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ほとんど人が来ないSecond Lifeに企業が参入する理由 121

ストーリー by yoosee
こうして話題になるんだから十分ペイしてるんでは 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

ITmediaに Second Life「企業が続々参入」の舞台裏という広告関連企業の方への匿名インタビューを元にした 記事が掲載されている。 「8月21日昼、記者は有名企業のSIMや仮想店舗に改めて訪れてみた。 最も人が多かったのはHISの3人、ほかは1~2人で、NTTドコモには店員しかおらず、 ソフトバンクモバイルや野村證券には誰もいなかった」と、のっけからメディア企業には書きにくい 記述がでてくるが、経済紙の報道から企業経営陣が煽られ、そこへ広告代理店が絡んでいき、さらにまた 経済紙の報道につながるというサイクルの構図が分かりやすく書かれている。
パブリシティがあることと、閑散としたリアル店舗よりはマシというケースもあるようだが、 経済紙の報道に煽られ、誰も来ない仮想空間に一千万単位で予算をかけられてしまうというのは、 その企業の経営陣と宣伝部以外の方には気の毒に思えてきます。

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  • E6600メモリ2Ggeforce7600GTですら
    まだ重いので
    コアゲーマーぐらいのスペックPCないと動けないのが正直なところ、
    一般PCでも軽快に動くんならソレこそユーザーは多いと思いますよ。

    電通が飛びついた理由は
    1.なにやらアメリカではやっているらしい
    2.MMOはもうけれるらしい(某課金ゲー等)
    3.誘導したモン勝ち

    ぐらいしか思いつきません・・・
    --
    かゆいうま
    • by Anonymous Coward on 2007年08月24日 13時00分 (#1209157)
      > E6600メモリ2Ggeforce7600GTですら
      グラフィックまわりどうこうで重いかどうか以前に
      少なくともうちで試した時点ではメモリリークして
      たんですが...

      時間に比例して際限なくメモリを消費していって、
      仮想メモリ(Windows)なりスワップ(Linux)なり
      に必要なモノが押しのけられた結果ディスクへのア
      クセスが頻発してパフォーマンスを下げているよう
      に見えました。
      親コメント
  • マルチというか (スコア:5, すばらしい洞察)

    by hylom (27448) on 2007年08月24日 12時15分 (#1209139) ホームページ 日記
    思うに、Second Lifeはネズミ講みたいなもんじゃなかと思うのですよ。

    結局、何かやるには金払ってSIM(サーバー)を借りなきゃいけない。

    つまり、自分が払った金の分をペイするためには、ほかの人をどんどんSecond Lifeに呼び込まなきゃならない。
    さらに、借りたSIMは好きな値段で切り売りできる(電通とか最近大きくSIMを借りて再販しだしたようだし)。

    だから、一度参入してしまった企業は全力でほかの方々を誘い込もうとするのですよ。きっと。
  • by sladoslado (28918) on 2007年08月24日 10時08分 (#1209075)
    電通の仕掛けで企業もユーザも一応飛びついたように見受けられます。
    ただし、登録して一度はLoginしたユーザは宣伝文句と実態のギャップに幻滅してリピート率はとても悪そうに見えますね。
    実質的にけっこうハイスペックなPCを要求されるところもあり、ノーマルスペックレベルのPCでは応答性のフラストレーションもユーザ離れの一因かと思われます。
    結果、登録数は伸びても定着率は悪いみたいですがスポンサー企業は総登録数のマジックナンバーに引っ掛けられている気がしてなりません。
    Second Lifeのようなコンテンツは何れ流行るかも知れないけど流行るのはSecond Lifeではない気がします。
  • ビジネスモデル (スコア:3, すばらしい洞察)

    by NOBAX (21937) on 2007年08月24日 10時13分 (#1209076)
    店で注文したらサンプル商品を送ってくれるとか
    割引券がもらえるとか
    すれば釣れるかも。
    • Re:ビジネスモデル (スコア:4, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2007年08月24日 10時19分 (#1209080)
      でも、それって Second Life 上でやる必要性が無いんですよね。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年08月24日 10時24分 (#1209085)
      同意。
      どこかでリアルとつながらないといかんのですな。
      向こうでリアルの商品を陳列して、向こうで試着したりした品物についての割引券が支給されるとか。

      どのようにしたら客が来るのか、果たしてそれで元が取れるのか、色々考えるべきところがあるので、今のところ試している段階にすぎないんでしょうな。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年08月24日 11時17分 (#1209114)
        ええとですね、この感覚はLindenLabや古くからSLに居る人達とはかなり異なっています。
        SLのうたい文句は"Your Imagination, Your World”です。つまり、現実に無い世界を創造できることに喜びを感じる人たちが集まってあの世界を作ったのです。
        現実に毒された世界なら単に現実でいいじゃないと言い返されるでしょう。私もそうします。
        親コメント
        • by VioletR (34157) on 2007年08月24日 13時29分 (#1209172)
          そうは言ってもグランツーリスモみたいに実車やコースを忠実に再現した
          レースゲームや、メタルギアみたいに実際の銃をモデリングした武器を使った
          サバイバルゲームは大人気です。

          もちろんゲームなんかするなら実際にドライブしたほうがいいという意見が
          あるのも知っていますが、現実の要素を入れながらも非現実というのは一定の
          ニーズはあるのではと思います。

          そういう意味ではセカンドライフの鍵は、現実を取り込み続けるだけではなく
          歩いていたらいきなり恐竜時代と連結しててティラノサウルスに追いかけられた
          とか、非日常体験を追加していくことじゃないかなと思ったりします。

          やったことないので、もうそういう要素があったらスミマセン
          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2007年08月24日 14時20分 (#1209194)
            セカンドライフのモデルってのを知らないのだと思いますが、基本的に、SLが提供しているのは、3Dのフレームワークだけです。そこで、誰が何をするか、というのはユーザーが好きにやるだけです。奇想天外なオブジェクトを作りたければ、作っても構いません。ジェスチャーを作る人も多いです。実際、上空数千メートルの家に遊びに行ったこともあります。巨大なマシュマロマンに会いに行ったこともあります。僕はまだいってませんが、サバイバルゲームごっこみたいな空間もあるようだし、攻殻機動隊の舞台みたいなSIMもあります。

            一部は、Flickrの写真 [flickr.com]でもどうぞ。

            なんか、SL本来の魅力が、他の話題にかき消されているようで虚しいと思うこの頃です。
            親コメント
            • Re:ビジネスモデル (スコア:2, すばらしい洞察)

              by penchium (4279) on 2007年08月24日 17時13分 (#1209270) ホームページ
              > 上空数千メートルの家

              メンバーAの土地に、メンバーAが作ったオブジェクトの上(SL内での上空、Z軸)に、
              メンバーBが別のオブジェクトを作ることはできますか?

              それとも、メンバーAの土地所有権って、上空方向には無限に及ぶのかな?

              後者だとすると、コンテンツ作成の実作業上でかなりの制約になりますし、
              前者だとすると、たぶんリンデンラボ社のビジネスモデルの根本が崩壊(w
              親コメント
            • by VioletR (34157) on 2007年08月24日 15時39分 (#1209226)
              やっぱり、そういうお遊び要素もあるんですね。となると、
              日本での最初の紹介のされ方が

              「米ドルとリンクした仮想マネーによる商取引が可能な世界」

              だったのが不幸だったということでしょうか。これって電通の
              マーケティングミス?
              親コメント
            • by Anonymous Coward on 2007年08月25日 2時26分 (#1209493)
              フレームワークといえば、その下に控えてるプログラム言語「リンデンスクリプト」が面白そうですね。

              なにが面白いって、オブジェクトの状態遷移がそのまま記述できる文法を持つあたりが。
              いちおうメジャー路線を狙ってるんであろう(わら)言語で、この仕様は珍しい。

              なんというか状態遷移図の個々の状態を表す丸だか四角だかが、
              そのままプログラム言語でブレース括弧になった感じの文法。
              (RubyやLispの言語内DSLでやってみたいテーマではあります。)

              3次元空間にイベント駆動な物体(?)を作って置く、というようなシチュには、
              こういう言語仕様がちょうどいいのでしょうね。

              いっぽうでループにbreakが無くgotoで頑張れという古代的な仕様は、
              たぶんコンパイラのコストをケチるためにわざとショボい仕様にしてるんじゃないかな。
              大きなジャンプでgotoを使ったら普通の人間は死にそうになるけど、
              そういう大きい奴は同言語お得意の状態遷移記述文法で書けば、
              あとはgotoでもなんとかなるような小物のジャンプだけだよね、
              という辺りを落としどころと見てるんじゃないかな。

              うん。とても興味深いです。
              親コメント
        • Re:ビジネスモデル (スコア:1, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2007年08月24日 11時51分 (#1209130)
          という事は、向こうに現実の企業が行ったところで根付くはずが無いというところでしょうな。

          ヴァーチャルな企業をおこすか、現実に毒された世界なら単に現実でいいじゃないという意識が変わらないかぎりそのままという事ですか。
          親コメント
  • by akiraani (24305) on 2007年08月24日 16時28分 (#1209241) 日記
     確か、物議をかもしたSecond Life“不”人気、7つの理由 [itmedia.co.jp]もIT戦士こと岡田記者の記事だったなぁと思い、IT戦士 岡田有花リンク集 [plala.or.jp]を見てみると、コラムでは何度もメディアの空騒ぎを指摘する一方でSecond Life支局だよりという体験レポート記事も書いていた。

     なんというかこう、「コラムでは否定しつつ、遊んでいる」というSecond Lifeツンデレなのではなかろうかこの人w
    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
  • by Anonymous Coward on 2007年08月24日 11時46分 (#1209124)
    >> その企業の経営陣と宣伝部以外の方には気の毒に思えてきます。

    とか言われても,そもそも広告というものの存在自体が,(以下,元記事からの引用)

    「広告はそもそも、効果測定が難しい。『この広告で売れた』とはっきり分かる場合を除くと、CMが流れた回数やバナーのクリック回数、宣伝の話題性などが購買にどう結びついたかとらえるのは困難だ」

    って世界なので,従来の延長の感覚で「何かのキッカケでヒットしたら儲けもん.別にコケても構わないが,とにかく世間の話題に乗り遅れるのだけは避けたい」レベルなんじゃないのかなぁ?それに,コストだって話題の芸能人使ったりするのに比べれば安いもんじゃないの?
  • by onikuya (17148) on 2007年08月24日 18時58分 (#1209322) 日記
    自称自営業か自称石油王か夜勤かニートぐらいなんじゃ?と思ったり

    まぁ企業系のSIMなんてホームページと一緒でよほどの用が無い
    限り一度行ったら二度と行かないような所ばかりですけどね
  • 記事に掲載されてるような大企業だと、ン千万程度の広告費支出は痛くも痒くもないんでしょうなぁ。
    • by Anonymous Coward on 2007年08月24日 11時37分 (#1209120)
      大企業で話がすんでいる分には良いんだろうし、どうせ制作費は下請け全部持ち
      だろうから(w、連中には痛くもかゆくもないんだろうけど、問題は中小企業相手に
      営業をし始めたときだよ。

      ワンマン社長が甘言に乗せられて、サーバー買わされて大枚はたいた挙げ句に
      閑古鳥で、社員の昇級がパーとか保養所計画が立ち消えとか(w、そういうの
      が起きるんじゃないかとマジで心配。

      親コメント
  • 所詮 (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2007年08月24日 9時59分 (#1209071)
    だって、一番やる気があるのは電通だし。
    • Re:所詮 (スコア:1, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2007年08月24日 13時03分 (#1209161)
      というか、電通もあんま本腰入れてない試験段階なんじゃないかと。
      ホントに本気ならPCメーカーにセカンドライフモデル作らせるだろうし、リンデンラボに日本語版強化持ちかけるだろ。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年08月24日 10時26分 (#1209087)
    次世代ネットワーク(ブラウザ?)の見せ方の提案としての Second Life は面白いように見えるんですけどねぇ…
    なんにせよ、既に「人が来なけりゃ利益を生まない、利益がなければ人が来ない」ってなマイナスのスパイラスに陥ってるような気がします。

    リンデンラボの失敗は、仮想土地ころがしで金を儲けようとしたことかな。これじゃぁ、参加したユーザも、企業も永遠に搾取され続けるだけ。
    既存の Web ブラウザ上でWeb サイトから URL クリックで Second Life の世界の仮想店舗に接続。買い物したりできるってのはドウでしょう?
    で、リンデンは電子取引のマージンを頂くとか、仮想世界のホスティングで儲けるとか。
    # あとは仮想店舗向けのECサービス売ったり、ある程度規模が出来たらポータル作って広告で儲けたり
    • by masarakki (33893) on 2007年08月24日 11時07分 (#1209107)
      大多数の一般的な人はweb上にあるモノに対して
      「利益」が見え隠れしてたら手を出さないんじゃない?

      mixiでお小遣い稼ぎなんてのを信じる人なんていないでしょう
      セカンドライフはそれと同じ印象しか受けない
      親コメント
    • それはまるきりヤフーや楽天ですね。
      親コメント
      • by hanetaro (21793) on 2007年08月24日 10時50分 (#1209100)
        んー、でも仮想店舗にいる他のユーザと話しながら買えたりすると楽しいかも。
        #きっといるのはサクラばかりだと思うが。
        親コメント
      • by nagika (30998) on 2007年08月24日 13時22分 (#1209168)
        だって企業が、まだ本気で店員を投入しようとしないんだもの。

        例えば、店員は「うちの住所ここなんだけど、FOMAの電波入るの?」みたいな
        単純な質問でも、実店舗と同じくきちんと答えてくれるんだろうか?

        今のSecondLifeだと、良くてせいぜいWebサイトのURL張って「ここで調べろや」な気がするんですよ。
        しかしそれでは、「ならコールセンターに電話するわ(もう来ねぇよ)」まっしぐらの道ですよね。
        何のためにわざわざ足を運んできたと思っているのかなぁ…。
        # 参考までに、実体験ではないです…

        消費者は、人と接しているという安心感がないと店舗に寄ってこないと思います。

        俺は派遣のバイター兄ちゃんと話したいんじゃないんだよ、企業の正社員相手に、細部の突っ込んだ話がしたいんだ。
        実店舗と同じように客の話を聞いてくれる、ちゃんとした『正社員の営業マン』を投入してくれよ。

        消費者が、保険屋の外交販売員しか居ないような街に行きたいと思うのかどうか、
        企業は考えてほしいな。
        親コメント
        • by 127.0.0.1 (33105) on 2007年08月24日 14時18分 (#1209193) 日記
          きちんと教育されていて諸々のスキルのある正社員がSecond Lifeに常駐、
          みたいな人件費がかかりそうな話になってくると、企業側がかける費用が
          一桁か二桁あがってしまいますから、企業側にしてみればそう簡単には
          できませんよね。
          とりあえずドブに捨てたつもりで出せる程度の費用だから参入しているわけで。
          親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年08月24日 11時01分 (#1209103)
    わけのわからん外国のファミリーネームを強制されるのが嫌。
    いくつか日本語由来のもあるけど、これだとファミリーネームが無いほうがましだよ。
  • 自己調査 (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2007年08月24日 12時34分 (#1209147)
    流行っているので、少し調べましたが...
    • 通貨の実験: 金融緩和,インフレ,デフレなど, 色々マクロ的に面白いかも. L$ の他にLユーロ,L¥とか株式とかあるともっと()...
    • 原野商法(失礼)による土地バブルの崩壊....
    • 仮想世界の崩壊(換金ラッシュ)などによる経営体力の限界を見極める実験...
    みなさん実験に参加してるんですよね.?
    • Re:自己調査 (スコア:2, 興味深い)

      by Fortune (6210) on 2007年08月24日 13時52分 (#1209184) 日記
      > 仮想世界の崩壊(換金ラッシュ)などによる経営体力の限界を見極める実験...

      WIREDのニュース [wiredvision.jp]からですが、すでに崩壊した所があるようで・・・。
      L$に限らず、こういう仮想通貨ってかなり危うい気がするんですが、よくも信用できるなぁと思います。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年08月24日 13時37分 (#1209176)
    セカンドライフブームは「おれって勝ち組のはずだよね?」という自意識が強い都会の一部の層によって、無理矢理つくられている

    だって、そんなに面白くないでしょ?つまんなくもないけど。

    一種の株価操作じゃないのか?
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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