米軍、40年前にグリーンランド北部に核爆弾を遺棄 114
ストーリー by hylom
捜し物は何ですか? 部門より
捜し物は何ですか? 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
米軍は直ちに回収活動を開始し、数千に及ぶ破片や氷(一部は放射能をもっていた)が回収されたが、BBCの調査によると回収された破片は核爆弾3つ分しかなかったとのこと。その後潜水艦なども動員し数ヶ月に及ぶ捜索活動を続けたが残る1つは最後まで見つけられず、そのまま遺棄されたという。また、BBCが情報公開法によって入手した機密文書には、武器パラシュートのつりなわを含む、一度溶けた後再び凍ったとみられる黒い氷に関する記述もあり、炎上した武器が氷を溶かし、そのまま氷に閉じ込められたことを示唆しているという。
チューレ空軍基地は1950年代初めに建設され、冷戦時代の重要な拠点のうちの一つであった。基地には北極圏を通過するミサイルを捉えるレーダーなども配置されており、ソ連が米国への核攻撃を行う際はチューレをまず落とすと考えられていた。そこでチューレが攻撃されたら即モスクワを爆撃できるよう、核爆弾を搭載したB52 爆撃機を常にチューレ上空に旋回させるという「ミッション・クローム・ドーム」が行われ、墜落したのはこのミッションに参加していたB52だったとのこと。
この件に関し、米国防総省は4個の核爆弾は「破壊された」との見解を貫いている。
似たような事例 (スコア:4, 参考になる)
パロマレス米軍機墜落事故 [wikipedia.org]
水爆4個です。殆ど同時期ですね。
#「赤い目事件」で記憶していたんだけど、それでは見つからなかった…(謎
Re:似たような事例 (スコア:2, 興味深い)
「水爆搭載機水没事件—トップ・ガンの死 (講談社文庫) 」
ISBN-10: 4062635313
そうか、それで (スコア:3, すばらしい洞察)
ちょっと年代がずれるけど。
Re:そうか、それで (スコア:2, おもしろおかしい)
1.北極あたりの氷原 ⇒ グリーンランド北部
2.核を積んだ爆撃機が墜落 ⇒ ミッション中のB52爆撃機が墜落
3.爆発 ⇒ 墜落時に核爆弾の周りの爆発物は全て爆発した
★今ここ
4.氷床を割ってガメラ出現 ⇒ (地道に氷を割ってる所)
Re:そうか、それで (スコア:1)
Re:そうか、それで (スコア:1, 参考になる)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9vs%E3%82%AD%E3... [wikipedia.org]
関連ストーリーを見れば、 (スコア:2, 興味深い)
Re:関連ストーリーを見れば、 (スコア:5, 興味深い)
各搭載機の離着陸に失敗とか、墜落とか、誤投棄とか、いろいろとありそうですが。
ソ連の航空部隊は米軍のように核弾頭の実弾を常時最前線に配備していたのではないようです。
核弾頭や核関連物質、施設の管理と警備はKGBの核管理専門部隊の担当で、政府による核攻撃準備命令が軍、党、KGBの別々のルートで下達され、その三ルートの命令全部が一致して初めて核兵器専門貯蔵施設から引き出され、部隊に引き渡される仕組みになっていたようです。
もちろん航空部隊にも同様に三ルートで命令が届き、しかも現場の司令部に常駐する政治将校(共産党の軍事学校を出たエリート党員)の同意がないと航空機に搭載も出撃もできない仕組みになっていたとか。
通常の演習には模擬弾が使われるのは当然として、どうもソ連政府は米国のような戦略爆撃機による24時間臨戦パトロールの必要性を認めていなかったようです。
一度港を出たら数カ月は戻らず遠方へ進出する潜水艦や、即応性が命のICBMと違い、少人数で航空機は亡命や反乱の恐れもあって、核攻撃手段としての優先順位は米国ほど高くなかったものと思われます。
北部シベリアを含む北極圏には核廃棄物が投棄されてたとしても事故による核兵器の遺棄は無かった可能性が高いと思っています。
40年前に (スコア:1)
Re:40年前に (スコア:3, おもしろおかしい)
Re:40年前に (スコア:1)
ローリング・ストーンズはもう来日しちゃいましたからねぇ。
(ついてけない方ごめんなさい。親コメントともども映画「太陽を盗んだ男」の事です。)
#危険性よりも氷の中に核爆弾が!というところに、ついロマンを感じてしまうのが悪い癖。
#でも本当に映画とかになりそーですね。たとえ現実で見つかってもそれはフェイクだったとかにされて。
Re:40年前に (スコア:2, 参考になる)
つ魚が出てきた日(1967年、ギリシャ・イギリス) [wikipedia.org]
-------- tear straight across --------
Re:40年前に (スコア:1, 参考になる)
特殊核爆破資材 [wikipedia.org]:1965年から配備。
核砲弾(155mm) [wikipedia.org]:1963年より製造
こんなん背負って運んだりとか、大砲に込める作業なんて想像したくないねー。
wikipedia内の核兵器一覧はここ [wikipedia.org]。
ここ(英語) [nuclearweaponarchive.org]にもイロイロ情報がありそうだけど、漁ってない。
#スーツケース大でなくたって盗む奴は盗むだろ。引き揚げて船に乗せちゃえばいいんだし。
空を飛ぶから落ちる。 (スコア:1)
#地面より高いところにあるものは多分落下する運命なんだろうな~
Re:空を飛ぶから落ちる。 (スコア:2, すばらしい洞察)
「落ちる可能性のある状態」を「飛ぶ」と呼んでいるのかもしれない。
そのまま氷に閉じ込められた (スコア:1)
今回のミッションは (スコア:1)
スネーク「どこからの情報だ?」
少佐 「/.。裏でBBCが動いている。」
スネーク「BBC!?まさか...。しかし、どうやって回収する?」
少佐 「ネットで検索中だ。追って連絡する。まずは誰よりも早く発見してくれ。」
スネーク「頼もしい限りだ。」
少佐 「スネーク、言うまでもないが、今回も単独によるスニーキングミッションだ。けして敵に見つかってはならない。武器や装備も現地調達だ。幸運を祈る。」
# それにしても、核というのは使い道にも処分にも困った代物ですね。
Re:爆弾の爆弾期限か使用期限 (スコア:5, 参考になる)
1968年なら当然水爆というか核融合爆弾に切り替わっているので, 寿命として問題になるのはトリチウム(3H)の半減期でしょう. これは12年強というところなので40年ならおおよそ1/8に減っているので, 初段の点火, 2段目の核分裂爆発が起きても, メインの核融合爆発は起こらない可能性が高いんじゃないですかね.
Re:爆弾の爆弾期限か使用期限 (スコア:1)
仮にトリチウムが1/8になっていたとしても、重水素-ヘリウム3反応は起きませんかね?
Re:爆弾の爆弾期限か使用期限 (スコア:1)
多少密閉性を考慮した容器であっても、
その浸透性の高さから外部に放出されてしまっていると考えてよいでしょう。
〜後悔先に立たず・後悔役に立たず・後悔後を絶たず〜
Re:爆弾の爆弾期限か使用期限 (スコア:1, 参考になる)
Re:爆弾の爆弾期限か使用期限 (スコア:1, 参考になる)
分解してチェックしたりします。
核弾頭も、臨界前核実験という形で大丈夫かどうかを検査しています。
電池の液漏れでおじゃんとか (スコア:1)
ちと調べた所、B28という爆弾だとのことです。直径58cm、全長は2.4m以上、重さ1tはある代物で
70ktから1.45Mtまで爆発力を調整できるそうですが、起爆装置の電力源は見付け切れませんでした。
Re:マスゴミ効果 (スコア:1)
#鉄道研究会バス研究班でもありません。
Re:マスゴミ効果 (スコア:2, すばらしい洞察)
旅客機はみんなジャンボジェットなんじゃ無いんでしょうかね。
#うちの奥さんと小僧だけ?
Re:マスゴミ効果 (スコア:2, おもしろおかしい)
婆ちゃんが「汽車に乗るよ」って言って、連れてってくれたから
SLに乗るもんだと思い込んでワクワクしてたけど、
来たのが普通の車両で、婆ちゃんに「汽車じゃなくて電車だよお」
って文句を言ったあのころ。
実は電車じゃなくてディーゼルだったから僕も間違ってました。
婆ちゃんごめんなさい。
Re:マスゴミ効果 (スコア:1)
というのは措くとして、バスは大型乗用車なので、乗用車で間違いではありませんが、普通の人が「乗用車」と聞いて想像するものには、大型のバスは含まれていないんじゃないですかね。
Re:マスゴミ効果 (スコア:1, 興味深い)
>行方不明となった核爆弾が遺棄されたまま
辺りはいかが?
”遺棄”というと、捨て去ったように受け取られるけど、
捜索して見つかっていないという(おそらくは、見つかればとっとと回収される)状態で、遺棄とは…
Re:マスゴミ効果 (スコア:3, おもしろおかしい)
Re:マスゴミ効果 (スコア:1)
Re:マスゴミ効果 (スコア:1, 興味深い)
http://www.masdf.com/news/b52cv.html [masdf.com]
Re:「報道(ジャーナル)」ならば (スコア:1)
「分かり易さ」>>「正確性」となります。これはもう間違いないです。
「市井のおばちゃん」が読んで分かる記事にしなくてはいけないそうです。
で、戦闘機は爆撃機を包含する用語だと思っていたのですが、違うの?
#そう言えば戦略爆撃機って言葉もあるよね。アレは何だろう。
Re:「報道(ジャーナル)」ならば (スコア:1, すばらしい洞察)
そう思っているのは軍事ヲタだけ。
一般人の認識でいえば、戦闘機と爆撃機の違いは、オートマチックとリボルバー程度の違いでしかない。
どちらも戦争に使われる飛行機。ミサイルや爆弾積んで空飛んでることに違いはない。
もう少し軍事ヲタに歩み寄ってあげれば、ライフル銃と拳銃程度の違いでしかない。
(形と大きさがちょっと違う)
メガドラだろうがプレステだろうが、皆ファミコン。そういうことだよ。
#銃ヲタでもないから、使い方間違ってたらゴメン。
Re:「報道(ジャーナル)」ならば (スコア:1, すばらしい洞察)
"一般人"を持ってくるのはいかがなものか。
毎年5兆円弱の防衛予算を使っているという現実がある以上、軍事に関する
知識を持つことについて、"一般人"ももう少し積極的になっても良いのでは?
なんだか良く分からないけど、全部戦争の道具だろ?みたいな思考停止をしていては、
まともな文民統制など夢のまた夢です。
Re:「報道(ジャーナル)」ならば (スコア:1)
違います、それらは「ピコピコ」でくくられます。
参考文献: さよなら絶望先生 [wikipedia.org] 第十五集 p.61
#つーか、どうせくくるならあの娘と僕をくくってくだしあ! (>) orz
Re:「報道(ジャーナル)」ならば (スコア:1)
一般人の認識で軍用航空機と戦闘機がニアリーイコールってんなら、それはそれで良いかと。
ってのを昔、旧独軍の突撃砲と駆逐戦車の分類で思った。
所詮軍部内の分類なんぞ自分等の都合でやって居る訳なんだから。
軍用航空機とかでも、例えばボーファイターは分類では戦闘機だけど現実の運用では雷撃機だし。
他にも、フランス製とか旧米陸軍のP-51なんかは「戦闘機ではなく襲撃機だ」とでも呼べと?ムダの極致だと思うんだが。
アバウトにジャンルを示しているって意図が明確な分、「小型のセスナ機」(実はエアロスバルだったりパイパーだったり)よりはマシ。
Re:「報道(ジャーナル)」ならば (スコア:1)
爆撃機=重たい爆弾をうんとこさ積んでいるので機動性に欠け、火力もショボイ。爆弾を落としたら後は逃げるだけ。
戦闘機=相手の戦闘機や爆撃機を撃墜するのが仕事。爆弾は積んでない。
と言うことで間違ってないでしょうか。
でも、戦闘爆撃機というのもあるようですね?うーん。
戦闘爆撃機=相手の戦闘機と互角に戦うことも出来るが、爆弾を積むことも出来る?
Wikipediaを見ると、
「黎明期の戦闘機にとって、爆弾を搭載して地上攻撃を行う事は特別な事ではなかったからである。」
えええええ(-_-;ワケワカラン
まあ、上位概念としては軍用機というのが正しい用語で、もしくは「爆撃機」と書くべきであると。
Re:「報道(ジャーナル)」ならば (スコア:1)
今時はマルチロール機 [wikipedia.org]といういい方をしますよね......と思ったら、その言葉だと偵察用とかを兼ねる機種も含むので微妙に範囲が重ならないのか。
Re:マスゴミ効果 (スコア:1)
// それが/.らしいのか、一般的ではないのかと言われそうなところがアレゲ。(:>^
Re:マスゴミ効果 (スコア:2, おもしろおかしい)
論理空軍なんて聴いてたからか?
場所がアイスランドだし、急降下爆撃機だからあながち間違ってもないか?という気がしてきた・・・
犬が犬であるように、猫でありたい
喉元過ぎればなんとやら (スコア:3, すばらしい洞察)
一般どころか専門家がバケツでウランを運んでたのは何処の国だったっけ。
署名スパムがウザい?アカウント作って非表示に設定すればスッキリさ。
Re:喉元過ぎればなんとやら (スコア:5, 参考になる)
そもそも「大量に集めると臨界状態になる」核物質を扱うために、絶対に
一定量以上一カ所に溜まることが無いよう設計された装置を使う作業だったのです。
ところが、短期間に大量の製品を作る必要があったため、ちょっとだけ工程を
省略した別の方法で作業を行ったところ、上手く行きました。
(ここでバケツが登場)
「これでも問題無さそうだね。」「やれるんだね、じゃあ次もお願い」
と言うことで、さらに厳しいスケジュールでの作業日程が組まれました。
先の安全を考えた正規の装置を使って攪拌していては、とても間に合いません。
(実は配管取り付けをミスしていて、2本有るはずの配管が1本しか無かったとか)
そこで真面目な作業員達は、何とかしようと考えました。
「要するに混ぜれば良いんだよね?こっちの攪拌装置は容量も大きいし、
この工程が早く終われば、他の工程に余裕が取れるよね」
もちろん、きちんと上司(国立大学の核工学専門課程卒業)にも相談してOKを取りました。
1回目の攪拌作業では幸いにも臨界に至りませんでしたが、2回目(確か)の作業時に
臨界量を超えてしまったのです。
「バケツでウラン」が問題ではなく、工程を変える際に必要不可欠であるはずの
安全評価が一切行われなかった事が問題だったと思われます。
Re:喉元過ぎればなんとやら (スコア:3, 参考になる)
事故が起きないように様々な安全機構が組みいれられていたが
それを1個1個はずしていったら最後には事故が起った
ということです
一番ひどいと思っているのは、ウラン溶液を検収する際の容器が、
敢えて小さくつくってあるのですが、それで10個とか検収するとなると
受け入れ側が1個1個濃度測定しなければいけない
→それは大変で嫌だから10個全部同一の濃度にして納めてくれ
とか狂ったリクエストが来た結果、じゃ10個分1回で作って小分けにすれば
同一濃度じゃね?ってんでデカいタンクで調合したら臨界しました
だから、臨界しないような量しか作れなくしてあったのに…
Re:喉元過ぎればなんとやら (スコア:2, おもしろおかしい)
しまった、「一方、日本はバケツでウランを運んだ」にしておけばよかった。
署名スパムがウザい?アカウント作って非表示に設定すればスッキリさ。
Re:喉元過ぎればなんとやら (スコア:1, 参考になる)
濃度と容量かな。
高濃度の放射性物質は、一カ所に集めただけで危険な状態になるから。
Re:喉元過ぎればなんとやら (スコア:1)
混ぜるな危険!
ってとこ?
Re:喉元過ぎればなんとやら (スコア:1, おもしろおかしい)
人が通れなくなりますよ。
Re:喉元過ぎればなんとやら (スコア:1)
それはそれで
ありえねー
だと思います
Re:「破壊された」って...だめじゃん。 (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:『いいかい、自由な国家は大量破壊兵器なんて開発しない。』 (スコア:1, すばらしい洞察)