米IBMがWeb技術特許を無償開放、契約不要に 28
ストーリー by kazekiri
IBMらしい 部門より
IBMらしい 部門より
Anonymous Coward 曰く、
ITproの報道によれば、米IBMが保有する150以上のソフトウエア関連特許を無償で開放すると発表した。具体的には、SOAP技術などIBMが力を入れているSOA関係の技術が中心のようだ。詳細はWebサイトにて確認可能になっている。IBMは従来も特許を無償で公開していたが、IBMとロイヤルティー・フリーのライセンス契約を結ぶ必要があったが、今回公開される特許は、こうした契約が不要となったのが画期的ということだろう。
だが、特許を放棄するわけではないため「閲覧は自由、利用は無償可」でも、「あらゆる利用の自由」までは保証されておらず、IBMが「同社の開放の趣旨に反する」と判断した場合には特許権を行使する場合があるという。こう聞くとunisysのGIF特許を思い出してしまい、「開放の趣旨」にIBMより「支持を集めた場合」に発動させやしまいかと心配になってくる。
とはいっても、Linuxに対して「特許権不行使」宣言を行ったりLinux開発者に特許を提供する会社設立などを見る限り、その不安は払拭されるのではないだろうか。一方、Microsoftは200件以上の特許侵害の訴訟リスクをちらつかせ、GPLv3には縛られないといっておりスタンスが対照的で面白い。
対照的なスタンス - MS v.s. IBM (スコア:2, すばらしい洞察)
というより、意図的に対照的なスタンスをとったんじゃないでしょうか。
Re:対照的なスタンス - MS v.s. IBM (スコア:0)
Re:対照的なスタンス - MS v.s. IBM (スコア:0)
Re:対照的なスタンス - MS v.s. IBM (スコア:1, 参考になる)
Microsoftは以前からOpen Specification Promiseという特許権を行使しないことを宣言して技術公開することを一部製品で行っています。
その点では、IBMはMicrosoftの後追いをしているとも受け取れますね。
「使ってもいいよ」から「使ってみてね」へ (スコア:1, 興味深い)
#しっかし、最近の小学校は作文の時間に何やってんだろね?
Re:「使ってもいいよ」から「使ってみてね」へ (スコア:0, オフトピック)
今回のニュースと重ね合わせたときに、その差が解りにくいんですが・・・。
というのも、それを言われたほうは特に区別しないんじゃないかなと。
「使ったら怒るよ」から「使ってもいいよ」のように使った後の条件が違うか、
「使いたかったら言ってよ」から「使ってみたら言ってよ」のように
事後承諾で使い始める事ができる事を明確にしないと、言った本人にしかわからないでしょ。
本人の心理的変化だけを語ればいいニュースなら、「語尾が柔らかくなった」だけでいいかもしれないけど、
このニュースは一歩踏み込んで「使ってみて」という態度の明文化をしているのだから不適切でしょう。
>#しっかし、最近の小学校は作文の時間に何やってんだろね?
幼児趣味は多分ないし、子供もいないので興味ありませんがなにをやってんでしょうね。
多分、社会に出た時に役立つ作文は教えないという点で、昔から何もかわってないでしょう。
Re:「使ってもいいよ」から「使ってみてね」へ (スコア:1, 興味深い)
Re:「使ってもいいよ」から「使ってみてね」へ (スコア:1, 参考になる)
文を作る能力は、それ単体で鍛えられるものではないと思う。
せめてできることは文を作るために必要な思考の仕方の教育かな?
# 作文させれらた記憶はあるが作文の仕方について習った記憶がないAC
Re:「使ってもいいよ」から「使ってみてね」へ (スコア:0)
私も徒競走はさせられたことがあるが、走り方について習った記憶がない。
#自分の走り方がエネルギーを無駄にしていると気づいたのは成人してからだった。
初等教育って何を教えてるんでしょうね。
作文教育 (スコア:1)
まず、教師がまともな文章を書けない。
そんな教師が、自分が書きたいような文章を生徒に書かせようとするのが作文教育だったらしい。
しかし、目標とするモノを生徒に説明することが出来ないから、ひじょーに迷惑。
なにしろ、作文に対するコメントが意味不明。(ダメだと言ってることだけ分かる)
それとは別に、客観性不要で主観のみ書かせるというのが作文教育全般の目的らしいから、どっちにしろ社会で機能するモノにはならないだろう。
the.ACount
Re:「使ってもいいよ」から「使ってみてね」へ (スコア:0)
そこに年長者が適切なお題とそこに到達するための方法論を与えるってのが教育だろ。
Re:「使ってもいいよ」から「使ってみてね」へ (スコア:0)
最後の桁?
Re:「使ってもいいよ」から「使ってみてね」へ (スコア:1, おもしろおかしい)
すみませんが (スコア:0)
>「開放の趣旨」にIBMより「支持を集めた場合」に発動させやしまいかと
のあたりを日本語に訳していただけないでしょうか?
Re:すみませんが (スコア:4, すばらしい洞察)
ということではないでしょうか。
Re:すみませんが (スコア:2, すばらしい洞察)
と判断されるケースが、どういう状況を指すものなのか? という意味でしょう。
今回公開されたIBMの特許を使って、IBMの製品よりも顧客に支持される「何か」を作ってしまい、
それがIBMのビジネスに損害を与えると判断された場合
「特許侵害を理由に訴訟に持ち込まれる可能性があるのでは」という意味かな。
他人の特許の上であこぎな商売やクラッキングを行われた場合の対抗策として残してある権利なのだろうけど、
判断基準があちらにある限り、その運用基準をみんな信用できるかどうか懸念があるとか言うのでしょう。
正直、IBMくらい大きい会社なら、ビジネスに使えるツールが出てきたら、
まともに裁判を戦うよりも、まるごと買ってしまいそうな気がするけどね。
Web技術特許はW3C特許方針に従う (スコア:1)
"W3C 特許" で検索すれば出てきますが
Web標準すなわちW3Cで標準に採択されるには
RAND(妥当で差別のないロイヤリティ)またはRF(ロイヤリティフリー)であることが要件です。
(それまでRFのみだったのがRANDもありになった)
なので、ドラフトはともかく標準の特許は #1188596 [srad.jp] #1188598 [srad.jp] のような心配はない(そういった理由での制限はできない)と思われ
同じく#1188752 [srad.jp]のMicrosoft Open Specification Promise [microsoft.com]も、VHD(VirtualPC仮想ディスク形式)など一部を除けば自主的というよりW3Cの要件にしたがって公開したものと思われ。
Re:Web技術特許はW3C特許方針に従う (スコア:1)
タレコミ文の「支持を集めた場合」という表現がどこからでてきたのか不明ですが,「解放の趣旨」は明らかです.タレコミ文からもリンクされているInteroperability Specifications Pledgeのページにある通り,"IBM wants to encourage broad adoption of the Covered Specifications listed below." ということで,標準が広く採用されることを促進したいので,その標準の実装に限り,特許を無料で利用可能にするわけです.
条件は2つで, 指定された標準を実装する場合に限ることと, 同じ標準の実装に対して特許権を主張しないこと.
逆に言えば,指定された標準の実装以外については,特許権を主張し特許利用料を請求するかもしれない(これが,「解放の趣旨」に反する場合).これが問題になるのがオープンソース実装の場合です.たとえば,次のような事態が想定できます.
タレコミ文では GIF 特許のような事態を想定して危ないといっているようですが, それは利用範囲の制限の有無とは無関係でしょう. ある日突然,「気が変わった.今日から特許利用料をもらうことにする」と言い出すこと (UNISYSがやったのがこれ)は可能ですし,それ自体は権利者の正当な権利なので,他人がどうこう言えません (標準化団体は「RAND で提供してね」ぐらいは言えるかもしれないが,ライセンス条件をどうするかは, RAND にするかどうかも含めて,権利者の自由). もちろん,そんなことをした日には,評判が地に落ちるでしょうから,IBMはやらないでしょうが.
Re:すみませんが (スコア:0)
Re:目くそ鼻くそ (スコア:0)
フフフ・・・。
Re:目くそ鼻くそ (スコア:0)
Re:目くそ鼻くそ (スコア:0)
Re:目くそ鼻くそ (スコア:0)
Re:目くそ鼻くそ (スコア:1)
コレ [srad.jp]のことでしょ。