色素を使った集光パネルで太陽電池が変わる 18
ストーリー by hylom
ブラジャーにも使えるかも 部門より
ブラジャーにも使えるかも 部門より
この太陽電池パネルは、現在あるような全面半導体でなく、「ふち」だけに半導体があればよい構造だ。MIT News記事内に図解があるが、まず、第1層にある色素が太陽光を吸収して、特定波長の光を放出する。その光はちょうど光ファイバーのようにパネル内を通っていき、パネル端に到達する。したがって、パネル端の極薄い部分に集光できる形になり、「ふち」に受光できる発電半導体があれば太陽電池が完成するという具合である。
新しいパネルは半導体部分が少なくてよく、コスト面でかなり有利だろう。また、太陽光発電所においては、IBM、液体金属で冷却する太陽光発電技術を開発にあるような、集光と冷却に課題があったが、この新しいパネルを使えば、一気に解を与えてしまう構造のように思える。
研究チームでは、構造が簡単であり3年以内に実用化されると考えているそうで、かなり期待したい技術である。
すばらしいのかも (スコア:3, 参考になる)
Re:すばらしいのかも (スコア:1, 興味深い)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
これって結局集光レンズそのもので
変換効率や寿命が問題になる色素を使って集光するなら
同面積ではパラボラ型に並べた鏡の方が集光率が良さそうです。掃除は大変ですが。
高い光度でのセルがいるのはどちらも同じですし、
新規開発分は鏡の方が圧倒的に少ないです。
Re:すばらしいのかも (スコア:1, 興味深い)
その辺りはこの方式だと普通の固定型と同様の性格になりますので、単に固定して使えるってのは状況によっては十分な利点になります。
Re: (スコア:0)
…誰かの悪魔が開発された?
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
寿命は? (スコア:3, 興味深い)
こういった色素を使った物っていうと, 寿命が比較的短いという印象があるんですけど, 今回のはどうなんでしょ? 半導体部分は大丈夫でも, 集光パネルの寿命で数年毎に交換しないといけないとかだと, ちょっと萎えますけど.
Re:寿命は? (スコア:5, 参考になる)
3ヶ月で92%維持できた。このレベルだと製品にはならないけど、
有機ELディスプレイが商品化できたからこれも大丈夫だろう。
なるほど (スコア:2, 興味深い)
参考: http://www.kek.jp/newskek/2004/janfeb/scintillator.html [www.kek.jp]
上記検出器もそうなのですが、開発のキモになるのは混ぜもの、つまり今回
の場合ガラスに混ぜる色素の特性だと思います。例えば、化学的に安定して
いる、長期間の暴露に耐える、安価に製造できる等といった点や、勿論光の
変換効率も含まれると思います。
単位セルあたりの発電効率 (スコア:1)
セル1つの最大発電電力が決まっている場合,従来の半分のコストで大型化できる.
設置コストよりも,余計にかかるメンテナンスコストが安ければいいのだが.
物質の屈折率を負にできる技術(金属ナノ構造体 [riken.jp])なるものがあるが,これをうまいこと活用できれば,色素のようなものではなくもっと安定した物質で同じことができるようになりのかも.
Re:単位セルあたりの発電効率 (スコア:1)
散乱源の入った透明度の低い物質になってしまう)ので,太陽電池のような
ある程度広い波長域の光を使おうとする用途だと向いていないんではないかと.
部門名 (スコア:1)
そう考えると…
Re:部門名 (スコア:5, おもしろおかしい)
新技術? (スコア:0)
そちらでは、パネルの周辺部分に光ファイバー化何かをつけてさらに集光してたようです。
#ぐぐってみたけどそれらしい情報は見つかりませんでした。