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変なモノ

脳細胞を倍増させるという、北朝鮮製の謎の栄養ドリンク「ピロボン」 57

ストーリー by reo
なぜか Requiem for a Dream のテーマが聞こえる 部門より

masakun 曰く

北朝鮮の朝鮮中央通信が「脳細胞を倍増し、肌の老化を食い止める「スーパードリンク剤」の開発に成功したと発表した」 (AFPBB News の記事, 朝鮮中央通信英語ニュース) 。

30 種の植物由来の微量元素 60 種を配合した抗酸化飲料で、登録商標は「ピロボン」。肌の美白効果、脳細胞を倍増させる効果、病気の治癒を早める効果があり、副作用はないという。

5 月半ばに開催された Pyongyang Spring International Trade Fair でドイツや中国のビジネスマンが関心を示したそうなので、第三国経由で入手できる日は近いかもしれない。それにしても怪しげな効能をうたう北朝鮮製のアレゲドリンク、いったいどんな成分が含まれているんでしょうか、ケシから抽出したモルヒネとか… (笑)

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  • 脳細胞を倍増 (スコア:2, おもしろおかしい)

    by tadikarawo (35287) <a3172946@jnxjn.com> on 2010年06月05日 18時50分 (#1775278)
    させる?半島北部にルチ将軍が大発生する?
  • by TarZ (28055) on 2010年06月07日 13時15分 (#1775837) 日記

    微量元素60種ってなんのこっちゃ、と思って数えてみたら、主要元素と希ガスを除外すると、リチウムからビスマスまでがちょうど60種なんですね。

    こういう「無駄に凝っている」系も、いわゆる才能(?)の無駄遣いってやつになる…のか?

    • by masakun (31656) on 2010年06月07日 17時47分 (#1776074) 日記

      そこにツッコまれましたかw

      AFPBB の記事にも「微量元素」と書いてありますが、朝鮮中央通信の記事には some sixty kinds of microelements (およそ 60種の微量'elements')とありますね。Google 翻訳を使っちゃうと「微量元素」に訳されますけど、element の第一義は「要素、成分、構成分子」(アンカーコズミカ英和辞典)ですから、おそらく

      リチウムからビスマスまで

      こういう話にはならないと思いますw朝鮮中央通信の記者も化学には疎いでしょうからね。

      --
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  • by iwakuralain (33086) on 2010年06月07日 14時42分 (#1775919)

    頭部が倍の大きさになるので4頭身になってしまうのでしょうか。

    • by nekopon (1483) on 2010年06月07日 15時22分 (#1775948) 日記
      いえ、体積が2倍になるので、縦横高さが何倍になるかは定木とコンパスでは作図できないのですよ。(混ぜるな
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    • >頭部が倍の大きさになるので4頭身になってしまうのでしょうか。
      …ということは、元は7頭身ね。

      (体積比じゃなくて一辺の大きさが)倍の大きさになったとして計算すると、
      倍化した頭部の4倍が全長(全高)なんで、頭部以外の部分が『倍化頭の3倍』の大きさ。
      つまり、元の頭の大きさからすると6個分の大きさになるので、元の頭身は7頭身。
  • by pmjames (29210) on 2010年06月05日 18時08分 (#1775262) 日記

    > ケシから抽出したモルヒネとか…(笑)

    北朝鮮なら覚醒剤とか。
    「ヒロポン」を朝鮮語なまりで読むと、「ピロボン」になってしまいますよね?

    • そういえば、覚せい剤(メタンフェタミン)の原料を船に満載していてとっ捕まった時に「風邪薬の原料だ!」と言い張ってましたよね。一体何十年分の風邪薬を作るつもりなんだとか言われながら。
      なのであり得るかも。
      賢くはならないだろうけど元気になるだろうしね。

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      • by Anonymous Coward

        「ち、ちがう、これはただの風邪薬の原料ニダ」
        「ムスビうそをつけっ」

    • Re:ピロボン (スコア:2, 参考になる)

      by masakun (31656) on 2010年06月06日 0時38分 (#1775395) 日記

      ピロボンは AFPBB の日本語ニュースには含まれていませんが、朝鮮中央通信の英文記事に

      The Pirobong-trademarked drink

      とあったものをタレコミ人のわたしが勝手に音訳しただけです。間違っていたらゴメンナサイ。

      で、朝鮮語訛りは知りませんが、おそらく北朝鮮有数の観光地妙光山 [wikipedia.org]の主峰「毘盧峰」(비로봉)のことと思いましたがf(^o^;

      # 詳しい方のコメント求ム

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      • 妙光山 [google.co.jp]だと日本の地名だよorz

        --
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      • Re:ピロボン (スコア:1, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2010年06月07日 15時00分 (#1775930)
        妙香山に限らず主峰のことをビロボンと呼んでたはず
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        • Re:ピロボン (スコア:2, 参考になる)

          by masakun (31656) on 2010年06月07日 17時28分 (#1776060) 日記

          そうなんですか?
          でも植物由来のレアな成分がつまった栄養ドリンクにつけたネーミングなら、妙香山 [wikipedia.org](Google IMEで変換候補に出ないよw)にある主峰が相応しいような気がしますけど。

          毘盧峰 [編集]

          妙香山の主峰である毘盧峰(ピロボン)は海抜1,909メートルの峻険な山で、風景が美しいだけではなく動植物の種類も多く生態学的にも貴重な場所である。

          まあネーミングについてはググッても朝鮮中央通信のリリースしか見つからなかったので、これ以上のことは分からず仕舞いですが(^^;

          --
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    • by ei (19798) on 2010年06月05日 19時18分 (#1775291) 日記
      ヒロポン [wikipedia.org]
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    • Re:ピロボン (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2010年06月07日 16時36分 (#1776015)
      ヒロポンの「ヒ」は別に「ピ」にはならないですね。 「h」音も向こうにあります(日本語とは若干違うが)し、有声/無声音の対応は「p」「b」が対応する音で、「h」は関係しないので。 朝鮮語の特徴は有声無声の区別がなくて、かつ語頭では自然に無声音、語中では自然に有声音になってしまう事です。 なので、「ビロポン」みたいな言葉があったとしても、韓国朝鮮の人は慣れないうちは「ピロボン」と発音してしまうと思います。
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      • by pmjames (29210) on 2010年06月09日 0時01分 (#1776959) 日記

        フォローありがとうございます。
        学会で韓国系の人の英語を聞いたときに、fとpとbが全部一緒になって語頭でp、語中でbになってしまい、周りの人が困惑していたのをつい思い出したので……。

        ちなみに、ヒロポンは Philopon ですが、「労働を愛する」"philoponus" からとったのだそうです。

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  • by Anonymous Coward on 2010年06月07日 12時06分 (#1775764)

    先日の核融合と言い、現代の技術を遥かに超える技術が何者からか提供されているのですよ。
    ううん、供給元はケロン人か?

  • 「ボワジュース」。参照: 空飛ぶゆうれい船 [wikipedia.org]

  • by ksiroi (24990) on 2010年06月07日 12時37分 (#1775792) 日記

    >脳細胞を倍増
    じゃなく大きさに違いない!

    // もしくは長さ [nicovideo.jp](:>^

  • by Anonymous Coward on 2010年06月07日 12時48分 (#1775808)

    そんなんじゃ日本で流通しているアヤシゲ系のドリンクにはどうやっても勝てないだろうに。
    まあ、流石に日本では「脳細胞を倍増」なんてのは聞かない(有るのかも知れないが)けど、
    脳の活性化を謳っているのは珍しくも無く、ましてや美白なんぞ・・・。

    • by Anonymous Coward
      節子、それ美白やない、蒼白や
    • by Anonymous Coward

      ドクター中松の頭の良くなるドリンクを思い出した。
      そして、レスを付けるに当たってもう1つの美白ドリンクについてググッて見たら…。
      …幾らなんでも有りすぎだろ。

      マルチ商法なんかで流れる奴には凄い効能を謳っているのが有るんだろうなぁ…。
      流石に証拠が残る所で効能をうたう事はなくなって来ているが。

  • 減る一方で増えなかったと記憶していたのですが……

    --
    1を聞いて0を知れ!
    • by sumomomomomomo (27820) on 2010年06月07日 15時17分 (#1775943)
      比較的最近の(と言っても20年以上経ってますが)知見として、成人の脳神経細胞も増える [gelifesciences.co.jp]ことが分かっています。
      もう少し厳密に言うと「増えることのできる細胞(幹細胞)が存在している」ですが。

      もちろん単に「神経細胞が増殖する」ということと「神経細胞が機能を発揮するためのネットワークを構築する」ということの間には、大きな隔たりがありますので「ほ乳類の中枢神経系の機能は損傷を受けると再生しない」、という表現は現在でも概ね正しいと言えます。
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      • なるほど。増えるには増えるんですね。
        そして増えた細胞は、ネットワークをもっていなくても今後ネットワークを増やす余地にはなる(増えたら知らなかったことが分かるわけではないが、もの覚えがよくなる)と考えていいのでしょうか。

        --
        1を聞いて0を知れ!
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    • by Anonymous Coward

      (死滅する)脳細胞が増える。

  • by Anonymous Coward on 2010年06月07日 12時48分 (#1775805)

    飲みすぎると耳から脳味噌がこぼれおちるんですね。

  • by Anonymous Coward on 2010年06月07日 13時01分 (#1775820)

    北朝鮮の普通の栄養不良な労働者が飲んだら効果抜群だったけど、
    普通に栄養が足りてる人間が飲んでも効果なしってオチじゃないのか。

    同社幹部はKCNAに対し「火力発電所や製錬所、医療機関などの労働者で効果がみられた」と語った。

    あるいは、特定の労働で必要な成分が含まれてるとか。アクエリアスとかポカリみたいなものの再発明。

    • by gonzo (38147) on 2010年06月07日 15時41分 (#1775961)

      同じ事を思った。

      例えば油もタンパク質も足りていない人はお肌もガサガサになるだろうし
      脳だって生命維持のために萎縮するかも知れない。
      そういった人にたっぷりおからでも食べさせたらものすごい効能があるだろう。
      でも、普通に満ち足りている人には[効能]的なものは感じられないと思われる。

      成分は不明だけどそういった不足しがちな成分を補給できるドリンクだとしたら、
      嘘は言っていないかもしれないけど、ちょっと違うよね。

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    • by Anonymous Coward

      >北朝鮮の普通の栄養不良な労働者が飲んだら効果抜群だったけど、
      >普通に栄養が足りてる人間が飲んでも効果なしってオチじゃないのか。
      ブドウ糖水溶液だったりして。

      >あるいは、特定の労働で必要な成分が含まれてるとか。
      火力発電所や製錬所だと塩キャンディみたいなのも有るから、塩分もあると。

      …塩飴のドリンク化…ってアイソトニック飲料ですね、確かに。

  • by Anonymous Coward on 2010年06月07日 13時07分 (#1775825)
    ヒロポンって、戦時中には日本軍が兵士に配って使わせてた覚せい剤の名前ですよね。
    「疲労をポンととる」って意味らしいですが。

    北朝鮮って戦前の日本そのものだなぁ。
    • by oguma (17986) on 2010年06月07日 13時24分 (#1775848)

      「疲労をポンととる」って意味らしいですが。

       ローマ字綴りが「Philopon」なので、「疲労をポンととる」は、巷の俗説ですね。wikipedia [wikipedia.org]によれば、「ギリシア語のphiloponus(労働を愛する)を由来としている。」んだそうで、有り難いやら有り難くないやら。

      --
      Nullius addictus iurare in verba magistri
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      • 正確には、戦後もしばらく合法だったんですよ。
        戦中は、海軍が輸送機のパイロットの眠気覚ましとして使ったりして、軍が大量に購入していたのです。ところが終戦で在庫を抱えた大日本製薬が、雑誌に広告を打ったりしていました。

        いやいや、正確には現在も許可を得た医師なら合法です。現在では精神刺激(覚醒)作用のある治療薬、たとえばリタリンとかがありますから、余程のことがないと処方されないとは思いますが。

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        • 正確には、戦後もしばらく合法だったんですよ。

          いくら合法だと言っても問題はあったわけでして、昭和24年3月に劇薬物指定、同26年に覚せい剤取締法ができて規制されるようになりました。

          なお、昭和24年時点での定価(アンプル10本)は81円50銭だったそうです。

          --
          Nullius addictus iurare in verba magistri
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      • by Ryo.F (3896) on 2010年06月07日 22時57分 (#1776261) 日記

        ギリシア語のphiloponus(労働を愛する)を由来としている

        「Phil-」が「愛する」、残りの「-oponus」を「労働」と訳しているわけですが、後者を語源とする言葉には、英語のopus(芸術・文学作品)とかopera(もちろんオペラ)とかがあるわけで、「搾取」の対義語のイメージの着いた「労働」よりむしろ、「仕事」と訳すのが正しいんじゃないかな、と思ったりします。

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  • by Anonymous Coward on 2010年06月07日 13時11分 (#1775830)
    脳細胞の数が増えても頭がよくなるわけじゃないしな。
    脳細胞が倍増したら頭の大きさも倍増するのか?
    それはやだな。
  • by Anonymous Coward on 2010年06月07日 13時51分 (#1775879)
    まずは将軍様とそのご一行様に飲んでいただき少ない脳細胞を倍増させ普通の人間なみの数にして欲しいもんです。
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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

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