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Microsoftによる学術論文検索サービス 13

ストーリー by mhatta
BibTeXというのが渋いな 部門より

利用目的によるのでAC曰く、"ITmediaの記事によると、米Microsoftは4月11日に学術論文検索のサービス「Windows Live Academic Search」(ベータ版)の提供を開始した(Microsoftのプレスリリース)。現在は米、英、独、伊、西、日本、オーストラリアの7カ国から英語版の利用が可能で検索対象分野は当初はコンピュータ科学,電子工学,物理学に絞り、順次拡大していく予定という。これは検索サービス「Windows Live Search」(ベータ版)をベースにしたもので、GoogleのGoogle Scholar(/.J過去記事:Google に論文検索機能が追加 )に競合するもの。Javascirptを用いてマウスを検索結果に合わせると、概要(abstract)、BibTeXエントリーなどが右側の窓に表示される("nanoparticle"の検索例)。ただし、Google Scholarが提供している被引用情報("nanoparticle"の検索例)は得られない。Windows Live Academic SearchではRSSフィード機能により,特定の著者・テーマの新情報が追加された際に,通知を受け取ることができるそうだ。タレコミ人の分野も早くカバーされることを望みたい。"

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  • by rdrop (21631) on 2006年04月14日 10時58分 (#921381)
    大手学会発表論文はこれでカバーできるんだろうけれど、
    大手じゃない、ピコ学会とかのは登録申請すれば審査して
    掲載してくれるんだろうか。プレスリリース読んだけれど
    いまいちそこらへんはわからなかった。

    そもそもピコ手、ナノ手は相手にしない方針かな。

    大手じゃないところにも有用な、かつ、一般人がみても
    わかりよかったり夢のある論文はあるんだけどなぁ…。
    --

    -supercalifragilisticexpialidocious-

  • by gigo (21150) on 2006年04月14日 11時10分 (#921386)

    この手のシステムは、カバーする分野、ソースの範囲を広げようとして頑張っているけれど、そうするとネーチャーと、そのへんの学会での口頭発表が同列に扱われた検索結果が出るようになる傾向がある。本来ソースが持っている情報が、混ぜられることで失われてしまうわけだ。多分次は、雑誌の格とか参照回数とかで、情報の質をスコアリングして提供するようになるだろう。

    でも、これまでの検索の時は、たかだか数語のキーワードを入れるだけだから、検索する人がいったい本当に何を欲しがっているのか、システムは理解しようがなかったとも言える。ところが、こうやって検索エンジンが本当に広い情報源をカバーするようになったら、もしはじめにシステムに私が誰かを教えてあげれば、システムはまず検索者の情報を探し、例えばその人が書いた全ての論文の内容からその人の興味の対象を知って、検索を実行できるようになりそうだ。検索の履歴を蓄積するようなことは、Amazon.comなんかはすでにやっているし、もしかしたら論文検索エンジンでもすでに始まっているのだろうか。

    • Re:検索者の情報 (スコア:4, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2006年04月14日 12時27分 (#921455)
      計算機科学系ならずっと前からCiteSeer(本家は負荷が高いのでミラーサイトにしました) [mit.edu]でそのようなサービスを行っています。Statistics [mit.edu]では各論文や著者の引用ランキング、各論文誌のインパクトファクター風味なものも見ることもできますし、ある論文に類似性の高い論文(この例はRSAの論文)を探す [mit.edu]機能もついています。

      他の業界の人はどういうものを使っているんでしょうか。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2006年04月14日 13時05分 (#921500)
        天文・地球物理関係ですが、Smithsonian/NASA ADS Database [harvard.edu]を利用しています。
        被引用情報は得られないのですが、abstract、(存在すれば)全文HTML,PDF等へのリンク、各ユーザ使用言語(事前登録が必要)へのaltavistaによるabstract機械翻訳へのリンク、BibTeXエントリ、類似論文の検索などの機能が揃っており、実は今回のMS 検索と同等かそれ以上の便利さだったりします。
        親コメント
      • by Anonymous Coward
        CiteSeerのスポンサーに、マイクロソフトがなった
        のはこの伏線に違いない。

        しっかし、米NEC研究所は、CiteSeerも、SOCKSも外に出してなにがのこっているんだろう...
    • by gabill (29206) on 2006年04月14日 11時53分 (#921436)
      論文検索ではないですが


      Googleパーソナライズド検索
      http://www.google.co.jp/psearch/ [google.co.jp]
      親コメント
    • あまり情報を提供していない、役に立たないオフトピ臭い書き込みで申し訳ないのだが。

      正直なところ、インパクトファクターが高い雑誌だからといっても、良い論文が多いかと言えばそうでもないというのが現状だと思います。特にネイチャーとかはある意味「週刊新潮」みたいなもんですから。

      ともかく、そういう雑誌は定期購読もするし、電子ジャーナルも全文検索も結構充実しているので、検索エンジンとしてはソースが多岐にわたっていた方がよいかと。同列に扱ってもらった方がむしろ良いと思う。

      論文の引用数も、その分野の流行り廃りが反映するので、単純に引
  • by rainforest (4616) on 2006年04月14日 12時47分 (#921478) 日記
    > 検索対象分野は当初はコンピュータ科学,電子工学,物理学に絞り、順次拡大していく予定という。

    とのことですが、生物学系でもそれなりにヒットしますね。
    google scholar に比べたら件数は圧倒的に少ないですけど。
    内容を見ると、academic.live.comのほうはJournalがほとんどみたいなので、
    元々、雑誌情報はすべて一括して検索対象で、その他の情報は物理・工学系から
    と言うことなんでしょう。

    # まあ、ある意味雑誌だけの方が使いやすかったりして。google scholar と使い分けられるし。
    • Re: 追加 (スコア:2, 興味深い)

      by rainforest (4616) on 2006年04月14日 12時57分 (#921490) 日記
      > 概要(abstract)、BibTeXエントリーなどが右側の窓に表示される

      EndNoteっていうボタンもあります。
      でも、EndNoteではフォーマットしてくれる時としてくれない時があります。
      それにEndNoteのフォーマットだと記事のタイトルがないです。
      まだ、うまく動かないみたいですね。

      # Firefox1.5.0.2です。
      親コメント
  • BibTeX……? (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2006年04月14日 10時25分 (#921351)
    つまり、Microsoftも科学系の論文書くのにはWordではなくTeXが最適解だと認めたのかな?
    それともMSWordでBibTeXって使えるようになったのか?>識者解説plz

    #WordでTeXソースの取り込みができるとうれしいAC。
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