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201912 story
ビジネス

ひろゆき曰く、「起業を勧める大人は嘘つき」 207

ストーリー by hylom
成功パスが見えないのよ 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

2ちゃんねるの創始者であるひろゆき氏が自身のブログで「若者に起業を勧める嘘つきな大人たち」について語っている。

「不況で就職出来ないなら、起業すればいい。」みたいな文章を見かけることがありますが、こういうことを言う人は嘘つきか、バカか、無責任な人だと思うのですよ。

現在の不況下では知識も経験もある会社でも仕事がなくて困っているのが現状であり、素人の起業は失敗する確率のほうが高い、それなのに起業を勧めるのは「社会経験の足りない」人か「自分では信じていない事実を、面白おかしく言いたいだけ」の人、「モノを売るときに、長所だけ喧伝して、短所を隠す、信用できない」人だと主張している。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 嘘つきは違うだろ (スコア:4, すばらしい洞察)

    by NOBAX (21937) on 2010年03月15日 22時05分 (#1733222)
    もともと、起業は成功率が低い。
    1年後、10社に1社、3年後100社に3社くらいが実感です。
    昔の本だが「インターネット激動の1000日」という本に、
    インタネットによって起業した企業が100社くらい載っていたけど、
    その当時成功例と思われていたネットスケープも含め、皆、死んだ。
    生き残っているのはYahoo位か。しかしあれも死んだよね。

    こんな時代だからこそ、リスクに賭けるというのは有りだと思う。
    煽るわけじゃないけど、就職率100%の時代に冒険をする人は少ない。
    平安な時代は、社会に変化が少ない。起業には向いていない。
    いいか、悪いか別にして、変化のある時代こそ起業のチャンスはある。
    電気自動車やLEDやCO2削減で成功する人はきっと出てくるだろう。

    評論家や学者の中には、お気楽に言いたいことを言う奴がいるのは事実。
    そんな甘言に乗ってしまうような奴は、起業しても、絶対成功しない。
    • by Anonymous Coward on 2010年03月16日 6時29分 (#1733406)
      会社を残すことが起業の目的じゃないだろ。
      いいところで売って、次をまた起こせばいい。
      ネットスケープは死んだけど、マークは大金持ちだよね?
      親コメント
  • おおむね同意 (スコア:3, 参考になる)

    by scanner (19808) on 2010年03月15日 21時32分 (#1733188) 日記

    ですねぇ。
    まあ、人に何かを勧めるという亊自体が、人にやらせて自分ではなんらリスクを
    とらないという点で、無責任でバカな嘘をつく行為なんだと思いますよ。

    • Re:おおむね同意 (スコア:3, すばらしい洞察)

      by Ryo.F (3896) on 2010年03月15日 21時43分 (#1733201) 日記

      コンサルタント…

      親コメント
    • Re:おおむね同意 (スコア:2, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2010年03月16日 0時46分 (#1733335)

      >> 人に何かを勧めるという亊自体が、人にやらせて自分ではなんらリスクをとらない

      おっと,うちの教授の悪口はそこまでだ.

      親コメント
    • Re:おおむね同意 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by nyagy (17036) on 2010年03月16日 18時19分 (#1733783)

      では「就職を勧める大人」も嘘つきですね。

      親コメント
  • by gonta (11642) on 2010年03月15日 23時35分 (#1733286) 日記

    他の人も書いていますが、10年後に残る会社は10社中1社というのはよく聞きます。だから、起業はあらかた失敗するんだ、とも。

    ただ、成功した会社+失敗した会社 != 100%じゃないとおもうんですよ。自分も小さいながら会社やっていますが、もちろん成功していませんし、赤字です。でも、ひどい赤字ではないので別に借金取りに追われるとか、そんなことはないです。だから、失敗ではない。自分では「普通」だと思っています。在庫抱えないのが最大の利点です。

    成功する確率は低いでしょう。だからといって、残りは全員失敗しているか?といえばそうではありません。その”間”の部分の議論が全くされていないのが、悲しい。1人社長(奥さんが副社長だったりする)の会社って、周りには多いです。

    --
    -- gonta --
    "May Macintosh be with you"
  • 同じこと (スコア:2, 興味深い)

    by Ryo.F (3896) on 2010年03月15日 21時42分 (#1733199) 日記

    知り合いの中小企業の社長も同じようなことを言ってたよ。起業して10年後まで残ってる会社は10%にも満たない。下手すると、多額の借金を背負うことになる。日本では、新卒以外で条件のいい就職先を探すのは難しいから、そういうリスクもある。なのにそれを勧めるのはどうかしてる、と。自分でやりたいって言うなら話は別だけど。

    日本の企業の採用のあり方が変わって、優秀なら新卒でなくても随時採用するようになると、もう少し起業しようって人も増えるんじゃないかな。

    • by firewheel (31280) on 2010年03月15日 22時12分 (#1733227)

      そんなに素晴らしいものでしたらね、良い大人であれば自らが率先してその手本を示すべきなのですよ。
      日本では人脈も資金も全部社長持ちでないと起業なんて始まらないのだから、それらがない若者では中高年以上に
      難しい。ここは財産をため込んだ中高年が、その全財産とコネを投じて始めるべきなのです。

      そんなに素晴らしく、勝算のある賭けでしたらね。

      >起業して10年後まで残ってる会社は10%にも満たない。下手すると、多額の借金を背負うことになる。
      >日本では、新卒以外で条件のいい就職先を探すのは難しいから、そういうリスクもある。

      しかし実際にはほとんどの人はそうしない。日本においては起業とは5/6(正確には99/100くらい?)の確率で
      実弾が発射されるロシアンルーレットのようなもので、一世一代の大博打なのです。自分は石橋を叩いて渡って
      おきながら、見も知らぬ若者には危ない橋を渡れと言う。それを嘘つきと言わずしてなんと言おう。

      そういえば起業を進めるブームみたいなのが、90年代の第一次就職氷河期にもなかったっけ?
      もちろん結果は死屍累々だったわけだが。

      親コメント
      • by sillywalk (15002) on 2010年03月15日 22時40分 (#1733255) ホームページ 日記
        という人と同根な雰囲気を感じますね>起業を勧める人
        --
        And now for something completely different...
        親コメント
        • Re:「嫌なら辞めろ」 (スコア:3, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2010年03月15日 23時49分 (#1733300)

          っていうか、
          「俺らはお前らを雇う余裕はない(むしろこっち来られると困る)から
           あっちで起業してよね」
          ってことでしょうねえ。

          「これからは農業だ」「いや林業だ」「介護は成長産業だ」
          とか言ってる人たちも同じです。
          要するに消去法で残った選択肢がそれくらいしかないということ。
          言ってる本人たちは自覚ないんでしょうけどね。

          親コメント
      • by Anonymous Coward on 2010年03月15日 22時26分 (#1733245)

        日経新聞の『私の履歴書』なんかを読めば分かりますけど、過去に起業して今は大会社の会長なんて人たちも、
        海外で既にあった事業を日本に持ってきただけだったりしますよね。
        起業云々の話では大昔の企業家たちを礼賛してそれに倣うべきと言う人がいますけど、さてどこまで参考になる話なのかなと。

        同じことをやってもタイミング次第で上手くいったり、失敗したりもしますよね。
        なぜ今起業なのかという点をきちんと説明できていない人の話は聞いても仕方ないんじゃないかなと思います。

        親コメント
      • そんなに素晴らしいものでしたらね、良い大人であれば自らが率先してその手本を示すべきなのですよ。

        私の書いた話は、自ら率先してその手本を示した例なんですよ。その社長は、自らその会社を起業したわけだから。でも、その彼からして積極的に他人に勧めるものじゃない、と言っていました。

        日本においては起業とは5/6(正確には99/100くらい?)の確率

        前のコメントにも書きましたが、10年後まで残ってることを成功と定義すれば、成功率数%と言ったところ。もっとも、起業された会社の中には、実体の無い会社もあるかもしれないから、成功率はもう少し上がると思うけど、実際のところどうなんだろうね?

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2010年03月16日 0時25分 (#1733324)

    どこかの国の作家が、「国を滅ぼすのに、その国の若者に『リスクを冒すことは愚かなことだ』と教えるほど簡単なことはない」と言っていたことが、妙に気になる今日この頃...。

    若者がアイデアだけをもってリスクを冒して起業し、失敗してもまたやり直せるというシステムがあればねぇ...

    • テレビの話で申し訳なくて語る資格なんざないのだろうけど、

      10年くらい前に見たシリコンバレーの起業の番組で投資家が起業家への投資をためらった理由が
      「本人の優秀さはわかった。だが成功には優秀なチームの存在が不可欠であり、それを引っ張る人間的
      魅力が必要だ。それが今回は見えなかった。」
      厳しい世界だなと思いました。

      同じ番組内で日本でもVCが純粋な投資のみで若者に起業させた事項が紹介されてましたよ。
      オフィスに「ホライズン」って張ってあったから、現在のHDEがそうなのかも。

      親コメント
  • 起業の是非はともかく、

    就職出来ない人が
    お客さんに取引してもらえるかというと
    なかなか難しいと思う。

    売り物が無いってことだから。

  • by metta (20740) on 2010年03月16日 18時02分 (#1733770) 日記

    これだけ学生に無謀な起業させたい奴が
    わいて出ている所を見ると
    (しかも匿名の臆病者ばかり)

    どこかで起業キャンペーンでもやっているのかも
    しれないな。

    下流喰いって奴?
    怖い。怖い。

  • by Anonymous Coward on 2010年03月15日 21時36分 (#1733192)
    大人はいろんな嘘をつくよ
    年金払って将来安心とかね、少し構造調べれば全部お金取られた挙句自分には何も残らない訳なんですが・・・
    とりわけ左翼系の人たちの若者騙しっぷりの凄さは巧妙というか、あきれ果てると言うか・・・
  • by isr (34937) on 2010年03月15日 22時36分 (#1733253)

    だと思います。
    成し遂げたいことがあるのなら、気にせず起業するような気がします。

  • by Anonymous Coward on 2010年03月15日 22時42分 (#1733256)

    Chikirinの日記、2010-03-09 「就職氷河期 サイコー!」

  • 起業と言っても (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2010年03月15日 22時45分 (#1733257)

    起業と言ってもいろいろありますよ。
    ホームレスのおじさんがやってるダンボール集めも一応個人営業で一種の起業ですよ。
    石焼き芋や桃うり竿竹うりアイスクリームうりわらび餅うり結構個人営業多いです。
    固い宮仕えもいいけど結構おもしろいですよ。
    ただ自分でやってみればわかるが事務仕事が意外と大変。
    できる人を雇う余裕なぞもちろん無いから事務仕事のできる人を嫁にもらうのが一番早い。
    実際「独立するなら経理やってる娘を嫁にしろ。」と大先輩から進められたことがある。

    • by firewheel (31280) on 2010年03月16日 0時06分 (#1733308)

      http://ameblo.jp/takapon-jp/entry-10447641082.html [ameblo.jp]

      有料メルマガの宣伝にもなってるのでアレだけど、
      「でも、業種は選ばないといけないけどね。
      簡単にいうと、利益率の高い商売、在庫をできるだけ持たない商売、月極めで定額の収入が入る商売、
      大資本の要らない商売、の全部を兼ね備えている商売がお勧めだ。

      間違っても脱サラしてコンビニのFCオーナーとかにはなってはいけない。コンビニチェーンの社長は
      立派そうなことを言っていることが多いが、あれはFCオーナーを搾取するビジネスモデルだ。」
      という部分には賛成かな。

      じゃあ「どんなビジネスがいいか?」となると、「自分で考えろ」ってことになるんだろうけど。

      親コメント
  • by mew (23987) on 2010年03月15日 23時14分 (#1733273)
    明確な挫折経験を持っていないか、酷い挫折を経験したことはあっても周りにちゃんと助けてくれた人がいつもいた、周りもそうだった、そういう人たちですかね。

    殆ど存在し得ないように思えますが、起業を勧める人たちの書いたものを読んだりしていると、どうやらそういう人たちは割と存在するようで。
  • by Akami (4183) on 2010年03月16日 0時06分 (#1733309)

    若手起業の場合、「就職できるまで1年フリーターorニートする」と「1年間起業のためにがんばる」の
    それぞれから「得られる評価」を比べるだけでも、すでに1年分でプラス評価になる気がするんですけど
    ねぇ。
    今の状況であれば、「然るべき稼ぎ口が見つかるまでの就職活動の一環として」起業する、という手も十
    分あるのでは、と。

    そうなると、起業で得る金銭の目標ラインは「フリーターorニートに匹敵する収入」で良いわけで、ボー
    ダーラインは低いです。

    問題は失敗リスクと、そのリスクが具現化したときの損害の大きさだ(苦笑
    #でも、借金を最小限に押さえ込めば……?

    • by tsuya (14020) on 2010年03月16日 4時08分 (#1733393) 日記

      どんだけマッチョじゃないと起業できないんだ、日本は。 [goo.ne.jp]

      ↑の記事や、元ネタの発言小町の話を読んでいて思ったことでもあるのですが、やはり「経営も重要な経験のひとつ」という認識が日本で広まっていないのは、やはり残念ですね。経営やってみて、結局成功はしなかったが、貴重な経験を得た、という人が、その経験を買われて大企業の正社員としてやり直す、というキャリアパスがあってもいいと思うのですが、「正社員求む。起業経験者歓迎」などという求人は見たことがないですし。若いうちから評価されにくい人生を選ぶというのは、やはりつらい。このようなキャリアもアリ、という感覚さえあれば、「上司に仕えたくない」というのは単に適性と選択の問題になると思うのですが。

      若い世代の育成は、そもそもお金も時間もかかることです。それなら、無謀でも会社を興して、案の定失敗して経済的にマイナスでしかなかったとしても、それが将来の糧になるなら、それは効率的な(自分自身の)育成だった、ということも充分ありうると思います。そういう人生を肯定する方が、今や閉塞感で支配された日本経済の挽回の可能性が高いような気がします。ロールモデルのバリエーションが乏しい社会は、閉塞感も強いものになると思います。一方で、「一流大学から一流企業」というロールモデルもいつまで合理的かは怪しいものです。

      親コメント
      • by Deasuke (34806) on 2010年03月16日 12時40分 (#1733556) 日記
        > 経営やってみて、結局成功はしなかったが、貴重な経験を得た、という人が、その経験を買われて大企業の正社員としてやり直す、というキャリアパス
        ありますよ。外資系の企業なら大抵そういう経験はプラスになるはず。ただし、resumeを書くときには「失敗しました」と書くのではなく、その企業の経験でのachievement(些細ではあっても何かしらあるはず)を記述することです。倒産したとか書く必要ありません。面接で「何故その会社を辞めたんだ」と聞かれて始めて答えるのでOK.
        それこそ騙す大人じゃないですが「良いことだけ」を書けば良いのです。悪いことは聞かれて始めて答えれば良いです。

        英文で履歴書を書いてくれたりアドバイスしてくれたりするところ(数千円〜数万円くらい)もありますよ。
        --
        Best regards, でぃーすけ
        親コメント
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