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メディア

オリコンの雑誌コメント訴訟、オリコン側が請求放棄 59

ストーリー by hylom
決着 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

オリコンがフリージャーナリスト烏賀陽氏に対して起こしていた損害賠償請求訴訟ですが、一転、オリコン側が請求を放棄し、和解が成立したそうです。asahi.comの記事によれば、

音楽チャートの統計手法をめぐる雑誌記事のコメントで名誉を傷つけられたとして、音楽市場調査会社「オリコン」(東京都港区)が、コメントをしたフリージャーナリストの烏賀陽(うがや)弘道さん(46)に賠償を求めた訴訟は3日、オリコン側が請求を放棄して東京高裁(奥田隆文裁判長)で和解が成立した。一審・東京地裁はオリコン側の5千万円の請求を一部認め、100万円を支払うよう烏賀陽さんに命じたが、烏賀陽さんの実質的な逆転勝訴で裁判が終了した。

和解を受けて烏賀陽さんは「裁判は、言論封じが目的の嫌がらせだった。オリコンが自ら請求を放棄したことは、いかに不当な訴えだったかを示している」と話した。

ジャーナリストを中心に「企業による言論封殺だ」との意見が多かったこの訴訟。一審のオリコン側勝訴をうけ、ますます批判的な意見が多くなってきた中での逆転劇は、オリコンによる幕引きでした。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 萩原健太 (スコア:5, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2009年08月05日 1時41分 (#1617310)
    ちょっと昔ですが、日本のレコードメーカーからipod他のMP3プレーヤーについて
    好意的な文章を書いてはいけない、と言うお達しがあったにもかかわらず
    素直に自分家のレコード棚を持ち出せるipodは素晴らしいって書いちゃった萩原健太さんが
    「萩原健太の書いた原稿を載せた雑誌には広告載せない」という方法で干されてた記憶があります。
    それを思い出しました。 当然全てのメディアでほぼ干されてました。

    #その時期に当たり前の様に萩原健太をゲストに呼んでたタモリ倶楽部はすごいなと思った。
    • Re:萩原健太 (スコア:2, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2009年08月05日 4時45分 (#1617336)

      萩原健太ってSHM-CD(笑)についても素直な感想を書いてて好感が持てるよ。[読書メモ]  レコード・コレクターズ 2009年 02月号 [雑誌] [fc2.com]より引用(というか、この号はおいらも立ち読みした)

      が、音質に関して、ぼくのふぬけた耳にはさほど効能をもたらしてくれてはいなくて。なら、いいリマスターが施された通常盤のほうがとりあえず今はずっとありがたい、と。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2009年08月04日 18時14分 (#1617126)

    弁護士に投げていたら金はかかるし、当人が動けば時間食われるし………

    • 別コメント [srad.jp]にあるサイゾーのコメントによれば、サイゾーが補償するそうです。この件で「反骨ライター」としての評判がつけば、烏賀陽さんには結局プラスかもしれません。同時にオリコンにはネガティブな印象がつくでしょう。

      サイゾーは、結局あまり印象は変わらないような気がしますね。ちょっと東スポに近づいた感じがしちゃうかな?

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2009年08月04日 14時55分 (#1616983)

    この場合、1審判決が「判例」になるの?

    • by hishakuan (32621) on 2009年08月04日 15時30分 (#1617000) 日記

      裁判所の判断という意味での判例から、それが先例となったもの、つまりルールとなったものを判例と呼ぶこともある。
      事実認定自体はルールとならないし、ルールじゃないと学ぶ意味がないから基本的に最高裁(法律判断のみ、下位の裁判所の参考になりやすい)の判例が「判例」になります。
      最高裁より高裁の方が理論が厳密なこともあれば、似通った事件が地裁止まりで地裁の判例が「判例」となっていることもある。
      あまり法律の問題ではないね。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年08月04日 15時32分 (#1617001)
      例えば最高裁に上告受理の申立てをする場合に、判例として引用できるのは
      高裁以上の判決で、地裁は含まれなかったと思う
      ↓民事訴訟法

      (上告受理の申立て)
      第318条 上告をすべき裁判所が最高裁判所である場合には、最高裁判所は、原判決に最高裁判所の判例(これがない場合にあっては、大審院又は上告裁判所若しくは控訴裁判所である高等裁判所の判例)と相反する判断がある事件その他の法令の解釈に関する重要な事項を含むものと認められる事件について、申立てにより、決定で、上告審として事件を受理することができる。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        この条文は判例の優先順位「より上級審のもの」を言い換えただけに過ぎないですね。
        つまり、最高裁へ上告する場合、高裁での判断が下っているはずですので、地方裁での判例は意味を持たないだけです。

        だからといって地方裁の判決が判例足りえないというわけではありませんのでご注意を。
        #最高裁、高裁の判決が無ければ、地方裁の判決も判例となりえます。
        • by Anonymous Coward

          > 最高裁へ上告する場合、高裁での判断が下っているはずですので、地方裁での判例は意味を持たないだけです。

          いや、上告を判断する場合に参照する判例に、当該の高裁の判断が含まれちゃいかんだろ。
          元コメが書いた通り、判例を探すアルゴリズムは控訴裁である高裁より下までは探さないってこと。

          • by Anonymous Coward on 2009年08月04日 17時07分 (#1617073)
            > いや、上告を判断する場合に参照する判例に、当該の高裁の判断が含まれちゃいかんだろ。

            いやいや、当該の高裁の判断が妥当であるかを確認するために、判例を持ってくるわけですがこの際に「より下級の地方裁の判断は判例足り得ない、なぜならばより上級である高裁での判断が下っているから」ということですよ。そしてそこから導かれるアルゴリズムとしては「『最高裁への上告では』判例を探すアルゴリズムは控訴裁である高裁より下までは探さない」となるといっているだけです。
            ですので、この条文自体は地方裁の判決の判例資格をどうこう言っているわけではないです。「すでに高裁の判決が出ている最高裁への上告では、地方裁の判決は判例資格を失う」というだけです。
            疑問に思われる方は"判例集"とかでググってみる [google.co.jp]といいです。Wikipediaでは主な判例集 [wikipedia.org]では「最高裁判所民事判例集」、「大審院民事判例集」、「高等裁判所民事判例集」と並んで「下級裁判所民事裁判例集」がちゃんと載っています。
            親コメント
            • by apj (8158) on 2009年08月05日 0時40分 (#1617293) 日記

              「最高裁判所民事判例集」、「大審院民事判例集」、「高等裁判所民事判例集」←このへんは「判例」
              「下級裁判所民事裁判例集」←下級審は「裁判例」

               最高裁と大審院が「判例」で、それ以外が「裁判例」だと思っていたんだけど高裁も「判例」なのか……。

              親コメント
            • by Anonymous Coward on 2009年08月04日 17時25分 (#1617096)

              いやいやいや。なにか誤解していませんか?

              > 「下級裁判所民事裁判例集」がちゃんと載っています。

              と自分で書いているのに。

              地裁でも判例になるんです。(←地裁で判例になっているということは、言うまでもなく高裁では判断していない)
              でも、上告の判断の際にはそれを参照しない、という条文なんです。

              親コメント
              • by Anonymous Coward
                いやいやいやいや。外野からすいませんが、2つ上の方の主張は、 あなたと同じで、判例になると書いているように読めるんです が・・・。
              • by Anonymous Coward

                #1617026の人と#1617073の人は同一人物だと思いますが、
                この人は、高裁の判断が出ているから地裁の判例は無視されるという主張
                をしていると私には読めます。

                しかし、高裁の判断に対して上告しようとしている状態なのだから、
                その高裁の判断はまだ地裁の判例に優先しません。
                最高裁の審理では地裁の判例も参照されます。

                ただし、上告の受理に関しては地裁の判例は参照されない、
                というのが#1617001の人が挙げた条文です。

              • どれが誰の意見かわからないので、議論になるときは、捨てアカウントでも良いのでIDとってください・・・。

                親コメント
              • すいません。1619497のコメント主です。
                HTMLで改行し忘れ投稿してしまいました。
                投稿しなおします。
                --
                えっと、それぞれ突っ込むポイントが散漫になっているような気がします。

                1617001 最高裁では、そもそも地裁の判決は判断根拠にならない。
                1617026 地裁の判決が上級裁で覆った時には上書きされて判断根拠
                にならないが、そうでないときには判例になる。

                ここまでは、別件の判例を根拠にする話です。
                これに対して,1617039は
                1.同じ事件の下級審の結果は判例にならない。
                2.別件の判例を探すとき、上書きとかは関係なく下級審は参考に
                ならない(1617001の主張と同じ)
                のいずれかですが、おそらく2でしょう。

                これに対し、1617073は、2の場合を想定して
                1.下級審だって判例になる
                2.ただ、上書きされた場合は判例にならない。
                つまり、
                >この人は、高裁の判断が出ているから地裁の判例は無視されるという主張
                >をしていると私には読めます。
                ではなくて、1の「下級審だって判例になる」が主眼で、2はそれに対する
                但し書きのように私は読みました。
                これの根拠は
                >ですので、この条文自体は地方裁の判決の判例資格をどうこう言っているわけではないです。
                >「すでに高裁の判決が出ている最高裁への上告では、地方裁の判決は判例資格を失う」というだけです。
                との記述で、これは、1行目の文が主眼で、2行目の文面は「というだけです。」からは限定条件をつけて
                いるだけのように読めます。

                これに対して、1617096は、1617073が、
                「下級審は、判例にならない」と思っていると勘違いしたようです。
                何故なら、
                「誤解していませんか?」の直後に
                >> 「下級裁判所民事裁判例集」がちゃんと載っています。
                >と自分で書いているのに。
                >地裁でも判例になるんです。
                と記述があり、これは、「「下級裁判所民事裁判例集」と書いてあるのに
                「下級審は判例にならない」といっているのは誤解だ」と言っていると読
                めます。

                これに対し、#1617170で「両者は同じ」となって、#1617108は、「何がおき
                ているのか分からない」って感じの流れなのではないでしょうか。

                親コメント
    • 下級審判決でも判例になる。これは法律を勉強したことがあるなら誰でも知っている。当然重みは違うけど。
      今回は請求が放棄されていて、裁判所による判断をもらうことを放棄したわけだから、法律的には前審も無かったことになる。よって判例にはならない。
      だから今後の判決でも「判例により~」って言われることもない。せいぜい裁判官の参考資料になるという程度。

      ソースは各種法律書。マンガとかを除けば基本的なことを扱う本なら確実に書いてある。

      親コメント
      • by kyousum (11338) on 2009年08月04日 17時38分 (#1617104) 日記

        今回は請求が放棄されていて、裁判所による判断をもらうことを放棄したわけだから、法律的には前審も無かったことになる。よって判例にはならない。

        高裁で請求の放棄/訴訟上の和解/訴えの取り下げをしていても、一審判決が出てればそれはそれで判例になりえます。

        高裁での請求放棄は稀ですが、和解ならこういう事も良くあります。確かに一審判決の効力は失われますが、だからといって判例集から外されたり、他の訴訟で第三者が判例として引用できなかったりということはないです。

        最高裁の破棄差し戻し判決後、高裁で和解というのもそれなりにありますが、そのせいで最高裁の判決が判例でなくなるという事もないですし。

        --
        # For man might be free./人は自由になれるかもしれないから。
        親コメント
    • そもそも下級審の判決は判例にならんですよ。(若干例外があるんだっけ)
    • by Anonymous Coward
      ぜんぜん詳しくありませんが、社会常識の範囲内で。

      法律用語としての「判例」になるのは高裁と最高裁の判決だけです。
      地裁で判決が確定した場合には法律用語としての「裁判例」となり「判例」とは区別されます。
      どちらも"判決が下りた事例"ではありますが、一般的な日本語概念で捕らえようとすると混乱します。
      普通の言葉の用法と専門用語は違います。これはどの職業分野にも言える事です。

      民事訴訟の場合、裁判所の勧告、もしくは、被告原告いずれかの申し立てにより「和解」ができます。
      申し立ては一審、控訴審のどちらでも可能です。
      「和解」するとその内容は判決と同じ効力を持ちます。
      この「和解」も一般的な和解と裁判における「和解」では意味も内容も異なります。

      専門書は難解で理解し難いですが、Wikipediaぐらい参照しようよ、と思って見に行ったら、百科事典なのに普通の人には読みにくい書き方するんでしょうね。
      でも判例と和解の項目は読んでおいたほうがよいと思いますよ。
      • >>法律用語としての「判例」になるのは高裁と最高裁の判決だけです。
        >>地裁で判決が確定した場合には法律用語としての「裁判例」となり「判例」とは区別されます。

        Wikipediaの「判例」の定義は、あなたの説と正反対の内容ですが・・・
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2009年08月04日 15時02分 (#1616986)

    烏賀陽
    オリコンからの請求はナシ
    サイゾーからコメント掲載についてのお詫びと、500万円

    オリコン
    烏賀陽への裁判は取り下げ
    サイゾーから謝罪を受ける

    これって、オリコンが敗けたと言えるの?
    紙面掲載についての責任者は雑誌発行者にある
    ということが確認された、というだけで、記事の信憑性については触れてないよね

    • by jun_ho (38565) on 2009年08月04日 15時48分 (#1617013)

      請求しないってことが勝ちという判断でいいんでないかな
      烏賀陽さんがオリコンに対して起こした裁判も取り下げだから
      微妙なところではあるけれど

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      負けたってのはオリコンの烏賀陽に対する訴えについてでしょ

      • ずいぶん挑発的なコメントしてるようだけどさ
        傍目には「大目に見てもらった」としか見えないのに
        • by Anonymous Coward

          傍目は兎も角、オリコン目線ではそうでしょうね。

          • by Anonymous Coward

            きっと彼は
            「今日はこのくらいにしといたるわ!」((C)池野めだか)
            を真に受けてしまうタイプなんでしょうw

    • by Anonymous Coward

      記事の信憑性について触れられないようにするために和解を選んだんだから、そりゃそうでしょ。

    • by Anonymous Coward

      普通に見ればオリコンの勝ちだよ。
      相手に謝罪させているからね。
      ただ、相手方の法廷先述に良い様にやられた感じでは有る。

      烏賀陽に謝罪金を渡すことによりサイゾーに責任が有るとアピール。
      それにより烏賀陽への訴訟は実質無意味に成る。
      真犯人が自首して来たのだから、裁判対象はサイゾーに切り替えないと。
      でも、被告人の名前は烏賀陽だけだよね?
      はい、裁判やり直し。
      そこですかさず謝罪を出されたら、こんな手段を取るサイゾーを相手取るのは面倒と思っても仕方無い。
      結局、形だけの勝ちと延々と続く裁判を天秤に掛けて前者を取ったのだろ。

      何て言うか、サイゾーはこういう裁判に慣れているのかねー。

      • by albireo (7374) on 2009年08月04日 17時51分 (#1617115) 日記

        普通に見ればオリコンの勝ちだよ。
        相手に謝罪させているからね。

        何言ってんの。烏賀陽氏を訴えておいてサイゾーが謝罪したからオリコンの勝ち?
        「訴える相手が違うだろ」と外野からさんざんつっこまれた後で請求を取り下げて和解してんですよ?
        サイゾーからの謝罪を受け入れて烏賀陽氏への請求を取り下げるってことは、「やっぱり訴える相手を間違えてました」と認めることになるわけですよ。

        --
        うじゃうじゃ
        親コメント
        • Re:ん? (スコア:3, 興味深い)

          by yohata (11299) on 2009年08月04日 20時30分 (#1617200)

          や、ま、確かにその通りなんだけど。
          「実質的な勝者は誰か」と考えた時、オリコンなのは多分正解だと思う。

          そもそも、オリコンが訴訟を起こした理由は
          「不当に名誉を毀損されたので、該当ライターに謝罪と賠償を(ry」

          ……というのではなく
          「逆らったライターを一人血祭りに上げて、他の逆らいそうな連中を萎縮させたい」
          だと考えるのが自然でしょう。

          そう考えれば
          ・みせしめの萎縮効果は充分にあった
          ・個人ライターや雑誌ごときから取れる賠償金なんて、オリコンから見れば端金に過ぎない
          ・高裁以上でひっくり返される可能性を考えると、これ以上の上級審に行きたくない
          ・そもそも、本来あった捏造の話は早く風化させたい

          ……などの理由で「この辺で満足しとこう」と考えるのは自然であるように感じます。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            そう、それがあるので (#1616983 [srad.jp])を聞いたのです。
            #聞いたACなのでAC.

            地裁判決が「判例」として確定すると、今後は
            「ほらぁ、裁判してもこういう判決になるんだから最初から記事削除しちまいな」って
            担当弁護士に言わせるだけで済む。
            それが本当なら烏賀陽は「実質的勝訴」なんて浮かれている場合じゃないと思う。
            「悪しき前例を作った」とまでは言わないけど。

            • by yohata (11299) on 2009年08月05日 0時42分 (#1617294)

              そうですね。弁護士が相手を脅すための材料に使う可能性は多々ありますね。
              ただ、弁護士ってのは、明らかに間違った法解釈でも脅しの材料に使うことが結構ありますし。
              (俺はそう解釈していた、と言い張れば良いのです)
              「弁護士の口八丁に使われる恐れ」を言い出したら、キリがないでしょう。

              ただ、所詮地裁の判例ですので。
              今後類似の裁判があったとしても、高裁以上に与える影響は無いと思いますよ。

              親コメント
        • by Anonymous Coward
          裁判だけで見ていると分からない構図なわけね。
          まあ、これだけオリコンが勝ったと思う人が多ければ、オリコン勝利という見方もできるけど。
          • by albireo (7374) on 2009年08月04日 20時41分 (#1617204) 日記

            裁判だけで見るのであれば、そこで争われていたのは烏賀陽氏はオリコンに対する賠償責任があるかどうかということ。サイゾーはこの裁判の直接の当事者ではないので無視して考えなきゃいけません。
            そうなるとこの和解内容のうち裁判と関係のある箇所は「サイゾーは烏賀陽氏に賠償請求しない」という点のみ。

            もしも今回の和解と同内容のものが判決として出ていたとしたら、被告ではないサイゾーに謝罪や賠償をしろなんて判決が出るはずないので、単に「烏賀陽氏に賠償責任なし」という結果になります。
            これってどう見てもサイゾーの敗訴ですよね?

            --
            うじゃうじゃ
            親コメント
        • by Anonymous Coward

          >何言ってんの。烏賀陽氏を訴えておいてサイゾーが謝罪したからオリコンの勝ち?
          >「訴える相手が違うだろ」と外野からさんざんつっこまれた後で請求を取り下げて和解してんですよ?

          オリコンが訴えていた「記事に問題がある」という事を記事の公表した側
          (これは烏賀陽氏でもサイゾーでも同じ側)が認めたって事だから、
          その点では間違いなくオリコンの勝ちだよ。

          「企業と争っている最中に訴えた当事者を飛び越えて社長が謝罪して来た」と言えば判る?
          本来はその行為自体が問題だという事を認めると言うのは、出版業的には最悪。
          自社の信用自体を信用ならないものと認める訳だからだ。
          しかし、ああ言った出版屋なんかはそんなモラルは気にしないから、無難な落とし所だと
          思えば選択するに躊躇はしない。
          そんなので一々責任を感じていたらトップ記事なんぞ出せない。
          って事で一切堪えてないって事から言えばサイゾーも別に深刻な負けでは無い。
          元々読者からも信頼性なんて求められて居ないしな。

          • by Anonymous Coward
            > 出版業的には最悪。
            雑誌なんてのは事実誤認の記事を載せることが結構あって
            ちょくちょく内容証明を送りつけられたりしてます。
            それに対応して「お詫びして訂正いたします」みたいな
            記事を載せてるわけで、全然最悪じゃないです。

            この事件の特異性は、オリコンが出版社ではなく
            あえて外部のライターを狙い撃ちにしたことでして
            つまり「記事に問題がある」のを認めさせるのが
            目的じゃないという点なのです。
    • by Anonymous Coward

      もう訴訟が起きた段階で被告の負け決定です。SLAPP(Strategic Lawsuit Against Public Participation)だと烏賀陽氏本人が言っているのを信じれば、そうなります。長期化せず、二審で和解で片付けたのは幾分マシ、善戦したというのが正しいんじゃないでしょうかね?

      詳しい説明はSLAPPでググるのがベストですが、これでSLAPPが日本でも裁判制度の悪用と認められ制度化か重要判例として残れば烏賀陽氏大勝利となりますが...。そうでなければ経済的体力勝負を挑まれている状態なので、基本的に被告側が圧倒的に不利になるとのこと。

      • by Anonymous Coward

        つーか、今回の件は一審東京地裁が無茶苦茶すぎるんだよな。

    • by Anonymous Coward
      論点を整理しよう。
      1.法律論
      裁判の結果には白か黒しかない。
      民事裁判では全面勝訴、一部勝訴、敗訴のいずれかになる。
      この裁判では原告のオリコンの主張を一部認めているので被告の全面敗訴となる。

      2.出版業界の政治論
      オリコンも烏賀氏もサイゾーもみな業界人である。
      記事を載せたサイゾーを飛ばして烏賀氏が訴えられたのは、
      彼がフリージャーナリストであり、
      これ以前ににも根拠不明のオリコン批判記事を書いており、
      自身のホームページでも同様のオリコン批判を展開していたから、
      であることからすると妥当な結果でしょう。
      オリコンは記事の不当性を証明できた。
      烏賀氏は取材元を秘匿できた。
      • by Anonymous Coward
        >言い方は悪いが烏賀の古巣である朝日的というか、大新聞的な書き投げ的な姿勢が、

        書き投げと言えば、AERAでの地上の楽園ネタとかですね
        #あんまり多い苗字とは思えないんですが違う人だったらごめんなさい
        • by Anonymous Coward

          同一人物だね。AERAの烏賀谷。
          あれ、記事の一部(コメントの言い回しとか)が捏造なんだよね。さすが朝日。

          #なつかしいな。あの管理者はどこに。

  • by Anonymous Coward on 2009年08月05日 0時28分 (#1617289)
    オリコン裁判の和解について - 日刊サイゾー
    http://www.cyzo.com/2009/01/post_2488.html
  • by Anonymous Coward on 2009年08月05日 11時30分 (#1617400)

    問題になったのは

    >烏賀陽さんが「『オリコンの数字はある程度操作が可能だ』という話を聞いたことがある」と話したとされるコメントなど。

    だそうだが、オリコンの数字が操作可能かどうかについての真相は闇の中なのか?

    裁判の中で烏賀氏側からの説明とかなかったのかしらん。

    • by Anonymous Coward
      > 真相
      いいかげんな記事でした、と認めた以上、「可能という話はありませんでした」がこの裁判での事実でしょ。
      それ以上の「真相」は、誰かが口に出さない限り妄想でしかない。
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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