GPUを利用したハイエンドレンダラ Gelato 2.0 登場 18
ギャラリーはなかなかインパクトがある 部門より
magicME曰く、"遅い連休のさなかニュースを漁っていて知ったのですが今月(06年05月)のはじめにnVidiaはGPUを使用したレンダラの新バージョンGelato 2.0をリリースしたそうです。(Yahooのニュース) (internet.comのニュース)
完全にハイエンド(映画用)画質を目指したレンダラでCPUをサポートする形でGPUが使われるようです。ゲーム用画質とは別物を目指しているので残念ながら(当然ながら?)リアルタイムレンダリングではありません。詳しくは本家(nVidiaのGelatoのページ)をどうぞ。レンダリングイメージのサンプルはこちら(Gelato Gallery)。
新バージョンのウリは個人・学生向けにフリーのバージョンが用意されたことのようで、商用・ハイエンドユーザ向けのProバージョンは$1500になります。サポートされるGPUはGeForce 5200以上(!)で対応OSはLinuxとWindows。また3DCGソフトのMayaや3ds Maxのプラグインとしても提供されるようで割と手軽に利用できるのかも?というところです。
不覚ながら私は旧バージョンの存在を知らなかったのですが04年中ごろには初版がリリースされていたようです(04年5月当時の安藤日記)。FXシリーズやSLI発表時から構想していたGPUレンダリングファームへの道を着実に歩んでいるというところでしょうか?(04年8月当時のimpressでの後藤弘茂さんのコラム)
先日にはGPUにゲーム内の物理演算をサポートさせるという技術が発表になったばかり(nVidiaのリリース)ですがGPUが単なる飾りではない第2のCPU(コプロorDPS?)としてPCに欠かせなくなる日も近いかもしれませんね。"
夢のGPUファーム (スコア:2, すばらしい洞察)
GPUが普及して、廉価になって、その結果高性能で廉価なGPUというかグラフィックカードが大量に供給されると、
その「夢のGPUファーム」ができますね〜
でも、このGelatoは、(どこかに書かれていたと思うんですけど)
所謂ソフトウェアレンダラーは、
『高価なGPUの乗っているマシンで計算しても、その高性能なGPUは遊んでしまっている』
ので、それを解消する為にも作られたと思うんですが。
もちろんそれだけじゃないんでしょうけど。
Version 1を試した事があるので……ID。
/* Seeds */
Re:夢のGPUファーム (スコア:1)
よく分からないんだけど, 本気でGPUファームを構築した場合, 熱密度とか消費電力とかは大丈夫なのかな?
昨今ではOpteronなんかが消費電力あたりの処理能力を盛んにアピールしているぐらいだから, システムとして構成するのは意外に難しそうな気もするのですが.
Re:夢のGPUファーム (スコア:1)
CPU側を消費電力・発熱抑えたものにして
GPU側をそこそこの性能のものを入れるようにしておくと、場合によってはCPUでレンダリングをブン回すよりも
レンダリング枚数:消費電力比は良い事があると思います。
要はGPUに入っている多数のピクセルシェーダなどのプロセッサをマルチコアのCPUとして使う、というようなことなので。
まあ、あくまでも、場合によりけり(絵柄とか)だと思われますが。
本気で組んだらどうなるんでしょうね、う〜ん。
/* Seeds */
Re:夢のGPUファーム (スコア:1)
体感だとどれくらい速くなる感じなんでしょうか?
ちょっと検索した感じだと実際使ったことのある方のコメントがなかなか見つからなかったんですよねぇ(日本語ソースのみですが(-_-; )
結構速度面だとアドバンテージは微妙かもってのを掲示板なんかで見たんですがやっぱり重ければ重いほど力を発揮するタイプなんでしょうかねぇ(逆に一般的な軽めのシチュエーションじゃなかなか力を発揮できない?)
どれくらい世間で使用されているのかは分からないのですが、それほど普及していないっぽいのは代表的なレンダラとの互換性か問題なのかもしれないですね(使ったことがないので憶測の域を出ませんが・・・)
突き詰めた時のレンダリング品質も気になるところです。
なんにせよこれからも進化を続けていって欲しいものです。日の目を見る日はいつぞや?
PS
タレコミ時には気づかなかった誤字脱字が結構あって驚きました。
結構何度も見直したつもりだったんですが(本文の推敲にきを気をとられすぎてたのかも?)・・・パブリック向けに記事を書くことの難しさを改めて認識し直しました。
精進します(-_-ゝ
Re:夢のGPUファーム (スコア:1)
実質一週間ぐらいの空き時間にイジッタだけですからもうちょっとツコッンでみたかった〜。
実際にソフトウェアレンダラーとGelatoと比較した訳ではないので、なんとも言えないんですが、
そこそこのオブジェクト数の絵がペロンッって表示される感じでした。結構早かったんではないでしょうか。
互換性はRenderMan互換な筈なので、互換性問題よりは主要3Dソフトとのブリッジの親和性でしょうね。
Version 1が出た後にちょっとしてから3dsmaxとのブリッジというかコンバータがダウンロードできるようになったと記憶しています。
/* Seeds */
それより個人的には、FPGAが気になる。 (スコア:2)
まあGPU、せっかくだからそういう使い方もしたいけど。
一切これすなわち空(くう)かもしんなくてイエスキリストもきっと正しい。
PhysX… (スコア:1)
Re:PhysX… (スコア:2, すばらしい洞察)
定評のあるHavokのHavokFXとnVIDIAによるベンダの囲い込みを考えるとPhysXが負けそうだけど。
やっぱりOpenGLとかDirectX同様、物理演算でも規格が出来て、それに沿う形でハードウェアの価格競争が起きて安く買えるようになって欲しいところ。
# PhysXのデモ [4gamer.net]とか。
# ゲームやらない人には何が凄いのかさっぱりかも。
安くするのは難しい (スコア:2, 参考になる)
これは確実に出来てくるでしょうね。各ベンダーが好き勝手にやってるうちは、ソフトウェアベンダーの対応が後手に回って変なプラグインとか余計な支払い要素が増して使いづらいです。最終的に物理演算チップメーカーも、現在のnVidiaとATIのように2強~3強の形に推移していくでしょう。このGelatoって製品も現時点では大変面白いので、順調に伸びていってほしいです。
>それに沿う形でハードウェアの価格競争が起きて安く買えるようになって欲しいところ。
これが出来れば、うれしい人は大勢いると思いますが、そもそも現在のハイエンドGPUを見ても判るように、多少売れてもこの手の演算には、高速なプロセッサ、高速なメモリ、高速なメモリ-プロセッサ間のバスが必要で、言わば物量作戦の世界…安くはならなそうだ。
ただ、この手の話を見ていると、パソコンとワークステーションが明らかに異なる製品だったころを思い出して楽しい気分がします。初めて買った頃alphaマシンは高かったけど飯の種になったなぁ…。レンダリング (スコア:1)
その流れでCPUよりもGPUで3Dレンダリングという考えをしていたのは結構前からだったように記憶する。
ただ、リアルタイムレンダリングと言う縛りが無ければ、メモリと時間をかければいくらでも高品質のレンダリングを追及できるCPUと比べて、GPUでの計算がどれだけアドバンテージがあるのかいまいちわかりづらい。
実際サンプルギャラリーを見てもCPUレンダリングとの品質差が見分けられないので、結局は時間がどれだけ短縮されるかによるのだが…
#Shade使いなのでShadeがサポートしてくれれば
GPUがしていること (スコア:1)
描画に関する計算とかはしていないのでしょうか?
旅に出ます.(バグを)探さないで下さい.
Re:GPUがしていること (スコア:0)
それをせずにどうしてGPUを名乗ってられますか?
ただ、現状では3D描画以外では特に活用法もない訳で(ぶっちゃけ、ビジネス用途程度ならMillennium G550クラスでも問題無いんだし)、折角高性能GPUを載せてるのに使われないんでは宝の持ち腐れだから有効活用してみましたっていうのが今回の重要な所なんではないかと。
NVIDIA (スコア:0)
Re:NVIDIA (スコア:0)
Re:NVIDIA (スコア:0)
そんな基本的な編集もできないのなら編集者なんていらないな。人為的な編集無しでタレコミをそのままストーリーにすればいい。
Re:NVIDIA (スコア:0)
Re:NVIDIA (スコア:0)
真っ先にDPS Perception [aprildd.co.jp]を思い出した。
なつかしー。CGのビデオ出力によく使ったよ。
きやのんとかきゆーぴーとか (スコア:0)
ヰセキのヰももどかしいです
新日本製鐵の鐵とか、野村證券の證とか
東日本旅客鉃道の鉃とかあるけど
あまり気にしすぎると禿げるよ