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16636 story

JR首都圏在来線にも早期地震警報システム 42

ストーリー by Acanthopanax
緊急停止 部門より

tmp.tar.gz 曰く、

JR東日本のプレスリリース(PDF)によれば、地震発生時に列車を緊急停止させる早期地震警報システムを首都圏の在来線にも12月1日から導入するとのことである。新幹線に早期地震検知システムが存在することは新潟県中越地震でかなり知られるようになったが、首都圏在来線でのシステムは、新幹線早期地震検知システムのP波検知による地震情報と気象庁の緊急地震速報の双方のデータを活用し、必要な区間の列車を緊急停止させるシステムとなっているとのことである。

双方のデータにずれがあった場合はどうするのかとか、新幹線より格段に本数の多い在来線でより安全に緊急停止させる方法とかが気になるところではある。

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  • by Anonymous Coward on 2007年11月09日 20時31分 (#1247409)
    かなり以前だが、東海道新幹線の沿線を歩いたことがある。熱海付近から静岡にかけて、お茶畑とミカン畑が交互に続くが、この辺一帯は急傾斜地で、地震が起きた際はがけ崩れが起きる可能性が高い。とくにトンネルの出入り口は危険度が増している。地震の際に列車を止めるのは良いが、止める場所も考えておかないとがけ崩れに巻き込まれる可能性もある。このことは新幹線に限った話ではなく、急傾斜地の多い日本列島全体に共通する危険性だと思う。

    とはいっても列車が停止するまでは、相当な距離が必要なので、安全な場所に止めるためには、具体的にどうしたら良いかはわからない。誰か、考えてくれ。
    • by Anonymous Coward on 2007年11月09日 20時54分 (#1247422)
      高速運行時の脱線ほど恐ろしいものはありませんよ。
      密着連結器とか半永久連結編成の多い路線なら特にユニットごと転覆しかねません。
      福知山線のあれがそうです。京急なんかはいまだに先頭車両をわざと重くしてますし
      200系や山形485系があれ位で済んだのは縦揺れに強い重量級の車両だから。
      運用上軌道が安全でなくなったら即運行を止める、というのは基本です。
      がけ崩れはある程度予測できるから法面をなんとかすればいい。

      というか、葛西的には「新幹線をご利用ください」だろうと

      #ええ、九州なんか崖崩れで車両大破、不通なんていつものことですよ
      親コメント
      • by yasuchiyo (11756) on 2007年11月09日 23時49分 (#1247532) 日記
        えっと、
        なんかすごくイメージだけで語ってませんか?

        縦方向に加速度1Gの揺れがきたら、車両の質量に関係なく「無重力」状態になりますから、
        脱線対策という意味では、いくら重いクルマを作ってもムダです。

        京急や阪急なんかが編成両端に重いM車を持ってきてるのは、別に地震対策ではありません。

        新幹線の場合、最高速から急ブレーキかけても、実際に停車するまでにkmオーダーで走っちゃいますから
        # 在来線の規程でも最高速からの停止距離は600m以内
        「即、止める」といっても無理です。というか、そんな急ブレーキで止められたら、乗客が無事じゃすまないでしょう。
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        • >縦方向に加速度1Gの揺れがきたら、車両の質量に関係なく「無重力」

          その1Gの揺れとやらを押さえ込めるくらい車体が重ければいいのでは?

          …と一瞬思ったんだが、
          その重さとは具体的には
          惑星1つに匹敵する重さ
          (同じである必要はないが、3桁違えば駄目だろうな)
          でないとならん、と気付き、
          あきらめた俺ガイル。

          惑星ってのは大げさで、
          実際は地殻がたわんで(?)力が逃げるから
          惑星の重さ全部が揺れに寄与することはありえないが、
          少なくとも島1つくらいの重さは必要そうだ。
      • by Anonymous Coward on 2007年11月09日 21時13分 (#1247439)
        加えて、いざ脱線・転覆した後のことはもう、
        乗員乗客をいかに守るかなんてパッシブセーフティーは
        これっぽっちも考えていない設計思想だしね。

        個人的にはそれで正しいと納得して使ってる。
        バスのシートベルトすら締めない馬鹿どものために無駄なリソースを割く必要などない。
        親コメント
        • >加えて、いざ脱線・転覆した後のことはもう、
          >乗員乗客をいかに守るかなんてパッシブセーフティーは
          >これっぽっちも考えていない設計思想だしね。

          新幹線は鉄道というより地を這う飛行機みたいなものなので、少しくらい重くしたり、腰だけシートベルトする程度では
          役に立たない。急に止まることすら(これも飛行機のように)容易でない。

          台車以外の車両関連は壊れても機能停止で安全なフェイルセーフ指向だが、軌道はフォールト・トレラントで絶対崩れないようにしないと。
          東海道は軟らかい地盤の上に軌道があるけど、ガイドレールの追加は軌道の強度を上げるのもひとつの目的かも。地盤は流れたが車両がレールといっしょに宙に浮いてセーフなんておっかない光景が...
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    • by Anonymous Coward on 2007年11月09日 20時53分 (#1247421)
      踏切を塞いでしまって、緊急車両が通れなくなるとか。
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    • by Anonymous Coward on 2007年11月09日 21時47分 (#1247459)
      まさにそういう理由で運転士には「列車を停止させてはいけない場所」というのが指示されていると聞いたことがあります。このシステムでは列車無線を聞いた運転士が手動で列車を止めるので、危険な場所は徐行して通過した後で安全な場所に停車することになるのでしょう。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年11月10日 7時44分 (#1247611)
        >まさにそういう理由で運転士には「列車を停止させてはいけない場所」というのが指示されている

        地震や強風時は橋梁上などに止まってはいけない事になっていますが、
        踏切をふさぐななんて無理な規程はありません。

        北陸線乗務中に能登沖地震に遭遇しましたが、震度5の地震でも走行中には体感できませんでした。
        揺れる架線を見て地震と判断し停止しましたけどね。
        たまたま、踏切はふさいでいませんでしたが、いたるところで踏切をふさいだり、鳴りっぱなしで故障になったりしました。
        (踏切は長時間鳴りっぱなしになると故障となって、遮断機が上がらなくなります。)
        親コメント
        • 中央線の武蔵小金井あたりの踏切では
          昔、朝のラッシュの後の時間帯にはしょっちゅう踏み切り塞ぐ形でとまってました

          これじゃ踏切開かないよなあと思いつつ、あまり回避ルート(跨線橋とかアンダーパスとか)が
          なかったのでひたすら待っていたもんでした
          親コメント
          • 阪急電鉄の話ですが、千里線の淡路駅と下新庄駅の間に、淡路方向の電車がよく信号待ちで止まる踏切がありました。
            いつも「あと数メートル進んでくれれば踏切が開くのに」というギリギリの場所で止まってたのですが、
            苦情・陳情が多かったかったのでしょうか、ある時から、踏切が開く所まで進んでから止まるようになりました。

            踏切で待ってると、ほとんど止まってるようなすごいゆっくりとした徐行で踏切の前を電車が通り過ぎていくのですが
            車両が過ぎて1~2mで踏切が開くという、車両検出精度の高さにちょっと感動してみたり…
            親コメント
            • うちの近所のJR(西)もおなじような状態にあるのですが、
              JRは全く、苦情を聞き入れてくれませんでした。

              そんなふうに、隣で停まっている電車が見えているのに長く閉りっぱなしの踏み切りだから、
              むりやり渡る人も多く、今年はすでに6人なくなっています。

              JRは、ずっと閉まっているからむりやり渡る人が多いとは考えずに、
              「むりやり渡る人が悪い」程度にしか考えていないようです。
              あいかわらずお役所体質というか、自分達は悪くない、というか。

              どうすれば聞き入れてもらえるでしょうかね?
              親コメント
            • おそらくそのあたりに「信号待停車位置」といった縦型の小さな看板が立っていると思います。
              崇禅寺~淡路間にもありますね。
  • 安全 (スコア:2, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2007年11月09日 20時48分 (#1247417)
    新幹線より格段に本数の多い在来線でより安全に緊急停止させる方法
    何を指して安全と言われているのか分かりませんでしたが、
    列車の停止だけなら現在の「列車緊急停止スイッチ」と
    同等の動作になるのではないでしょうか

    それより、地震検知による電車停止の説明アナウンス次第では
    パニックになったりしない?という安全の方が気になります。
    #脱線よりはましですが…。

    アナウンスしなくても今後はFOMA905やauの早期地震検知サービスで
    乗客の携帯が一斉に鳴るのか…

    ---
    赤羽 - 川口間の鉄橋上で止まらないことを祈るA.C.
  • ずれ? (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2007年11月09日 20時22分 (#1247405)
    > 双方のデータにずれがあった場合はどうするのかとか

    片方だけでも地震を検出したなら、列車を止めたほうがいいのでは。
    もう片方のシステムがたまたま故障したのかもしれないし。

    もし、しょっちゅう誤報があるようだと考え直したほうがいいかもしれないけど、
    そもそも、そんな誤報があるようなシステムなら、それを利用しようと
    いう判断にならなかっただろうし。
    • by marupeke (6599) on 2007年11月09日 22時21分 (#1247480) 日記

      気象庁の緊急地震速報は2005年4月1日〜12月31日までの期間で304回発信され、うち誤報は4回だそうです。多い?少ない?

      親コメント
      • 2ヶ月につき、1回あるかないかなら十分少ないんじゃない?
        ラッシュ時にぶつかったら大変かもしれないけど、ラッシュ時は平時でもよく止まるし。
      • 首都圏では、「えー、お客様に申し上げます。○○駅付近で、お客様が線路内に侵入しましたので、ただいま安全確認のため運行を中止しております。」のアナウンスを聞くよりは少なそうだな。
      • >4月1日〜12月31日までの期間で304回

        誤報は十分少ないと思うが、
        それ以前に速報じたい
        (そして誤報が少ないということは、本物の地震じたい)
        の多さには、
        今更ながら驚いた。

        よくこんな国土で高速鉄道を通そうと思うもんだ。
        そしてよく成功する(地震由来の大事故が滅多におきてない)もんだ。
        日本のハイテクの素晴らしさもあるが、
        幸運が重なってるってのも事実なんだろうな。

        それにしても、そんなに多いんでは、
        一日に一回くらいの率で、
        最近全国にめっきり増えた新幹線のうち何処か1つくらい
        止まってしまうんだろうな。
        仕方ないとはいえ、鬱陶しい話だ。
  • by Anonymous Coward on 2007年11月10日 0時58分 (#1247561)
    地震動早期検知警報システムってユレダス [wikipedia.org]だっけ?
    • by Anonymous Coward
      「揺れ出す」だと?

      止まってくれ!!!
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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人

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