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お金

ベンチャー起業は若き天才だけのものではない? 68

ストーリー by mhatta
経験と実績 部門より

pinbou 曰く、

本家/.の記事より。アメリカにおける技術スタートアップ企業というと、20歳そこそこの若き天才が大学の寮の一室から…というようなイメージがあるが、最近デューク大やハーヴァード大の研究者を中心にKauffman Foundationが行った調査によれば、必ずしもそれは実態に即していないようだ。

調査結果によると、多くのアメリカの技術/エンジニアリング企業の創業者は中年(創業時年齢の平均は39歳)で起業し、かつ起業時にすでに高学歴(31%は修士、10%は博士号を取得)である。半分以上は技術や工学系の学位を持つが、3分の1はビジネスやファイナンス、会計の学位を持っている。MBAを持つ人は他の分野の博士号を持つ人よりも平均で8年早く起業し、またベンチャーの半分近くは創業者が教育を受けた大学と同じ州で起業されているそうだ。

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  • by Anonymous Coward on 2008年05月04日 13時50分 (#1339762)
    20代の若かった頃、ちょっと名の知れた人が起業したばかりのITベンチャーに転職。上場めざし皆同じベクトルで頑張ってた。その空気が最高に良かった。朝日を見るような残業なんて屁とも思わなかった。会社は順調とは言えずにVCや銀行からの資金調達に社長はいつも苦労してた。でも訳の分からない数字を並ぶ提案書携えたガンバロウとする社長の背中をみて、n年後に上場するぞ、ストックオプションでウハウハだ。間違ってないと思い続けていた。若さの特権でもあろう失敗した時のことをあまり考えない空気は、石橋を叩いて渡るような奴ですらもその感覚が鈍っていた。資金が底をつき、VCからも銀行からも相手にされず、掲げた志とビジネスモデルのミスマッチに不安を覚え始めてから墜ちるスピードは何よりも速かった。。。。オチが無くてスイマセン
    • by Anonymous Coward
      「上場めざし」ってのが間違いだったんだろうな
      まぁそれが正義だった時期があったのは確かだけどさ

      今は「無理に上場する必要はない」が主流
      http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20080424/154142/ [nikkeibp.co.jp]
      • by Anonymous Coward
        しかし、上場しなきゃリターンがないからね。
        「無理」でなければ上場したいだろうよ。
        • by Anonymous Coward on 2008年05月04日 16時33分 (#1339785)
          分かっているようで分かってないような。
          何のリターンをお求めてで?

          親コメント
          • by Anonymous Coward
            まぁ、ありきたりですけど、リターンっていったらストックオプションを指しますな。上場するぞと掲げ、一株1万〜2万で配り、上場すると30〜50倍にもなるぞ、ちょっと贅沢な暮らしができちゃうよとニンジンぶら下げられれば、そりゃ誰だって小宇宙燃焼マキシマムっすよ
            • Re: (スコア:0, すばらしい洞察)

              by Anonymous Coward
              そんなのに釣られる奴って、知れてるしなぁ。
              だいたい、ストックオプションって「株を売って」初めて得られるわけで、ほいほい売っちゃう奴なんて会社的にどうなのって感じ。

              株の発行なんて企業が行う資金調達の一つに過ぎないわけで、数ある調達法の他の方法で十分なら敢えて発行する必要もないし、発行するにしても引受先がいるなら上場する必要もない。
              何処の馬の骨か知らないような輩が経営に口出してくる可能性のある上場よりは、内情を知ってバックアップしてくれるところだけを引受先にできる非上場のほうがずっといいよ。
              上場ってのは基本的に規模がでかすぎて引受先を探すのも大変な企業がやるもんだ。身の程知らずが上場してもいいことないね。
              • by Anonymous Coward on 2008年05月05日 8時20分 (#1339882)
                それは経営をしたことの無い人の意見ですな。
                どの会社も最初は小さいわけですし、経営なんて常に順風なわけではないです。
                内情を知ってバックアップしてくれるところだけでやっていけるのは、基盤の安定
                した大企業の子会社位なもので大抵は資金集めに右往左往する経営者が多いですよ。
                それに引受先だって投資した会社が潰れたら損失が発生しますから経営責任を問われ
                ますし、何処の馬の骨か知れないような人が経営している会社は通常引き受けません。

                今日の飯が食えなければ会社は続かないわけですし、銀行だってほいほいお金を
                貸してくれる訳ではないです。ですから上場すると価値が跳ね上がる株と引き換え
                にベンチャーキャピタルから投資してもらう経営者も多いですよ。

                ベンチャーキャピタルはそもそも投資した会社が潰れるというリスクと引き換え
                (ちなみに投資した会社は殆どが潰れると思っていい)なので上場してもらって
                株を売却出来ないと利益の出るようなリターンを得ることは出来ません。
                将来性が無かったり経営者にその気が無かったりして上場できない事が分かれば
                あっという間に手を引かれます。
                親コメント
              • by Anonymous Coward
                >だいたい、ストックオプションって「株を売って」初めて得られるわけで、ほいほい売っちゃう奴なんて会社的にどうなのって感じ。

                それじゃぁ、なんのためのストックオプションなの?何のために発行するの?

                >上場ってのは基本的に規模がでかすぎて引受先を探すのも大変な企業がやるもんだ。身の程知らずが上場してもいいことないね。

                適当なこと言うなよ。
                ベンチャーキャピタルが投資している会社はどうなる?

                日本はこんな技術者ばっかりだから、良いベンチャーが出てこないんだよ。
              • by Anonymous Coward
                (ドロ)舟に最後まで残るタイプの人ですね。
                会社的にどうなのと言ったって、ボス自身が会社を売るタイミングを常に見計らっているというのにw
              • by Anonymous Coward
                VCと上場に関係はありませんがなにか?
              • by Anonymous Coward
                そんな会社には最初から入らんさ
                そんなとこに入るのはキミみたいにつまんない餌に釣られる馬鹿くらいだよ
        • by Anonymous Coward
          で、ハゲタカファンドに食われるんですか?
  • おれは中年だったのか! (スコア:3, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2008年05月04日 11時18分 (#1339717)
    中年いう言葉は久々に聞いたな。微妙にこたえるよ。
    • 初老は? (スコア:2, 参考になる)

      by nofuture (17983) on 2008年05月04日 22時03分 (#1339837)
      初老:40歳の異称
      (新明解国語辞典)
      親コメント
      • Re:初老は? (スコア:1, おもしろおかしい)

        by Anonymous Coward on 2008年05月05日 1時22分 (#1339865)
        確か「暮しの手帖」だったっけ。

            とある新聞社で、20代の記者が、「40代の初老の紳士」と原稿に書いた
            40代のデスクがそれを読んで、「初老とは何だ。10年早いぞ」と叱った。
            すると、それを聞いていた50代の部長が「15年早いよ」とぼやいた。

        こちらはコピペ元不明。
            「40代は青春の老年。50代は老年の青春」
        親コメント
    • Re:おれは中年だったのか! (スコア:1, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2008年05月04日 11時47分 (#1339724)
      高校生から見たら22歳以上は中年だよ。
      20代前半から見れば25歳以上は中年だし。
      でも20代後半になると中年は40歳からになる。
      親コメント
      • マクロス (スコア:1, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2008年05月04日 16時10分 (#1339779)
        高校生の頃は22歳以上の女性は「おばさん」だった
        20代前半の頃は30歳以上の女性は「おばさん」だし。

        でも30代後半になるとは30歳女性は「女の子」になる。 orz
        親コメント
        • Re:マクロス (スコア:4, おもしろおかしい)

          by Anonymous Coward on 2008年05月04日 17時52分 (#1339797)
          取引先のエライ人に連れられていった飲み屋で、孫の2、3人もいそうな雰囲気の「女の子」が出てきてエライ人と話していたのを見たときは、世の中の広さというものを感じましたね。

          親コメント
      • by Anonymous Coward
        中年を“あたりどし”と読めば希望も!

         

         
                           ………ええ、無理ですね。はい。
    • by Anonymous Coward on 2008年05月04日 19時27分 (#1339811)
      ソースがWikipediaで申し訳ありませんが… [wikipedia.org]
      多くの場合、40代からとされるのではないでしょうか。
      若い世代の多い職場では30代すら中年とされますが、僕の職場では30代なんて完全に若造です。

      それにしても、若いヒヨッコほど「もう自分はおっさん」と思いたがるのは、背伸びしたい子供だからかもしれませんね。
      逆に、本当の中年は「まだまだ俺は若い!」と主張したがりますから…。
      親コメント
    • なにをいまさらだがな
    • by Anonymous Coward
      心はまだまだ若いですよ!

      ってうちの父から接待するときの心得を教わりました
  • by NOBAX (21937) on 2008年05月04日 11時47分 (#1339723)
    >20歳そこそこの若き天才が大学の寮の一室から…

    コンピュータ関係以外の技術となると
    アイデアだけじゃ創業は難しいですから。
    仕事に就いていた人のスピンオフとかが多いのでは。
    • でも今一番注目を浴びているFacebookのCEOはいまだに23とかですからね。極端に平均年齢を下げているひとたちが何人かいるんじゃないかと。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2008年05月04日 12時46分 (#1339740)
        そうそう,そういうことだよね.某テレビ番組を見て「会社の指示を無視して突き進んだから革新的な製品ができるのであって,会社の支持に従うと良い製品はできないのだ」とか変な思想を持つのと同じ現象だと思う.

        本当は「会社の中でゲリラ的にやったにも関わらす成功したという稀有なケースだからこそ番組になる」が真実だし,ベンチャーの場合でも「ずば抜けた才能を持った者が若くしてベンチャー起業して大成功するという特異なケースだから話題になる」なのに,なぜかそこを完全に勘違いしてる輩が多すぎだよね.

        ま,世の中には因果関係というものを理解できない奴が多いんだろうな.
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2008年05月04日 21時47分 (#1339829)
          >「会社の指示を無視して突き進んだから革新的な製品ができるのであって,会社の支持に従うと良い製品はできないのだ」

          こと保守に凝り固まった日本企業に関しては、これはあながち間違いでもないかも。
          • 会社の指示に従う:常に平凡で(時に時代遅れな)製品ができる。
          • 会社の指示に従わない:多くは平凡だが、ごく希に革新的な製品ができることもある。

          常に「過去の実績」とか「売上の見通し」とか、そういった基準で評価するから、
          上からの指示はいつも平凡で時代遅れ。だから、例えばiPodやiPhoneのような
          「過去の実績のない」製品では、いつも後手後手に回ってしまうのです。
          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2008年05月05日 10時35分 (#1339891)
            日本だと「過去の実績のない」製品作ると真っ先に叩くはユーザーだからねえ。
            親コメント
          • by Anonymous Coward on 2008年05月05日 12時54分 (#1339909)
            企業で会社の指示に従うと平凡な製品ができるかどうかっていうのは、偉い人の考えでかなり違うと思う。

            適当に提案されたシーズを部長が革新的だ!って宣伝して専務がそれを鵜呑みにするパターンで
            世に出すのが10年早い製品を10年周期で作り潰すなんてことを繰り返してる会社があったよ。

            #募集してたからほいほい付いて行ったら開発屋の姥捨て山状態になってたので裸足で逃げ出した
            親コメント
        • by Anonymous Coward on 2008年05月06日 1時13分 (#1340024)
          一つの成功の陰には九十九の失敗があるってことを言葉としては知っていても、実感として理解できる者がいるかどうかって事だよね。
          判る者は二十歳でも判るけど、判らない奴は五十になろうが七十になろうが判らない。
          二十で判ったはずでも五十ぐらいになればもう忘れていたりもする。
          やーれやれ
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    • by Anonymous Coward on 2008年05月04日 13時05分 (#1339747)
      コンピュータの場合、スパコンを自前で持つとか考えなければ、必要な機材も安く済むしね。
      場合によっては施設まるごと必要なジャンルもあることを考えれば、
      コンピュータ関係の初期投資額の低さは、金も信用もない若者が起業するチャンスを広げていると思う。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2008年05月04日 13時22分 (#1339753)
        あとは「技術」が頭の中で完結するから優秀なら経験年数とかほとんど無視できる点も。
        形あるものを作る業種の場合だとどうしてもある程度の数をこなさないと習得できないから時間がかかるし。
        脳内処理速度と、手先の感覚のような「周辺機器」の速度ではやっぱり差が出る。
        「NASAやJAXAに部品提供できる町工場」なんて、たとえパトロンがついても若者だけじゃ無理。
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2008年05月04日 22時03分 (#1339836)
      >20歳そこそこの若き天才が大学の寮の一室から…

      なんて思ってる人がいるから日本はベンチャーが出てこないんですよ
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年05月04日 17時02分 (#1339792)
    それは「夢を騙り、その夢に多くの人を巻き込むこと」・・・
  • by Anonymous Coward on 2008年05月04日 20時48分 (#1339821)
    日本でも、ベンチャー企業を立ち上げている人は
    若手だけではないように思えます。

    あと、ベンチャー企業を立ち上げる上での覚悟が違う気がします

    ある60代のひとは
    長年の趣味と研究がこうをそうしたのか
    今ではみんなが所持しているものの中に確実に組み込まれている
    物をネタにベンチャー企業として立ち上げていましたし
    その他しっているベンチャー企業のお偉いさん
    いわゆる「おっさん」「じっさま」社長のほどとんどは、土台がしかかりしている感じです。

    逆に思うのは、外資系投資がそこを発見したら
    どえらい鉱脈をあてたわい!!!って感じになるんだけどね
    • by Anonymous Coward on 2008年05月04日 23時36分 (#1339853)
      >日本でも、ベンチャー企業を立ち上げている人は
      >若手だけではないように思えます。

      某VCの中の者ですが、お付き合いのあるベンチャーさんを見ても、
      全体的に30代後半から40代前半での起業が多いように思えます。
      一度、なんらかの業界にいて、そこで得た技術や経験を持って起業といった感じです。
      また、起業にはコネ(ネットワーク)と金も必要ですからね。

      ただ、親コメの人が例として出している60代(50代後半も)となると微妙です。
      やはり、体力の衰えから、好きなこと以外には精力を失ってしまう。
      技術系でも会社を経営するためには営業部門も管理部門も必要なわけで、
      とはいえ、そこまで考えるのはしんどいから、自然と杜撰になっていく。
      そんなわけで、いいものを持っていても、
      道楽として好きな研究をやっている(けど、売る人がいないから売上は僅か)か、
      既にぼちぼち売れているものを守っていくという形になりがちです。

      (当然、60代でも精力的にバリバリ経営されている方もいらっしゃいます)
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年05月04日 13時26分 (#1339755)
    >アメリカにおける技術スタートアップ企業というと、20歳そこそこの若き天才が大学の寮の一室から…というようなイメージがあるが、

    有名な革新的なベンチャーは、そうじゃないでしょうか。若くないと大きな冒険をして、業界を変えるようなイノベーティブなベンチャーは作れないでしょうから。
    逆に言うと出資側が、安全で確実なベンチャーに多く投資しているということかも知れません。

    事業領域も確かにあるでしょう。
    例えば新しい素材系のベンチャーやCPUの設計などだったら、専門的知識や経験も必要、資金も多く必要、研究期間も長く必要なので、若い人が立ち上げるというのは難しいのではないでしょうか?

    ちなみに有名な企業(MS,Apple,Google等)の創業者はカリスマであっても、天才じゃないと思います。日本人特有の見方じゃないですかね。
  • 若さだけ (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2008年05月05日 11時15分 (#1339897)
    日本のベンチャーって、若さだけあって、技術もアタマもないって人が多すぎやしませんか?
    どっかのセンセイ、というような肩書きとはあまり関係なく、ね。
  • by Anonymous Coward on 2008年05月04日 18時01分 (#1339800)
    日本と違って米国には再チャレンジを許す風土があるという。

    例えば、20代で初めて起業する人もいれば30代で起業する人もいる。20代で
    起業した人のうち、その会社が成功し、急成長して10年以上生き残れるのは、ほんの
    一握りだろう。消えてなくなる会社も多い。

    そうやって会社が潰れてしばらくして、時には大学に行ってMBAを取ったりした後、
    起業家が30代になってから2社目、3社目の会社を起こすことだってあるのではないか?

    それで統計上30代や40代の起業家が多くなるのでは。
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