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16473 story

大学発ベンチャーの過半数が赤字 65

ストーリー by mhatta
武士の商法というやつか 部門より

巻き込まれかけたのでAC 曰く、

NIKKEI NETの記事より。日本経済新聞が10月9日にまとめた調査によれば、大学発ベンチャー企業のうち55%の2006年度経常損益は赤字、7%は「3年以内に会社を売却する可能性がある」と回答したと言う。昨年行われた同様の調査では、05年度の経常損益が赤字だったのは45.4%で、単純に比較すると赤字割合が約9ポイント上昇したことになる。1社当たりの経常赤字額も拡大傾向にあり、「大学発ベンチャー1000社計画」など経済産業省が鳴り物入りで振興しようとした大学発ベンチャーの多数が経営的な苦境に陥っている様子が浮き彫りとなった。いわゆる「死の谷」問題に加え、人材難や経営ノウハウの不足も不振の一因のようだ(アメーバニュースの記事)。

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  • by Anonymous Coward on 2007年10月14日 9時50分 (#1233575)
    ベンチャーってそもそも当たり外れが大きいもんですよね。
    そう考えると、赤字が55%ってのはなかなか良い数字だと思うんですけど。
  • 問題は (スコア:5, すばらしい洞察)

    by toycode (2164) on 2007年10月14日 10時05分 (#1233579) ホームページ
    どれだけの割合が赤字だったかでなく。
    どれだけ凄い企業が生まれたかでしょう。
    極端に言えば一つでも Google みたいな企業が生まれれば、
    他の全てが赤字でも OK だと思います。
    • Re:問題は (スコア:2, 興味深い)

      by firewheel (31280) on 2007年10月14日 10時28分 (#1233586)
      >極端に言えば一つでも Google みたいな企業が生まれれば、
      >他の全てが赤字でも OK だと思います。

      そう考えると日本のベンチャーの問題は、そういう凄い企業が
      タダの一社も生まれないことなのかも知れませんね。

      これは今後とも変わらないと思います。

      ところで大学初であろうとなかろうと、ベンチャー企業というのは大半が
      3年以内に廃業するモノではなかろうか。仮に「90%が3年以内に廃業している」
      としてもそれは批判にはならないよ。
      親コメント
      • by metta (20740) on 2007年10月14日 18時07分 (#1233741) 日記
        > そう考えると日本のベンチャーの問題は、そういう凄い企業が
        > タダの一社も生まれないことなのかも知れませんね。

        小粒で安全そうな所にだけ投資しすぎ!という問題ですかねー。
        無審査で即死ばかりというのも問題ですが。
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年10月14日 10時14分 (#1233583)
    おぼろげな記憶なのでAC

    以前アメリカのベンチャ
    ー企業に投資する人へのインタビューをテレビで見たのだが、そのときインタビューに答えていた投資家が
    「10人に1人が成功してくれれば良い」と言っていた。
    つまり、成功率はたったの10%ってのが向こうでの定番(らしい)
    (残りの90%はつぶれてしまうそーです)

    その点45%も黒字経営してるってのは単純計算4.5倍の成功率
    さすが日本は優秀だなぁと思った次第で。

    むしろ、それで悲観するような記事を書く人がベンチャーというのに対する認識がズレているような気がします。
    なんとなく<ぉぃ
    • by glasstic (32934) on 2007年10月14日 18時36分 (#1233753) 日記
      投資家にとって成功率が10%でいいのは、その成功事例が元の投資額の10倍以上も
      儲かるような、大成功だった場合ですよね。

      ベンチャーと呼ばれる形態にも2種類あって、以下の記事にある、
      スモールビジネスとベンチャービジネスの分け方がしっくりきます。
      ベンチャービジネスとスモールビジネスの大きな違い [cnet.com]


      みんながベンチャービジネスを目指して、大成功を目指すのなら、投資家にとって成功率は低くても構いません。
      起業家は、大成功したらどれだけ凄い利益が出るのかを説明する必要があるでしょう。
      大成功を目指して新しい技術にチャレンジしてた人なら、失敗した後でも欲しい企業はあるはずです。
      成功したときに、10倍、100倍になるようなベンチャーなら、数回の失敗など問題になりません。

      一方、スモールビジネスを目指すなら、投資家にとって成功率は非常に重要です。
      起業家は、いかに成功する確率が高く、失敗したときのリスクが低いかを説明する必要があるでしょう。
      失敗したときのリスクを無くすために、担保を必要とする場合も多いと思います。
      安全運転で、多くの場合に大企業の下請けの仕事をしていたような人では、
      失敗した後に欲しい企業は少ないかもしれません。
      成功したときに、2倍、3倍にしかならないスモールビジネスでは、1回の失敗が致命的になります。

      ベンチャーの情勢に詳しいわけではありませんが、成功率の話から以上のように考えてみました。
      日本ではどういった理由かは知りませんが、下側のパターンが多いのでしょうか?
      どちらを目指すかは起業家の自由なのですが、傍から見ているには上側の大成功を目指す
      ベンチャーが増えてくれたほうが楽しいのですが・・
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年10月14日 10時43分 (#1233595)
      日本が米と違うのは、その「つぶれた90%」の中の人たちがみーんな ぷー になってしまうことなのですよー。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年10月15日 0時05分 (#1233844)
        にほんだってこめだって、起こしては潰してを繰り返して肥え太っていく人はいっぱいいますよー。

        日本でダメな人はアメリカでもダメ、アメリカでダメな人は日本でもダメ。
        ただそれだけのことだよ。
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年10月14日 10時46分 (#1233596)
      あまり成功率が高かったら、ベンチャーじゃないですね。
      親コメント
    • by kojirox (34129) on 2007年10月14日 11時25分 (#1233607)
      「赤字じゃない」=「成功」

      というわけではないでしょうからね。
      飯が食えるレベルとなると、かなり少なくなるでしょうし
      ボクの思う成功は、もう少し上のレベルを考えますがどうでしょうね。

      (あとアメリカは数が多いんじゃないかなぁ)
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年10月14日 10時31分 (#1233588)
      本当に成功してるならいいけどね。
      起業前につきあいの合った先生から科研費仕事を回してもらってるだけのところも少なからずあるからね。
      本業と関係ある仕事ならマシだけど、単なるデータ入力とか。
      最初に軌道に乗せるまでは良いと思うんだけど。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年10月14日 11時30分 (#1233611)
      記者云々は同意しますが、
      単年度で黒字になったところで、成功とは限らないのでは?
      継続的に黒字にできるかどうかが問題で、収支の値じゃなくて内容はどうなんでしょうね?
      会社を継続できるか、売るか、
      売るのでも高く売れるのか、買いたたかれるのか。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年10月14日 14時45分 (#1233680)
        結局、日経の使っている定規ではベンチャー企業を測る事が出来ないんですよね。
        だから、この記事では大学発ベンチャーが成功したのか失敗だったのか分からない。
        記事の論調を見るに、日経としては失敗であり、日経を購読している人たちにとっても失敗とみなされるんでしょうけど。
        日経が経済新聞を名乗るのであれば、単純な黒字赤字にとらわれないもっと柔軟な企業像を読者に提供すべきかと思います。
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年10月14日 15時59分 (#1233699)
        >単年度で黒字になったところで、成功とは限らないのでは?

        GoogleもAmazonも、設立当初の数年は赤字続きだった訳で、
        しばらく赤字が続いてもそれだけで失敗とは言えません。
        親コメント
    • 投資関係の人に会うと、大抵「10社に1社」とはいいますね。その1社のあたりで他の損失を埋めるとか。まあ、起業や投資って、そういうものだと思います。
      親コメント
    • ベンチャーってのは大博打でしょ?
      そこそこ黒字でーす、というレベルなら起業する必要ないわけで。
      なんか基準が違ってるんじゃ無いかねぇ・・・。
  • by Anonymous Coward on 2007年10月14日 10時58分 (#1233600)
    元記事:「〜赤字で、7%は『3年内に会社を売却する可能性がある』と回答した。〜事業を採算に乗せられない姿が浮き彫りに〜」
    なんかこの文脈だと会社を売却するのを失敗に位置付けてる印象を受けるんだが、売却できたらベンチャーとしては立派なexitなんじゃないの?
  • by kojirox (34129) on 2007年10月14日 11時33分 (#1233613)
    学生時代にベンチャーしてる人が近くにいたのですが
    NPO団体から仕事を貰っているパターンがありました。

    地方なので、地域活性の為のベンチャーがあったり
    お互いの利害関係が一致しているのかもしれません。

    教授に話を聞くと、NPO団体は安く働いてくれる学生を重宝しているようです。
    適当な対価を知らない学生は、バイトより割りが良いと食いついてしまうんですよねw

    はたから見てると学生ベンチャーって、安く買い叩かれる学生を集める
    人材派遣会社なんじゃないかとか思ったり、思わなかったり。
    (もちろん意思を以って立ち上げた人も多いでしょうが)

    なんか変な産官学の関係がそこにある気がします。
    • Re:NPO団体との関係 (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2007年10月14日 12時34分 (#1233632)
      > なんか変な産官学の関係がそこにある気がします。
      うーん、別にそう変だとは思わないけど。つまり、
      > 適当な対価を知らない学生は、バイトより割りが良いと食いついてしまうんですよねw

      で、「適当な対価」で取引してくれるところがあるんですかね?「この仕事割りにあわねぇや」でキャンセルすることができる雇われのアルバイトと比べて「食いつく」かどうかっていうのは筋違いじゃないかな。商売なら赤字でも受けなきゃいけないときもあるんです。

      親コメント
      • by Anonymous Coward
        >商売なら赤字でも受けなきゃいけないときもあるんです。

        ん?、ここで話題になっているのは「赤字でも請けなきゃなんない」・「目先の売り上げ欲しくて取ってきて赤字出しまくりの関係者皆不幸になる」の見極めができるかってことじゃあ。
        • by Anonymous Coward
          それを「見極め」だけで解決できるんでしょうか?元の話題で言うと、NPOから安い仕事を引き受けている間になんとか活路をみつけないとあかんわけで、安い仕事を請けてるからまともな仕事できない、とかいうのなら経営じゃないよね。まぁ誰しもリスクを引き受けずにリターンほしいのはわかるけど。
    • by Lafiell (6631) on 2007年10月14日 17時48分 (#1233735)
      うーん、どういう問題があるのか、私には理解できませんでした。
      NPO法人「人件費を安くできてラッキー」
      学生「バイトより割が良くてラッキー、ついでに仕事によってはお役立ちスキルも覚えられる」
      大学「学生に良いバイトが紹介できるし、就職トレーニングにもなるかも」
      発注側「NPOで安く上げられてラッキー」
      何か勘違いしてますか?
      そのNPO法人に仕事を奪われるというのならともかく、誰も困っていないような気がするのですが。
      親コメント
      • by hideyuki (4998) on 2007年10月14日 18時06分 (#1233739)
        地域密着型スモールカンパニーという意味では何の問題もないと思います。
        でもベンチャー企業というのは、大きく成長させて上場したり大企業に高く売ったりすることを目指している企業をいいます。NPOの下請けだけやってたんではそういう結果は望めないでしょう。
        単に言葉の問題。
        親コメント
  • by inoken (29484) on 2007年10月14日 9時47分 (#1233572) 日記
    独立しても、ほとんどの人は廃業する。 [fc2.com] 幾ら国が支援しているとは言え、過半数が赤字でも案外そんなものなのかもしれません。。
  • むしろ (スコア:3, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2007年10月14日 9時49分 (#1233573)
    半分が黒字なのか、けっこうやるじゃん、と思った。
  • 赤字が正常 (スコア:3, すばらしい洞察)

    by hideyuki (4998) on 2007年10月14日 11時51分 (#1233617)
    こじんまりとライセンシングやったり一般企業の下請けやってればそこそこ黒字になるでしょうけど、
    どんどん事業拡大したり盛大に独自開発やってれば当面は赤字になりますよね。
    赤字企業の割合や赤字額が増えてるのはベンチャーらしいベンチャーが増えてきたということじゃないでしょうか。
    • by yukichi (12361) on 2007年10月14日 13時42分 (#1233664) ホームページ
      同意ですね。Amazonだって、2003年に初めて通年で黒字化 [itmedia.co.jp]しているし(1994年設立)、Googleが自社サービスのマネタイズに四苦八苦していたのは有名な話。

      赤でもやっていける環境を整えることの方が、ベンチャー育成にはいいんだと思います。もちろん、長期的なスパンで見積もって回収するフェーズも、いつかは用意しないといけないですが。あと、他のコメントにもありますが、売却はひとつの方法であって、企業としての敗北では無いという事も覚えないといけないですね。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        >赤でもやっていける環境を整えること

        これはもう純粋にスポンサーの問題ですね。
        というか、短期でも長期でも回収できなきゃ困るんですよw
        そのため「だけ」に、スポンサーは金出してるんですから。
        • > そのため「だけ」に、スポンサーは金出してるんですから。

          Y Combinatorの話を聞いていると、「だけ」とは思えんけどね。大体、出資する判定をするのに、その業界に付いての知識や展望が必要なんだし。ウォーレン・バフェットが評価できないのでIT関係に出資しないのも有名な話(出典探したけど見付からなかった...)。

          ハゲタカか、エンジェルか、見極める目を出資する側もされる側も持たないとはいけないと思うけどね。
          親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年10月14日 9時50分 (#1233574)
    大学発でない普通のベンチャーの赤字割合ってどのくらいなんだろう。比較してみないと何ともいえないような。
    #無知無謀な経営やアンバランスなポリシー自体は、ベンチャーに限らずどこの企業にでも普通にあるわけだし
  • by Anonymous Coward on 2007年10月14日 10時16分 (#1233585)
    黒字になる確率が半分あるのなら、結構いい賭けだと思うんだけどね。
    そもそも失敗するのが駄目なら、ベンチャーなんてやらせなきゃいいんだし。
  • by Anonymous Coward on 2007年10月14日 10時38分 (#1233589)
    自分の大学の先輩がベンチャーやってますけど,わざと赤字にして税金対策をしているとか言ってましたね.
    仕組みとかはよく分からないけど,こういうところも多いのでは?

    --
    どう考えても犯罪なのでAC
    • by knishida (27993) on 2007年10月14日 12時57分 (#1233643)
      社長及び社員の給料を増やせば表向きは赤字になりますので、
      それは全く犯罪でも何でもありませんよ。

      法人が利益を出すと、最低でも30%(1000万円以上の利益になると40%以上)は
      税金として持っていかれます。社員に広く給料として支払えば、税金の比率は
      もっと小さくて済みますから、わざと会社の利益を0(あるいはマイナス)に
      することは、小さな会社であればよく行われることです。

      儲けが大きくなってくると、今度は個人の税金の方が高くなるので、会社で
      利益を出したほうがむしろお得になるんですけどね。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年10月14日 14時17分 (#1233672)
        実際のところ、会社が黒字(純利益で)になってうれしいのって、
        配当期待の株主と、国税庁なんですよね。
        内部留保も重要ではありますけど。

        最終的な金利が30%より少なく、安定的に利益が出ることが分かってるなら、
        負債を作って利益と相殺させた方がマシって思います。
        国の歳入が減ることへの懸念は別として。
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2007年10月14日 16時42分 (#1233714)
          国家としては歳入が減っても「負債を作って≒国内の金回りが良い≒国内景気が良い」 のが望ましいのでは? 黒字に大きな税率をかけるのは,金は溜め込むより使え ということなのだと思います.
          親コメント
    • Re:わざと赤字に (スコア:3, おもしろおかしい)

      by elderwand (34630) on 2007年10月14日 11時16分 (#1233603) 日記
      つまりは、

       本当にもうかっている場合は赤字決算にする。

       本当は赤字でつぶれそうだけと粉飾で黒字にする。

      ということなんですね。
      親コメント
    • Re:わざと赤字に (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2007年10月14日 12時08分 (#1233621)
      制度の裏をつくような悪質なのは犯罪でしょうが、“税金対策”の内に入って、徴収側(日本だとなんて云う役所だったっけ?)を説得できるならそれは犯罪ではないはずです。

      アメリカでは個人でも税金対策は非常に発達していて、明確な線引きがあります。例えば、サラリーマンの傍ら自分の会社を持っているような人はざらに居ます。その個人宅を Home Office として、会社の費用にしようとする場合、敷地の半分以上のスペースを会社専用として使っていないと、費用としては認めない、とか(その変更は最近だったはず)。

      領収書付きの飲食は全て会社の費用、みたいなのはもう通らないでしょうが、税理士と相談して税金対策をして、収支を赤字化するのはそれほど間違っているようには思えません。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年10月14日 12時23分 (#1233627)
        ベンチャーをかれこれ10年ほどやってますが、税理士からは「脱税は絶対やったらダメだが、節税はどんどんしろ」と言われてますが、

        「赤字」までやっちゃうのは、それはそれで「対外的な信用が低くなる」ので、理想は±0です。
        で、できるだけ黒字を減らす(というか、課税対象額を減らす)ようにやりくりするのですが、
        「赤字は3年まで繰り越せる」(赤字が出たあと3年以内では、その赤字分が黒字な課税対象額から減額される)
        ので、赤字が出た翌年は、黒字額が課税対象額ぎりぎりぐらいを目指したりします。

        ソフトウェア業界は「目に見えた生産物」が無いから、数値の細工そのものはとっても簡単です。
        しかし、ちゃんと税務署を納得させられる形にするのはけっこう面倒です…

        #それにしても、大きな赤にも黒にならずに10年もベンチャーやってると「本当に自分とこはベンチャーなのか?」って疑問に思うことはあります。
        #安定に走ったベンチャーはベンチャーじゃないような…
        親コメント
        • by metta (20740) on 2007年10月14日 18時17分 (#1233746) 日記
          > 「本当に自分とこはベンチャーなのか?」って疑問に思うことはあります。

          ベンチャーと中小企業の違いって難しいですよね。

          安全装置もほどほどに、高性能エンジンで限界までスピードとリスクに挑戦するベンチャーと
          オンボロ安全装置しか付いていない、中古エンジンのオンボロ中小企業。

          定年という完走を目指して、安全走行を心がけてる経営者は
          いい加減にレーサーの振りをするのは止めて、一般道を走ってくださいな>うちの社長。
          親コメント
    • by Anonymous Coward
      「赤字である」ということそのものが運営に影響しないのであれば、それは基本中の基本だね。
      ただ、赤字企業と取引したがるところはあまりないよ。特に掛け売りの場合はね。いつも現金商売なら問題無いけどさ。
  • by hororo (29482) on 2007年10月14日 18時13分 (#1233743)
    約半分が黒字になっていると言う事は、すごい事だと思います。ベンチャー企業が黒字なら株価は、設立時の10倍以上にはなるでしょう。単純に計算して、全ての会社に同じ金額を投資していたら、半分が倒産したとしても(10*5+0*5)÷10=5で5倍のリターンとなっています。
  • by s-kei (16661) on 2007年10月14日 20時07分 (#1233775)
    既にたくさんの方がコメントされていますが、何割が黒字だったか、というだけでは「ベンチャーを育てられているか」という判断をするには不足ですね。
    自分は大元の研究をする側の人間ですが、以前よりは日本でもベンチャーを興しやすい雰囲気にはなってきたと感じます。

    しかし自分が知る範囲で海外での例と比較しますと、投資環境の整備という点ではまだ海外が先行していると感じます。同じような技術があっても、ベンチャーが新しい市場を創出しやすいように、税制や様々な法制度が考慮されています。たとえば既存勢力の(既得権益を利用した)妨害を受けにくくしたり、一度商売が立ち上がれば暫くは経営が安定しやすくなるようになっていたりします。制度一つ一つを見れば小さな違いも多いのですが、全部集まると、投資リスクの点ではだいぶ違ってきます。

    短期的な収支状況だけでなく、各ベンチャー企業にアンケートを取って、制度的な問題点を調査したりすると良いかも知れません。
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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