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アメリカ合衆国

米裁判官、自分のサイトに猥褻画像を置いていたことが発覚 20

ストーリー by mhatta
あんたも好きねえ 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

米連邦第9巡回控訴裁判所のAlex Kozinski裁判長が、自分の個人ウェブサイトの一般からアクセス可能なサブディレクトリに猥褻画像や動画をアップロードしていたことが明らかになった。Kozinski氏はこれらのファイルをアップロードしたことは認めたが、一般にアクセス可能な場所であったという認識はなく、個人保存用という認識で置いていたと主張している。サブディレクトリには他にも個人的な写真や音楽、またドキュメント等も保存されていたそうだ。しかしファイルの一部は友人とシェアしたとのもあることで、内容はマスターベーション、公共の場での性行為、トランスセクシュアルのストリップショー、四つ這いになった裸の女性が牛のようにペイントされている画像、性的に興奮した家畜のまわりではしゃぐ半裸の男性などが含まれていたという。

皮肉なことに、Kozinski氏はロサンゼルスの映画製作者Ira Isaac氏が獣姦等の描写が含まれる映画を製作・公開した件に関する裁判を現在担当している。映画の内容が違法にあたるか、それとも言論の自由で守られるべき芸術表現にあたるかということが争点となっている裁判である。言論の自由を擁護してきたことで名高いKozinski氏が裁判を担当することをIsaac氏の弁護人は歓迎していたが、今回の出来事が発覚したため氏を裁判から外すよう求める声が多くあがっているとのこと。サイトにアップされた画像や動画が違法にあたるかは現時点では明らかではないが(意図的な共有が目的と認められた場合等は問題となるようだ)、今回の裁判の性質を考えると客観性が問われてしまうのは避けられない事態であろう。

ちなみに、この件は奇しくも(?)Isaac氏の裁判の冒頭陳述と時期を同じくして発覚したとのことである(LA Times記事本家/.記事より)

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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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