DragonFly 1.10.0 リリース 44
ストーリー by Acanthopanax
トンボの夏 部門より
トンボの夏 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
マイコミジャーナルで後藤大地さんが記事を書いておられますが、FreeBSD 4.8 から fork し、開発が進められている DragonFly BSD がめでたく6回目のメジャーリリースを迎えました。
リリースノートより:
- デフォルトのATAドライバをFreeBSDから移植したNATAに
- libthread_xu を利用したライトウェイトプロセスの実装が完了 (ただしデフォルトのスレッドライブラリは libc_r)
- ワイヤレスネットワークドライバの改善
- 多くのUSBドライバ、PCIドライバを追加
- GCC 4.1.2 の統合
などなど、これからの利用を考えるとちょっと手をだしてみたくなる存在になってきました。
また、KernelTrapに、founder である Matthew Dillon へのインタヴューが掲載されています。クラスタリングファイルシステムについて言及しているので、興味のあるかたはご一読を!
コメントなさすぎ。 (スコア:0)
おいらはFreeBSDを不満に思うような使い方してないし。
Re:コメントなさすぎ。 (スコア:4, 参考になる)
DragonFlyとFreeBSDの大きな違いって言えば主にSMP環境でのスケジューラですから, 現時点で評価できる人って限られると思いますよ. XeonやOpteronで8コア以上の環境を作ってマルチスレッドを生かすようなアプリケーションなんて, まだそう無いでしょ?
ハード的にはQuadコアのCPUが普及する来年あたり, OS的にはDragonFly2.xやULEスケジューラが安定したFreeBSD7.xなんかが出るあたりが大きなタイミングとなるんじゃないでしょうか.
Re:コメントなさすぎ。 (スコア:0)
わたしゃマカーなので、ただの通りすがり。
Re:コメントなさすぎ。 (スコア:0)
単に話すことがないだけだと思われ
Re:コメントなさすぎ。 (スコア:0, すばらしい洞察)
Re:コメントなさすぎ。 (スコア:0)
利点や欠点がわからなくちゃ、乗り換えようにも検討できないんじゃない?
FreeBSD と DragonFly の違い (スコア:5, 参考になる)
*DragonFly プロジェクトには、クラスタリングとデザインに関して、コアカーネルの大幅な書き直しが必要となるような目標がある。これは FreeBSD 内では無理だった。
*開発プロセスは FreeBSD とほぼ同じだが、DragonFly では CVS に入ったコードに「所有権」が存在しないことを明確にしてある。どのコードも共有財産であり、どこか一部において活発に作業している開発者はその間だけ「所有」しているが、ひととおり形になったら誰でも修正したりクリーンアップしたりできる。
*コードフリーズは開発者の時間を無駄にしないよう、たいてい一週間以内に収まっている。
*パフォーマンスよりもコードやアルゴリズムの質に重きが置かれている。性能が良くてもクラッシュしてはどうしようもない。
*パフォーマンスはおそらく Open/Net と FreeBSD の間のどこかだろう。
*ジャイアントロックの除去は最優先ではなく、2.0 に向けてもそれは同じである (誰かやってくれないかなぁと思っている)。
*安定性については、FreeBSD-4 とほぼ同等である。
*FreeBSD からドライバの更新を取り入れている (たとえば NATA) が、自前でもかなりやっている (少なくともネットワークドライバに関しては)。
*現時点ではおそらく FreeBSD よりも NetBSD や OpenBSD からたくさん移植していると思う。
*最大の目標は、完全にクロスマシンな、一貫した透過クラスタ OS であり、稼働中にあちらからこちらへプロセスを (つまり負荷も) 移動させることのできるようなものである。これを適切に行うには、直接的かつ統合されたサポートがカーネル内に必要となる。完全実現はおそらく二年ほど先だろう。
*このうち、アトミック I/O のレンジロッキング機構は一部できている。ただ、vnode ロックを消し終えていない。
*syslink はほぼ実装できている (が、リモートマシンアクセス用のネット越し版はまだ)。
*syslinkを使ったユーザランド vfs API は部分的に実装されており、2.0 には完成する。
*sysid データ構造は未完成。これはクラスタ環境で共有リソースをマシンが参照する方法となる。
*クラスタファイルシステムの設計は今やってるとこ。
*アーキテクチャについては、現状 386 のみ対応。
*ただしカーネルのソースコードを virtual kernel という仮想アーキテクチャ的な仕組みで組織してあるため、もうじき 64 ビット対応ができそう (だが最優先事項ではない)。
まだ続きがありますが、、、
かなり意欲的で、すでに FreeBSD4 ともかなり違うみたいですし、リリースサイクルの話とか保守的なポリシーとかを見ると Open/Net にも似た感じがあったりして、面白そうですよ。
Re:FreeBSD と DragonFly の違い (スコア:1)
このクラスタリングってのは、複数のマシンを繋いで動かすってヤツですよね?
そういう方向へ特化したOSだと思っていいのかな?
個人向けではない?
Re:FreeBSD と DragonFly の違い (スコア:1, おもしろおかしい)
でも、Plan9よりは個人向けかもしれない。
Re:FreeBSD と DragonFly の違い (スコア:1, 興味深い)
#OSCイベントでQEMU仮想ディスクに入った状態のPlan9をもらったのでAC
#つまりごく普通に(仮想)マシン1台で動くってこと。
余談だけどPlan9はむしろUnixより個人向けだと思うなあ。
というのはFilesystem(仮想)を作る権利がシステムの偉い人じゃなく各ユーザにあるので。
まあFilesystemの位置づけというか使い方自体がUNIXとでは結構違うOSなので、
一概には比較できないけど、
それでも「ああ、これは個人の自由の力を(UNIXより更に)増進させるOSだな」とは感じさせられる。
BSDユーザーはどれくらいいるのかしら (スコア:0, オフトピック)
BSDマガジンも廃刊になってしまったし、一時期の勢いが無くなっているのは確かだと思うのですが、このままだと本当にマイナー化してしまう・・。
商用ソフトの開発もユーザーがいないと望めないことだし、Linux一派、BSD一派のユーザー数の調査もおもしろいかも。
ところで、BSDですが、最低限どんなソフトがあればデスクトップで常用できると思いますか?
私はデスクトップはWindowsが現時点ではベストだと考えていますが、もしWindowsからBSDに
Re:BSDユーザーはどれくらいいるのかしら (スコア:3, 興味深い)
OpenOffice.orgもJavaも違和感無いですし、Linuxアプリもバイナリ互換で動きます。
ただ、Free/Net/Open/DragonFlyに共通して言えるのは、Linuxみたいな奇麗で分かりやすいインストーラでなく、
簡単に構築しづらいという点なんじゃないかなと思います。だから目立たないのかも。
PC-BSDやDesktopBSDなんかだとその辺意識されているようで、簡単に導入できることを目指して
いるようです。こういう流れが将来多くのBSDに広がるかもしれないと考えてます。
もちろん、現行の地味なインストーラも重要ですが。
# いくつものプロセッサをぶん廻す環境で、高速なデスクトップDragonFlyってのも面白いかも。
finstallに期待 (スコア:3, 参考になる)
プロジェクトWiki: http://wiki.freebsd.org/finstall [freebsd.org]
大地さんの記事: http://journal.mycom.co.jp/articles/2007/05/18/badcan2/index.html [mycom.co.jp]
libhの時みたいにならないよう祈ってます。
Re:BSDユーザーはどれくらいいるのかしら (スコア:1)
Solarisと同じで、Kernelではいい仕事しているのにUserland環境の整備はは90年代から進歩が止まっているのですよ。
KernelがBSDやSolaris系で、UserlandはLinux系なのが理想ですよね。
そんなことを他人にぼやいたところ、ある人にはMacOS Xを勧められ、別の人にはNexenta GNU/OpenSolarisを勧められました…。
Re:BSDユーザーはどれくらいいるのかしら (スコア:0)
つ Debian GNU/NetBSD
つ Debian GNU/kFreeBSD
Re:BSDユーザーはどれくらいいるのかしら (スコア:1)
Re:BSDユーザーはどれくらいいるのかしら (スコア:2, おもしろおかしい)
とりあえず普段の生活ではcygwin無しでは何も作業できませんね.あぁFreeBSDにもcygwinがあればなぁ.(ぉぃぉぃ)
Re:BSDユーザーはどれくらいいるのかしら (スコア:2)
*BSDコミュニティの勢いが無くなったというより、計算機関連の雑誌業界の勢いが嘗て程は無いという事だと思います。BSD Magazine、FreeBSD PRESSなどBSD系の雑誌が休刊になっているのと同時に、Linux Magazine、Linux World、Java World、OpenSource Magazineなども休刊になっていますから。
もしかしたら、Systems Software Research is IrrelevantとRob Pikeに言わせる程、計算機自体の発展が進化の袋小路に陥っているのかもしれませんよ。今流行りの方向性としては仮想化技術やマルチコア対応だと思うのですが、この方向が一般のユーザーにとって目に見えるメリットをもたらすとは思えないですし。
Re:BSDユーザーはどれくらいいるのかしら (スコア:1, 参考になる)
Sophos Anti-Virus for UNIX [sophos.co.jp]
Dr.WEB for Linux/FreeBSD/OpenBSD/Solaris(x86) [drweb.jp]
NOD32 for Linux & BSD [eset.com]
F-PROT Antivirus for Linux x86 / BSD x86 [f-prot.com]
FreeBSD,OpenBSDなら検索すればすぐに見つかるのだが?
それともx86アーキテクチャではない環境?
Re:BSDユーザーはどれくらいいるのかしら (スコア:1, 参考になる)
Re:BSDユーザーはどれくらいいるのかしら (スコア:1, 興味深い)
FreeBSDからだとportsから systutils/bsdstatsを入れることで参加できます。
#まあ、直接的な意味は無いかもしれませんが、面白い取り組みかな...と思ってます。
Re:BSDユーザーはどれくらいいるのかしら (スコア:0)
Window並みとは行かないまでも、商用ソフトが他のBSDに比べて充実しているので。
ATOKもありますよ。一太郎はあるにはありますが、ちょっと御薦め出来ません。
Accessもありませんが、FileMakerはどうでしょう?
いざとなったらParallelsでWindowsを動かせばOKですし。
Re:BSDユーザーはどれくらいいるのかしら (スコア:0)
>PgAccess
http://sourceforge.net/projects/pgaccess/ [sourceforge.net]
>pgaccess is a graphical interface to PostgreSQL database written in Tcl/Tk and applications >building environment. The pgaccess developemt activity takes place on www.pgaccess.org
本田
Re:BSDユーザーはどれくらいいるのかしら (スコア:1, 興味深い)
それが何なのか分からないのなら、口を出すのは止めておけ。
PgAccessは、MS-Accessの代用品にはなれないし、そもそも目的が違う。
PgAccessで置き換えることが可能なのは、PgAdminや、phpPgAdmin辺りで、
MS-Accessのようなクライアント開発を主な用途としたいのならば、
絶対に置き換えることは出来ない。
# この手のバカの性で、客から「PgAccessで作ってくれ」とかほざかれ、
# どこから説明したら良いものかと、目を白黒させた経験のあるAC
Re:BSDユーザーはどれくらいいるのかしら (スコア:0)
>pgaccess
>Name
>pgaccess -- グラフィカル PostgreSQL クライアントアプリケーション
http://www.postgresql.jp/document/pg721doc/reference/app-pgaccess.html [postgresql.jp]
本田
Re:BSDユーザーはどれくらいいるのかしら (スコア:2, 参考になる)
一度でも触っていればAccessと並べて紹介できないはず。
# 無理な宣伝は誰も幸せにしない。認める勇気を。
Re:BSDユーザーはどれくらいいるのかしら (スコア:0)
JPUG の偉い人に何てことを……
1.10.1 出とるぞよ (スコア:0)
* A serious mbuf leak has been fixed.
* A serious hardware packet checksum support bug has been fixed.
* Various pccard bugs have been fixed.
* Patches to if_bge, usb serial port support.