「脳を強化する薬」の是非は? 99
ストーリー by nabeshin
食事、サプリメント、薬、(家庭)麻薬の境目 部門より
食事、サプリメント、薬、(家庭)麻薬の境目 部門より
insiderman 曰く
Nature誌に「思考力増強ドラッグの責任ある使い方」という論文が掲載されている。Wired Visionに日本語での解説記事があるが、これによると「責任能力がある成人は、薬による認識能力の増強を認められるべきだ」という結論の論文のようだ。
しかし、このような薬は麻薬と紙一重であり、副作用や依存性といった問題が考えられる。また、薬で能力を引き出すことは良いことなのか、という倫理的な問題もあるだろう。もしこのような「脳を強化する薬」があったとしたら、みなさんは使いたいだろうか?
数学オリンピック (スコア:3, 興味深い)
ドーピング検査が導入されたりするんでしょうかね
Re:数学オリンピック (スコア:1)
ルールになってなければ規則準拠、見つからなければ無問題
Re:数学オリンピック (スコア:1)
Re:数学オリンピック (スコア:1)
ポテトチップは主食です。
飴は薬です。
生産性(効率)向上=善とする価値観への疑問 (スコア:3, 興味深い)
ただ、私はそうした手段に頼ってでも生産性や効率を上げなければならないとする経済至上主義や競争原理に疑問を持っています。
#まあ、経済通からすればスローライフを提唱するイタリアは2流3流国で、日本人は中国人と低賃金競争を強いられ、それが嫌なら生産性を上げて高い賃金を得られる根拠を示せ、と脅され続けるのでしょうけど。
#仕事の水準を維持向上するために薬が必要として、その薬を仕事で得られた給料で買うんですよね?自己投資と言えば聞こえはいいですが、マッチポンプって言いませんか?それ。
##私が抗鬱薬や睡眠導入剤を必要としている理由は、「(それがないと)仕事がキツイから」です。ええ、マッチポンプ状態ですよ。
Re:生産性(効率)向上=善とする価値観への疑問 (スコア:1)
Re:生産性(効率)向上=善とする価値観への疑問 (スコア:1)
残念ながら、関係ありそうです。WIRED VISIONの記事にありますね。
>筆者の知り合いのほとんどはすでに週50時間働いており、友人や家族、生活のための時間を作るのに苦労している。
>仕事を失わないためにロボットのような人間になることは、誰も望んでいない。
>そこで、精神生物学を専門とするカリフォルニア大学サンタバーバラ校のMichael Gazzaniga教授に疑問をぶつけてみた。
>同氏は論説の執筆者に名を連ねている。
>「今でも既存の薬の使用によって、それらのすべてをこなすことはできる」とGazzaniga教授は答えた。
>「自分の目標を設定し、上司にいい加減にしろ!と言う限界を決めておくべきだ」
(上司にいい加減にしろ!という)限界まで働くのに(または限界を引き上げるため)に薬がいる、って話なんですから。
程々に働いて、程々の生活を営む選択肢を殺して、納期厳守、品質向上、ノルマ達成、24時間戦えますかと煽り続けてきたんです。
Re:生産性(効率)向上=善とする価値観への疑問 (スコア:1, 参考になる)
病人には、思慮ある発言しようぜ。
仕事の能率が上がるとすると (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:仕事の能率が上がるとすると (スコア:3, 興味深い)
(ブラック企業という定義の是非はともかく)
Re:仕事の能率が上がるとすると (スコア:1)
ちなみに、ヒロポンが禁止されたのは1951年。
今でも「仕事の疲れが取れるから」なんて吹き込まれてシャブに手を出してしまう人も居ますね。
Re:仕事の能率が上がるとすると (スコア:1, 興味深い)
ヒロポン(メタンフェタミン)は多めに注射するとラッシュ(快感、高揚感)が生じて
乱用されるというのが問題だったはず。軍隊で使う時は普通、
むやみに快感が得られないように経口投与ですね。
居眠り運転で事故を起こすのと、覚醒剤で捕まるのと、どっちがマシかな。
少なくとも米空軍は居眠りしながら飛行機を操縦されてもナニですから、
類似した薬効のある覚醒剤、アンフェタミンを処方してました。(今は別の薬)
乱用されない程度に。
Re:仕事の能率が上がるとすると (スコア:1)
「むちゃくちゃな使い方をしなきゃ」って前提が往々にして破られがちなので問題なんですな。
Re:仕事の能率が上がるとすると (スコア:1, すばらしい洞察)
どうしたら適切な用法用量にできるのか考えたほうがいいと思う。
たとえば、処方薬というシステムは、
国が認めて医師免許を出した医師による処方箋がなければ薬局で薬を買えないようにする
ことで、作用の強く用法用量が不適切だとマズいことになる薬を使えるようにするものです。
もし処方薬という制度がなければ、強く危険な薬が認可されず、
医師は、安全性が高めで効果が弱い大衆薬だけを使って治療することになって大変です。
用量を間違うと危険なので医師による投与のみが許されていた薬が、
決められた分量だけが投与されるように自動化された機械が開発されて、
患者本人が自分で投与できる処方薬になったものもあります。
覚醒剤についても、技術開発次第で、そうなる可能性もあるのではないでしょうか。
ちなみに・・・
日本ではADHD(注意欠陥・多動性障害)あるいはADD(注意欠陥障害)に対してリタリンの処方が認められていませんが、実際には医師が病名を誤魔化すことで多くの患者が処方を受けています。しかし、近年の乱用やマスコミの興味本位の報道によって、なかなか厳しい状況になりつつあります。病的というほどでもないが頭脳動労するのにはネックになる程度の軽度のADHD・ADDの人にとっては処方が打ち切られるなど、困ったことになっています。
Re:仕事の能率が上がるとすると (スコア:1)
1、営利目的での使用を禁止し、治療目的のみに限定する。
そうしないと一日48時間労働に歯止めが効かなくなるから。
Re:仕事の能率が上がるとすると (スコア:1)
And now for something completely different...
是非を問う前に (スコア:2, すばらしい洞察)
アルコールで、簡単に認識能力が低下する者より。
Re:是非を問う前に (スコア:1)
論議するより,みんなでこういうクスリをキメてから論議したら
いいんじゃないでしょうか.
Re:是非を問う前に (スコア:1)
ちーとはまともな議論しろと。
覚醒剤 (スコア:1)
Re:覚醒剤 (スコア:2, 参考になる)
WiredVisionより。
>大学生の約7%、科学者の最大20%がすでに、精神機能を高める目的で『リタリン』[製品名。
>成分名はメチルフェニデート]、『アデラール』[同上。アンフェタミン]といった薬を使用して
>いる(日本語版記事)。
アンフェタミンは覚せい剤そのものですし、リタリンも依存性が問題になっている薬品ですね。
Re:覚醒剤 (スコア:1)
依存性のある化学物質で、今日の私達の生活に不可欠(ないし重要)と思われるものは少なくないですが、判断能力を損なう特性のあるものについ同列に考えないほうがいいと思います。
#アルコールがそれに該当すると...
、
副作用が無いなら (スコア:1)
ただ、使い続けるかは費用対効果によるかな
#ACは価値ある発言してください
Re:副作用が無いなら (スコア:4, 興味深い)
その効果はすこぶるもので、朝の9時から夜の12時までずっとキーボードを叩き続けていました。
集中力が増すのですが、些細な言い回しも気になってしまい、とにかく詳細に書こうとしてしまいます。
あのときプログラムを書いていたなら、きっとコードの見た目の美しさ(インデントとか)にこだわっていたはず。
薬価としては微々たるものなので費用は安いと思います。副作用も用量を守れば何もないでしょう。
Re:副作用が無いなら (スコア:3, おもしろおかしい)
これはつまり、誰かが毎日私のごはんにリタリンを盛っていると考えるべきなのでしょうか。
Re:副作用が無いなら (スコア:2, 参考になる)
ので、健康な人が用量を守って服用することは不可能でしょう。
というか、乱用ダメ、絶対。
Re:副作用が無いなら (スコア:2, 参考になる)
その種の薬物であることを理解ください。
Re:副作用が無いなら (スコア:1)
また、依存性についての問題は重要ですね。
同成分のコンサータは、 小児用ADHD治療薬として確か去年認可されたと記憶してます。
溶解機構が異なり、時間に対してクリチカルでなくなったとか。
#合法ドラッグ呼ばわりされるのを嫌ったという側面もありますね。
Re:副作用が無いなら (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:副作用が無いなら (スコア:1, 興味深い)
>集中力が増すのですが、些細な言い回しも気になってしまい
はきちんと薬が効いている証拠でしょう。
ただ普通の人が服用すると薬効よりも副作用になってしまう実例でしょうか。
Re:副作用が無いもの (スコア:2, おもしろおかしい)
#完全オフトピでスマン。
Re:副作用が無いもの (スコア:1)
http://www.beverage.co.jp/product/carbonic/chikara.html
Re:副作用が無いもの (スコア:1)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1311272868 [yahoo.co.jp]
俯瞰しよう。何事も俯瞰しなくちゃ駄目だ。
責任能力のある成人 (スコア:1, すばらしい洞察)
責任能力に欠ける人が、この薬によって、責任能力を持つに至るなんてことは、ないのでしょうか。
Re:責任能力のある成人 (スコア:2, おもしろおかしい)
という話でなく、薬の力で出世(?)する、って話なんでしょうが。
Re:責任能力のある成人 (スコア:1)
>バカにつける薬の完成ですね。
スパゲッティプログラムを量産している「へっぽこプログラマー」にこの薬を処方すると、
あら不思議。綺麗なプログラムを書ける「スーパープログラマー」に早変わり!
……となるはずもなく、
24時間休みなくスパゲティプログラムを量産する、
「スーパーへっぽこプログラマ」になるオチだと思う。
Re:責任能力のある成人 (スコア:1, 興味深い)
責任能力に欠ける・・・その度合にもよりますが、
まず、正常な判断力を持たなければ、適切に服用することができません。
また、異常な判断力に対して注意力・集中力を強化しても、異常な判断を強化するだけです。
もちろん、注意力散漫で危なっかしい人に対しては、注意力を改善することで失敗は減るでしょう。
自己責任で適度にコントロールするならOK (スコア:1)
メリットとデメリットを比較してメリットが大きく、
他人に悪影響を与えず、自己責任でコントロール可能なら
積極的に行うべきと思う。
カエフィンもそういう用途で普通に使っているわけだし。
#アンフェタミン買おうと思ったけど、今は売ってないんだね。
Re:自己責任で適度にコントロールするならOK (スコア:1)
これらの薬は自分を制御不能にしてしまう可能性のあるものなのです.
私は自分でコントロールできるし大丈夫だから,という軽い気持ちで乱用が始まるのです.
お気をつけを・・・
#景気が悪くなるとこういう話が増えてくる...
薬で能力を引き出すことの是非 (スコア:1, 興味深い)
・まわりの大多数が使ってる
こんな状態になったら好むと好まざるとを問わず使わざるをえないんじゃ?
北京オリンピックでのSPEEDO社の水着のようなもんでないかと……。
覚醒剤の効き目 (スコア:1)
どちらかというと,そのような麻薬的イメージを持ってしまうのはなぜなんでしょうか...
同じメタンフェタミン系の薬剤であるヒロポンが(戦争中という状況下はありましたが)流通していたという事実もありますし,
そもそも仕事するための麻薬が広まるというのは日本独特のもの(上記の小説の解説曰く)だそうで...
# そこまでワーカホリックではないので非AC
そうじゃないだろう!
日本独特? (スコア:3, 興味深い)
マヤ・アステカ・インカでは、農作業に「コカの葉」を使っていました。
(高地で働くと酸欠で頭痛になります。コカの葉を噛むことで頭痛を誤魔化して畑を耕した)
# あと、飛脚がコカの葉を噛みながら走ってた筈。
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:日本独特? (スコア:1)
おお,なるほど.
てことは,それぞれの文明でなんらかの麻薬的存在はあったということですかね.
参考になりました...いいのかなぁ(苦笑)
そうじゃないだろう!
脳は精密機械なんですけど。 (スコア:1)
脳は精密機械なんです。
# オイルレス設計の機器に変な油を注して壊すような事、怖くてできません。
#(最低でも30~40年の運用実績がなければ試す気にもなりません。)
notice : I ignore an anonymous contribution.
好むと好まざるとにかかわらず (スコア:1)
Re:好むと好まざるとにかかわらず (スコア:1)
Re:わかりました (スコア:2, すばらしい洞察)
薬のように時間で切れることはない。
#「効果を安定して取り出すにはどうしたらよいか」っていう論点だけなら原発みたいだ。
Re:わかりました (スコア:1)
Re:わかりました (スコア:1)
wikipedia参照 [wikipedia.org]。
Re:アルジャーノンはどこ? (スコア:1, おもしろおかしい)