ページ内ジャンプ:

アレゲなニュースと雑談サイト

soaraによる 2009年01月25日 12時30分の掲載
商売にしていくって難しい部門より。

pongchang 曰く、

公正取引委員会から1月23日アニメーション産業に関する実態調査報告書(概要・報告書()・():いずれもPDF)が公開された。

著しく低い制作費を押しつけについては以前からの懸案であり、書面による契約などが行いにくい実情とあわせて、独占禁止法違反(優越的地位の乱用)や下請法違反に当たる可能性を指摘している。

発注内容の変更ややり直しについては、原作者・監督の意向やテレビ局の事情を理由としたものが目立ち、代金減額については製作委員会や発注元制作会社の予算や財務状況を理由としたものが目立ったとして、後者については受託制作会社の同意の有無を問わず,違反となる点に注意が必要と指摘している。

以前は、テレビで放送する以外、利用方法が乏しく著作権をテレビ局が単独で所有することが多かった。しかし、全体売上の40%をビデオ販売・ビデオ制作権利料が占めるなど、視聴方法が多様化し、制作委員会を介するなど、発注方法も複雑となる一方で、食品や玩具などのキャラクター使用料など、2次使用に拠る利益が多くなる傾向にある。

委員会方式では出資の有無にかかわらず配分を得られる元請制作会社は約4割に留まり、元請制作会社であっても、直接テレビ局から請け負っても2次使用料については5割超は配分を受けられない。このような実態について、元請制作会社の3割が不満があり、テレビ局が窓口業務の主体となることを一方的に要求することや、配当においても窓口手数料や「局印税」が高額であること、二次利用の促進に向けた活動が活発でないとの指摘があった。

関連ストーリー

表示オプション しきい値:
    • Anonymous Coward : 2009年01月25日 12時38分 (#1498251)

      PDFめんどくさい人へのコピペ

      アニメ制作に関する資金の流れ/(経済産業省)
      http://www.meti.go.jp/policy/media_contents/downloadfiles/kobetsugenjy... [meti.go.jp]
      スポンサー
       ↓
      5000万円 
       ├───→1000万 広告代理店
       ↓ 
      4000万円
       ├───→2000万 放送局(キー局)
       ↓ 
      2000万円
       ├───→1200万 放送局(地方局)
       ↓ 
      800万円
       ├───→数百万 元請けプロダクション ※実際の制作費は1000~1300万
       ↓ 
      下請け
       ├───→下請けプロダクション
       ├───→声優(30分アニメ1話) ※新人は8000円
       └───→アニメーター(月収)  ※原画なら動画より上

      • Anonymous Coward : 2009年01月25日 13時26分 (#1498281)

        > どこぞの業界の多重下請け構造と同じじゃね?

        ちゃうちゃう。

        元々のスポンサーが払ってるのは「アニメ制作費」じゃなくって「CM放映料」。
        当然、CM自体の制作費やネット放送を成立させるための諸経費を捻出する必要があるし、
        当該CMを対象となる視聴者により見てもらうための調査、企画検討や
        スポンサーの意向の反映を行っている広告代理店が役割に応じた配分を受けるのはある意味当然。

        それに、いまどきのコンテンツは委員会方式で作られることが多いから、
        二次使用での利益予測とそこから得られる配分や権利関係を
        制作費にも入れて考えることが多いから、CM放映料からの按分だけで
        コンテンツ作ってるわけでも無いしね。

        もしコンテンツの二次使用権を制作会社が留保するのであれば、
        そうじゃないケースと比べて発注金額が少なくなるのは当然でしょ。

        末端のアニメーター(の下にいる現場?)を判官贔屓するバイアスがかかってるのか、
        「いかにCMを見せるか」で発生している資金の流れを、
        全て「コンテンツ制作するための経費」と勘違いして見てる人がいるようだけどね。

        純粋にIT業界の下請け構造、という観点で比較検討するのであれば、
        スポンサーからではなく(放送局含む)製作委員会が発注する制作費自体の
        コンテンツの規模や品質に対しての多寡と、それが更に末端の現場に
        行くまでの按分で見なきゃだめでしょ。

      • 1個のコメント が現在のしきい値以下です。
  • Anonymous Coward : 2009年01月25日 14時32分 (#1498313)

    オーストラリアのゴールドコーストとブリスベンでいくつかDVD販売店を見てまわりました。

    ・DVDの棚が10~20個ぐらいあると、animation の棚がある。
    ・一般向けショッピングセンターだと、日本のアニメは一切おいておらず、それはいわゆるディズニーなどの棚。
    ・HMVやオーディオ・ビジュアル専門店だと、animation の棚以外に「ANIME」の棚がある。
    そこは日本製のアニメオンリーで、二つぐらい棚を占拠している(ドラゴンボールなどからほしのこえ、攻殻機動隊、月詠、ROD、Fate、などなど)。アダルトものは全然なし。
    ・暴力シーンを含むものについて、レーティングの区別はかなり厳しめ。ハルヒなんかも大人向けだったかな。
    アニメイトやとらのあなみたいな「アニメ・マンガグッズ専門店」は見つけられませんでした。
    外人さんが秋葉原にきて山ほどグッズやフィギュアを買って帰るのはそういうのに飢えているからかも。

    レコーダに週20本以上のアニメの予約が入っていて、その多くが深夜アニメで、大きなお友達向けという状況から考えると
    「そういう作品をただで見られる大きなお友達」がいちばんの利益を享受しているような気もします。
    収入の多く(大半?)をDVDや関連グッズの購入に当てる脚本家の倉田英之さん [wikipedia.org]ほどではないにせよ、俺ももっと買えばいいのかもしれません。

    #でもAIKa全部で50本 [hatena.ne.jp]は僕には無理です。

    • Anonymous Coward : 2009年01月25日 15時22分 (#1498338)
      海外へのライセンス料がスズメの涙ほどなので、商売上は利益どころか制作費の回収にも貢献していないそうです。つまり「輸出産業」にはなっていません。
      タダ同然でもライセンスするのは、海賊版が大手を振ってメジャーな販売網に乗るよりはマシ、あるいは、海外ライセンスの担当者の給料が出ればそれでいい、といった理由らしいです。

      聞くところによるとテレビシリーズ全話まとめて数百万円が相場だそうです。

      攻殻機動隊SACのように、あちらの資本が参加しているような、例外的な作品もありますけどね。
      • hishakuan (32621) : 2009年01月25日 18時31分 (#1498426) 日記

        ここ [jetro.go.jp]のリンク先のpdf18ページに、
        >大手配給会社がヨーロッパ市場全体での放映権をまとめて購入する場合が多い。(hishakuan略)1 エピソードにつき500 ユーロから5000 ユーロの間であり、通常は3000 ユーロ程度
        とある。
        1エピソードが何を指すかよく分からなかったのだけど、1話として1クールなら3000*13=39000ユーロ、Googleに聞いてみると大体450万円で仰るところに合致するか。ちなみに2008年5月に計算したときは650万円程で、これだと数百万円と言うには多すぎる気も。

    • Anonymous Coward : 2009年01月25日 15時05分 (#1498330)
      それ全部マッドマン・エンターテインメントの商品でしょ。マッドマンはアメリカのファニメーション・エンターテインメントから輸入していて、それに所属しているタレントの方が、日本の声優よりも金を貰ってる。
    • Re:輸出産業なのになあ。 (スコア:2, おもしろおかしい)

      okky (2487) : 2009年01月26日 0時27分 (#1498552) ホームページ 日記

      私の知る限り、入り口に緞帳のごとき分厚いカーテンがかかっていれば、中はほぼ間違いなく…

      # (アダルトショップを見つけられるかどうかの)運は天にあり
      # (年齢確認のための)パスポートはは胸にあり。
      # (店を発見できるかどうかの)手柄は足にあり。
      # 何時も敵(その国の流行)を掌にして合戦(品定め)すべし。疵つくことなし。
      ## 上杉謙信公、いい事言うなぁ。こんなくだらないものにまで、応用可能とは。

      --
      fjの教祖様
    • 3個のコメント が現在のしきい値以下です。
  • Anonymous Coward : 2009年01月25日 12時32分 (#1498247)

    出資会社だけで、下請け会社が文句言うと仕事が来なくなる。

    #みんなブログで苦言を吐いてるけどね

  • katuo_no_tataki (37552) : 2009年01月25日 13時23分 (#1498278)
    現場の動画作成を海外(k国など)に回してコスト削減している。若手アニメーターが足らないから、東京都は教科書 [tokyo.jp]まで作ってる。こっちも問題。
  • ハリウッドと違って日本ではクリエイターのユニオンが無いため、知識不足も加わって非常に経済的に弱い立場になってしまいますね。
    才能のある人は積極的にインターネットを使って作品の直接配信や直接課金の仕組みに移行すべきでしょう。
    しかしそうするにも指導的立場にあるクリエイターがいないので、まさしく現代の「農民は活かさず殺さず・・・(以下略)」となっているわけですね。

    こままではクリエイターの報酬が平均給与の10倍である中国に完敗することになるでしょう。
    とは言え、大金を掴んでしまうと作品が作れなくなってしまうというのもクリエイターのサガです。
    そこでクリエイターにはクリエイターの年金制度(引退したら年齢にかかわらずもらえるなど)が必要かと思います。

  • そろそろキャラクターものが一斉値下げする時期。
    子供に「キャラクターものはやめようね」と諭し続けた成果が実る時期でもあります。

    玩具などの消費最優先で原作の意向などを無視した企画でスタートし、結局微調整するハメになって
    自分たちの首をしめているのではないかなぁ、と推測。消費側ももう少し賢く品物を選ぶようにすれば、
    時間はかかっても良いものがきちんと作られる方向に...ってそんなの理想論ですよね。無理無理。

    #まぁ子供向けの話ですが。大友向けは社会に迷惑掛けない程度に静かに消費してもらえば良いかと。

  • T/O
    #あえて2ch風に書いてみた。

    --
    -- gonta --
    "May Macintosh be with you"
    • 基本的に、ですが。

      ・ソフト開発→工程ごとに工数を出してその工数に応じたお金を貰う。大体は人月単位で投入した人数と期間に単価をかけた物・場合によっては必要経費を親請けは支払う
      ・アニメ→納期までに決められた予算で制作を行う。投入した人数や期間、人件費の多少・かかって必要経費は考慮されない

      と言う感じになると思うのですが…

      但し、ソフト開発でも色々とあって、仕様決めから納品まで一本いくらで元請けが開発する場合(丸投げ)も結構ありますよ。そういうのは大抵は親請けの時点で予算が非常に限られてる物ですが、アニメ業界で問題なのは親請けに潤沢にお金が回ってるのに、直下の下請け・もしくは孫請け以下に相当する制作現場に必要最低限の予算すら回っていないのが常態化してる事ですよ。

      テレビアニメの黎明期に手塚治虫が契約をとるの表面上ダンピングして他社も追随してダンピングせざるを得なくなったのがきっかけ云々と言うのもわかりはしますが、問題は既にそこにはなくて元請けである制作委員会(の出資者)とテレビ局がカネも版権も独占してしまって口だけはうるさいので、
      アニメ制作で飛び交うお金は段違いに上がっているのに制作会社の制作費も殆ど上がらず制作会社や制作に携わった人が制作費が少ないのを独自の版権ビジネスで埋めようとしても版権ビジネス自体が元請けに独占されてるので身動きがとれないと言う現状は問題がある。と言う部分で違う訳ですよ。

      もっとわかりやすく書けば、
      昔「アトム」のお茶椀やソフビを売れば、制作会社である虫プロにお金が落ちたし、その金額決定権も虫プロに主導権があった。
      今普通のアニメのフィギュアを売れば、原作者やキャラクターデザイナーにいくらかのお金が落ちるけど、フィギュアを作るきっかけになった制作会社にお金が落ちるとは限らないし、落ちるとしても金額決定権が制作側にある場合は非常に少ない。

      私のこの分野での知見が狭いことを承知で書きますが、テレビで流れる映像コンテンツ制作でマトモな主導権を常時握っていられる立場を続けてるのは円谷・東映(の自社企画の一部作品)・ガイナックスと後数社程度しかないですよ。
      東京だけでもアニメ制作の一時下請けをやったり商品企画の段階からコミットしてる会社は数十社あると思いますが大半の会社は著作権を持っていなくて、
      その理由は親請けであるレーベル・おもちゃ会社・テレビ局などが取引関係上圧倒的に優位にあるから制作会社にお金や著作権の裁量を持たせないままに仕事を発注して取り分の大半を持っていく。
      下請け側も仕事を確保するために正当な配当を得られない契約でも呑まないと一瞬で倒産するのが分かってるので元請けが足下見ているのが取引慣習で当たり前になってる
      と言う事です。

      そういう意味ではソフト開発や電器製品でも(特にOEMで)結構あるとは思いますけど、それとは少し違うというかもっと酷いです。
      # トヨタの下請け工場がカネも納期も極限まで切り詰められて生かさず殺さずどころではない状況で仕事回すハメになってるのと似た構図ですよ。

      --
      --暮らしの中に修行あり。
      blogはじめました。 [hatena.ne.jp]
    • 2個のコメント が現在のしきい値以下です。
  • 宮崎駿も富野由悠季も恨み節たっぷりだったが
    真相は如何に??

    • Anonymous Coward : 2009年01月25日 15時59分 (#1498349)
      そういう宮崎駿先生は、アニメーターの待遇改善を求めて労働運動をやりましたが、
      学生の遊び半分お祭り気分の学生運動のような思慮の足りないものだったので、
      逆に、業界全体のアニメーターの待遇が大幅に悪くなってしまいました。

      宮崎駿先生はその反省から、ジブリではアニメーターを個人事業主による請負ではなく、
      社員として長期雇用しているそうですが、業界の全アニメーターに対しては対策なしです。
      しかも、著作権は二馬力という宮崎駿先生の個人的な著作権管理会社に持たせており、
      ジブリは実は宮崎駿の下請け作業をやる会社という実態が・・・。

      このあたりを評して押井守は・・・けっこう過激な例えをしていました。
    • Anonymous Coward : 2009年01月25日 13時42分 (#1498290)
      手塚治虫が居なかったら小銭すら稼げなかったんじゃないの
    • sadasan (29024) : 2009年01月25日 16時42分 (#1498375)
      故人に責任を押し付ければ楽だけど、
      氏が活躍された時代ならいざ知らず、
      経済大国を名乗る現代で
      今だ法的整備が全く成されていないなんて、
      企業側の意向だけが反映されて続けた
      結果だと考えるのが妥当でしょう。
      大体、彼のエピソードは何十年前の話ですか。

      アニメ製作現場だけではなく
      IT、小売業、全ての職場で言える筈。

      本来企業なんてのは、自社や経営者の利益の為なら
      国も人の命さえも省みないモノ。
      だから政府がある一定の縛りを付けるのが
      近代資本主義なのに、この国の政府は
      労働者を守るどころか真逆を走ってきた。

      地方じゃ600円台が当たり前の最低賃金"すら"
      公然と守られていないなんて、どこの発展途上国ですか。
      全国チェーン店でも、地方となると時給700円台
      なんて当たり前ですよ。田舎じゃリアルで600円台とか出してるところもある。

      ちょい話がずれましたが。
      アニメ産業が現代まで形を保てたのは、
      一重に現場の熱意と膨大な骸
      (社会的・生物学的な意味で)によるモノです。
      「おはようからおやすみまで、ほぼぶっ続けで
      働き続け月数万の報酬しか得られない生活」
      って、それなんて過労死・衰弱死へのチキンレースですか。

      アニメ製作現場と同じ理屈で賃金を下げ続けた結果が、
      内需萎縮なんですよねぇ。
      資本主義社会において、雇用を不安定化させて
      モノが売れないとか、最早脳に虫でも沸いているとしか思えません。
  • 「アニメーション制作進行くろみちゃん」っていうOVAがアニメ業界の実態を
    表しているいい資料なので観てみるといいよ。

  • いやまあ、昔は出していましたから「ある意味」間違ってはいないでしょう。
    ただ、エロに関わっているというだけで排除するなら実写、アニメ問わず多くの人がアウトだと思うのですが。
    私もこの手の業界のことはよく知らないのですがそういうので日銭を稼いでいるというのは良くある話ではないでしょうか?
    作品の要素の一つとしてエロは欠かせないというのもまた事実ですし。
  • >それはね、現場の人たち(の先輩たち)の責任なのよ。
    >どーみても食えないギャラなのに仕事を請けてきたのよ。
    >しかもギャラに見合わない、要求以上の仕事をしちゃてきたわけよ。
    >だから、それに頼った構造ができあがっちまったわけ。

    これはテレビ向けのアニメーションが始まった頃から言われている話ですね
    手塚治虫が「鉄腕アトム」を1本50数万円(普通のドラマと同程度)で請け負って、4~6人のスタッフで30分のアニメを週1で作成した。
    安くした理由は採算が取れないレベルに金額を設定すると、同業他社が入り込めないだろうと言う焦土戦術。
    結果、スタッフは過労で「ちょうちょうになる(意識朦朧でふらふらする)」瀕死状態の連続。
    この戦術は手塚治虫自身が「大失敗」と後悔していた。

    ここで本当に潰れていたら、手塚もアニメ製作費の見直しをテレビ局に訴えたのだろうが、運が悪い事にキャラクター商品が大ヒット。その版権料が別に入って来たのでプロダクションの経営は維持できた。結果、アニメの赤字を埋める事ができたので、アニメの1本の製作費は上がる事がなくそのまま・・・・

    でも、小学生の頃に近所のお姉ちゃん(オタクの走りだったんだろうな)が持ってたアニメ雑誌(板橋しゅうほうの漫画が載ってた)に、「売れっ子女性アニメーター●●さんは年収1200万円超えで、ランボルギーニで職場に通う」と言う記事があったのを覚えているのだが、あれって特異な事例だったのかな?

  • Anonymous Coward : 2009年01月26日 13時12分 (#1498824)

    ># 交渉戦術間違えると「もうTVでアニメやらなくてもいいや」ってことになったりして。

    鷹の爪団や、サンレッドのように、ニコニコ中心でいいよ。ってなりそうですな。
    てか、製作人数がすくなくても面白いものが作れる時代なんだから、
    「20分番組の作成で800万ももらえるならウハウハ」となるような製作方法を考える時代がきてるんじゃないですかねぇ。

  • Anonymous Coward : 2009年01月26日 21時48分 (#1499455)
    ok

    あなたは何の考えもなく否定だけした。
    ただで分析できるのは、ここまで。
  • 3個のコメント が現在のしきい値以下です。