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14022 story

マクセルから高音質化技術「Bit-Revolution」搭載製品登場 51

ストーリー by yoosee
試し聴きしてみたい 部門より

maia 曰く

日立マクセルのプレスリリースによれば、高音質化技術「Bit-Revolution」(技術発表時のASCII24の記事) の最初の製品が「Vraison」(ヴレソン)ブランドで登場した。製品はハイエンドとスタンダードの2種類あり、本体はUSBオーディオインターフェースだが、Windows 上にサウンドドライバとしてソフトウェアが常駐する。また製品にはヘッドフォンまたはイヤフォン(インナーイヤーないしカナル) が付随する。作動環境はWindows XP SP2 で、Pentium 4、2.4GHz以上推奨とされている。 主な効能は3点。

  1. 楽器の高調波発生メカニズムを応用し、最高周波数24kHzないし48kHzまで高域補間する。
  2. 16ビット信号を24ビットに拡張変換してスムージングする。
  3. ユーザーの聴覚感度を測定・分析し、耳の老化に合わせた聴覚感度補正を行う。
CDやDVDの音声にも効くが、16kHzまでしかないような圧縮音源でも同様の効果があるという。テストレポートはAV Watchの記事にあるが、サンプリング系の作品を除けば、絶大な効果を発揮するらしい。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by toworu (27387) on 2006年11月27日 15時45分 (#1065622)
    最近のauのケイタイに付いてるDBEX [impress.co.jp] と似たような技術でしょうか。ハーモニクス合成&帯域補正ということで。

    DBEX付きのケイタイ(W43S)で、いつも音楽を聞いてますが、なかなか良いものだと思います。それほど極端に音が変わるわけではないのですが、ボーカルや各楽器の輪郭がくっきり聞こえるようになります。特にジャンルも選ばないので、常にオンにしてますね。
  • #この製品には当てはまらないと思うのでオフトピかもだけど、

    一般に高いサンプリング周波数fs、すなわち高域特性の改善みたいな話になって、 それで人間の耳が聞こえないのに無駄だという話の流れになりますが、高いfsで改善されるのは それだけではないと思います。オーディオ装置として今モノラル1chだけってのはあまりないでしょう。大抵2ch以上です。

    さて人間の耳は2つあること、耳の位置が頭の左右についているので間隔があること、よって一つの音源からそれぞれの耳に到達するのに時間差があること、脳が音の方向を認識するのに時間差を利用していることなどから、ステレオ再生を前提にした場合高いfsによって 左右の耳に届く音の時間差の再現性も向上していると考えられます。

    京都大学の神経生物学 [kyoto-u.ac.jp]のページなどによれば人間の場合で10μ秒の時間差を識別できるとされています。どんな音でも10μ秒の差が聞き分けられるわけではないと思いますが、でもそうだとしたら44.1kHzとか48kHz程度のサンプリング周波数では人の聴覚に対し力不足だという根拠には ならないでしょうか。

    # というようなことを日記 [srad.jp]にも書いた。

    • by Anonymous Coward on 2006年11月28日 2時49分 (#1065917)
      # さらにオフトピですがサンプリングレートの話が出たので。

      デジタル音声処理での話ですが、高サンプリングレートは可聴域外の音の再現よりも
      編集途中で発生する高調波歪みを可聴域外に追い出す効果が大きいです。

      再量子化などで発生する量子化歪みは奇数次高調波として観測されます。
      奇数次高調波は、放っておくとナイキスト周波数で折り返しを起こして
      可聴域に降りてきてしまいます。可聴域に降りてきた高調波は可聴域の音と干渉し、
      振幅特性・位相特性の変化を引き起こします。いわゆる劣化です。
      この問題への対処は大きく二つ、ディザリングと高ビット深度・高サンプリングレート化があります。

      ディザリングは、量子化後に量子化歪みを含む最下位ビットをランダムノイズで
      上書きすることで、歪みごと消し去る手法です。
      基本的にはノイズの付加ですので、最終出力などで注意しながら使われます。

      対して高サンプリングレートでは、ナイキスト周波数を高くすることで、
      折り返した高調波が、できる限り可聴域外になるようにします。
      例えば、原音5kHz、サンプリングレート48kHz(ナイキスト周波数24kHz)の場合、
      5次高調波の25kHzは折り返して23kHz、7次高調波の35kHzは13kHzに現れます。
      ここでサンプリングレートが96kHzであれば、17次高調波85kHzで初めて
      可聴域11kHzに現れます。一般に高調波は次数が上がると音量は下がりますので、
      可聴域への影響は高サンプリングレートの方が小さくなる、という原理です。
      ただ3次高調波15kHzなど、折り返さない高調波に対しては無力なので、さらに
      対策したい場合は、24/32bitなど高ビット深度で量子化して量子化歪みそのものを減らすなどの
      方法を採る必要があります。実際にやってみると、16bit量子化は論外として、
      24bit量子化でも20kHz付近での高調波ノイズレベルと、同帯域での編集段階での
      信号レベルのS/N比は50~60dB程度まで悪化することがあり、編集用としては不十分な
      可能性があると、個人的には考えています。(こだわり過ぎかもしれませんが)

      可聴域外の音の有無を聴き取れるどうかについては、以下の論文が参考になります。
      http://www.nhk.or.jp/strl/publica/labnote/lab486.html [nhk.or.jp]

      また、Bob Katzというエンジニアの著書中でも類似の実験が行われており、
      こちらでは「聴取不可能」との結論になっています。
      http://www.amazon.co.jp/gp/product/0240805453 [amazon.co.jp]
      親コメント
    • なるほど。単純に「単一チャンネルの周波数」だけの問題ではないわけですね。私は認知可聴領域外でも、潜在意識の上に再現される認知閾下の周波数はリアルさとか「質感」に大きく関わってるんじゃないかという方向でしか漠然と考えていなかったのですが、左右の音の到達時間のズレに着目というのは、さすがにプロという感じがします。こういう技術や知見というのは面白いですね。
      --
      Medu Lah! en' gula vrechen d' MOL! ~箇更なる高みで廼の困惑を姜す
      親コメント
    • 仰る差は、スピーカと耳の相対位置のずれを半径1.7mmの領域に固定できれば
      意味があるかもしれませんね。340m/s * 10マイクロ秒 / 2 = 1.7mm
      計算がこれで正しいのか確証はありませんが、そのような聴取環境を実現するのは
      非常に困難、かつ非現実的だと考えられます。例えば呼吸や不随意運動で簡単に逸脱できますよね。
      ということで、実験室レベルでその差が認められたとしても、少なくとも実利用環境においては
      他の要因の方が圧倒的に大きいため、現実の規格でサンプリング周波数が不足していると主張するには
      弱いでしょう。
    • >>どんな音でも10μ秒の差が聞き分けられるわけではないと思いますが、でもそうだとしたら
      >>44.1kHzとか48kHz程度のサンプリング周波数では人の聴覚に対し力不足だという根拠には
      >>ならないでしょうか。

      『サンプリング定理が満たされている限り』信号のサンプリング周波数(サンプリング周期)と
      時間分解能は無関係です。
      『サンプリング定理を満たしている限り』サンプリング周波数44.1kHzで何かの処理を
      するときの時間分解能の限界が1/44.1kHzになるというわけではありません。
  • Xmod (スコア:2, 参考になる)

    by home_card (26229) on 2006年11月27日 15時12分 (#1065593)
    こういう音声データ補正製品(と呼ぶのか?)でCREATIVEのXmodがある。
    http://jp.creative.com/products/product.asp?category=209&subcatego... [creative.com]
    http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0611/15/news009.html [itmedia.co.jp]

    評判を調べたら必ずしも良くない。
    総じて上下の音域を強調した程度と言った感じ。
    これも実際に聴いてみた音質のレビューが気になる。
  • メル凸してみた (スコア:2, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2006年11月28日 2時02分 (#1065909)
    「USBモジュールがこの製品のキモで、自分に合ったヘッドホンを既に持っているなら、USBモジュール単体売りでもいいのでは?」
    ……という素朴な疑問が湧いたので、メールで単体売りの予定ありやいなやという質問をしてみたところ、すぐさま返信が来て好感触。

    結論から言えば、単体売りの予定はないとのこと。
    Vraisonのドライバソフトで補正した音をUSBモジュールに伝えるわけですが、そこから先の出力はヘッドホンに依存することになります。
    48kHzまでの周波数をきちんと再生するために付属ヘッドホンがある、というポリシーのようです。
    (また、ドライバ側にはヘッドホンの特性に合わせた最適化を行う機能もあるとのこと)

    確かに市販品で48kHzまで確保しているヘッドホンにはそうそうお目にかかれないことを考えると、このセットの3万円前後という価格設定はだいぶ「頑張っている」気がします。

    ですが、小寺信良氏のレビューにある

    この構造どっかで見たことあるなと思って探してみたところ、どうもオーディオテクニカ「ATH-A500 [impress.co.jp]」と同等品のようである。
    ……という点から見た場合、ATH-A500では周波数特性が5~30,000Hz、その上位モデルにあたるATH-A900でも5~40,000Hz、さらにオーディオテクニカの最上位クラスでも5~45,000Hzということを考えると、「頑張りすぎ」のような気も……。
    48kHzという数字は返信にあったとおりなので疑う余地はなさそうなのですが、「48kHzの音源を再生するのに、ヘッドホン側にも48kHzの再生能力が必要」という私の認識が間違っていなければ、とんでもない低価格でとんでもなくハイレベルなヘッドホンが手に入るということになるのでは?

    識者の方、そのへんいかがでしょうか?
    • by SteppingWind (2654) on 2006年11月28日 13時50分 (#1066170)

      一般的なZ変換 [hi-ho.ne.jp]というデジタル信号処理の基本によれば, 記録・再現可能な周波数の上限はサンプリングレートの1/2になります. すなわち48kHzのサンプリングレートで記録・再現可能な周波数は24kHzという, ある意味常識的な値です. ほとんどの人では20kHzあたりが知覚可能な周波数の上限なので, それにちょっと余裕を持たせたってところでしょうか. ですからヘッドホンとしても同じくらい, すなわち24,000Hz程度が出れば, 本来は十分なわけです.

      ただ, ヘッドホンやスピーカで再生可能周波数と言った場合, その周波数範囲で完全にフラットな出力音圧が得られるか? というとちょっと怪しいわけです. 場合によっては変なうねりとかが入ったりする可能性もあります. そういったことに対する一種の保険みたいな感じで, 広い周波数帯域の狭い部分を使うことでフラットにするってところもあります. 逆に, 聞こえる帯域をフラットにしていったら, 結果として使わない高域まで再現できるようになったってところかもしれません.

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      元ACですが続報。

      サンテクのウェブショッピング [santec.co.jp]では、23,299円(税込、送料無料)ですね。
      この価格で~48,000Hzということであれば、ドえらいことなんですが……。

      cf.ヘッドホンナビ [h-navi.net]
  • が、うちは Linux PC 経由で音楽聞いてるんだよ…ぐすん
    --
    # mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
  • by JnJ (23012) on 2006年11月27日 15時42分 (#1065620) ホームページ
    レガートリンクコンバージョンみたいなもの?
    --
    LAN内LAN稼働中
  • by tad7 (12440) on 2006年11月27日 20時17分 (#1065755) ホームページ 日記
    「驚くべき高音質!」を追求しすぎて、つい可聴域を超える波形をサポートしてしまうのは音響技術者の性なのだろうか...。ソニーのクオリアにもデビルマン専用ヘッドフォンがありましたな(高すぎて買えニャイ)。「人間は訓練次第で、頻繁に使用する器官を発達させる!」という仮定に立ってみて、赤子の頃から20KHz以上の音を含んだ音楽を聞かせ続けると、そーゆー違いの判る人、になれるのかもしれない。
    --
    TaddyHatty,
    • この製品は、
      1. 16ビットデータを24ビットで扱い、足りない8ビットを補完
      2. カットオフ周波数から上をあやしげなアルゴリズムで再現
      3. 聴覚テストを行い、ユーザそれぞれの耳のカットオフ周波数にあわせてイコライザカーブを自動設定

      の3つの機能があります。

       1と2はこれまでも多くの製品で試されてきたものであり、結論としては意味はないと言えましょう。ほとんどの人は20kHzから上を聴けるわけもないですし、16ビットを24ビットにしたところでその違いがわかる人もいないでしょう。まあ、正確なテストは難しい分野ではありますが。

       3はかなり意味があると思います。10kHzから20kHzにイコライザカーブをかけるようですが、このあたりは可聴域です。人によっては感動的な結果ともなるでしょう。

       そういうわけで、3の機能以外は不要に思えます。まあ、手動でイコライザを設定しても事は足りるわけですが。
      親コメント
      • by toworu (27387) on 2006年11月27日 23時47分 (#1065872)
        >>そういうわけで、3の機能以外は不要に思えます。まあ、手動でイコライザを設定しても事は足りるわけですが。

        それだけではないと思いますね。プレスリリースには、”デジタル音源の失われた高音域や微小音を自動的に補正・再現”とありますが、この”微小音の補正”がミソかと。

        MP3やAACなどで圧縮する際に、離散コサイン変換など行ってから高域を削るわけですが、このときに可聴帯域の非整数時倍音(ハーモニクス)も、それなりに失われてしまいます。これを”それらしく復元する”のが、この手のテクノロジーだと思われます。
        親コメント
      • >ほとんどの人は20kHzから上を聴けるわけもないですし

        例えば30kHzと30.1kHzの正弦波があった場合、100Hzのうなりが生じますよね?
        これは通常の聴覚で聴こえるはずです。
        だから、可聴域を超える音を再現することも意味はあるのです。

        #ということを大学の講義で聞いたっけ。
        親コメント
      • s/カットオフ/ナイキスト/
      • > 1と2はこれまでも多くの製品で試されてきたものであり、結論としては意味はないと言えましょう。
        > ほとんどの人は20kHzから上を聴けるわけもないですし、16ビットを24ビットにしたところでその違いがわかる人もいないでしょう。
        どうしてでしょうか?
        貴方がそう断言されるのはそれなりの理由が(親コメントそのまま……なのでしょうか)あるとは推察しますが、なべて他の方々の感性をバッサリいってしまうのはどうかと思いますね。
  • by Another_View (29838) on 2006年11月27日 21時18分 (#1065793) ホームページ 日記
    この製品にフィードバックのようにして同じ音声をぐるぐるかけるとどうなるのでしょうか?
    • by Anonymous Coward
      >この製品にフィードバックのようにして同じ音声をぐるぐるかけるとどうなるのでしょうか?

      ハウリングに一票。
  • by Anonymous Coward on 2006年11月27日 13時39分 (#1065533)
    グサッ!

    #度の弱い近眼用メガネを新しく作りました。
  • by Anonymous Coward on 2006年11月27日 13時47分 (#1065539)
    客に対し失礼な説明
    • Re:耳の老化 (スコア:2, 参考になる)

      by maia (16220) on 2006年11月27日 15時29分 (#1065606) 日記
      一応書いておきますと、老化はタレこみ子の表現です。プレスリリースには
      個人により異なる高音域の聴覚感度の補正を、一人ひとりのユーザーの耳に合わせた帯域調整を行い、ユーザーの耳の特性に合った本来の音を再現します。
      という程度の表現しかありません。

      #AV Watchのライター小寺さんの場合は、19歳で18kHz→43歳で16kHzだったそうです。個人差は当然大きいでしょう。

      #そういえば、先日もネプチューンの深夜番組で(高音域と年齢の関係を)実験してました。年齢は如実ですな。
      親コメント
      • by mtgood (31646) on 2006年11月27日 19時35分 (#1065733)
        >#そういえば、先日もネプチューンの深夜番組で(高音域と年齢の関係を)実験してました。年齢は如実ですな。
        「ネプ理科」ですね。私もモスキート音全く聞こえませんでした・・・。
        親コメント
    • いや、でも実際老化を感じてきている身からすれば、ある意味安心できる
      デバイスですよ。
      「若かったころはあんなに心地良かったのに!」という思いにすこしでも
      ストップがかかるのは嬉しいものです。

      #バイア某を買う人の気持がわかる歳になるとね…
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      という概念を定義してみたら面白いかも。
      通勤電車で5メートル先まで轟かせてる iPodder の場合とか、
      渋谷や新宿でたむろってる女子高生の場合とか、
      • Re:耳年齢 (スコア:2, おもしろおかしい)

        by Anonymous Coward on 2006年11月27日 15時26分 (#1065604)
        女性の場合に限り、10代の一部では加齢と同様に耳年齢が高くなる現象が認められます。
        20代に近づくにつれて正常な値に収束します。
        なお、個人差はあるようです。

        耳年増
        親コメント
      • by TarZ (28055) on 2006年11月27日 14時35分 (#1065568) 日記
        「耳を鍛える大人のオージオトレーニング」

        一昨年聴こえた音は何Hzまででしたか

        # 耳年齢…測りたくないなあ。いつぞやのストーリー [slashdot.jp]の悪夢が。:-(
        親コメント
        • Re:耳年齢 (スコア:1, 興味深い)

          by Anonymous Coward on 2006年11月27日 19時32分 (#1065729)
          可聴周波数チェッカ "mamimi" というソフトがあるので試してみれば。
          親コメント
        • by Anonymous Coward
          > 「耳を鍛える大人のオージオトレーニング」

          傷んだ耳は回復しないので下手にトレーニングしても老化が進むだけですな。
          • by Anonymous Coward
            その話、いつまで真でしょう。
            今まで、故障したら回復しないと言われていた器官が、研究が進むにつれ回復が可能とわかった例はいくつかあるし。
            耳だって回復できるかもしれませんよ。
            • by Anonymous Coward
              遺伝子治療であるとか聴力回復の可能性はあるようだけど
              鍛えて良くなることは今後もありそうな気がしない。
  • by Anonymous Coward on 2006年11月27日 17時51分 (#1065685)
    最近は帯域も記憶容量もそこそこなんだし、可逆圧縮でいいんじゃない?
    • by kicchy (4711) on 2006年11月27日 18時06分 (#1065692)
      >最近は帯域も記憶容量もそこそこなんだし、可逆圧縮でいいんじゃない?

      可逆圧縮というのは、恐らくデジタル→デジタル圧縮の
      MP3だとか、OGGの非可逆圧縮に対しての話だと思うのですが・・・
      本来、DVD,CDもアナログ→デジタルの過程で
      情報が落ちているので、実際の音との間では非可逆なんですよ。

      今回の技術は、デジタル圧縮だけではなく
      サンプリング過程で落ちた情報も含め少しでも
      補完してやろうという話だと思います。

      デジタルでの扱いについて、
      まあ、個人的な立場としては最近じゃ
      可逆圧縮と言われているものも本物からは
      情報は落ちているんだという認識からすれば、
      いわゆる非可逆圧縮でもいいんじゃないのという感じです。

      # 昔は、少しでも高音質で劣化しないものを追求してたものですが・・・
      親コメント
      • Re:無理しなくても (スコア:2, すばらしい洞察)

        by SteppingWind (2654) on 2006年11月27日 20時44分 (#1065774)

        上を見たときには, それこそ現行のCDフォーマットでさえハイエンド環境の音を聞いちゃったりすると, もうお腹いっぱいというか自分の再生環境ではおっつかないてことが分かっちゃうんですよね. で, CDフォーマット以上のデジタルデータはいらないって方向に.

        でも下を見ると, 例えば128kbpsのMP3なんかだとさすがに44.8kHzリニアPCMとの違いが分かっちゃうわけで. これを分からないようにフォーマットやらパラメータのチューニングやらに手間隙かけるぐらいなら, いっそのこと可逆圧縮にしちゃえってのは一つの方向だと思います. 将来的にもっと容量に余裕が出来れば, 圧縮さえもやめちゃえってのもありでしょう.

        # 一応, レガートリンク付きのDAコンバータの音はそれなりにいいと思っているけど, それがレガートリンクのせいかDAコンバータの基礎性能のせいかは分からないのでID

        親コメント
      • by Anonymous Coward
        そうやって日本のピュアオーディオは衰退していったと。

        #ある意味カルトだから、イマの人からは敬遠されるのかも。
        --
          昔、ピュアオーディオ教信者だったのでAC
      • by Anonymous Coward
        「サンプリング過程で落ちた情報を少しでも補完」
        してくれるのなら良い技術ですが、
        「サンプリング過程で落とした情報を少しでも補完」
        されたら却って迷惑かもしれませんね。

        わざとロービットのギザギザな波形にして、
        そのかすれた音を味とする音楽もあるわけで…
        それがヘンに滑らかになっちゃうと悲しいかも。

        # ファミコンのベース音(三角波)の
        # 「ビー」というノイズが大好きなAC
      • by Anonymous Coward
        それいいだすと、マイクで音を拾う時点で非可逆かなと。
      • by Anonymous Coward
        CDとMP3などでは非常に大きな差があります。
        MP3に慣れた耳でポータブルCDプレーヤーの音を聞いてびっくりしました。
        AVフェスタでONKYOの方が最近ではMP3で楽曲を納めるアーティストまでいるんだと嘆いておられました。
        • by kicchy (4711) on 2006年11月28日 13時40分 (#1066163)
          >CDとMP3などでは非常に大きな差があります。
          >MP3に慣れた耳でポータブルCDプレーヤーの音を聞いてびっくりしました。
          >AVフェスタでONKYOの方が最近ではMP3で楽曲を納めるアーティストまでいるんだと嘆いておられました。

          それが自分の曲に対するアーティストの姿勢なのでは?

          ちょっと、思ったのが、TVが高解像度になると
          ズラの境目とかが映って困るという話。
          むしろリアルに再現されると困る!?
          親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年11月28日 0時30分 (#1065890)
    多くの人は、PC内蔵のアナログ出力に比べて十分良くなるだろう
    から感動するんじゃないかな?

    俺はSPDIFから単品のD/Aアンプに入れてるぜ!って人も、
    44.1kHzから48kHzにリサンプリングする仕様のボードを
    使ってビットレートうんぬん語ってたりするからね。

typodupeerror

海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs

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