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15985 story

著作権保護期間延長論、本音は100年? 120

ストーリー by yoosee
50年後、100年後に出版という概念は残っているだろうか 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

ITmediaの記事によれば、7月24日に開かれた情報通信政策フォーラムのセミナーで作家の三田誠広氏が著作権保護期間について発言し、「作家にとって創作のインセンティブになるのは、作品が本として残ること。50年、100年後も作品を出版してくれる版元の期待に応えたい」と述べたとのこと。 著作権保護期間を延長すれば著作者の創作意欲が高まるとしている。

参加者との質疑応答では、著作者人格権が保護期間に影響されないことを無視していたり、「パブリックドメインになれば、出版元がもうからない」と述べるなど、現行のビジネスモデルを変更せずに出版元が利益を出すことを優先しているようにも感じる内容になっている。 英政府が音楽の著作権保護期間延長を拒否したことだし、 そろそろ目を覚まして欲しいものだ。
ちなみに氏は記事の最後の節で、 著作者不明の場合に利用できる裁定制度の手続きを簡略化や、簡便に許諾を取れるシステムの構築を改めて提案しており、この部分についてはある程度同意できる。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 関連エントリ (スコア:5, 参考になる)

    by kamuy (1690) on 2007年07月26日 11時14分 (#1196122) ホームページ 日記
    作家本人が自身の遺族となってゴネているという構図
    池田信夫 blog 三田誠広氏との噛みあわない問答 [goo.ne.jp] のコメント郡より

    ご参考まで
    --
    -+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
    • Re:関連エントリ (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2007年07月26日 13時48分 (#1196243)
      こんなのもあるね。
      三田誠広氏批判〜日本文芸家協会への公開状〜 [lepetitprince.net]
      親コメント
  • by Tatenon (20311) on 2007年07月26日 11時36分 (#1196137) 日記
    利益になるから100年出版される本もあれば、利益にならないからその間まったく出版されない本もあります。
    会社は慈善団体ではないので、売れない(もしくは売れるかどうかわからない)本をコストをかけて増刷しません。
    それどころか刷った本が売れずに返品されるというのは、出版社にとって悪夢そのものです。

    しかも、どっかで人気が出ないとも限らないので、出版社は本を出すことも無く、権利だけを100年間保持し続けます。
    その間、作品はまったく人目に触れることも無く死蔵されることになります。

    音楽などでもそうですが、コストというものが存在する以上、企業は小さな需要・小さな市場に対して
    サービスを提供し続けることは、別の見返りが無ければそうそうできるものではありません。

    まったく流行しなかった昔の作品が欲しくなって、出版社やレコード会社に再販してくれと言っても普通は門前払いです。
    すぐに出てくる在庫があれば出してくれるかもしれませんが、大きい会社だと在庫から探すのにだって大きなコストがかかります。
    中古ショップで探してくださいと言われるのが普通ですし、それを不親切とはとても言え無いと思います。

    100年とか言ってる人は、「100年間売れ続ける作品」を前提にしているような気がしますが、これだけ著作物が氾濫する世の中にあって
    そんな作品は一体何万分の1、何億分の1くらいあるんでしょうね?
  • by Anonymous Coward on 2007年07月26日 11時47分 (#1196147)
    > 作家にとって創作のインセンティブになるのは、作品が本として残ること。

    著作権が切れると本が出版されなくなるという前提がそもそもしっくりこないんですが、
    誰でも出版できるようになるんだから、むしろ本になる機会が増えるんじゃないの?
    • by Anonymous Coward on 2007年07月26日 11時58分 (#1196155)
      >誰でも出版できるようになるんだから、むしろ本になる機会が増えるんじゃないの?

      実際その通りで、著作権そのものではないけれど『星の王子様』なんかは
      独占が解除されると 同時に複数の出版社から発売されました。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年07月26日 12時12分 (#1196164)
      リンク先を読むとわかりますが、この作家さんがいうには
      「書体やレイアウトの指定、紙質や装丁までも含めて俺の作品」であり、
      好き勝手な形で自由に出版することなど断じて認めないとか。

      #発言者の意向に従い、好き勝手な形での引用は差し控えました
      #決してアホくさくてリンク先をもう一度開く気も起きないわけではありません

      親コメント
      • by tarobo (16662) on 2007年07月26日 15時55分 (#1196341)
        ていうか、このひと『星の王子様』の
        新訳本だの俺様流解釈本だのを出してるんですよね。
        内藤濯氏が「手触りや書体など
        細部にまでこだわって作られる芸術作品」として
        出版した(と三田氏流に解釈)『星の王子様』を、
        「保護期間が切れた途端に」
        「思いもよらない形で作品が利用」した人間が
        何をほざくかと。

        #(要約)寝言は寝て言え。一生起きるな。
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年07月26日 12時32分 (#1196175)
        > 「書体やレイアウトの指定、紙質や装丁までも含めて俺の作品」であり、
        > 好き勝手な形で自由に出版することなど断じて認めないとか。

        フォント屋さんとかレイアウト屋さんとか紙屋さんとか装丁屋さんとかの
        権利はどうなるんだ、ヲイ、という気がする。
        書体やレイアウトや紙質や装丁だって彼/彼女らにとっては、自分の作品だと
        思っているだろうに、勝手に「俺の作品」などというのはおこがましいよな。
        親コメント
  • 作家にとって創作のインセンティブになるのは、作品が本として残ること。50年、100年後も作品を出版してくれる版元の期待に応えたい


    なに的外れな事言ってるんだろう。

    いい本であれば、著作権が残っていようが、いまいが出版元は発行する。
    いい本なら著作権切れたときには、独占でなくいろんな出版社から出版される。本として残ることが重要ならなおさら著作権期間関係ないね。

    その主張じゃ逆に著作権の期間が残ったまま”絶版”とかになると何処からも出る機会がなくなるから、著作権期間なんかないほうがいいんじゃ?なければ”著作権フリーなら出版してもいい”ってとこが出してくれるかも?

    出版されるか、されないかは著作権の期間と無関係。いい本なら100年後でも1000年後でも著作権期間関係なしに出版される。

    夏目漱石や宮沢賢治なんか、結構著作権切れてるけど未だに出版されてるね。
    本で残るか、残らないかは著作権の問題でなく、”内容の問題”

    なにを勘違いしてるんだろ??
  • 根本的なこと (スコア:5, すばらしい洞察)

    by akiraani (24305) on 2007年07月26日 12時03分 (#1196158) 日記
     保護期間延長を訴えている人の論理は、「今の形の商業活動のみが文化を創る」と思っている(もしくは、そう思わせようとしている)という前提の下に展開されている風に見える。
     今回の記事でも

    三田さんは「保護期間が切れた途端に、心ない人によって思いもよらない形で作品が利用されることもある。本は、デザイナーや編集者とともに、手触りや書体など細部にまでこだわって作られる芸術作品であり、そこに作家として参加できることが創作活動におけるインセンティブだ。わたしにとっては紙に印刷された本という形であることが重要。

    このあたりの発言にそういう意識が見て取れる。紙に変わる新しい媒体で作品が生まれ変わること、自らの作品を下地に新しい文化が生まれることも拒否している。そもそも二次利用されることでオリジナルが失われるわけではない移譲、オリジナルを後世長きに渡って渡って残したいという気持ちが氏個人の創作意欲につながるという主張は的外れである。

     著作権法第一条を見ればわかるように、著作権法の最終目的は文化の発展であり、著作者の保護はその手段でしかない。著作者のわがままをなんでも受け入れてくれる法律ではない。
    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
    • by ruto (17678) on 2007年07月26日 12時44分 (#1196191) 日記
      オリジナル以外のコピーが出ることで創作意欲が低下するという人もそれなりにいるのでは。

      親コメント
      • Re:根本的なこと (スコア:4, おもしろおかしい)

        by VioletR (34157) on 2007年07月26日 13時25分 (#1196227)
        なるほど、ここでコピーワンスの考え方を適用するということですね

        つまり、作家本人が作成した原稿をオリジナルとして、出版社が印刷した本が
        子コピーとなって、さらなる孫コピーは認めないと。



        重版は9回まででいいですね?(笑)
        親コメント
      • Re:根本的なこと (スコア:2, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2007年07月26日 13時20分 (#1196218)
        でもそれは死後100年云々の問題でもなさそうな。
        永遠にオリジナル以外のコピーが出ないことが補償されないとやる気落ちる創作意欲って、何?
        本人が生きてるうちに不本意な形が見えてショック受けるのはわからんでもないが
        死んだ後のこと考えた不安が創作意欲に関わるなら、
        そもそも「解釈と扱いが自分の手から離れる」発表という手段そののもが不適切だろうに。
        ここらへんコピーワンス問題における利権者側のステキ超理論と似てる気が…。
        親コメント
  • by Fortune (6210) on 2007年07月26日 11時16分 (#1196124) 日記
    > 50年、100年後も作品を出版してくれる版元の
    というけど、そういう扱いを受ける作品が全体の何パーセントなんだか。
    大半はその前に絶版とかなって、出版してくれなくなるわけで。

    そういうのだけ特別扱いとかじゃ駄目なんですかね。その方がまだ納得いく。

    ビジネス的に成り立たないのは分かるけど、権利的に確保し続けるなら
    その作品を出版し続ける義務も負わせられないものか。
    オンデマンド印刷でも電子データ配信でもなんでもいいからさ。
    • by QwertyZZZ (8195) on 2007年07月26日 13時02分 (#1196207) 日記
      そういうのを特別扱いすればってのは同感なれど、特別扱いするには基本となる著作権をなんとかしないと特別扱いしたくても出来ないってのが。

      何でも一律ってのが諸悪の根源だとは思うのですけどね。

      親コメント
    • 1.原則、著者が死んだ瞬間に全著作権が消滅
      2.遺族が継続して出版したい本を国会図書館なんかにもう一度納本すれば、その本に関する権利が復活(たとえば50年間有効)
      3.納本する本は責任のある形で出版されていなければならない(年間部数のノルマを課すとか)。できなきゃ権利消滅

      ってな感じにすれば、絶版本が死蔵されることも防げるし、この本の権利は手放したくないって作家の意思も汲み取れるんではないでしょうかね。
      著作権の登録制度の部分的適応って感じですか。

      # 三田なんて人ははじめて聞いたんだが、この人の権利は出版されない状態でなら1万年ぐらい継続してもいいな。
      親コメント
    • ビジネス的に成り立たないのは分かるけど
      成り立たなくないよ。実際、芥川竜之介も夏目漱石も森鴎外も出版され続けて、それなりにビジネスにはなっています。

      第一、作家の死後五十年独占しても初期投資を回収できないビジネスモデルってのもヘンな話でしょう。

      無料で入手できる文章を印刷して売るだけで利益が上げられないのであれば、それは出版という大きなビジネスモデルが死んだということでしょう。
      その場合はおそらく、出版以外の方法が出てきていると思います。
      親コメント
  • それじゃあ今までは (スコア:3, おもしろおかしい)

    by Alef_F (27309) on 2007年07月26日 12時15分 (#1196165)
    創作意欲もないのに小説書いてきたのか?
  • 1ドル更新料 (スコア:2, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2007年07月26日 12時18分 (#1196167)
    昔、レッシング先生が言っていた更新料1ドルを払えば期間を延長するシステムってヤツがオレ様的に合理的に思えるんだが、最近話も聞かないし、議論にも上らないのでぽしゃっちゃったのかな。
  • 100年の意味 (スコア:2, 参考になる)

    by kyousum (11338) on 2007年07月26日 12時23分 (#1196168) 日記

    タイトルの「本音は100年?」というのは、「死後70年とか言っているけれど、本当は死後100年に延ばしたがっているだろ」という意味なのでしょうか?

    記事を読んだ限りでは私は三田氏は「死後100年が良い」といったとはとりませんでした。「その本の最初の出版から100年くらいは出版社が独占できるようにして欲しい」と言っているように聞こえました。それでしたら、死後70年への延長でカバーできる場合が多いでしょうから、そんなに変な話ではないかと。

    (死後70年というのは長すぎ、というのは置いといて)

    --
    # For man might be free./人は自由になれるかもしれないから。
    • Re:100年の意味 (スコア:2, 参考になる)

      by T.Sawamoto (4142) on 2007年07月26日 15時46分 (#1196330)
      いや、見出し直下の文章に
      作家の三田誠広さんは「創作のインセンティブは作品が本として残ること」と語り、「死後50年、100年経っても出版してもらうためにも、著作権保護期間の延長が必要」と訴えた。
      とありますよ。
      三田氏が実際にどう発言されたか正確なところは分かりませんが、記事からは「最初の出版から100年」ではなく「死後100年」と読むのが筋かと。
      親コメント
  • リスペクト (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2007年07月26日 12時26分 (#1196172)
    作家への最大のリスペクトは読むことだと思うのだが、
    この人は違うんだ

    #最近、リスペクトしてないなぁ
  • 一億総著作者になる可能性があるのに(うちの娘の絵だって、おれの鼻歌だって著作権法の保護対象)、なぜに極一部の商業著作者のためだけに法律を変えにゃならんのだ。

    先に来るのは、表現の自由であって、文化の発展はその余録。断じて著作物の保護ではない。ましてや隣接権者の権益など知ったことか。

    もうね、著作権法といいながら、著作物の扱いだけを決めた法律じゃなくて、原則創作自由としながら、二次創作での制限や作品の配布法をオマケに扱った法律の方が、文化の発展に寄与すると思う。個々の配布法の制限は、それこそ個別契約でいいじゃん。三田氏は自分の作品だけ100年にしてもらったら?
  • 特許権も (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2007年07月26日 11時13分 (#1196120)
    同じ知的財産権の特許も年金なしで、保護期間100年にしてほしいです。 製造業も50年後も100年後も、同じものを出したいですよね。 特許切れになれば製薬会社も儲からないですし。
    • Re:特許権も (スコア:1, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2007年07月26日 11時33分 (#1196132)
      例の池田氏とのやり取りにも出てくる話ですが、そんな事言い出せば、建築物の著作権を
      大工だって設計者だって毎年の使用料の支払いを主張するようになるでしょう。

      ありとあらゆる物を作る事に携わる人がそんな事を主張しだしたら、社会は滅茶苦茶にな
      ってしまうような気もするのですが。

      三田氏はとりあえず最大限の希望を述べているだけなんでしょうが、それにしても…

      あと、余談ですが、三田氏はコピー機の製造会社の御曹司だそうですが、まず著作物をコ
      ピーする事にしか役立たないコピー機の製造についてどう思っているのか?お尋ねしたい
      ものです(笑)。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年07月26日 11時24分 (#1196128)
    著作権が残っているのか、作者の死後50年以上たっているので
    切れているのかわかりませんけど、「銀河鉄道の夜」は今でも
    いくつかの出版社から発行され、演劇やアニメにもなり、
    松本零士が漫画化、後に「銀河鉄道999」として発展させた
    という事実は知らないようですね。

    作家のくせに、過去の作家のことは知らんふりですか。

    銀河鉄道999のように、名作をベースに名作コンテンツを
    作り上げることができるという創作意欲のことを理解していない
    作家とはどうなんでしょうね。

    著作権保護を100年にしたら、100年後にも出版されているか
    というと、確かに出版されているかもしれない。
    でも、それは出版元が100年後も儲かるからではなくて、
    保護期間が長すぎて、それが邪魔して新しい作品が作りにくくなり、
    しいては古い作品ばっかりの世の中になるからでしょう。

    • by memeken (33221) on 2007年07月26日 17時48分 (#1196434) ホームページ
      ちょっと記事内容が皮肉なのかどうなのか不明ですが、

      >作家のくせに、過去の作家のことは知らんふりですか。

      これは松本零士氏が三田氏と同じ著作権保護期間延長の賛成派メンバーであるという前提でのお話でしょうか?
      他の方がリンクされていた池田信夫ブログのコメント欄に、ちょうど「銀河鉄道の夜」と松本零士氏の(著作権とは関係ないかも知れないが遺族の許諾を得てお金を払っているらしい)例を三田氏が美談として挙げており、そこに突っ込んで、

      >問「では遺族が著作権を行使して映画化を拒否したら、松本氏の映画はできなかったわけですね?」
      >三田「いや、それは誠意をもって説得すれば・・・」
      >問「いくら説得したってだめな人もいる。かつて藤田嗣治の未亡人は、彼の絵の公開を一切拒否した。著作権は、文化の継承を阻む権利にもなる。そういう弊害がわかっていて強化を叫んでいるのか?」
      >三田「・・・」

      という質疑があったことを前提にしてますか?

      銀河鉄道でいえば、延長に反対されているグループ側にいる別役実氏は、銀河鉄道の夜を以前から戯曲化したいと思っていたが宮沢賢治作品の中でも特にガードが固くて許可がもらえず、死後50年経ってやっと使えるようになり、まずアニメのシナリオにし、戯曲にしたといっています。
      (アニメ化の前のますむらひろしの猫マンガ化においても宮沢賢治の実弟に反発されたという経緯がWikipediaにもあります)

      その点では「銀河鉄道の夜」は著作権の及ぶ範囲や遺族の意向などを考える上ではよい題材とも思いますが。
      --
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      -----------------------------
      親コメント
    • Re:銀河鉄道の夜 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2007年07月26日 11時53分 (#1196153)
      趣旨は理解できますが、その例として「銀河鉄道の夜」と「銀河鉄道999」を挙げるのは適当なのでしょうか?

      松本零士氏が「銀河鉄道999」を発表した際に「銀河鉄道の夜」の著作権は切れていたのか?
      松本零士氏は「銀河鉄道の夜」の著作権が切れたことによって「銀河鉄道999」の着想を得たのか、もしくは満を持して発表に至ったのか?
      そもそも「銀河鉄道999」は「銀河鉄道の夜」の著作権が切れていなければ発表できないものか?

      具体例を挙げるのであれば、本旨に沿った記述があった方が良いと思います。
      本旨に沿った適当な具体例が思いつかないので申し訳ないのですが。
      親コメント
    • Re:銀河鉄道の夜 (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2007年07月26日 12時07分 (#1196160)
      趣旨には賛同しますが、「銀河鉄道999」は例として不適切ですね。
      999に限らず、その手の作品はいくらでもあるので、同じことですが。

      「銀河鉄道999」の初出は1977年ですが、宮沢賢治の死去は1933年なので、
      「銀河鉄道の夜」の著作権はまだ切れていなかったはずです。
      また、松本零士本人は、宮沢賢治の遺族に了解を得たといっています。 [wikipedia.org]

       #…って、「アニメ化の際に」ってことは最初の一年間は無許可だったわけね。

      まぁ、「そこでもし遺族の許可が得られなくても数年待てば世に出せた」という意味では、
      いい例かもしれません。 >999
      親コメント
      • Re:銀河鉄道の夜 (スコア:3, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2007年07月26日 13時05分 (#1196208)
        アイデアは著作権にならないんじゃないの?
        999 が「銀河鉄道の夜」から着想されたとしても、著作権の話題とは関係ないのでは?
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年07月26日 11時45分 (#1196144)
     もう、オレ。本職作家じゃないんで、100年もいらない。
    つまらないと思うものは生きているうちで5年で終わらせてもいいくらいだし
    再利用することも考慮してFDLやCCでいいです。
     2次創作がひどいものでない限り激怒しません。
    そ本出版するなら好きにどうぞだし、作者に還元したかったら
    Paypalなりウェブマネーなり寄付してもらう方法もあるわけで。

    #権利を強く主張し始めたら、もはや作家として老年に入っていると自戒を込めて。
  • 金儲け? (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2007年07月26日 11時50分 (#1196150)
    言いたいことがあるから本を書くのではなく、
    金のために本を書くんですか?
    言いたいこともないのに金欲しさに書く本に価値があるのでしょうか?
    内容は何もないけど読者の目さえ惹ければそれで良いってことになりませんか?
    それではコンテンツがどんどん空洞化していくだけではありませんか?

    また、佐々木正悟さんは彼のブログの中で、
    お金をもらって文章を書くと心理的負担になる、
    ようなことを言っています。
    http://www.month-psy.sakura.ne.jp/blog/2007/07/291.html [sakura.ne.jp]
    • Re:金儲け? (スコア:1, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2007年07月26日 12時23分 (#1196169)
      > 言いたいことがあるから本を書くのではなく、
      > 金のために本を書くんですか?

      それで食ってる人だっているんだからその動機は否定するもんじゃないとは思うんだけど。
      だから生きている間の著作財産権についてはどうぞ保持して稼いでください。でもさ、
      生きている間に稼いだ金を遺族に残せばいいのであって、なぜ死んだ後も保護されないといけないのか。

      まぁ生命保険的な意味を込めて死後しばらくは遺族の生活のために認めたとしても、20年も保持すれば
      十分だよねぇ。50年とか70年って、どう考えても出版社側の都合。遺族側にしてみたらそんな先々まで
      金が入るかどうかなんて、それこそ宝くじと似たようなもんだ。
      親コメント
      • Re:金儲け? (スコア:2, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2007年07月26日 12時39分 (#1196182)
        「書いた文章で金を貰うのは悪い事ではないが
        金のために文章を書くのは恥ずべき事である」

        誰の言葉だったかな、日本人の文学者には間違いないんだが……
        親コメント
      • Re:金儲け? (スコア:2, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2007年07月26日 18時09分 (#1196456)
        > まぁ生命保険的な意味を込めて死後しばらくは遺族の生活のために認めたとしても、
        > 20年も保持すれば十分だよねぇ。50年とか70年って、どう考えても出版社側の都合。

        これ違います。
        本を出版する場合、出版社と著作権者は出版契約を交わしますが、その中で契約の有効期限を切ります。(出版契約書の例 [jbpa.or.jp])

        契約期間中は、出版社が排他的な出版権を得ますが、それ以降は著作権者側が自由に出版社を変えられます。

        また、契約期間中に永久に重版のかからない状況(いわゆる絶版)が続いた場合、著作権者側の要請に基づいて、出版契約を途中破棄することもあります。出版社側からすれば、重版をかけられないほど価値が落ちた商品をいつまでも抱え込んでいても、文字通り一銭の儲けにもならないので、著作権者との関係を引き続き望むなら、著作権者側からの申し出を拒絶はしません。

        50年だ、100年だというのは、あくまでも著作権者側の権利保持期間です。この期間中は著作権者側が自由に出版社を選べるということで、出版社側の都合とは何の関わりもありません。

        ちなみにうちの会社の契約有効期間はデフォルト5年。

          by 中の人
        親コメント
      • Re:金儲け? (スコア:1, 興味深い)

        by Anonymous Coward on 2007年07月26日 14時54分 (#1196286)
        著作権は登録制ではないですよね? 文化云々というんだったら文化庁とか登録制にすればいいのに、 楽曲歌詞とかすべて登録して、登録料払えばいいんじゃないのかな、 使用料とかも含めて文化庁管理にすれば、面倒じゃないのに。 特許とかみたいに登録料、使用料を手数料とれば採算も取れるんじゃないかな。 わけのわからない団体で管理するより一括で管理すれば楽なのに、、、 ま、結局は金儲けですよね。
        親コメント
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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚

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