国産初のジェット戦闘機F-1が退役 117
ストーリー by kazekiri
冷戦時の遺産 部門より
冷戦時の遺産 部門より
apt曰く、"讀賣新聞の記事によると、国産初のジェット戦闘機であるF-1が、9日のラストフライトを最後に引退する。
支援戦闘機(戦闘攻撃機)であるF-1は、高等練習機T-2から発展し、1977年に配備が開始された戦闘機で、最高速度はマッハ1.6、実用上昇限度は15000m、最大航続距離は2600km、主な兵装は20mmバルカン砲と外部搭載のロケット砲、爆弾、空対艦ミサイル、空対空ミサイルなどである。
80年代には最大77機が配備されていたが、この度、最後に残っていた現役機である航空自衛隊築城基地(福岡県築上町)の第6飛行隊配備の7機について、飛行時間が基準の4000時間を間もなく超えるということで、退役する事となった。退役後は自衛隊基地や博物館に展示されて余生を送る予定である。
後継機となるはずのF-2が当初の予定よりも少ない98機で生産終了となっているなど不安要素は有るが、約30年に渡って日本を守ってきたF-1にお疲れ様と言いたい。"
このごろ戦闘機って長生き? (スコア:4, 参考になる)
F-15 なんかも初飛行は30年以上前ですがいまだに世界最強とも言われてたりします。
みんな結構長生きな感じですけど、実運用ではどのくらいの連続使用時間が保証されてるんでしょうね。
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:2, 興味深い)
○最近長生きな理由
○対して、F-1が比較的短命な理由
本土に大規模上陸してくるはずだったソ連が消えてしまったので、あえて延命するメリットがない。
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:5, 参考になる)
んなこたーないです。氷河期が来て海水面が下がって大陸と陸続きにでもならない限り、
どこの国だろうと日本に攻め込むには海を渡らねばならないことは永久に変わりありません。
#どこの国が攻めてくるのかって? 壷の軍事板にでも行って下さい。
飛行機と潜水艦は、使うたびに機体・船体に負担がかかるので作った時点(と言うか設計の時点)で使える寿命が決まってます。
で、延命しようとすれば当然機体構造の強化をしたり一機一機の構造材の疲労をチェックしてまだ使えるか確認しながら使ったりしなくちゃなりません。
もともと、F-1は決して高性能な戦闘機って訳じゃないので、延命するより買い換えたほうがいいということになっただけです。
アビオニクスの更新と一口に言っても、機種のサイズで搭載できるレーダには制限が出ますし、機体内部のスペースの問題も。
そもそも、F-1はエンジンが弱すぎて「アフターバーナをいっぱいに焚いても、もう一段バーナが必要だ」なんて言われるぐらいで、エンジンの換装なんてしたらF-2買った方が安いかも。
>F-2に買い換えないと某三菱などが困る
国内防衛産業の維持育成は自衛隊の任務のひとつです。別に冗談や皮肉じゃありません。
どこぞの○リアドネ企画の本では「輸入したほうが安い!」なんて愉快な寝言書いてありますけど、
完全輸入したE-2Cなんか、部品が生産終了して輸入できず、結局何機か潰して共食い整備してます。
「国内防衛(軍事)産業の能力」も、正面装備なんかと同じ、立派な抑止力のひとつなんです。
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:1)
「大規模上陸」と限定して書いたつもりでしたが、わかりにくかったかもしれません。
昨今重要視される島嶼防衛への対処と、大規模上陸への対処では、当然異なるかと思われます。
その中で、対艦ミサイル母機の役割(そこで要求される仕様)が変化したという点では、ご同意いただけますか?
>エンジンの換装なんてしたらF-2買った方が安いかも。
たしかにそうですね。
ただ、どこからエンジン換装の話になったのかよくわかりません。
>国内防衛産業の維持育成は自衛隊の任務のひとつです。
同意します。防衛産業の維持育成が買い替え目的の一つだと明示したつもりでしたが、ご理解いただけなかったようで残念です。
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:1, 参考になる)
#同じく壺の住人なのでAC
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:1, おもしろおかしい)
詳しく
軍板FAQを敵視するひとがおおい理由(かもしれないもの) (スコア:5, おもしろおかしい)
政治と軍事を切り離して考えるようになる傾向があるようです。
(『戦争は政治の延長である』というクラウゼヴィッツの言葉とは別の次元で、です)
軍事的視点に政治を混入させないように気を使う、と言ったほうがいいかもしれません。
とりわけ日本の軍オタは、アジア解放の理想だけでは米軍の戦車の装甲を貫けなかったり、
国土を空襲から守るのに必要なのは必勝の信念ではなく過給器つきの高高度戦闘機だったと
いうことをよく知っているだけにそれはより顕著です。
そういう戦争における大失敗の山脈を古今東西の書籍からうんざりするくらい学んできた
軍オタは「国家に友人は存在しない」とか、「国際関係は善悪ではなく損得で考えろ」とか、
「道義なんてのは屁くらいにしか役に立たない」とか、そういった極めて実利的な
視点から政治や軍事を眺めることになるわけで。
まあそんな軍オタは
「太平洋戦争は米の陰謀だ! 米は対日戦争計画(オレンジ・プラン)を開戦30年以上
前から持っていたのがその証拠だ!」
みたいなことをマンガだけを読んで主張している
「小林よしのり氏のマンガに強いシンパシーを感じている、
活字の本を読むのがあまり得意でない種類の若者」
には辟易している [e-city.tv]のです。
「あー、それはフツーのことです。平時にあらゆる国との戦争計画を練っておくのは当然ですよ。
米国は対日はオレンジ、対英はレッド、対メキシコをグリーンという風に仮想の敵に対する
戦争計画を組んでただけです。仮想敵にすることと敵対することの違いはわかりますよね?
イギリスも仮想敵にしてるんですからこれは日本に対する戦争準備というのとは意味が違います」
http://mltr.e-city.tv/faq08h.html#passage
みたいな常識的な回答をしても
「このブサヨが!」(ブサイクな左翼、という意味の侮蔑語らしい)
と切れられてしまうので困ってしまいます。
同じことは逆のベクトルからも言えて
「地方自治体から軍事施設を排除して『無防備都市』を宣言すれば戦争の災厄から
住民を保護できる!」
みたいな主張をなさるわりと左翼的思考を好む方に対しては
「それって戦争になったあとに政府が出すもので、地方自治体にはその権限ないッス。
国際法の解釈だと「敵野戦軍の火砲の射程内に入った後」じゃないと宣言できねえよ。
あとさ、日本に攻めてくる敵ってあんま国際条約の遵守にそれほど熱心じゃない国である
可能性が高いような気がするのは僕だけ?」
http://mltr.e-city.tv/faq05d.html#defenceless-area
のように正面から反論すると
「この腐れウヨが!」(腐った右翼、という意味らしい)
とプンスカされてしまうので困ってしまいます。
また、
「韓国の独島艦は対馬侵攻を企図した強襲揚陸艦だ!」
みたいなことを言うなにかと韓国のことが気になるお年頃の方々にたいして
「揚陸艦一隻で?兵隊700人で?ありえねえッス
普通に考えて対北用でしょ。
まあ、連中は朝鮮戦争で見事な上陸作戦の成功を経験してるから
インチョンの栄光再び、と考えてても不思議はあるまいよ。
それにしてもエアクッション艇も積んでないし、そのくせ対空レーダーばっかり奮発してるし、
バランス悪いよねえ」
みたいな反応をすると
「朝鮮総連の工作員め!」(そのままの意味らしい)
と決め付けられてしまってこれも困る。
まあ、んなわけで
Q.ウヨクからはサヨクと呼ばれ、
サヨクからはウヨク呼ばわり、
そんなあなたはいったいだあれ?
A.哀しい軍オタ
な、わけですよ。
それゆえ軍事板のFAQを纏めたサイトについては右のひとも左のかたも等しく敵意を感じて
いらっしゃることがおおいみたいです。
なんだかなあ。
Re:軍板FAQを敵視するひとがおおい理由(かもしれないもの) (スコア:2, おもしろおかしい)
「興味深い」モデじゃ可哀想です。
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:2, 興味深い)
・機体個別に飛行時間・寿命管理,補修・改修がかなり厳密におこなわれるようになっている.
というのもあるはずです.
F-1が比較的短命な理由としては
・性能の陳腐化が激しい
というのもあるのではないかと思います. 飛行性能はともかく,自機防御用のチャフ/フレア・ディスペンサーすら積んでいない世界的に希有な攻撃機だったはず.
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:2, 興味深い)
それに強引に攻撃用の火器管制コンピュータとレーダ、低空侵攻用の電波高度計などを乗せて攻撃機に仕上げたという代物ですから
…敵対空ミサイルに対する自己防御装置の重要性がわかった頃には改造して積むだけの余裕がもう無かったんだと思いますよ。
良くも悪くも、「戦後の零戦」だったのではないでしょうかね。
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:1)
分野を限らず日本のお家芸というわけですね。
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:2, 興味深い)
・F-2はF-1の後継機なので、性能差はともかく目的は「対艦・対地攻撃」で一緒です。
その理由ではF-2が調達できません。
(実際減ってはいますけど、まだまだ某国もいますから。)
・軍用飛行機のビジネスモデルは「売り切り」じゃありません。
メンテナンスや改修で儲けるので、続いても代わっても同じ会社の製品なら
その会社はどちらでもそれなりに商売になります。
そりゃ新規開発・購入は大きいし、新しい方が色々儲けは出しやすいですが、
一端開発した機体の配備が遅いぐらいならそう困りません。
F-1は単に最近の長寿のトレンドの前に後継開発が決まってしまったので、
計画どおり世代交代してるだけでしょう。
短命というよりむしろF-2開発の遅れの分引っ張ったぐらいでは?
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:1)
(ターボファン/ターボジェット、双発/単発の特性の違いはあるにせよ)エンジン推力、
機体規模だってそう大きく変わるわけではなく、当然ながら先代FSであったF-86とは比較になりません。
F-104があの直線番長っぷりでも立派な戦闘機だったのと同じくらいにはF-1は(やや非力ではあったが)戦闘機でしたし、
当時の日本の環境(予算/機体定数/技術)を省みれば、F-1は主力であるF-104J/F-4EJの数が足りない穴を埋めるための
「支援」「戦闘機」であることも見落としてはならないと思いますです。
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:2, 興味深い)
F-1と用途も高翼型の機体形状も似ている上に、エンジンも同じロールスロイス製(製造はIHI)で、
F-1の代わりにジャギュアのライセンス生産も検討されていたという話ですが。
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:2, 興味深い)
a)どちらも、高等ジェット練習機と攻撃機であること
b)エンジンとしてロールスロイス/チュルボメカ製アドーアを採用していること
当時、米軍のT-38/F-5の運用思想から、超音速練習機の訓練プログラムが必要で、それから派生した攻撃機/軽量戦闘機を安価に生産するという意味では、各国は似たような戦闘機開発プログラムを持っていました。一方で
1)ジャガーが対地攻撃を主任務に置いたのに対し、F-1はASM(空対艦ミサイル)の運用能力を付与するという当時としては画期的な運用思想が根底にあった
2)ジャガーが、当初から高等練習機と攻撃機の開発プログラムを統合する形で進められたのに対し、F-1は開発が終了していたT-2練習機からの改造という形で開発された
3)エンジンの高出力化など、F-1は近代化が行われなかった
という違いがあります。F-1は、その後FSX計画の進展により、調達数が削減され、F-2への代替が進められたので近代化計画が進まなかったのが相対的な短寿命の要因でしょう。もっとも、FSX計画の遅延によって、F-4EJに対地攻撃能力を付与した近代化によって、F-1の自然減数に対応していったのは皮肉ですが
#!泥酔!
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:1, 興味深い)
さあ?その辺りは英国の方に聞いてみたい気がします。
つーか、湾岸戦争で飛んでいたキャンベラって設計は二次大戦中ですよね?限度ってもんがあると思うが。
#飛べる限りは使えるとか言われそうだが。
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:1)
湾岸戦争には (航空機ではありませんが)「あの」戦艦ミズーリだって参加していたぐらいですからね。
兵器のたぐいは結構長生きなのかも知れません。
戦艦ミズーリ(オフトピ) (スコア:1)
日本の降伏文書調印が行なわれた場所でもあるので、アメリカ人にとって勝利の象徴のようです。
#1cent硬貨で作った記念メダルをいまだに持ってるのでID
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:1)
対潜哨戒機のニムロッドだって,あの世界最初のジェット旅客機コメット(1949年初飛行)の発展型ですから.
さすがイギリス人,物持ちがいい. 伊達にまずい飯食ってないよ.
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:1, 参考になる)
30年前のパーツがどれだけ残っているかは疑問ですが。
戦闘機の主役が爆撃と偵察になっている現代において
主力戦闘機の性能向上は重要ではないという事でしょう。
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:1, 興味深い)
現役の奴は作ってますよ。
おかげで私は生まれる20年以上前に書かれた手書きの図面の面倒をいまでも見ているわけです。
自社だけのじゃなくって、いろいろな事情でまわってきた他社移管品もたくさん。
#やぶれていたんだ原図のCAD図面化から、生産停止品の代替の検討、新規格適合の検査から、さらには鉛・アスベスト含有調査と……
#長持ちですよー。嫌になるほど
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:1, おもしろおかしい)
F-15の寿命は分かりませんでしたが、機体構造を強化したF-15Eの寿命が8000時間程度みたいなので、多分F-2と同じぐらいかと。
ちょっと古いF-4は3000時間程度みたいですが、航空機構造保全プログラム(ASIP)なるものを導入して、実際はそれ以上使う気満々みたいです。
#万一機体にガタが来ても、空中分解する前にパイロットは射出座席が自動的に作動するので大丈夫です。
#新しい機体は左旋回で滑るけどご愛嬌
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:1, 興味深い)
つうか使う気も何も既に延命して使ってるんですが。
無理して使ってるから事故を起こしてるとも聞くし。
# 今中規防中に更新開始予定です。はよ更新して欲しい。
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:1, おもしろおかしい)
マッコイの整備だ。それぐらいは覚悟しておけ…ではなく、今井班長の整備でしたっけ。
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:1)
機体が空中分解しようがしまいが、射出後の機体が街中などでなく、
人の居ないところへ落ちていくことを祈るばかりです。
#ウルトラマンシリーズで脱出を街中でしていたのを思いだす
#当然落ちていく先ははビルや道路だったりする
人事を半分尽くして天命を待つ
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:1, 参考になる)
>空中分解する前にパイロットは射出座席が自動的に作動するので大丈夫です。
>新しい機体は左旋回で滑るけどご愛嬌
はファントム無頼 [google.com]のネタです。
#飛行時間延ばすのは、機体の検査技術や飛行中のG履歴とかの計測技術の進歩で、
#機体にかかる負荷をより精密に測れるようになったから、てのが大きいんでしたよね、確か。
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:1)
#F-15も、複座タイプがあるんですってねぇ。
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:このごろ戦闘機って長生き? (スコア:2, おもしろおかしい)
// jack_mexfer
引退する理由 (スコア:3, おもしろおかしい)
〜◍
古い機械ほど長持ち (スコア:2, すばらしい洞察)
昔作ったころは今より設計精度を出せなかったりして、マージンが余計に取ってあったりするからね。
今の機械のほうがマージン少ない分、ヘタるのが早い気がする。
Re:古い機械ほど長持ち (スコア:1, すばらしい洞察)
「昔のものは丈夫である」ではありません。
T-1も退役となりました。 (スコア:2, 興味深い)
国産初の後退翼ジェット機。
国産初の実用ジェット機。
素直に、国産初のジェット機とは呼べないのですが、
大きな一歩となったことは間違いないT-1練習機 [wikipedia.org]も、
つい先日(3/3)、引退飛行を行いました。 [chunichi.co.jp]
本日(3/9)退役式典が行われたとのことです。
初飛行が1958年ですので、かれこれ半世紀近くになります。
一度、飛んでいる姿を見てみたかったのですが、ついに機会はありませんでした。
Re:T-1も退役となりました。 (スコア:1)
近場のついでに、F-15超密集隊形 [google.co.jp]
オフトピ (スコア:1)
カメラの方がちょっと先輩だったんですね。
Re:オフトピ (スコア:2, おもしろおかしい)
とか思ったり。
国産初? (スコア:1, おもしろおかしい)
# 国産なのか? 戦闘機なのか? とかツッコミどころはいろいろ
Re:国産初? (スコア:2, 参考になる)
国産初ですけど、仰るように戦闘機じゃなかったってことで。
余談ですが、橘花とか桜花みたいに名前に花が付くのは特攻機なんです。
パッと散れって事ですかねえ...
Re:国産初? (スコア:1, 参考になる)
妙に検索結果が少ないとは思ったんだよ…
だけではなんなので参考リンク [www.ne.jp]( Wikipedia [wikipedia.org])。
「橘花」:第二次大戦中に日本軍がドイツMe262をパクって(一応自前で)製作した試作機(特攻用…)。
Re:国産初? (スコア:2, 参考になる)
(こっち [srad.jp]のリンク参照)
参考までに…… (スコア:1)
ステルス戦闘機 スカンク・ワークスの秘密 [amazon.co.jp]
を推薦しときます。
これを読むと、アメリカでもやっぱりエンジニアさん達は苦労してるんだということがよくわかります(^-^;)。
Re:兵器の長寿は平和の証 (スコア:5, 参考になる)
B-52 (爆撃機) [wikipedia.org]
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Big Ugly Fat Fellow (スコア:5, 興味深い)
・異様な長生きの理由は、無駄に頑丈な機体構造(まだジェット機の手抜きのノウハウが確立されていなかった)と、
亜音速爆撃機という特性上からの慎重な操縦によるそうだ。
・長大な航続距離と、余裕のある設計から来る汎用性・使い勝手のよさも代替が効き辛い理由らしい。
・親子孫の三世代に渡ってB-52の操縦士になった一族がいるとか。
・米軍は少なくとも2040~2045年までは使いつづける予定。
・超音速爆撃機B-1Bはそれより先に退役する予定。じいちゃんのほうが長生きだぜ。
・機体の再改修なんかで寿命が延びたら史上初のセンテニアル・ボマーの座に輝けるかも。
Re:兵器の長寿は平和の証 (スコア:1, おもしろおかしい)
# 本気にしたら社民党レベルのお花畑
週刊わたしの人工衛星 (スコア:1)
……(中略)……、
コスモス315号、コスモス316号、
……(中略)……、
コスモス1538号、コスモス1539号、
……
何号になったら終わるんですかこれ。
# コスモスN号が欠番も重複も無く続いてるのかは知らん。
Re:B2 (スコア:1)
アメリカの財政が悪化してしまうと、B-1よりも先に退役に追い込まれる可能性も出てくるかも知れませんよ。
# 勿論、アメリカが航空優勢を確実に維持できるだけの戦力を保てれば…ですが。
# 航空優勢を保てなければ意地でもB-2を維持するでしょうけど。
Re:兵器の長寿は平和の証 (スコア:1, 興味深い)
例えば日本には数多くの原発がありますが、この燃料は核兵器に転用される虞があります。日本で原子力開発を始める際に、「日本なら兵器転用の虞はない」と信用してもらうために大変な努力を重ねて来ています。
その信用の土台となっているものの一つに所謂憲法九条によって「対外武力行使を禁止している」というのもありますが、場合によっては武力行使も厭わない国となると信用の根底から揺らぐ危険性は否定し切れません。
また、日本は各産業の労働者人口比や国土の問題から、本来自給が必要な食糧その他のほとんどを海外からの輸入に頼っています。戦争になれば相手国からは勿論、場合によってはその他の国からも輸入が途絶えることになり、国レベルで兵糧責めの様相を呈しかねません。
まあ、そこまで行かなくとも、戦争は相手国も自国も疲弊させます。果たして不況に喘ぐ今の日本に、そのストレスに耐えるだけの国力がありますかね?
#侵略は確かに問題だが、だからと言ってすぐさま実力行使に出ろ、なんて騒ぐ奴もいい加減平和ボケしていると思う。
#現実問題として、日本は単独で戦争ができる国では無い。そこまで判っているからこそ「相手国」も強気に出ているんだろうが…
Re:兵器の長寿は平和の証 (スコア:2, すばらしい洞察)
周辺諸国に対して「先制攻撃は行わない」と言う信用を保つための大きな担保にはなってきたと思いますよ。
まぁ、80年代までの南北朝鮮の関係のように軍拡競争で「恐怖の均衡」を保つことで戦争にならないという選択も「あり」なんでしょうが、
その結果は韓国・北朝鮮両方とも疲弊し、80年代後半に韓国が政策転換して経済的に一度破綻してから持ち直し、北朝鮮は再起すら出来ないで周辺諸国から金をせびって「国体」をかろうじて維持していると言う今の状況に至るという結果になったわけで。
# 勿論、これをアメリカ・ソ連と置き換えても良い。
# ソ連はとっくの昔に経済破綻し、アメリカも経済破綻寸前の現在…
それを考えると今までの日本の路線は間違っていなかったと思いますが。
# これから先の10年・20年間の日本の未来が心配だ…
Re:兵器の長寿は平和の証 (スコア:3, おもしろおかしい)
軍事への投資を最小限に抑え、他国に守ってもらいながら、残るあらゆる人材を技術や
経済の発展に注入できたのですから。(思いやり予算はずいぶん使ってますけど、人材
不足に泣くのに比べりゃなんてことはないでしょ)
全く、よその国が何で採用しないのか、不思議でしょうがありません。他にはチベット
くらいですか。
Re:戦闘機じゃなくて戦闘爆撃機じゃない? (スコア:1)
バッカニアやSu-24は領空侵犯へのアラート任務に就かないでしょ。