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夢のガラス製音楽CD 156

ストーリー by yoosee
音色も透明になるという噂 部門より

maia曰く、"毎日新聞の記事によれば、ガラス製の音楽CDが開発された。N&Fレーベルの福井末憲さんがトエミ・メディア・ソリューションズの池田貢さんと10年かけて開発したという。ガラスCDは完全に透き通っており、温度や湿度による変化を全く受けないという。まだ手作り段階で、1枚98,700円(税込)だが、数が出れば価格は下がるかもしれない。音質は想像に難くないが、記事によれば「試聴した音楽評論家らからは、実際の演奏通りに聞こえると、驚嘆の声が上がる」とか。"

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  • 評価方法が全く違う (スコア:5, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2006年10月22日 9時39分 (#1042214)
    そもそもCD-DAで「実際の演奏通りに聞こえる」
    なんて言ってる時点でダメダメなんじゃないのか
    というのは置いとくとしても。

    ディジタル部分なんだから正しい評価方法としては

    % 代表的なx種類のCDROMドライブでx倍速での読み取りに
    % おいて、平均的なビットエラー率はxx%となった。
    % 従来型のCDを同様に計測した場合のエラー率はxx%となり
    % xxポイントの向上が見られた

    って感じじゃないのか。

    # 「砂消しで10回こすった後に」とかでもいいけど(笑
    • by kusanagi (3927) on 2006年10月22日 12時32分 (#1042313)
      >そもそもCD-DAで「実際の演奏通りに聞こえる」
      >なんて言ってる時点でダメダメなんじゃないのか

      どれだけひずみをなくすかと云う観点からすれば
      アナログアンプで(オペアンプ含む)ひずみを0にするのは不可能なので、
      CD-DAだからHiFi(原音忠実再生)は難しいと云うこと自体が…

      と、云う野暮なツッコミは置いておいて。
      CIRSを理解して材質に何を使うかって評価をしてほしい>新聞
      でも、壊れやすいってのは大切に扱うって感覚上の問題からはよいと思う。
      --
      kusanagi shin
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    • by Anonymous Coward on 2006年10月22日 10時45分 (#1042250)
      付け加えるならエラー補正の程度によって、D/A回路や電源などのアナログ部分へ
      どの程度影響を与えているのかを見てみたいものだ。
      良く言うじゃないですか、デジタルの擾乱がアナログ部分へ影響していると。

      ま、実際与えているんだろうけど、程度ってものがカーテンの向こうじゃピンと来ない。
      正弦波とか方形波のサンプルCDを演奏させた時の出力波形とかを比較するなら
      見た目にも分かりやすくなるから、何かその手の工夫をして欲しいものだ。
      言葉だけの評価じゃなく音楽を数字で評価できる多種多様な評価方法の確立をね。

      #音楽用ベンチマークって感じ?
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年10月22日 9時21分 (#1042210)
  • 材質? (スコア:3, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2006年10月22日 9時29分 (#1042211)
    いまだに材質に拘泥している人がいるんですねえ。

    こういう試聴記で、いわゆる”二重盲検法”による、ある程度信頼性の高いレポなど見たことない。

    マスタリングしたデジタルデータをすべて半導体メモリに保存するのがウリのCDメーカーもあったし、ガラスといっても成分は千差万別あるし。いや、もともとガラスは液体だしねえ。
    • Re:材質? (スコア:2, すばらしい洞察)

      by shiroiwanisan (12855) on 2006年10月22日 9時36分 (#1042212) 日記
       ぜひ次はダイヤモンドで究極のCDを作ってください。
      親コメント
    • Re:材質? (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2006年10月22日 9時45分 (#1042218)
      音質はともかく、保存性は良くなるでしょうね。
      初期のCDで、アルミの酸化により再生不能になってるものが出てるらしいが、そういうのはなくなるだろうし。
      親コメント
      • by s02222 (20350) on 2006年10月22日 10時39分 (#1042245)
        おっと・・・がしゃーんっ!

        とか。

        # そもそも、そう言うメディアの扱い方する人は対象外ですね。
        親コメント
        • Re:材質? (スコア:3, 参考になる)

          by Anonymous Coward on 2006年10月22日 19時19分 (#1042522)
          再生検証用に、硝子でできたCDやDVDってのはちゃんと
          売ってたりしますが、これが落とすと本当に割れますw

          チャンバーからだしてみたら歪んでたりとか(悲
          検証用のテストディスクは、実際にはかなり重いです。
          安い製品だと、ブラシ有りなDCモーターでFGを使わず
          回転制御をするので、最初の加速やブレーキで思わぬ
          弊害がでたり・・・・することもあります。
          今回の製品が実際度の程度の重さなのかは分かりませんが。
          親コメント
    • Re:二重盲検法 (スコア:2, 参考になる)

      by NOBAX (21937) on 2006年10月22日 9時47分 (#1042221)
      昔、スピーカーをカーテンで隠して評価する方法を
      ある雑誌でやっていたが、結局、レコード評論家
      の検査にしかならなかったので流行らなかったみたい。

      音楽界の後で、評論家が集まって調整している場面に 出くわしたことがある。
      親コメント
    • Re:材質? (スコア:2, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2006年10月22日 10時09分 (#1042230)
      音楽評論家は基本的にみんな詐欺師だと思ってる。仕事でブラインドテストを提案したことがあるが、奴らは全員尻込みするだけだったし。
      アナログ時代のノリで「高級な機材だと音が良い」という理屈をデジタル機器にも当てはめ続けたいのだろうけどね、その方が商売しやすいから。
      親コメント
      • Re:材質? (スコア:4, 興味深い)

        by Anonymous Coward on 2006年10月22日 17時00分 (#1042460)
        ブラインドテスト、尻込みするばかりじゃなくて実際に行われた事例もありますよ。
        ソースは音楽之友社「stereo」誌 '04年3月号。

        その結果…なんと、330万円の最高級アンプが最下位でした。 [medianetjapan.com]
        1万円の普及型アンプにすら負けちゃってます。

        結局のところ、値段がどんなに安かろうと高かろうと、
        音質なんてのは自分の好みに合うかどうか次第なんですよね。

        本当に評論家なんて全くアテにならないと思います。

        # アレゲ人にとって馴染みの深いデジタルオーディオ界隈にも
        # 藤本健みたいに間違いだらけの情報をばらまく人間もいるし。
        親コメント
      • Re:材質? (スコア:2, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2006年10月22日 10時38分 (#1042243)
        >音楽評論家
        「オーディオ評論家」じゃないかな。

        もっとも音楽評論家でも、本人録音じゃなかったことが後に発覚した「某指揮者Fのベートーヴェンの交響曲」を
        発売当初褒めちぎった奴がいることはいるんだが。
        親コメント
      • Re:材質? (スコア:2, すばらしい洞察)

        by deleted user (29334) on 2006年10月22日 10時48分 (#1042254) ホームページ 日記
        人間が五感から得る情報の判断って記憶も含めた総合的な物なので、
        音の判断も十分に他の要素に引き摺られるのは当たり前でしょう。
        例えば分かりやすい所では、鼻詰まったら飯の味分からんでしょ。

        感覚自体は電気信号で出来ているので、
        本当に外部要素も恣意的な物も除いたブラインドテストしたいなら
        神経の電気信号を直接読み解くのも科学的なアプローチじゃないのかな?
        と私は思ってる。
        --
        =-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
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    • Re:材質? (スコア:2, 参考になる)

      by nitrile (32158) on 2006年10月22日 11時07分 (#1042271) 日記
      このCDは反射層(アルミニウム層)のレーベル側も何とかしてガラスになってるんでしょうか。
      そこがポリマーになっていると結局今まで通り反射層の酸化や剥離を招くおそれがある気もします。

      透明度に関してはCDの読みとりレーザ波長(780 nm)くらいなら、ポリカーボネートも十分に透明かと。

      今までの基板(ポリカーボネート)と比較すると、基板自体の紫外線や水・熱に対する耐性が向上しているのは確かだと思います。
      いずれにしても有意な差が出るのは買ってから10年後とかなのでしょうか。
      親コメント
    • Re:材質? (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2006年10月22日 9時56分 (#1042223)
      いやーなんつうか、音質云々じゃなくて「透明のCDで音が聞ける!」という
      アプローチならば記念品なんかにいい気がするんだよねこれ。

      値段が高すぎるので現状じゃちょっと手を出せないけど。
      親コメント
    • Re:材質? (スコア:1, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2006年10月22日 10時53分 (#1042258)
      「ガラス製」とマジックで書き込んだCDを見せてから視聴させるときっといい音がするに違いない。
      親コメント
  • by Mooolyeee (19868) on 2006年10月22日 9時38分 (#1042213) 日記
    スピンドルモーターに余分な負荷がかかって、良くなさそう。
    CDは線速度一定の回転制御なので、連続的に回転数が変わるので尚更。

    値段もさることながら、躊躇しますね。
  • 利点は保存性では? (スコア:3, すばらしい洞察)

    by Canadian (31348) on 2006年10月22日 11時00分 (#1042266)
    記事を読むと「孫子の代まで大事にするCDを作りたかった」とありますし,ガラスはポリカーボネートより紫外線や温度変化による劣化が起こりにくいという特性を生かして長期保存用に作ったのではないでしょうか。
    デジタルデータを100年保存できるメディアという意味では有用かもしれません。100年後にCDプレーヤーが残っているかどうかは別の問題としてありますが。
  • by Anonymous Coward on 2006年10月22日 14時42分 (#1042363)
    90年代前半に、盤の材料としてポリカーボネートの代わりにアモルファス・ポリオレフィンを使ったものを出してましたね。APO方式スーパーCDというの。三井化学の前身が出してたはず。
    あれも材料からのアプローチだったんでしょうけど、音はどうだったんでしょうね。
  • 強度は? (スコア:2, すばらしい洞察)

    by sunburn (21185) on 2006年10月22日 9時41分 (#1042215) 日記
    簡単に割れそう。薄いし。
  • by Anonymous Coward on 2006年10月23日 1時05分 (#1042734)
    インターナショナルオーディオショーの 6Fデノンラボの部屋で聞けました。 (ポリカーボネイトとの比較再生) DCD-SA1 + マッキンアンプ + スネルスピーカ(大)。 ポリカーボネイトと比較して違いが出るほどの差はありましたが、原音を知らないのでどっちが良いかは言及出来ないかと。 担当者が指で軽くはじいて「キンキン」って音がしてガラス製だな、ってのは確認しましたが。
    • by maia (16220) on 2006年10月26日 13時33分 (#1045444) 日記
      26日のAV Watch記事 [impress.co.jp]によると、なんと同一スタンパを利用した「音質比較用サンプルCD」を同梱するそうです。

      商品名としては「Extreme HARD GLASS CD」というらしい。「カメラや望遠鏡、高級めがねなどに利用される超精密光学強化ガラスを採用」「ディスク重量はCD規格の上限となる33g」「フライホイール効果により回転が非常に滑らかになり、時間軸精度の向上が図れる」とか。
      親コメント
  • 日記 [srad.jp]にも書いてたことなんですが、Yahooニュース(毎日)曰く、
    CDは盤に張られた情報をレーザーで読み取って音にするが、現在のプラスチックの盤は透明度が完全ではないため読み取りも不完全。また日光や高温でもわずかに曲がり、音質が劣化する。これに対し、ガラスCDは完全に透き通っており、温度や湿度変化を全く受けないため、いつまでも同じ状態で聞ける。

    とあります。でも、CDって読み取りが不完全でも、エラー補正が働いて、元の信号を復元したりしてませんでしたっけ。だから、CDに傷が少々付いても大丈夫みたいな。

     あと、CDからのピックアップ時点ですでに読み取りエラーによる「ノイズ」が入っているとして、それが、このガラスCDみたいに忠実なものに比べて、音質面で劣るということにはならないと思うんですけどね。どちらも、この時点では0と1のデジタル信号でしかない訳で。スピーカケーブルとかで音が変わるのは分かります。もはやそこはアナログなので。

     まぁ、二重盲検試験なんてしない、というのがオーディオ界における正しい大人の対応ということなんだろうな。
    --
    --- Dead Poet Social Club
    • by hiropapana (31461) on 2006年10月22日 10時08分 (#1042228)
      そうなんですよねぇ。
      昔、CDの外周を緑色にすると音が良くなるという話もありましたけど、こちらも未だに根拠がわかりません。
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      • > CDの外周を緑色にすると音が良くなる
        「緑は赤色以外を吸収するから、レーザーの乱反射が減って、エラー発生率が下がる」という理屈だったと思います。「それなら黒色でもいいじゃん」「外周だけ塗ってもたいして影響ないだろ」とかツッコミどころはありますが、CDの再生原理に基づいている分、まだマシなオカルトだと思います。
        (いや、一見、まともな理屈に見える分、逆に有害かな?)

        私が気になるのは「CDは冷やすと音が良くなる」ってやつですね。こっちはさっぱり根拠不明。

        あと、この手のことを信じてる人が炊飯器の電源ケーブルを [2ch.net] 交換する話 [2ch.net] とかを読んだら [2ch.net]どういう反応するのかもちょっと気になったり。
        親コメント
      • 当時の説では、CD読み取り用レーザは赤なので、補色である緑を外周に塗っておくと乱反射が抑えられて音が良くなる。なーんていうファンキーな話だったと思う。
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年10月22日 10時25分 (#1042234)
    エラー訂正はここらあたりを読むといいかもしれません。 http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20010312/dal01.htm [impress.co.jp] 他にもデジタルオーディオに関する事は一通り書いてあるのでご参考までに・・・
  •  SACD [e-words.jp]とかDVD-Audio [e-words.jp]を使った方が……。

     とか言ったら怒られますかね?

    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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