生装置を使い、実際の香りでアロマブレンドレッスンを受講することが可能になります(システム構成図)。費用は7万3500円(香り発生装置、精油、実習道具一式、レッスンガイドなどを含む)。この香り発生装置を用いて、色々な香りをインターネットでお届けでき、香りの種類も幅が大きく広がったそうです。"

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  • by Elbereth (17793) on 2005年05月24日 21時04分 (#740121)
    #まぁそんな沢山普及するとも思えないニッチな商品だろう
    #ということはおいといて

    もし仮に普及したら、このデバイスをターゲットとしたブラクラとかウィルスとか出回って、えんがちょな臭いをまきちらされたりして。

    などと我ながらホントしょうもない妄想をするなぁ。
  • 半年前 (スコア:2, 参考になる)

    by zumapon (9208) on 2005年05月24日 21時47分 (#740155)
    どこかで聞いたような気がしたので調べてみると半年前に実験を行っていたようです。

    http://www.ntt.com/release/2004NEWS/0012/1206.html
    • by KAMUI (3084) on 2005年05月24日 22時10分 (#740178) 日記
      「ネットで香りを配信」という構想自体は 2002年 11月に言及してますね。

      http://www.ntt.co.jp/news/news02/0211/021125.html
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      1998年の某カンファレンス@箱根プリンスでデモを見ましたよ。
      実用化はまだまだ先言ってました。
  • WBS見ました (スコア:2, 参考になる)

    by ampleAmp (26562) on 2005年05月24日 23時25分 (#740231) 日記

    一昨日だったかな? WBS [tv-tokyo.co.jp]でやってましたね。
    サイト上で希望の香りを選ぶと、
    装置にセットされた精油がブレンドされ、あたためられて香り発生、
    みたいな感じだったかと。
    特定のものの香りを発生させるものではなくて、
    効果に応じたアロマのブレンドを自動的にやってくれるだけに見えました。
    受け手が精油カートリッジを入れる位置を間違ったら
    全然違う香りになっちゃったりする気が。

    • by toppy (22689) on 2005年05月25日 10時25分 (#740452)
      間違った場合はしょうがないにしても、
      香油切れで違う臭いになってしまうのはしょんぼりですね。
      「腐ったたまねぎの匂いが漂ってきたら
       カートリッジを交換してください」
      とか。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      装着位置についてはプリンタのインクカセットみたいに
      何かで判定するんでしょうね。
      間違ってたらエラー表示とか。

      当然、香料切れも判定して、切れてたら匂い出さない
      ようにするんでしょうね。
      じゃないと、香料1種類切れたままブレンドして
      良い香りの筈が、とんでもない香りになって噴出
      なんて事に・・・ガクブル(AA略)
  • 即座に消せないということなんだよな。
    ニオイの出るテレビというのも昔から考えられてはいたのだが、
    音声や映像と違って、放出したものが残って消せないのが問題だった。
    下手にチャンネルサーフィンなんかしようものなら、
    とんでもない結果に…。
    • by Sakura Avalon (12557) on 2005年05月24日 23時31分 (#740234)
      映画館でも昔に試されたそうですが、やはり匂いが消えなくて続けていくと匂いがどんどん混ざってどうしようもなくなったそうです。ジョン・ウォーターズ監督が匂い映画「ポリエステル」を作っていますが、これはオドラマカードという紙製の匂いカードを持たせて画面に出る番号に合わせてカードの番号の部分をこするとその匂いがするというものでした。
      親コメント
      • by tarobo (16662) on 2005年05月25日 20時04分 (#740803)
        RANPO(奥山版だっけ?)でやりましたね。>映画館で香水ぶちまけ
        館内に噴霧器で撒いたんだっけか
        「いっそ殺してくれ」って思ったことしか覚えていないです
        #濃度が薄ければいい香りだったんだろうか
        親コメント
  • by MeeD (18266) on 2005年05月25日 11時53分 (#740526)
    神林長平の小説「言壷」で 匂いを言葉としてシーケンシャルに並べて小説を作るというエピソードがあったのを思い出しました。
    小説では匂いの残留を防ぐために次の匂いを発生させる前に毎度分子分解してリフレッシュする仕組みになっていたと思いますが、今回のケースでは匂いの残留をどう処理するんでしょうね。

    残留による匂いの変化で・あるいは発生器の故障で配信者が意図したものと違う匂いが出てる可能性はあると思うんですが、受信者からはそれがわかりませんよねぇ。文章による匂いの説明をつけて「もしこの説明と違う匂いが出てる場合はサポートセンターにご相談下さい」なんて書かれちゃうんでしょうか。
  • by Anonymous Coward on 2005年05月24日 20時56分 (#740116)
    エロゲでも使えるんでしょうか?

    イメージ的にはインクジェットのインクのように
    基本となる香りを混ぜる感じでしょうか
  • by Anonymous Coward on 2005年05月24日 21時39分 (#740150)
    に吹き付けられたのを思い出しました;-)
    # オフトピなのでAC
  • by Anonymous Coward on 2005年05月24日 22時05分 (#740171)
    アップロードサイトができたら、、、(自粛
  • by Anonymous Coward on 2005年05月24日 22時32分 (#740191)
    ケータリングサービスとか飲食店なんかのサイトで利用すると、効果的ではないでしょうか。

    #夕方にPCから焼き鳥とかの匂いが漂ってきたりしたら、それ以上仕事を続ける気力は私にはありません……。

    ただ、出てきたばかりのデバイスに対して言うのもなんなんですが、このシステムが、どのくらいの範囲の香りを再現できるのか気になるところではあります。
    ディスプレイやIJプリンタの色空間ですら、人間の色覚範囲より、かなり狭いわけですし。
    • by ducky (16839) on 2005年05月24日 23時04分 (#740212)
      再現の話で言えば、こげた匂いというのは、その匂い成分の生成メカ
      ニズムがかなり複雑なので、一般的には何かの匂いと何かの匂いを混
      ぜればできる、というようなわけにはいかないです。
      というわけで、ACさんが持ち出された焼き鳥や飲食店での利用は一番
      難しい部類になります。

      一方、果物や花の匂いなどは、わりあい少数の匂い成分でそれっぽい
      匂いが再現できます。たとえば、グレープフルーツの主要精油成分と
      しては、ヌートカトンがありますが、これをリモネンと適量混合する
      ことでグレープフルーツ香料の精製は可能だと思います。
      #思います、というのは、実務の世界には携わったこと無いから。

      なので、今のところ、花や果物の匂い→アロマテラピーの需要に対し
      て、有効な技術と思います。
      親コメント
    • 光の三原色みたいなものが匂いについてあるわけではないでしょうから、実際に発生させることの出来る匂いの種類はかなり限られるんじゃないでしょうか?
      • 3原色ほどではないけど 20種類くらいの基材(?)でかなり再現できます、と 調香師の人が昔 TV で言っていた気がする。
        • 共同通信@yahoo [yahoo.co.jp]記事より

          ・これまでテレビやネット画像はにおいが送信できなかったが、この技術を使えば料理番組や花などの画像のにおいを伝えることができるようになる。
          ・データ情報を基に液体香料を調合し、香りを発散する仕組みで、「ほぼ無限の香りが出せる」(NTTコム)

          ちなみにこの
    • 例えば色だとRGBの赤、緑、青のように基本になる色がありますが、においの場合は基本になるものがないので「焼き鳥のにおい」というような特定のにおいを数種類のにおいの素をブレンドするだけで再現するのは難しいのではないでしょうか。
      • by oltio (3848) on 2005年05月25日 2時30分 (#740321) 日記
        色(光)の全てが RGB の混色で作られている訳ではありません。人間が知覚可能な波長(400nm~700nm)に限っても、その範囲の内にほぼ無限の種類の色があります。それらがさらに混ざった色が、日常我々が目にする色です。

        たまたま、人間の視細胞(正確にはそのうちの「錐体」)は RGB のそれぞれに感度のピークを持ったもので構成されているため、全ての光は RGB に分解して知覚されているのです。そのため、RGBの混色を使えば、「人間が知覚できる色」は再現できるのです。この錐体の種類が違えば、基本色も違ってきます。RGB はあくまでも大多数の人間に合致する基本色、という位置付けでしかありません。

        同様に、人間の嗅覚も決して臭いのすべてを識別して知覚できるのではなく、感度特性の違う細胞の組み合わせで知覚しています。従って、一般的な組み合わせが特定できれば、それらに対応する臭いの素を混ぜ合わせて、同じように知覚される混合物を生成することが可能になります。ただし嗅覚の方はまだこの仕組みがはっきりと解明されていないので、まだまだ実現困難かと思われます。
        親コメント
        • においを感知するメカニズム(嗅覚受容)については、まさに昨年ノーベル賞が授与されてます(解説 [u-tokyo.ac.jp])が、基本的には嗅覚受容体の種類がとても多い(千種類以上)というのがその根幹にあり、最近(ここ5-10年ほど)ではむしろ感覚的には「臭いのすべてを検知している」という説の方に近いと考えられてますね。

          視覚の3原色と同じような考え方としては、例えば味覚の5原味説などもあり、嗅覚も同様に基本的な「原臭」に分解可能だとする考え方は以前からありました。実際に7原臭説などが提示されてたはずです。ただ嗅覚に関しては、かなり古くから、そのような原臭による考え方には無理があるということが指摘されており、その矛盾を解消するために、いわゆる振動説や吸着説などといった、通常のリガンド-受容体機構とは若干異なる伝達機構仮説が立てられました。ところが、最近の分子生物学的研究によって、そうではなくて伝達機構そのものは従来知られてたように比較的単純だけれども、極めて多様な受容体によって制御されているということが明らかになった、という経緯だと。
          これは味覚についてもほぼ同様の流れになってます。5原味という考え方自体は、まあ*それほど*感覚的には矛盾がないところなのですが、その分子機構はもっと複雑である、と。
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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