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アレゲなニュースと雑談サイト

yooseeによる 2005年10月25日 22時37分の掲載
マイクロカーネルはモノリシックカーネルより信頼性が高いのじゃよ部門より。

flutist曰く、"Linuxカーネルがモノリシックとして誕生するきっかけともなった、タネンバウム教授の教育用OS MINIX のバージョン3 がリリースされた。教授の主張を踏襲して、当然マイクロカーネル。これまでの教育志向に加えて、組み込み用途を視野に入れた「使いやすく信頼性の高い」OSを目指した、とされている。"

Minix3 に関しては slashdot.org にも記事が出ている。

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  • koshian (6999) : 2005年10月25日 23時22分 (#820300) ホームページ 日記
    タレコもうとトップページを翻訳してたら、先を越されてしまいました orz
    もったいないのでここにポストしちゃいます。おかしなとこあったらdiffでもつけてください^^;

    MINIX 3 は、高い信頼性とセキュリティを実現するためにデザインされた新しいオープンソース・オペレーティング・システムです。 多少は以前のバージョンのMINIXをベースにしていますが、多くの重要なところで根本的に違っています。 MINIX 1と2は教育用ツールを意図していました。MINIX 3は限られたリソースや組み込み用途のコンピュータ、そして高い信頼性が要求されるアプリケーションに使えることを新しいゴールとして設定しました。

    この新しいOSは、カーネルモード部で走るものは4000行未満の実行コードという、極めて小さいものです。ユーザーモードで走る部分は小さなモジュールに分割されており、他のものからきちんと隔離されています。 例えば、めいめいのデバイスドライバは一つのユーザーモードプロセスに切り離されて走っており、(バグのある巨大なソースのOSとは段違いに)ドライバのバグがOS全体を巻き込むことはありません。実際、だいたいドライバがクラッシュしたときは、ユーザーの介入の必要もなく、再起動の必要もなく、走っているプログラムに影響を与えることも無く、それが自動的に置き換わります。これらの機能は、小さなカーネルコードの帰するものであり、他の面でも優れた信頼性を増すシステムです。

    MINIX 3 は以下のようなものを初期ターゲットとしてます:

    • とても高い信頼性が求められるアプリケーション
    • 第三世界の子供たちのための、シングルチップ、小さなメモリ、省電力な$100ラップトップ
    • 組み込みシステム(カメラ、DVDレコーダ、携帯電話等)
    • きつい制限のかかったGPLのアプリケーション(MINIX 3 はBSDタイプのライセンス)
    • 教育 (大学のオペレーティングシステムコース等)

    MINIX 3 Features

    • POSIX準拠
    • TCP/IPネットワーキング
    • 二つのANSI Cコンパイラ(ACKとgcc)
    • 300以上のUNIXプログラム
    • V2からの多くの改良
    • 完全なマルチユーザーとマルチプログラミング(マルチタスク?)
    • 4G以上のメモリをサポート
    • デバイスドライバがユーザープロセスで走る
    • 完全なCソースコードを供給
    • 386, 486, Pentium等で動作
    • hideyuki (4998) : 2005年10月25日 23時47分 (#820320)
      これらの機能は、小さなカーネルコードの帰するものであり、他の面でも優れた信頼性を増すシステムです。
      →これらの機能・小さなカーネルコード・その他の点によってシステムの信頼性が大幅に向上しています。

      (バグのある巨大なソースのOSとは段違いに)ドライバ
      →(OSにおいて断トツで最大のバグ発生源である)ドライバ

      きつい制限のかかったGPLのアプリケーション
      →GPLでは制限がきつすぎるアプリケーション
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  • 日本語記事 (スコア:4, 参考になる)

    Anonymous Coward : 2005年10月25日 22時56分 (#820278)
    日本語の記事としては、MYCOM PCWEBの記事 [mycom.co.jp]が出てます。MacOS上のスクリーンショットあり。
  • VMWareイメージも (スコア:3, 参考になる)

    garland (19916) : 2005年10月25日 22時44分 (#820273)
    本家でもふれられていますが、
    LiveCDやVMwareイメージでの提供もされているようですね。
    20代の自分にはMINIXというと、名前だけ聞いたことのある
    過去のモノ、という印象が強かったのですが、こういう
    配布形態を用意してきたということで、それが若干
    払拭されたような気がします。

    それとも、元々教育用であったことを考えるとこの配布形態は
    至極当たり前なのでしょうか。
    • Average (3404) : 2005年10月25日 22時48分 (#820275) 日記
      Minix2.0までのライセンスは確か改変したソースを配布するのはNGだったと思いました。
      だもんで、386化するのに大いに難儀したといういきさつからLinuxが支持を得た、という経緯があったと思います。

      それはさておき、デバイスドライバがユーザー空間で走るなど、OSとしても意欲的な構成じゃないですか。
      GNU Hurdもこっちに乗り換えて欲しかったり:-)
      --
      -----------------
      #そんなワタシはOS/2ユーザー:-)
      • goji (949) : 2005年10月26日 0時47分 (#820351) ホームページ
        デバイスドライバがカーネルと別空間で走ると言うのはMinixやMachとかマイクロカーネルの流行していた時代に当然のように採用された方式です。初期のWindowsNTもね。
        しかし当時はそれでは性能が出なかった。
        というのもLinusがモノリシックカーネルに固執した理由の一つでしょう。
        バーチャルマシンブームの今なら、ハードウェアのサポートも期待できるし、また流行するかも知れませんね。
      • hohehohe (11394) : 2005年10月25日 22時56分 (#820279)
        Minix3のライセンスはBSDなんですね
        --
        no response from me
        • tarosuke (2403) <webmaster@tarosuke.net> : 2005年10月26日 0時40分 (#820346) 日記
          むむ?
          モノリシック=GPL、マイクロカーネル=BSDな傾向が?
          # そういやMonaも...
        • cyber205 (4374) : 2005年10月26日 9時36分 (#820444) ホームページ 日記
          研究用途のOSは、BSDベースで、それを改造した方式で実装されることが多いようですね。
          OSそのものに「研究者が愛用してきたOS」という感じがしますよ。
          そして、マイクロカーネルは結構「歴史が浅い」わけですから、
          「研究用途から発展したものが多い」のだと考えると、
          BSD系が多いというのはそれなりに納得できるような気がします。

          UNIXという区分で元祖BSDと本家SystemV系を比較対象にもってきてGNUシステムを見た場合、
          GNUが目指していたシステムの利用感、いわゆる古いLinuxで実現されている環境は
          かなりBSDっぽいという意見も聞いたような気がします。
          もしかするとSlackwareあたりのことを言っているのかもしれませんが。
    • flutist (16098) : 2005年10月25日 23時21分 (#820299)
      > 元々教育用であったことを考えるとこの配布形態は至極当たり前

      当たり前とは言えないけど、お金のない学生に取って、MINIX用のマシンを用意しなくてすむから敷居はだいぶ低くなりますよね。今も非常に強い教育志向だと思います。

      もう15年も前、ASCIIから出ていたMINIX本を見ながら「メッセージ・パッシングの現場の様子を目で見る」のが楽しかったのを思い出します。MINIX 3もサイズは"extremely small"だそうで、完全なOSとして必要なこと全体を把握しやすいように作られているんだろうと思います。

      ちょっと見てみようかな。

      # 4000行か...。科研費を書き終わったら見てみよう。
    • RX-178 (2626) : 2005年10月25日 23時56分 (#820325)
      すみません、VMware使ってませんので呆かましているかも知れませんが
      MINIXの配布しているイメージは先日の無償バージョン [slashdot.jp]で使えるのでしょうか
      これを期にMINIXを…、と言うわけではないのですが
      このような配布の時に使えるものなのかな~って思ったもので
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  • Anonymous Coward : 2005年10月25日 23時09分 (#820288)
    アスキーがPC-9800シリーズで動く奴をリリースしてましたよね(1991年頃でv1.5だったか)
    アレを買って四苦ハックしたのを思い出して
    久々にMINIXも触ってみたくなったよ

    当時はWindows3.0が出始めた頃だったと思いますが
    MINIXでもX-Windowを起動できた事で
    Windows3.0よりは安定してたけど
    X-Windowって華やかさが無いなとも感じたものでした
    • monaka (4489) : 2005年10月26日 0時49分 (#820353)
      1.5.10ベースだったはず。
      Amoebaをしゃべれるようにするパッチを作ったり、古田さんからi386版パッチを譲り受けてリリースしたり、1.6.24辺りまで追いかけたり。1.7のMMとFSに1.6.25のkernelというキメラなバージョンを出したりとか。途中でNifty版が出たり私自身がLinuxの実用性にヒヨったりしたりした頃も、X68kの方々が結構活発にやっておられました。

      あれから15年。
      対象カーネルは変われど、やってることに全く進歩がないと気づき愕然。

      #いまだに257倍ページ復活キボンヌとか責められるID。
      --
      from もなか
    • monaka (4489) : 2005年10月26日 1時19分 (#820364)
      ところで、MINIXでXが動いたのは、かなり後じゃないかなと思うのですが…。たぶんVMD [minix-vmd.org]以降。Nifty版が最後の頃どこまで進化したのか追いかけていないのですが…PC-98版ではそこまでたどり着かなかったのではないかと。
      MINIXでGUIというと、XよりもMGRのほうが注目度が高かったのではないかと。こちらも、PC-98版は多分日の目をみていないです。

      もしや時期的に近いPANIXとか386BSD(98)とかと記憶が混じっているのでは…?
      --
      from もなか
    • koyo (4409) : 2005年10月26日 13時17分 (#820522)
      98用が無かったので、AT互換機用に当てるパッチを
      日経MIXのMINIX会議の人が作ってました。Ver.1.3位だったかな?
      CUJJの付録で見た覚えはあるけど使いませんでした。

      って、わしゃ死語の辞典かいな
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  • Anonymous Coward : 2005年10月25日 23時08分 (#820286)
    タネンバウム教授とリーナスが、Net Newsで大激論を繰り広げたのは確かでしょうけど、だからと言って、MINIXが「Linuxカーネルがモノリシックとして誕生するきっかけともなった」と言うのは、何か違うような気がします。

    #つーても、おいらも、「それがぼくには楽しかったから」に書かれてた事
    #くらいしか知らないので、詳しい方のツッコミ大歓迎。
    • cyber205 (4374) : 2005年10月26日 9時21分 (#820437) ホームページ 日記
      有名なFrame Warの内容ってのはこういうことみたいですが、 [oreilly.co.jp]
      「タネンバウム教授でもLinusを説得しきれなかった」という意味では、
      「Linuxをモノシリックカーネルとして開発させるきっかけになった」というのは
      間違っていないだろうと思います。

      でも、実際に当時のMINIXユーザたちが不満に思っていた点は、
      マイクロカーネル方式であることそのものにあったのではなくて、
      モノシリックカーネルでは普通に実現できる機能だった、
      「マルチスレッドで動く高速なファイルアクセスサービス」が
      きちんと実装されていなかったことらしいですね。

      さっきのリンク先にこんな投稿が収録されています。

      >Minixを使っている際、単一スレッドのファイルシステムが非常に苦痛だと感じています。
      >(猛烈に遅い)フロッピーディスクからファイルを読み込んでいる間も
      >何か行ないたいと思うことがよくあります。
      >大きなCプログラムやLispをコンパイルして待っている間、rogueで遊んでいたいのです。
      >プログラムをコンパイルしている間にエディタの1つのバッファでファイルを眺めていたいのです。

      UNIXアプリケーションを使っていろいろしたい人から見れば、
      確かに「ロクでもない制限をつけてくれたものだ」と思うでしょう。
    • Anonymous Coward : 2005年10月25日 23時51分 (#820322)
      当該書籍には、MINIXでMINIXを手本にOSを勉強していたが、実用性の無さに不満を感じた、 [linux.or.jp]
      だから作ったというような箇所があったように思います。反面教師として、ウェイトは少なくないでしょう。
      なにをどう間違えたのか、移植した [slashdot.jp]という虚報もあったなあ…
      ま、別書籍の記憶かも知れないので、当該書籍にも引用
      されているはずのメールのやり取り [oreilly.co.jp]でも貼っておくかな。

      Minixをフリーに入手可能にしていただければ、
      Minixに対する私の最も大きな不満の1つはなくなります。

      と技術的な不満だけでは無い事もかかれてますけどねw

      • Anonymous Coward : 2005年10月26日 1時37分 (#820367)
        > Minixをフリーに入手可能にしていただければ、
        > Minixに対する私の最も大きな不満の1つはなくなります。

        これは、当時の Network 事情が大きいですよね。
        低コストで Internet に接続できる環境がまだ一般的では
        ありませんでしたから、版権に縛られてフリーで入手できなくても、
        書籍として出版することで多くの人の手に行き渡ることを選んだわけですよね。

        ただその後も MINIX はあくまで教育用だとして、ユーザからの
        大きな改変要求を拒み続けた結果、その不満が Linux を生んだってのは、
        まぁなるべくしてなったかと思いますが。
    • greentea (17971) : 2005年10月26日 6時59分 (#820403) 日記
      まぁ、Linuxも最初はMINIXのメーリングリストでいろいろしてたらしいので、
      そのへんは大目に見てもいいんじゃないですか?
      --
      1を聞いて0を知れ!
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  • SMP に期待かな。

    この構造だとチューニング次第で、かなり面白くなりそうな気がする。

    マルチコアの挙動を把握することも、必要だしね。
  • nemunemu (19747) : 2005年10月26日 13時35分 (#820530) 日記
    Ciscoの大型ルータ用の新OSである"IOS-XR"も、部門名にもある理由から、マイクロカーネルにしたという話 [cisco.com]もあります。
    世の中の流行なんですかね。

    ちなみに、従来のOSであるIOSはモノリシックです。
  • uchida-t (14803) : 2005年10月27日 1時59分 (#820896)
    マイクロカーネルなUNIX likeといえばGNU Hurdも思い出すのですが、こちらはChangeLog [gnu.org]を見るとちょっと悲しくなってくる状況ですね…。
  • 3以前のも一応入手できますからお一つ移植でもいかがでしょうか :-)
  • Anonymous Coward : 2005年10月27日 2時11分 (#820900)
    カーネルのソース中で16bit用と32bit用のコードがいたるところで併記されていてそのせいで可読性が悪化していた。
    ので、16bitの切捨ては賛成。

    #まだソースを読んでいないのでAC
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