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ゲーム

携帯ゲームの海賊版による被害額はこの6年間で推定3兆8,160億円 134

ストーリー by hylom
色々な意味で悲しくなるな 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)の調査によると、ニンテンドーDSとPSP用の海賊版ゲームによる国内被害額は2004~2009年の6年間で約9,540億円であり、世界的な被害額は推計3兆8,160億円に上るとのこと(CESAプレスリリース本家/.)。

今回の調査ではダウンロード(DL)カウンターが設けられている違法DLサイトにて、日本で最も売れた20タイトルの日本語版DL数を数え、これを基に全体を算出したとのこと。また、DS及びPSPの世界市場における日本での販売比率は約25%であることから、世界的な被害額を4倍として計算すると3兆8,160億円に上ると推計されるとのこと。

なお、WinnyなどのP2Pファイル共有での流通は今回の計算には含まれていないため、これを含めると被害額はこの数倍であると推測されるとのことだ。

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  • by bcd8015 (40327) on 2010年06月10日 19時55分 (#1777883)

    いつも思うけど、こういう被害額の計算ってどうなんだろう。
    ○○本ダウンロードされたから平均の価格を掛けて○○本×△円の損失。って言いたいんだろうけど、
    ダウンロードできなかったら本当に買ってまで遊ぶのかというとそういうわけじゃないだろうし。

    無料で遊べるからやるけど、お金が掛かるならやらない、という(アイテム課金の)ネットゲームみたいな感じ。
    会員が1千万人いるからっていって全員が課金ユーザーじゃないのと同じわけで。

    もちろん違法DLが悪いのは分かるんだけど、実際問題こういう被害額の計算って漠然とした被害の大きさを見る以外に、具体的にどういうところで役に立つんだろうか・・・。

    • 日本の著作権法では、第114条 [cric.or.jp]では、被害額を「不当に複製された数」×「正当な販売時の利益単価」で算定できると認められています。

      第百十四条 著作権者、出版権者又は著作隣接権者(以下この項において「著作権者等」という。)が故意又は過失により自己の著作権、出版権又は著作隣接権を侵害した者に対しその侵害により自己が受けた損害の賠償を請求する場合において、その者がその侵害の行為によつて作成された物を譲渡し、又はその侵害の行為を組成する公衆送信(自動公衆送信の場合にあつては、送信可能化を含む。)を行つたときは、その譲渡した物の数量又はその公衆送信が公衆によつて受信されることにより作成された著作物若しくは実演等の複製物(以下この項において「受信複製物」という。)の数量(以下この項において「譲渡等数量」という。)に、著作権者等がその侵害の行為がなければ販売することができた物(受信複製物を含む。)の単位数量当たりの利益の額を乗じて得た額を、著作権者等の当該物に係る販売その他の行為を行う能力に応じた額を超えない限度において、著作権者等が受けた損害の額とすることができる。ただし、譲渡等数量の全部又は一部に相当する数量を著作権者等が販売することができないとする事情があるときは、当該事情に相当する数量に応じた額を控除するものとする。

      ですから、侵害された者はこの数字を侵害者に損害賠償請求することができます。

      1本売ったら1000円の利益が出るソフトを、ある1人の侵害者による1回だけの不正な複製を考えた場合、その時「被害額は1000円である」と言うのは当然で、侵害者側が「1000円も払うぐらいなら入手しなかった」などといった言い訳してもは無意味でしょう。

      じゃあ、その侵害者が10000人になったとしても、10000人それぞれに対して1000円の被害があるから10000×1000で被害額が1000万円になるのは当然だと思います。
      「1000円払うとしたら10000人も買うわけだろう」と主張しても、現実に「10000人が不正に入手した」という事実はくつがえせませんよね。

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      • 前もどっかのストーリーで書いたのですが、
        「ただし、譲渡等数量の全部又は一部に相当する数量を著作権者等が販売することができないとする事情があるときは、当該事情に相当する数量に応じた額を控除するものとする。」
        とありまして、被害者はそのように算定を行うかもしれませんが、実際に裁判で認定される損害額は実際の販売能力を考慮した額になります。
        このようなルールは、作ってみたけど明らかに売れなさそうなクソゲーを破棄せず法外な値段で売りに出し、侵害されたと見なせるケースを発見することで莫大な被害額の請求を行うことで元を取ろうとするような、本来の著作権の趣旨を逸脱した行為を防ぐために必要です。

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    • by Anonymous Coward on 2010年06月10日 20時15分 (#1777901)
      少し分野が異なりますが、正しく活用すれば空港を作ったり道路や鉄道を引くことができてとても有用です。
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    • そうですね。
      プレスリリースからたどれる報告書本文 [cesa.or.jp]を読んでみましたが、特に東南アジアや南米のユーザーがマジコンを使って違法コピーソフトを使う理由として

      ・(母国語版が無い場合、他国語版の)正規版ソフトが通常の2~6倍程度の価格で販売されており、生活水準に見合わない
      ・正規版ゲームソフトが流通していない

      といったものも示されています。
      こうしたケースでは、そもそも違法コピーソフトが無ければ購入を控える、あるいはそもそも入手すらできないはずで、同じ報告書でこうした点を挙げておきながら被害額は単純な掛け算、というのはちょっとおかしいなと思います。

      この推定被害額が「違法コピーが無ければ全員が購入するはずだと仮定した時の最悪値」であることが明示されていればよいのですが、他の仮定はいろいろ明示されている割にこの話はすっぽり抜けているようです。

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  • 内弁慶 (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2010年06月10日 21時57分 (#1777963)

    JASRACとかもそうだけど、中国とか日本の数万倍以上の海賊版が流通してるところで稼いでくればいいのに。
    日本の住宅地の道端で海賊版探そうとしたら大変だけど、中国なんかどこでもあるよ。
    1箇所に並んでるソフトウェアだけで数百枚ずつ、バックヤードにも多数。
    それが1つの大都市で何千店とある。
    CD屋もね。

    現実は、日本で稼いでる分を海外で大量に失ってるために、その費用は日本人を負担してるようなもの。
    日本人だけ高額の税金かけられて、外国の人は無料で使ってるようなもんですよ。

    まるで民主党の子供手当てみたいじゃないですか。

  • by sladoslado (28918) on 2010年06月11日 10時43分 (#1778219)

    いや話1/4だったとしても被害は大きそうだ。
    業界が後押しする団体なので割り引いて見るにせよ、メーカー収益が落ち込んでゲームの質が下がるのは嫌だな。

  • by northern (38088) on 2010年06月11日 20時34分 (#1778642)

    大手がどっか倒産したとか聞かないってことは儲けすぎだな。
    携帯ゲーム会社には超過課税すべき

  • by deleted user (37441) on 2010年06月10日 19時10分 (#1777857) ホームページ

    世が世なら石油王の長男に生まれて成績優秀スポーツ万能で愛人300人くらいいたはずだ!

    #いや、違うな。

  • by nipo (34616) on 2010年06月10日 20時11分 (#1777896)
    ゲームばっかりやっていることによる経済損失は?

    #適度なゲームが生産性を向上させるのかどうかは知らんが...
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