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ピューリッツァー賞、Webメディアも選考対象に 24

ストーリー by hylom
ブログはNG、 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

新聞などの印刷メディアでの報道や文学、作曲に与えられる、米国でもっとも権威のある賞であるピューリッツァー賞が、今年からWebメディアも選考対象にすると発表した

TechCrunchの記事によると、「応募媒体は紙、もしくはオンライン媒体で週1回以上発行されており、独自の取材に基づく報道を行っているもの」とのことだ。

これは米国でオンライン媒体がより影響力を増しているためで、プレスリリースでは「2006年以降、新聞社のWebサイトもピューリッツァー賞の対象となっていたが、オンライン専門の新聞社は対象になっていなかったため」と説明されている。

米国では最近マスコミ大手であるトリビューン社が破産を申請したといったニュースもあった。マスメディアの主役が新聞からネットへと入れ替わりつつあることを示す、象徴的な出来事ではないだろうか。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by gesaku (7381) on 2008年12月09日 19時11分 (#1470262)
    インターネットはインターネットであって、マスメディアには成り得ないと思います。
    なぜならマスメディアを構成する要素のすべてを持っているわけではないから。

    唯一インターネットがマスメディアより優れているのは情報の伝達能力だけです。これは受け手同士のやり取りも含みます。
    しかしマスメディアもその部分を収益のよりどころとしてきたわけで、減収減益は当然の結果だと考えます。

    取材能力というものは(悪く言えば)単なる電線の集まりであるインターネットには皆無なわけですから、
    記事に付加価値を付け、その部分を生かした収益構造に変えていくというのも一つの道でしょう。

    #自社のwebで記事がダタで見れちゃうのはやっぱりもったいないと思うgesaku
    • by Anonymous Coward
      >インターネットはインターネットであって、マスメディアには成り得ないと思います。

      インターネットはインフラであり、マスメディアと比較して言及すべき対象ではないと思います。

      >唯一インターネットがマスメディアより優れているのは情報の伝達能力だけです。これは受け手同士のやり取りも含みます。
      >しかしマスメディアもその部分を収益のよりどころとしてきたわけで、減収減益は当然の結果だと考えます。
      >
      >取材能力というものは(悪く言えば)単なる電線の集まりであるインターネットには皆無なわけですから、
      >記事に付加価値を付け、その部分を生かした収益構造に変えていくというのも一つの道でしょう。

      いくつかのプレスリリースに関わった経験がありますが、

      プレスリリースは既存マスメディアへの配慮多すぎワロタ

      それはあたりまーえー。
    • by Anonymous Coward
      インターネットの優れたところは 取材対象となっていた人(もしくは取材対象にすらならなかった人)が メディアの取材を通さず、直接情報を発信できるところだと思います。 取材能力とおっしゃいますが その「取材」という行為を挟む事自体が マスメディアの問題なのではないでしょうか?
      • Re: (スコア:0, オフトピック)

        by Anonymous Coward
        どうしてメディアとしてのマスコミとインフラとしてのネットは違うって言ってるのに、それをまたごっちゃにしようとするの?

        メディアを全てひっくるめて両断しちゃだめだと思います。日本の腐れマスコミだけがメディアじゃないです。
        個人だってメディアだって発信する情報が確かであるという確信を得なきゃいけないと、ジャーナリストでなくても思うでしょう?その情報が正しいという確信は主に取材で得る訳で、それを端折ってはいけない。
        自分から出てくるものだって、他人から出てくるものだって、事実を提示する行為は一緒ですよ。裏をちゃんと取らなければただのガセでしょう?
      • by Anonymous Coward
        そのおかげで、けっきょくは情報は膨大な数のゴミに埋もれてしまうわけですが。

        ウソをウソと見抜くことができれば大丈夫だって?
        俺にはとてもそんな自信はないけどな。
        オレオレ詐欺だって、自分は大丈夫と思ってる人がひっかかってるんだよ。
    • by Anonymous Coward
      テレビも新聞もネットもぜーんぶ、メディアであって、それ自体にはたいした意味は無いがそれがマスに向けて開かれているって点では一緒ですよね。インターネットがただの電線の集まりであるのと同じく、テレビはただの電波だし新聞は尻拭き紙です。どれもそれに情報が乗せられて意味があるものです。
      テレビと新聞は取材に要した費用を回収するモデルがしっかりある(最近思いっきり揺らいでいますが)ので取材に金を使えますが、ネット系ではそこがまだ弱いだけかと思います。(あと既存メディアの取材もテキトーじゃないかって言う批判もありますが。)果たしてこれからこの点が強くなれるかでしょうね。
  • 新聞紙 (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2008年12月09日 19時42分 (#1470280)

    マスメディアの主役が新聞からネットへと入れ替わりつつあることを示す、
    なにやら「新聞」と「新聞紙」が混同されているような気がします。

    新聞=新聞紙だった時代が終わろうとしているってことかな。
    • Re:新聞紙 (スコア:2, 興味深い)

      by miishika (12648) on 2008年12月09日 23時32分 (#1470428) 日記
      ネットであっても他の媒体であっても、新聞社の息がかかっていれば何も変わりません。
      以前新聞の再販指定解除が検討された時に民放テレビ局が足並みを揃えて「宅配制度
      維持のために再販指定は継続すべき」とキャンペーンを展開したことを見ればよく
      分かります。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        経営権力を握っている老人たちは、自分たちが元気な間だけ延命するのに余念がないようですが、
        すでに年寄りにしか購読されていないという事実は、彼らの想像以上の速さで経営を悪化させていますね。
        最近の新聞社の赤字決算などを見ると、再販にしがみつくのも断末魔のあがきにすぎません。
        大部数を誇るところは、印刷機と配送ルートという設備の重さに耐えかねて潰れてしまうという指摘もあります。
        取材や記事の作成にあたっている現場の人は、その職場がいつまでもつかというのを考えるべき時期がきているのかもしれません。
    • by Anonymous Coward
      インターネット=コンピューターの時代も終わりました
    • by Anonymous Coward
      日本ではにゅーすぺーぱーからぺーぱーを取ったものはアイドルグループです。新聞ではありません。

      #「報道(news)=新聞(Newspaper)だった時代が終わろうとしているってことかな。」という意味だと思うけど。
  • by Anonymous Coward on 2008年12月10日 10時41分 (#1470585)
    ってX51.orgくらいじゃねーの?(ウソ)
    時事性の高い話題を扱うサイトを覗いて、
    事実をしっかり掴むために取材を行っているところがどれだけあるか。
    わりと立派な体裁の「ニュースサイト」も九割がた一時ソースは
    他ならぬテレビや新聞、雑誌だったりする以上、
    マスメディアvsインターネットという絵図は絵空事っしょ。
    全く別物としか思えない。
    良く言えば「マスメディアとは違ったかたちのニュース伝達経路」であって
    代わりとしては考えないほうがよさげだ。

    もっとも天下の大新聞の一面三面記事が共同通信あたりの受け売りばかりになって久しく
    新聞屋の偉い人が上みたいなことヌカすの聞いたらムカつくだけだけども。

    新聞屋もニュースサイトの中の人も
    しょーもない「自分の考察」なんていいからまず現場に飛んでくれい。
    情報統制への対抗馬として草の根メディアというのはよく語られるが
    それは情報が生まれる現場をどれだけ多くの、いろんな考えを持つ人たちが「見たか」
    というところから出る発想であって
    草の根辿ったら全部共同通信がもとだった。じゃ単なる画一化にしかならん。
    •  ・明記されていれば警察発表、企業発表の鵜呑みでもかまわないので、
        とにかく近々に起きた出来事を網羅的かつ組織的に収集し、
        (ついでに流行や話題のアレコレにつていも適宜取り上げ、)
       ・適当な分量にまとめあげ、
       ・ブランケット判軽量紙24~32面ほどに短時間に印刷し、
       ・低価格で、
       ・自宅まで早朝に届く

      というメディアであれば、その担い手については何でもかまいません。

      とにかく新聞紙の一覧性は捨てがたいです。
      雑誌もネットも、とにかく一度に目に入る情報量が小さすぎます。

      現在の新聞の品質については色々言いたいこともありますが、
      コストパフォーマンスと上記のメディア特性は捨てがたいので、
      当面はお金を払い続けると思います。

      親コメント
  • by nim (10479) on 2008年12月10日 11時45分 (#1470610)
    語義から考えると、「マスメディア」=「大衆に届く媒体」だから
    ネットもマスメディアじゃん、と思っているあなた。
    それは違います。

    ネットはすべてつながっているのです。ネットは一つなのです。
    だから単数で「マスメディウム」と言うべきでしょう。

    # モノメディアという言葉が気になってしょうがないガンダム世代男性。
    • by Anonymous Coward
      ネットでも使い方次第だと思う。

      例えば、メールニュースみたいに情報自体を多人数に届ければマスメディアと言っても良いだろうし、完全にWeb上のサイトのみで完結していてユーザーから明示的に参照されない限りは何も伝わらないって状況ならマスメディアでは無いだろうし。

      問題はその間の段階も幾らでも有るって事とか、情報自体でなくポインタを渡しても情報自体と大きな差が出ない様に出来るってのか。

  • by Anonymous Coward on 2008年12月09日 17時18分 (#1470173)
    独自研究記事であふれているWikipediaが受賞するのは間違いないですね
    • by Anonymous Coward
      Wikipediaは独自研究をそれと分かる形で表現しているわけだから、自浄能力があるけど、大多数のマスコミは他社にすっぱ抜かれない限り捏造だってわからないわけだから、比べ物にならないな。

      独自研究とわざわざ註が入っているのに、そのバイアスが理解できないならリテラシが低すぎる。
      • by Anonymous Coward on 2008年12月09日 23時25分 (#1470423)
        Wikipediaに自浄能力があるなら、あれほど嘘記事が目につくはずはないのだが…?
        嘘だらけとは言わないが、自浄されてるとも言いがたいよ。
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2008年12月10日 8時18分 (#1470533)
          うちの専門のところとか、凄い間違ってるけど放置してある。
          Wikipediaは無駄に知名度高いからそれ鵜呑みにして来た奴をSPAMフィルタのように振り分けれるよ。

          #オフラインでは少しは独自研究してきてくれ。
          親コメント
          • by Anonymous Coward
            同じような馬鹿を量産するんですね。
          • by Anonymous Coward
            これは自分の使い方による部分が大きいけど、「知ってること」をわざわざWikipediaで見たりしないよね。
            よっぽど暇な時に暇つぶしで眺めたりするくらいで、普通に見るのは「知らないこと」「曖昧なこと」あたりを調べる時。

            だから、間違いを訂正できるはずのことには「気づかず」、間違いと判断できないことばかりを見てる気がする。

            もし多くの人にこういう傾向があったなら、間違いは指摘されず残りつづけるだろう。
  • by Anonymous Coward on 2008年12月09日 18時33分 (#1470236)
    http://www.pulitzer.org/images/timeline.jpg [pulitzer.org]
    いつの時代でも人間は図頭を写真に取ることが好きなのか
    • by Anonymous Coward
      1次元画像かと思った。
typodupeerror

ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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