Windows 7 では Live ID Sign-in Assistant でファイル共有可能に 36
共有したいと思うのはごく自然な心理 部門より
ある Anonymous Coward 曰く、
マイクロソフトは先日 Windows 7 向け Windows Live ID Sign-in Assistant 6.5 ベータ版をリリースした (ars technica記事, Microsoft のダウンロードページ) 。
Windows Live ID Sign-in Assistant 6.5 は Windows 7 のための Windows Live ID オンラインプロバイダであり、Windows Live ID と Windows 7 ユーザーアカウントを結びつけ、同一 Windows Live ID に結び付けられているコンピュータ同士でのファイル共有を可能にする。例えば Windows 7 HomeGroup を使っている場合、妻の Windows Live ID を指定し、妻とはファイルを共有しつつ子供とは共有しないといった設定も可能になるとのことだ。
本家 /. 記事では「家族の写真とかには使えても、それ以外の全てのファイルはダメに違いない。mp3、wma、wmv、mpegなどはログを取られ、全米レコード協会や映画協会に送りつけられるに決まってる」と皮肉るコメントが多く寄せられているようだが、「PC ユーザの大半にとってファイルシェアリングは日常であり、時代とともに自分の複数の PC やアカウント間でファイル共有したいと思う人が増えた。このような方向性は、ユーザのファイルへのアクセス等を制限したいというエンターテイメント業界の考え方とは相容れないものであるが、生き残りをかけているマイクロソフトは時代に沿った変化を余儀なくされている」といった興味深い見解も寄せられている。
共有 (スコア:2, おもしろおかしい)
妻とはファイルを共有しつつ嫁とは共有しないといった設定
はどうすればできますか><
Re:共有 (スコア:1)
一夫多妻制の国に移住する。
# 妻も嫁もいないのでID
Re:共有 (スコア:1)
正しくは
『妻とはファイルを共有しつつ嫁は共有しないといった設定』
ではなかろうか。
つまり、(リアル)妻とはファイル共有しつつも、(二次元)嫁は(リアル)妻の目に触れない様に隠しておく必要があると。
# MicroSDでも使え
## そのMicroSDをどこに隠せばいいんだ?
# 財布の中とか
## 毎日チェックされてる
# 携帯の中とか
## 毎日チェックされてる
# ・・・別れちまえ
Re:共有 (スコア:1)
>つまり、(リアル)妻とはファイル共有しつつも、(二次元)嫁は(リアル)妻の目に
>触れない様に隠しておく必要があると。
実現したら便利そうですね。
># MicroSDでも使え
MicroSoft Directory? これがその便利な機能の名前でしょうか?
-- う~ん、バッドノウハウ?
Re: (スコア:0)
脳内にいる方との共有ならこんなサービス使わなくてもいいんじゃ。
理解できなかった (スコア:2, すばらしい洞察)
リンク先を(英語だったので)読んでないからわからないだけかもしれませんが、
Windows Live ID と Windows 7 ユーザーアカウントを結びつけ、同一 Windows Live ID に結び付けられているコンピュータ同士でのファイル共有を可能にする。
この部分と
例えば Windows 7 HomeGroup を使っている場合、妻の Windows Live ID を指定し、妻とはファイルを共有しつつ子供とは共有しないといった設定も可能になるとのことだ。
この部分がうまく繋がりませんでした。
基本的に利用者が同じであるとみなす複数のコンピュータ同士での共有を目的としているが、別人でも指定して共有することは可能ということでしょうか?
Re:理解できなかった (スコア:3, 参考になる)
要は「新たなユーザー認証システム」と「それを利用したアプリケーション」ですね。
Active Directory が導入された同一ドメイン下であれば、PC1のユーザー名「WIFE」もPC2のユーザー名「WIFE」も、利用者が同じであることは保証できます。
ところが、ワークグループ環境では、個々のPCにはアカウントを勝手に適当に作れますから、PC1のユーザー名「WIFE」とPC2のユーザー名「WIFE」の利用者が同じである保証はどこにもない。ワークグループ環境では「認証されたユーザーからの接続」って概念が無いので、
ネットワークからのアクセスに対して「WIFEからのアクセスは無条件に許可」なんてことは出来ず、別途パスワードなんかで認証手続きを行う必要があります。
で、今回 Windows 7 のユーザーアカウントと Windows Live ID を紐づけることで、PCに対し「認証されたユーザーからのアクセス」が出来るようになった。
ただし、「認証されたユーザー」からの接続に対し、どういうサービスを提供するかはアプリケーション次第。
で、その機能を利用したアプリケーションとして、
Windows 7 で新たに導入されたファイル共有/認証システムである「Home Group」では、
Windows Live ID ベースでのアクセス許可が出せるようになった、ということです。
Re:理解できなかった (スコア:2, 参考になる)
現状、ワークグループ運用でファイル共有する場合、
・同一ユーザ名/同一パスワードで暗黙的に認証する
・ユーザ名とパスワードを明示的に入力する
・Guestユーザに共有を許可する
のいずれかで行っていたところに、
・アカウントに紐付けられたWindows Live IDで、暗黙的に認証する
という選択肢が加わるんじゃないかな
ファイル共有に関してだけは、あたかもWindows Liveドメイン(のようなもの)に参加しているのに近い状態?
ファイル共有だけじゃなく、リモートシャットダウンとか、ACL全般を拡張する仕組みだとうれしいけど、
さすがにそれはドメインサーバ立てて、ドメインで運用しろって言われそうだ
Re:理解できなかった (スコア:2, 参考になる)
>例えば Windows 7 HomeGroup を使っている場合、妻の Windows Live ID を指定し、
>妻とはファイルを共有しつつ子供とは共有しないといった設定も可能になるとのことだ。
は、不正確ですね。
Microsoft のダウンロードページを読むと、例として、以下の文章がありました。
つまり、「妻のWindows Live ID user name」となっています。たぶん、同一Windows Live IDで結んだ
コンピュータ群の内で、妻のuser nameを指定するのだと考えられます。ですから、
>基本的に利用者が同じであるとみなす複数のコンピュータ同士での共有を目的としているが、別人でも
>指定して共有することは可能ということでしょうか?
は、可能ということでしょうね。まだ、詳しいドキュメントを読んでないので、断言はしませんが。
要は、
とある通り、基本はWindows Live IDとuser accountをリンクさせたもの同士が共有出来るのでしょう。
Re:理解できなかった (スコア:2, 興味深い)
#1519640とどっちにぶら下げるか迷ったのですがこっちに。
(まだ推測ですが)つまり今までのユーザ名と同じようにWindows Live ID user nameを使用することができるようになるということですね。
そしてWindows Live ID user nameはコンピュータのuser accountとも結びついているので、同じWindows Live ID user nameならば違うコンピュータのアカウントでも紐付けができ、当然共有もできる、ということですかね。
どうせなら (スコア:2, おもしろおかしい)
Windowsの登録番号が同じだと、全ファイルが共有されてしまうという仕様にしてはどうか?
海賊版、不正使用撲滅の一助になると思うが。
Re:どうせなら (スコア:1)
さすがにそれは法治国家の企業としてまずいんじゃないでしょうか。
逆に窃盗幇助とか器物損壊とかそういうので訴えられそうな気もします。
シェアウェアかなんかで、クラックされたシリアルナンバーで登録したらHDDをフォーマットする仕掛けを作者が入れていて、大騒ぎになった事件がありませんでしたっけ?
それにボリュームライセンスとかもあるので、正規のユーザーに著しい損害を与える可能性が高いと思います。
Re:どうせなら (スコア:1, おもしろおかしい)
それ,ウィニーよりも便利じゃね?
シチュエーションが... (スコア:1)
妻とはファイルを共有しつつ子供とは共有しない
ピンと来ない。実例を添えて詳しく。
Re:シチュエーションが... (スコア:5, おもしろおかしい)
Re: (スコア:0)
> ピンと来ない。実例を添えて詳しく。
子供には見せられないようなお楽しみの写真とかですかね。
# クリスマスプレゼント何にしようかな?
前提が理解できない (スコア:1)
>PC ユーザの大半にとってファイルシェアリングは日常であり
本当かあ?大半のユーザーはそれこそ家族の写真やホームビデオが共有できれば十分なんじゃないの?
署名スパムがウザい?アカウント作って非表示に設定すればスッキリさ。
Re:前提が理解できない (スコア:1)
>>PC ユーザの大半にとってファイルシェアリングは日常であり
>本当かあ?大半のユーザーはそれこそ家族の写真やホームビデオが共有できれば十分なんじゃないの?
そうですね、少なくとも「PC ユーザの大半にとってファイルシェアリングは日常であり」と解釈した、
タレコミの人の英語力はおかしいですね。
本家 /. 記事の「興味深い見解」として取り上げていますが、原文は、以下の通りです。
a fact of lifeは、「厳しい事実、現実」を意味します。
つまり、「多くのユーザーにとって、ファイルシェアリングは厳しいのが現実である。」
と言っている過ぎないのですが、タレコミ人は「日常誰もがやること」のように解釈して
いるので、おかしくなるのです。
つまり、貴殿の言う通り、多くのユーザーは「事実上出来ないから」、ファイルシェアリング
なんて関係ありません、ということです。
Re:前提が理解できない (スコア:1)
いや、それもおかしい。「避けて通る事の出来ない現実」辺りが妥当な訳なのでは。自分から能動的に行っているかどうかは別として、「何らかの形で利用している」と解釈するのが正しいかと。
しかし問題のコメントの全文を意訳すれば「日常であり」でもそうおかしくない。fact of lifeだけ取り出すとおかしいですが。
署名スパムがウザい?アカウント作って非表示に設定すればスッキリさ。
Re: (スコア:0)
どっちみち/.(Jでなくても)ユーザが「PCユーザの大半」について語っている時点で
認識の誤りが保証されているので、細かな議論は無意味。
Re:前提が理解できない (スコア:1)
そんなことないよ。ちゃんともとの話(原文)の流れをしっかり要約できてる思うよ。 ここで「事実上できない」なんて読み方したら、話がめちゃくちゃになってしまう。 一文だけ取り出すんじゃなくて、全体を読みましょうよ。
# 英語はいつでも勉強中なんで気になって調べてみました。
Re: (スコア:0)
Websterにはそんなこと書いてないですね。
http://www.merriam-webster.com/dictionary/fact%20of%20life [merriam-webster.com]
無視できない厳然たる事実、といった程度の意味しかないようです。
そもそも、原文で "...the majority of PC users." の次にある文は "People share their files, not only documents and music, but also video files." であり、現在形で「人々は文書や音楽のみならずビデオファイルも共有して“いる”」と書かれているのですから、厳しいと解釈する余地は無いでしょう。
Re:前提が理解できない (スコア:1)
私は、http://idioms.thefreedictionary.com/a+fact+of+life [thefreedictionary.com]
を愛用しているのですが.
an unpleasant fact or situation which people accept because they cannot change it
と、unpleasantが入っているのですが、辞書によって感覚が随分違いますね。
Re:前提が理解できない (スコア:1)
今回の場合は、「面倒臭いけど仕様がない」ってことです。
Re:前提が理解できない (スコア:1)
「Windows Live ID」「ファイルシェアリング」と聞いて、インターネット越しのP2Pなファイル共有とか、そういう方向を想像してる人が多いような気がします。
そうではなくて、今回のストーリーは家庭内LANでのPC間のファイル共有の話ですね。
家庭内LANを導入する理由としては「インターネット接続の共有」と「ファイル共有」ってのが2本柱じゃないかな。
まあ、最近は前者の方が比重が多そうですが、最近NASが流行ってるってことはそれだけファイル共有の需要もあるってことですね。
ファイル共有の便利さを知ったが故に、「一度LANを入れたら、もうスタンドアロンな環境には戻れない」って言われることはよくある話で。
読みにくい (スコア:0)
Windowsという言葉が10回も使われている。
Re:読みにくい (スコア:1)
XPやVistaはそれだけで通じるが、「7」じゃ何のことか分からんしなぁ……
Re: (スコア:0)
7 て言ったらこれ [tv-tokyo.co.jp]しかないでしょ
Re:読みにくい (スコア:2)
ウルトラな方 [wikipedia.org]かと思いました。
え?MACですか?MAC用にはX [sevenx.jp]がありますよ。
◆IZUMI162i6 [mailto]
Re: (スコア:0)
マカーには「X」で通じるのにね
# 別の人たちにも別の意味で通じるが
Re: (スコア:0)
やるな 7!
「開いててよかった!
Re: (スコア:0)
これのことかな? (スコア:0)
PC Watchのレビュー記事 [impress.co.jp]
メッセンジャーの共有フォルダを自分のPC間で使えるようにした感じなのかなぁ?
Re:これのことかな? (スコア:2, 参考になる)
既存のWindows のLANでのファイル共有の認証を Windows Live でも行えるようにしただけでしょう。
Windows Live Sync はP2Pベースの同期共有ツールなので完全に別物です。
Messenger の共有は Live Sync と同様の同期システムでしたが、このあいだの
バージョンアップで廃止になりました
Microsoft はさらに Live Mesh という別機構の共有システムも作ってます。
Re: (スコア:0)
今回のと、Live Sync、同Mesh、同Sky Driveと
都合4つのファイル共有ソリューションになるんですかね。
どれもベースとなる技術が異なるとはいえ
自分にとっては、各々の違いや概要を把握するのが
そろそろ困難になってきました。
これに限らずWindowsLiveの各サービスは
微妙に似て非なる物が多い気がするのが気のせいでしょうか。
Re:これのことかな? (スコア:2, 参考になる)
MSは競合技術を社内で複数たてますからねぇ
Sign-in Assistant: これは単なる認証機構の拡張なので別枠でしょう
SkyDrive: オンラインストレージサービス
LiveSync: P2P共有アプリ。他社から買ったものをMS化完了
LiveMesh: P2P共有+オンラインストレージのフレームワーク
SkyDrive は、わりと単純に、Yahoo 他各社のサービスへの対抗で始めたものだと思います。
LiveSync は今後に必要な技術ってことで買ってきたのでしょう。認証が Live なだけで
本質はローカルアプリです。
単なるアプリの LiveSync とは違って、LiveMesh はフレームワークで、その上で
動作する独自のユーザアプリが開発可能な次世代用の中核技術の一つという位置づけになってます。
既にSDKも配布開始してます。たぶんOS屋さんとしてのMS的には、独自に書き起こしたこれが
本命だと思われます。