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医療

新型インフルエンザ、発症7日以内に治療した患者の大半は回復する 35

ストーリー by hylom
疑わしい症状が出たら病院へどうぞ 部門より

vn 曰く

メキシコ市内の病院で新型インフルエンザの治療にあたる医師が、発症後7日以内に治療を受けた患者は大半が回復していると語った(朝日新聞の記事)。

国立呼吸器系疾患研究所付属病院のアンハラ・イゲラ感染症部長は、朝日新聞の電話インタビューに対し、死亡例の大半はただの風邪だと思い医療機関に受診しなかった人たちだと語った。15日間を過ぎるまで治療を受けなかった人の96%が死亡している。この病院では新型インフル症例を国内最大規模で扱っているが、知識が広まった結果として受診が遅れるケースが減り、ここ数日間は死者が出ていない。

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  • >疑わしい症状が出たら病院へどうぞ部門より。

    違います。
    まず、相談窓口に連絡してください。
    直接医療機関の受診は、しないようにしましょう。

    相談窓口 [mhlw.go.jp]

    • by Anonymous Coward

      その通りですね。
      なのに新型インフルエンザ患者を間違えて診療するという「医療ミス」によって患者が殺されるのを防ぐために正しく診療拒否している医者がマスゴミに叩かれている始末で、まったく話になりません。

      • by Anonymous Coward on 2009年05月07日 16時40分 (#1560501)

        正しく診療拒否している医者が

        新型インフルエンザ相談窓口に相談した上で「海外渡航歴もないし、その他の状況から見ても新型インフルエンザではなさそう」という結論を持って医者に行った人が診療拒否をされていると言うのに...。
        熱が出ても新型インフルエンザなら診てもらえて、そうでなかったら診てもらえない。
        診療拒否が原因で(新型インフルエンザ以外の病気で)死ぬ人が出ないとダメなのかな。

        # ちなみに、医師の診療拒否は法律違反です(医師法19条だっけ?)。
        # 今回の件で診療拒否を認めるなら「熱が出たら全て特別に設えた発熱外来へ」というルールを作らなきゃ。

        親コメント
        • by Anonymous Coward
          > 新型インフルエンザ相談窓口に相談した上で「海外渡航歴もないし、その他の状況から見ても...
          いうのは、診療拒否された人の一部です。この場合の医者は厳しく処罰すべきとはおもいますが、
          いきなり受診しにいった人に、「まずインフルエンザ相談窓口に相談してから」というのは妥当に
          思います。
           これ、今回はそれほど重傷化しない例がほとんどなので割りと落ち着いていますが、
          強毒性であった場合にはパニック状になりますので、「なるべく発熱外来へ」といいつつ
          無視して病院行った人も診療拒否してはいけないという前例を作ってしまうと、すなおに発熱外来に
          行く人が減ってしまうことが懸念されます。
           パニック心理のときに、あれこれ条件を判断して行き先を考慮しろなんてむりです。フェーズ5から
          フェーズ6のある段階で、「発熱者はまずンフルエンザ相談窓口で相談して、発熱外来か一般かに
          振り分ける。いきなり一般へは拒否しても可。」とルール化したほうがいいとおもいます。
          潜伏期間が長めなので渡航者から先に症状がでるとは限らないですし。
  • 元気な人は早々に治る、7日間も自宅で寝ていれば内服しなくても治る。
    現に、麻疹に薬はない。熱さまし+食べられなければ点滴くらい手が無い。自宅で寝ていてもらって10日間位で登校許可となるのが大方の例である。
    後天性免疫不全症候群などの基礎疾患があったり、細菌性肺炎を併発しなければ、15日間も罹患状態から離脱しないなど、想定しにくい。「ハイリスク患者 [nih.go.jp]」が重症の中心とみていいのではなかろうか。
    これから雨季の季節を迎える中米、熱帯では雨季に流感が流行るし平行してデング熱などより重篤な感冒様症状を呈する疾患が勢いを増す。ニュースが無いから平穏なのかとも思えない。コロンビアやエルサルバドル以外の未報告の国々の動静はメキシコ以上に医療へのアクセスが乏しいだろうし、有耶無耶に終わるだろう。この時期を前に2006年パナマ政府 [aichi.jp]が配布した風邪薬がパッチもんだった悲劇もあった。今後の解析が待たれる。
    • おそらくイゲラ医師の言う15日以上の患者というのは、7日前後で治った人は
      ほとんど意識に入っていないのでしょう。国立研究所付属病院に運ばれてくるほど
      病状が悪い人で、なおかつ15日以上前から熱が出ている人というのは、肺炎などを
      併発してから何日も悪化している人が多い。それゆえ96%もの割合で亡くなって
      しまったが、今はそういう症例自体が減っている、ということだと思います。
      親コメント
    • >後天性免疫不全症候群などの基礎疾患があったり、細菌性肺炎を併発しなければ、
      >15日間も罹患状態から離脱しないなど、想定しにくい。
      >「ハイリスク患者」が重症の中心とみていいのではなかろうか。

       そう思いたいところなのですが、初期のメキシコでのニュースでは、死亡したのは
      若くて健康な成人が多かったという報告がありました。
       免疫機構が活発なほど危険なのか、健康だと発熱も高くなく風邪と区別付かない、
      投薬治療などで完全に治さないと危険、など等、可能性はいくらでも言えますが、
      決して健康だから安全とは言い切れない模様です。

       もう少しして、全体的な統計情報がまとまってから判断してもよろしいのでは。

      親コメント
      • >若くて健康な成人が多かったという報告がありました。

        それこえーな、アラフォーで不健康な人は入るのでしょうか?
        まぁ、様子見ですな。
        患者1000人じゃサンプル数少なすぎる。

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      • by Anonymous Coward on 2009年05月07日 22時01分 (#1560742)

        若くて健康な成人ほど、なかなか病院いかないから。

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      • by Anonymous Coward
        サイトカインストームでググったら?
        • サイトカインストーム説は「魅力」だが、やっぱり、無くなった方々の背景がハッキリするまで、待ちたいと思う。しっかりした病歴が掴めているのが3例 [nih.go.jp]とか聞くと。
          それに、ウイルスの変異は乏しい [yomiuri.co.jp]のにより若い、NYやNZの高校生は元気。
          ティファナの青壮年の一般人口の1% [sciencedaily.com]、静脈注射常用者の4%が後天性免疫不全症候群に冒されている。
          クォンティフェロン [kekkaku.gr.jp]という検査をすると過去ないし現在の結核感染が67% [sciencedaily.com]の静脈注射常用者に認められる。それこそ、「ハイリスク」患者では無かろうか?
          子どもや老人はそういうのにまだ手が届いていないか、知らずに過ごしたせいかもしれない。
          親コメント
        •  インフルエンザによる死亡原因の一つとしては知っていますが、
          今回のインフルAによる死者の主原因が、サイトカインストーム
          であるとは、まだ確定していないはずです。
          (まぁ、元記事の症状説明だと、真っ先に連想しますが)

           メキシコで「健康な若者」が多く死亡したという報道の続報も、
          本件の元記事ではあまり触れていませんし、この報告からは
          ・若い人がり患しやすい      
          ・医療アクセスの悪い人は悪化する 
          ・悪化すると死亡率が高い     
          →若い人が多く死亡する(健康状態にかかわらず)
           という流れかと。

          #まあ、「タミフルが効かない」病気を持っていると現状対策が無い事と
          #死亡するのは「タミフルが効かない」人ってのは別と言いたかったわけで。

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    • ラジオのニュースによると、メキシコでは特に貧困層を中心に、余程悪化しなければ病院に行かない人が多い。仕事せざるを得ない人さえいる。それでインフルエンザごときでは病院に行かなかった。しかし寝ていても直らず、重症になってから医者に行く。それで死亡率が高かった。

      新型だと判るのに時間がかかったのは、元々季節性のインフルエンザで死ぬというのがちっとも珍しくなかったから。
      親コメント
      • by Anonymous Coward

        アメリカでも若年の発症が多いからまるで断定はできないですね。
        過去の傾向と比較して、だから過去にも貧困層は当然いるわけだし

    • by Anonymous Coward
      インフルエンザって「引く」っていうんですかね?
  • by Anonymous Coward on 2009年05月07日 16時05分 (#1560466)

    でもこれが今更でない人が日本人でも大半なんだから、科学知識の欠如ってあまりにも普遍的なものなんだなと思う。
    だってここですら「疑わしい症状が出たら病院へどうぞ部門」だしな。
    そりゃメキシコ料理屋が怖いとか思われるわな。

    • by Anonymous Coward on 2009年05月07日 17時15分 (#1560529)

      どこにぶら下げようかと思ったけどここに。

      新型インフルエンザに関する騒動は、全体的に情報が末端(個人)にまで正しく伝わってないことが多いように思います。客観的に見て情報提供側(WHOその他)は情報を正しく伝えようと(正しい情報を発信)しているように思いますが、マスメディアの解説ミスや個人の勝手な思い込みなどで、認識に差があるようです。

      例えば「弱毒性」という単語を「感染力も低く、発症時の症状も(数年来の季節型インフルエンザと比べて)軽い」と誤解している人が多いことが気になります。実際、結果的に今回の新型インフルエンザは症状自体も季節型インフルエンザと同等か軽い場合があったようですが、それはごく最近になって判ったことです。
      フェーズ4に上がるか?5か?と騒がれてた頃は情報が錯綜していた段階なので症例についても詳しく判っていなかったわけですが、その頃から「弱毒性なんでしょ?騒ぎすぎ」「発症しても普通のインフルエンザでしょ?外出時はマスクしろとかうちの会社の人事部は何様のつもりなんだ」といった意見を耳にしてました。

      新型なので抗体を持ってない人が多い≒感染&発症する人が多い≒強毒性に変異する機会が増える・H5N1と混ざる機会が増える という観点から、例え重篤化しないとしても感染拡大を抑えることが大事なことなのに、「普通のインフルでそうそう死にゃしないんだから患ったら病院行って薬もらっておけばおk」「医療も発達してるんだしインフルくらいどうってことない」と割と思考停止気味な持論を持ってる方が多い様に思います。私の周りだけであれば良いのですが。

      またフェーズに関しても「死亡率が何%超えたらフェーズ6になるの?」とか「10万人感染したらフェーズ8くらい?」とか「致死率低いんだったらフェーズ2とか3が妥当じゃないの?」といったトンデモな発言をする人も少なくありません。

      「この世の終わりだ」みたく騒ぐのはさすがに間違ってると思いますが、強毒性と言われる鳥インフルH5N1もくすぶっている昨今、きちんと警戒しておくことは悪くないことだと思います。

      私自身も事態を過大評価して過敏になってる面もあるかと思います。反論大歓迎です。

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      • by FRAGILE (8034) on 2009年05月07日 17時30分 (#1560541)

        >「弱毒性なんでしょ?騒ぎすぎ」

        これは評論家?の江川紹子氏がテレビ番組で発言していましたね。「毎年1万人亡くなっているんだから」とも。

        弱毒性についてはNHKのニュースが丁寧な解説をしていましたが、民放はワイドショーがコメンテーターに勝手に喋らせて流言飛語が飛び交っていたような印象があります。

        ようやく軌道修正されてきたような気もしますが、「落ち着いて行動しよう」というのであれば、メディア側も「正しい情報」をきちんと整理して伝える(誤解を解くという意味での正しさも含めて)ことに徹しても良いのではないでしょうか。

        そうしたメディアのあり方についての検証があまりなされていないのが気になります。今回の件などはメディア側に申し入れをする役割として学会などは機能しないのでしょうか?

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      • by Anonymous Coward on 2009年05月07日 18時12分 (#1560568)
        > 強毒性に変異する機会が増える・H5N1と混ざる機会が増える
        に反応しちゃいますけど、国立感染症研究所の田代真人氏が「病原性が若干強くなる可能性は否定できないけれども、強毒型のウイルスに変化する可能性はまったくありません」と言ってるのになぜそんな空想を語るのでしょう。素人は素人らしく専門家を意見を聞くべきでしょう。強毒性に変わる可能性を言ってる専門家もいるようなので、複数の意見を参考に聞いておくのがベストだと思います。
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        • by Anonymous Coward

          そんなに高確率で変わる可能性があるなら、季節性がとっくに猛威を振るってる筈だよな。

          • by pongchang (31613) on 2009年05月07日 19時19分 (#1560615) 日記
            季節型の話をすると、墨帰りの加ブリティッシュコロンビア州(バンクーバーの辺り)のインフルエンザA陽性を調べると、半分が香港 [goo.ne.jp](H3N2 [npr.org])なんだそうだが、それがカナダで2月までみられていた香港型とは変異 [sasayama.or.jp]しているそうだ。
            H3N2 [webry.info]だから解き放つというのに妥当性があるか否か今後気を配る必要がある。今季08/09シーズンのH3N2ワクチンは流行株と抗原性に違いが無かったが、今回のカナダの報告を観るに、ワクチンの効きにくい抗原性の変化があるように思われるからだ。
            日本でも国内で山形だったりビクトリア [nih.go.jp]だったり、多重の波が押し寄せる可能性も秘めている。ことは今現在でもB型で学級閉鎖 [shinmai.co.jp]が日本国内で見られることでもご理解いただけると思う。
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        • by Anonymous Coward

          強毒型のウイルスに変化する可能性はまったくありません

          それはよかった。ついでに聞いておきたいんですが、H5N1 の高病原性鳥インフルエンザが H1N1 のインフルエンザA のヒトからヒトへの感染能力を取り込む可能性はどのくらいですか?

          • 「取り込む」可能性はあまりない、と思われます。というのは、高病原性かどうかを決めるのも、またトリとヒトのどちらに感染するのかを決めるのも、どちらも赤血球凝集素(ヘマグルチニン、HA)の機能だからです。なので、抗原シフト [wikipedia.org]の形(「トリとヒトのウイルスがブタの体内で組み変わって〜」というパターン)で、別のタイプのヒトインフルエンザウイルスにそのHAが取り込まれても、そのウイルスが「高病原性でトリを宿主とするウイルス」になる、ということになります。

            なので高病原性トリインフルエンザから新型のインフルエンザウイルスが出現する場合のシナリオとしては、どこかで「HAの連続的変異を起こす」ことが必要だと考えられてます。仮にトリの体内で、たまたまそういう変異を起こしたウイルスが出現したとしても、その変異ウイルスはトリの体内では増えることができませんので、淘汰されてしまい生き残りません。しかし、これが(濃密なトリとの接触で感染した)ヒトやブタ(トリ、ヒト両方のタイプの受容体を持つ)の体内で出現すると、それらの体内でむしろ有利に増殖でき……これが、新型出現の重要なリスクになると考えられてるわけです。

            仮にヒトに高病原性トリインフルエンザウイルスとヒトインフルエンザウイルスの両方が同時に複合感染を起こした場合、本来ならばヒトの細胞に感染しにくく増殖しにくいトリインフルエンザウイルスの増殖が助けられ、体内に長く残り続けるのではないかという危険性を指摘している研究者がいます。もしそれが本当ならば、トリインフルエンザが変異するチャンスが増えることになり、より危険な新型発生のリスクも上がるのではないかとも言われている、というわけです。

            この、最後の部分については、実際のところどの程度の可能性があるかは判らないとしか言いようがないのですが、もし起こってからでは手遅れですので…。
            親コメント
          • by Anonymous Coward
             インドネシアでは既にこういう状況 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090429-OYT1T00073.htm [yomiuri.co.jp] ですから、インドネシアで持続的感染が発生するようになると、強毒型のインフルエンザが発生する危険度はかなり上がるでしょうね。
      • by Anonymous Coward on 2009年05月07日 18時24分 (#1560576)
        >普通のインフルでそうそう死にゃしないんだから患ったら病院行って薬もらっておけばおk

        どのインフルエンザにも高熱が出てからでは、タミフルやリレンザは効きません。
        日本でも、普通のインフルエンザで毎年1万人〜3万人程度が亡くなっています。

        >強毒性に変異する機会が増える

        WHOの見解として、強毒性に変化する可能性はないという話が出ています。

        マスクは感染防止には、しないよりはマシな程度で、感染した人がバラ巻くのを防ぐ為のものです。
        親コメント
        • 俺がマスクしてるのはイネ科花粉症だからであって新型インフルエンザを恐れているからではないのである、と書いた看板を下げておきたい今日この頃だったりするのです。

          それでも、4000万人から殺したスペイン風邪は弱毒性だった、ってことだけでもナメてかかれないのは明らかですが。ていうか、弱毒・強毒と病気としてのヤバさとはあんまり関係ないわけで。日常用語じゃないんだから字面だけで判断しちゃダメです。

          --
          Jubilee
          親コメント
        • by Anonymous Coward
          > 「マスクは感染防止には、しないよりはマシな程度で、...」
          ってよく聞かれますが、一般のマスクにはフィルタの役目より湿度を保ち粘膜を保護する機能の
          ほうが意味があるとおもっています。
           「完全には防ぐことはできないにしても、しないより良い」くらいかと。 

           それと、TVで散見されたのですが、鼻を出して口だけにマスクしている人がいますね。マスクの
          意味がないって。
           不必要にフィルタ性能を高くすると息苦しくて、鼻を出したり外してしまったりしがちです。
          一般の予防程度でしたら、隙間ができずにかつ楽に呼吸をできるものを選択したほうがいいです。
      • by Anonymous Coward

        私の周りにはそんなこという人いないや。
        学歴高いからかな。

    • by Anonymous Coward
      どこらへんが当然なのか教えてください。
  • by Anonymous Coward on 2009年05月07日 20時11分 (#1560663)
    インフルエンザを押す
    • by Anonymous Coward
      コントと言えば
      police squadの最後の乱闘?シーンで

      ナイフを持ってるわ!!!
      ピカソを持ってるわ!!!
      水疱瘡を持ってるわ!!!


      って文字に起こすとハトヨメみたい
typodupeerror

アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家

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