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レコード業界曰く「CDリッピング自体が不正使用」 206

ストーリー by mhatta
『完全に合法』==『われわれの気が変わるまで合法』 部門より

g26a345曰く、"先週の話になるけど、ITmediaの記事から。日本ではなく米国の話だが、RIAA等のレコード業界は、「手持ちのCDをコピーする場合でも、コンテンツの場所やフォーマットを変えるのは非侵害的な利用とは見なさない」と主張しているとのこと。つまりは私的利用も何も関係ないということだが、やれやれ…"

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  • by bee (10028) on 2006年02月20日 19時24分 (#886942) ホームページ 日記

    アメリカの話ですのでアメリカの法律に基づいて考えないといけません。

    日本の著作権法では、第三十条により私的複製が認められ著作権者の複製権が明示的に制限されています。しかしながらアメリカの著作権法では私的複製のような例外は記載されていません。107条によりフェアユースと認められる場合には著作権者の権利が制限されます。ITmediaの記事にある「公正使用」というのはフェアユースのことを指しているのだと思います。

    SONYのベータマックス訴訟の場合、フェアユースと認定されたのには「無料の放送」を複製しただけなので金銭的な損害は無いと判断されたことが大きいように思えます。有料のCDを複製している訳ですからベータマックスと同じ論理は通じないでしょう。また、PDF文書15ページには「市場への影響があるため、107条に基づくフェアユースであるとは認定しにくい」と記載されています。

    (私的)複製の権利が認められていないとしても、著作権者が許諾している分には複製しても合法です。ですから、記事の通り著作権者が複製を許容している間は合法です。

  • by kudo3104 (17505) on 2006年02月20日 17時25分 (#886847) 日記
    コンテンツの場所やフォーマットを変えるのは非侵害的な利用とは見なさない
    そのうちに「アナログ信号に変換するのもいかん」とか言い出しそうな。
    # トン・ツーで聴く?
    • by Anonymous Coward on 2006年02月20日 18時24分 (#886909)
      場所やフォーマットもということなのだから、
      そのうちCDを再生しても、聴いた端から忘れないと
      著作権の侵害になる、とか?

      シナプス上の伝達効率の変化の形にフォーマット変換などは
      明らかに侵害、ましてやそれを思い出してお風呂場で
      口から再生するなど言語道断に決まっています。
      親コメント
    • by eoh (28525) on 2006年02月20日 17時47分 (#886874) ホームページ 日記
      凹凸を目で読めばいいんですよ。

      #それでも光ですね。
      --
      言葉は刃物。使いようでどうにでもなるものさ。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2006年02月21日 1時54分 (#887180)
        いいかも知れないね。
        常々、情報処理試験のビット演算とか基本は基本だけど、
        テストにする意味無いよなあと思っていたんだけど、
        ビットから情報を読み取り、再生する能力が試されるなら、
        それは価値のある技術だろう。

        すなわち、初級CDアドミニストレータ、上級CDアドミニストレータ
        の2資格新設を提案したい。
        初級は、読み取れれば本人は音痴でも良し、上級は美声もしくはリコーダーの実技あり。
        これは、クラシック音楽の時代のパトロン制度を現代にアレンジしたもので、
        演奏者を呼んでこないと音楽が再生されない、その場で確実に集金しない限り再生は始まらず、
        一曲演奏ごとにいくらみたいな細かい徴収も出来る夢のシステム。
        コンテンツの二重課金、三重課金に熱心な団体もこれで満足。
        国家資格になることで、楽器の需要も伸びるので楽器メーカーの景気も急上昇。
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2006年02月20日 17時37分 (#886864)
      そのうちに「アナログ信号に変換するのもいかん」とか言い出しそうな。
      そうそう。だからスピーカーやヘッドホンを鳴らすのもいかんのです。
      さあ、みんなCDなんか買わないでライブなりコンサートに行こう...あれ?
      親コメント
    • > # トン・ツーで聴く?

      それも音に変換してるじゃん。
      親コメント
  • 裏読み (スコア:4, すばらしい洞察)

    by akiraani (24305) on 2006年02月20日 18時09分 (#886897) 日記
     技術的に誰でもリッピングできてしまう音楽CDという規格をやめたいのではなかろうか。

     だから、まずはCDメディアを使い物にならないように法律で縛る。そして、DRM付きの次世代メディアにがっちがちの著作隣接権保護機能を盛り込むべく活動。

    #勝手な妄想なのでID

    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
    • Re:裏読み (スコア:2, 参考になる)

      by KENN (3839) on 2006年02月20日 23時09分 (#887082) 日記

      一応DVD-Audio [dvdaudio-net.com]とか、SACD [super-audiocd.com]とかあるんですけどね。それぞれのコンテンツ保護についてはこのへん [tadachi-net.com]とこのへん [super-audiocd.com]に。

      でも、どちらもDRMというユーザーにとっての不便さを受け入れなければいけない割には、メリットが

      • 高音質
      • マルチチャンネル
      • 音楽以外の情報の付与
      くらいで、レコード→CDの時と比べると革新的とは言いがたい気がします。

      ハードが少ない [dvdaudio-net.com](DVD-Audioは大抵のDVDプレーヤー/レコーダーでは再生できない)からソフトが少ない [dvdaudio-net.com]のか、ソフトが少ない [super-audiocd.com]からハードが少ない [super-audiocd.com]のかは判りませんが、結果としてどちらもほとんどがCDとのハイブリッドディスクになってます。CDプレーヤーでも聞けるし、少なくともユーザー側はCDで困ってるわけじゃないんだから、これじゃ流行らないでしょう。

      親コメント
  • by admineko (9202) on 2006年02月20日 19時54分 (#886957)
    著作権関連の主張って「言った者勝ち」というルールがあるのかな?
    と思わせる発言が多い気がします。

    そんなに消費者は馬鹿じゃないぞぉ~!だ^^
  • いい加減に気づけよ (スコア:4, すばらしい洞察)

    by clubx (27914) on 2006年02月20日 21時12分 (#887018)
    CDというメディアを使って音楽を売るという
    ビジネスモデルが時代遅れだということを
  • 日本図書協会の発表 (スコア:3, おもしろおかしい)

    by Sakura Avalon (12557) on 2006年02月20日 18時01分 (#886886)
    日本図書協会は以下のように主張した。
    「手持ちの本であっても、テキストの場所を移動したりフォーマットを変更する事は、非侵害的な利用とはみなさない。」よってコピーはおろか、メモ書きしてレシピを冷蔵庫に貼る事も認めません☆

    #日本図書協会ってのは仮想です。試しにぐぐってみたけど見あたりませんでしたし。
  • そもそも... (スコア:3, すばらしい洞察)

    by nasi (30208) on 2006年02月21日 12時43分 (#887418)
    この手の論理を展開する人って、結局音楽を愛していないんですよ。音楽を作っている人間ではなく、それを流通させてもうける人間の視点でしかないんです。
    ミュージシャンを生業としている人たちが、どのような少年時代をすごしたかなんて、想像もつかないのでしょう。
    違法コピーで金儲けをするのと、自由に音を楽しむことの違いもわからないなら、アマチュアバンドが学園祭でコピーをするのも、道路で鼻歌を歌うのからも全部お金を取ればいい。
    気が付いたらミュージシャンはいなくなり、売るものが何もなくなっているだろうから。
    もしバッハが平均律の著作権を強行に主張していたのなら、その時点で音楽は死に絶えていたはず。
    芸術や文化の世界では、パブリック・ドメインという考え方を無視することが結局は衰退につながることにいい加減気が付くべきです。
  • by moromama (23126) on 2006年02月20日 17時29分 (#886853) 日記
    再生されるごとにお金が欲しいんですよ・・・
    そうなりゃ、iPodでもなんでも、転送してok・・・かな
    だれか、課金システム開発しそうでやだ・・・
    --
    Minder
    • by Anonymous Coward on 2006年02月20日 20時04分 (#886967)
      いいですねぇ
      課金がそのままアーティストの懐にいくのなら

      中間搾取を減らせばもっと安くできるはずだし
      レコード会社の発言力も小さくなるしね

      実際にはアーティストのプロモーションという問題があるけど、
      それもアーティストとプロモ会社の間での契約にできると思う

      「売り出しやるから課金の10%下さい」とか
      「年間いくらでプロモーションをやります」とか
      親コメント
    • by gendohki (16311) on 2006年02月20日 19時20分 (#886940)
      ケータイで音楽な日本なら楽勝じゃないですかね。
      1曲なんぼでDLではなく、ストリーミングにしてしまえば良いわけで。

      iPodに無線LANとかついたら注意ですよ。
      --
      「なんとかインチキできんのか?」
      親コメント
  • ITMS (スコア:2, すばらしい洞察)

    by ILH (11814) on 2006年02月20日 17時51分 (#886878) 日記
    つまり、CD以外で音楽を聴きたいならITMSで買えって事?
  • ジャイアニズム・・・? (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2006年02月20日 18時48分 (#886929)
    『完全に合法』=『われわれの気が変わるまで合法』

    なんか、「お前のものは俺のもの、俺のものも俺のもの」

    って言われてる気がする・・・orz
  • 最終的には (スコア:2, 興味深い)

    by katchon (13265) on 2006年02月20日 19時27分 (#886944)
    最終的には1度再生するたびに課金できるシステムが欲しいわけすよ、彼らは
    それができなかったとしても、CD1枚100万円で1000枚売れる可能性があればCD1枚1000円で100万枚売れるより(製造原価や販管費を考慮すると)メリットがあると思う業界です
    著作権は飯の種、音楽文化云々は利益極大化のための方法に過ぎんのです
    たぶん...(って弱気だな、俺)
    • Re:最終的には (スコア:5, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2006年02月20日 21時14分 (#887022)
      >1度再生するたびに課金できるシステム

      それをやると音楽が聴かれていないのが丸見えになってかえって都合悪いと思います

      彼ら的なベストは私的録音補償金のように、この世から音楽コンテンツが無くなっても自動的に金が入り続けるシステムです。たぶん
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年02月20日 22時00分 (#887050)
    この手の弾圧話が出るたびに思うんですが、
    CD-ROMの規格が出来たとき、
    音楽用CDと物理的互換性があることに対して
    音楽業界で突っ込みを入れた人は誰も居なかったんでしょうか?
    遅くてもCD-Rが登場したあたりでなんか変だということに
    気づいているべきだと思うんですが。

    後になってぐちゃぐちゃ言うくらいなら
    最初からPC用ドライブは音楽CDの直径よりも
    小さい円盤しか受け付けないような規格にすればよかったのに。
    そうすりゃ文句は言われなかったですよ。
    MDからコピーできないのに怒る人があんまり居ないのと同じで。
    一旦リッピングの利便性と安さに慣れてしまった人々から
    それを取り上げようとするから、むちゃくちゃ反感を買うんです。
  • 結局 (スコア:2, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2006年02月20日 23時24分 (#887099)
    レコード会社がやっている仕事がどれだけの金銭的な価値を持つかという
    相場の問題だと思うんだがな。

    かっこいいこと言ってても結局ミュージシャンはレコード会社との契約を欲しがるわけだし
    そこにはプロモーションやプロデュース、ミュージシャンとしての
    生活の保証などというメリットがあるわけだし
    レコーディング技術がここまで進歩してきたのもそれが金になったから。
    今Protoolsなんかを個人で使えるし、スタジオ借りれば
    それなりに機材も揃ってるといっても
    やっぱりプロには適わないわけで、そのプロはレコード会社の社員だから
    レコード会社自体が今担ってるものを無視した議論は空論なわけで。
    そんなのを気にしないミュージシャンが世界じゅうで大ヒット飛ばし
    一気に大金持ちになるようなことが起きない限りはこの構図は崩れないはず。
    (プロは自分の技術に金を出してくれるところに集まるから)

    スターダムという言葉の華やかなイメージはレコード会社や映画会社など
    著作権がらみで必ず叩かれる業界の金によって形作られているもので
    そんなのクソだという人ばかりだったら世の中つまんないし
    録音技術自体これだけ進歩したかどうかね?

    本来こうあるべきとか極論ばっかりだったり
    ソフトウェア業界との目線のちがいだったりで
    どちらの主張も噛み合わない状態がつづいてるから
    結果的に今回みたいな「暴論」まで飛び出すわけだけど
    ナマのものをコンテンツにして売り出して金を作るという
    彼らの生業について冷静な評価をする動きがあれば
    またずいぶん違ったんじゃないかと思うんだけどな。
    • Re:結局 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2006年02月21日 1時40分 (#887172)
      > レコード会社がやっている仕事がどれだけの金銭的な価値を持つかという
      > 相場の問題だと思うんだがな。

      全くもってそのとおりだと思います。昔はレコードで音楽を流通させることに相応の価値があったけど、今となっては昔ほどの価値はありません。 新たな流通手段が出てきているからです。

      そういう技術の進歩というか、社会環境の変化により、古いビジネスが廃れ、新たなビジネスが 生まれるというのは世の常です。それを法律により新たな縛りを加えたり、既存の法律の趣旨を恣意的に解釈して、旧来の仕組みを保護することのみに固執する姿勢は、あまり褒められる 姿ではないなと個人的には思います。

      レコード会社こそが、率先してよりいいコンテンツをより多くの人がより楽しめる新しい仕組みをつくり、そこで大きく利益をあげられるように頑張って欲しいです。
      親コメント
  • 嘘でも百万回言えば (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2006年02月20日 17時19分 (#886844)
    著作権者に了解をとらないで音楽をファイル共有ソフトでアップロードするのは合法
  • つ[著作権法 - Wikisource [wikisource.org]]

    どうなんでしょう?ざっと読んだところでは法的にはOK?
    金がほしいだけなんじゃないか。
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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家

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