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変なモノ

歴史に残る偉大な「イカサマ科学」、ベスト7 102

ストーリー by hylom
偉大なイカサマ科学にはロマンがある、 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

New Scientistに、「7つの偉大なイカサマ科学」と題された記事が掲載されている(本家記事より)。
記憶に新しいES細胞の捏造などは笑えない事件だったが、記事に挙げられているのはどちらかというと人間の騙され易さを浮き彫りにするような事件たちである。

記事で上げられている「7つの偉大なイカサマ科学」は、40年近くも捏造が暴かれなかった化石人類「ピルトダウン人」や、井戸を掘っている際に出てきたとされた3mの人間の化石「カーディフの巨人」(現物が米NY州クーパーズタウンのファーマーズ博物館にて現在も展示されている)、また同僚によって埋められた偽化石を「発見」し、本まで書いてしまった「べリンガーの偽化石事件」などが挙げられ、もちろん有名な「ソーカル事件」も含まれている。他にも、不老不死には若い女性の息を集めたエリクサーを飲むと論文に書いた18世紀の医師や、1783年にロンドンマガジンに掲載された「半径15マイル(24キロ)以内の生き物をすべて殺してしまうジャワの猛毒の木」など、豪華な(?)ラインアップとなっている。

そしてもっとも偉大なのは、やはり1957年にBBCが放送した「スパゲッティの木」だろうか。木からスパゲッティを収穫するスイスの家族を取り上げた3分間のエイプリルフールネタだったそうだが、育て方を尋ねる問い合わせが数百件も寄せられたそうだ。

いまでこそ笑える事件としてネタにできるが、現在の「イカサマ科学」は笑えないものも多い。このような「イカサマ科学」には、だまされないように気を付けたいものだ。

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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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