カーボンナノチューブでガン細胞をピンポイント攻撃 16
ストーリー by hayakawa
すばらすぃ! 部門より
すばらすぃ! 部門より
スタンフォード大学の研究チームが、カーボンナノチューブを使って抗ガン剤を注入する技術を開発したそうです。
ポリエチレングリコールでコーティングしたカーボンナノチューブを用いることで、ガン細胞のみに薬剤を注入することが可能になり、健康な細胞を損壊せずに従来よりより少ない薬剤でより大きな効果が得られるとのこと。まだマウス実験が済んだ段階ですが、早く実用化してもらいたいものです。
少し間違って覚えるよりは。 (スコア:5, 参考になる)
で、ガン細胞のみに薬剤を注入することが可能になるのは、PEGのおかげではなくて、薬剤とPEGとカーボンナノチューブ(SWNT)の複合体の大きさをちょうどよくなるように作ったから、な様です。
ちょうどよい大きさ、というのは、血管の壁には孔があって、物質はそこから組織へ入り込むのですが、健康な組織よりも腫瘍組織の血管ほうがその孔の大きさが大きくなっているので、健康な組織の孔は通り過ぎるけど、腫瘍組織の孔には入り込むような大きさ、ということです。
まとめると、血管の穴の大きさの違いに注目して、健康な組織には入り込めないが腫瘍組織には入り込める大きさになるようにSWNTを調整し、薬剤-PEG-SWNT複合体を作った。その際、PEGをくっつけることでSWNTの血流内停滞時間を増加させ、低濃度でも高効率で腫瘍組織に入り込めるようにした。という感じ。
以上ニュースリリースから読み取っただけで確かかどうかは知らない。
ある大きさのカーボンナノチューブが腫瘍を引き起こすとかいう報告もあった記憶がありますが、この大きさのカーボンナノチューブはどうなのでしょうね。
それから薬剤の種類(今回はパクリタキセルというやつらしいですが)を変えたらカーボンナノチューブの大きさももう一度調製しないといけないのでしょうかね。ひとつの大きさでいろんな薬剤に対応できればすごそうですけど。
#いいかげん「カーボンなの」で文節区切るのやめてくれ。
なるほど。で注射対象の癌細胞はいったい何個… (スコア:1)
「あ…あぁ、ご苦労さん。こっちも150個、細胞に薬を射ち終わったよ。」
「でも、まだ全体の0.1%しか終わっていません。
もう3時間もやってるのに… (T.T)。
これならばっさり切ったほうが余程…」
「言うな。手術は最後の手段だ。俺達は忍者ブタklkasjfai…」
「先生っ!! そのまま続けるとJASRACの方から何か来る危険性があります。」
「あ、あぁ、すまない。
とは言え、注射針の先を癌細胞にむけてくれる技術の開発を
完了してからにして欲しかったな。
この技術を『実用化』と言うのは…」
fjの教祖様
Re:なるほど。で注射対象の癌細胞はいったい何個… (スコア:1)
1日8時間で計算したら1年以上かかるよ!!!
その間にがん細胞増えるよ!!!!!!
Re:なるほど。で注射対象の癌細胞はいったい何個… (スコア:1, 参考になる)
「当事者だとこの手のジョークが何故か全然笑えない」
という事実…orz
#ましてやこっちからジョーク言う元気なぞ無い。
たのむからそれ早く実用化してくれ。
>まだ全体の0.1%しか終わっていません。
いやほんと(従来工法で)こんな感じ。
全然へらねーよorz
Re: (スコア:0)
ピンポイントで出来るなら、副作用もかなり抑えられるだろうに。
(上にあるように、奏功率2割程度なら焼いたほうがいいよもう)
もう副作用で弱ってるンだか、腫瘍のせいなのか、なんだかわからんよ。
Re: (スコア:0)
こんなに真剣にslashdotのストーリーを読んだのは初めてです。
たまたま読んでいた『最後の授業』には「膵臓癌にかかると50%が1年以内に、96%が5年以内に死亡」とあります。
なんでも良いので少しでも早く、新しい効果的な治療法ができればと切に思います。
Re: (スコア:0)
抗がん剤は必要? (スコア:0)
再発とか予後を考慮して使うのかもしれんがよく分からん。
使ったとしても微量で済むよ、ってのはメリットかもね。
Re:抗がん剤は必要? (スコア:2, 興味深い)
# 焼却タイプでも正常細胞をある程度壊すでしょうし、漏れも気になる所です。
# 薬なら、その場での散布により、ある程度柔軟に対応してくれるかもしれません。
個人的にはこのコート済みCNTが人体へ悪影響を及ぼすのかどうかに興味があります。
破片がアスベストみたく肺気腫/肺ガンの要因になる...みたいな話しもありましたし。
M-FalconSky (暑いか寒い)
Re:抗がん剤は必要? (スコア:1, 興味深い)
効くかどうか分からないリスクがあるなら、焼いてしまったほうがいいんじゃないかなあ。
自転車操業? (スコア:0)
そうか、CNTでその癌も治せばいいのか!
冗談はおいといて。
マジな話をすると、石綿状の長いCNTは癌(中皮腫)を誘発する可能性があるそうですが、
ある程度短いものやグシャっと丸まっているものは、誘発する確率が低いそうです。(MWCNTの場合)
マクロファージが対処できる範囲のものなら大丈夫、みたいな話みただけれど。
(この辺は聞きかじりなので、フォローよろしく)
Re: (スコア:0)
どうせCNTでガンになるんだから、手当たり次第にそこらの細胞に抗がん剤を注入すればいいのですね?
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
皮膚に異常が発生したとしても、数週間で剥がれ落ちてしまう。
ラジウム鉱泉などがうたっているのは、放射線治療とは異なり一種の免疫療法。
免疫を刺激することで癌が小さくなったりなくなったりするとか。
放射線治療では癌化するような線量を超えない範囲で、癌細胞を殺傷させる。