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教育

学校には「使えない教員」がいた方がいい 62

ストーリー by reo
人々は親や先生に完全を求めすぎる 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

英国の教育標準化局局長 Zenna Atkins 氏によると「どの学校にも『使えない教員』がいた方がいい」そうだ (BBC News の記事本家 /. 記事より) 。

Atkins 氏は「使えない教員を探してきたり、また指導方法の至らなさを許容せよということではない」と強調しながらも、「使えない教員」がいることによって貴重な教訓を得られると述べた。氏は「社会には自分の苦手な人もいれば、能力の低い者もいる。また、自分の目から見れば無能に見えるような人が、自分より上の権力ある地位にいることだってある。しかしそういった事と折り合いをつけ、その環境を乗り切る術を学ぶということは強みとなり得る」と考えているそうで、学校は社会が反映されるべき場であると述べたそうだ。

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  • by masakun (31656) on 2010年07月13日 14時17分 (#1794297) 日記

    なんでもかんでも学校で学ばせようとする風潮はいかがなものかと。

    地域社会の活動に参加させるなどして、社会やしきたりを学ぶ機会をつくればいいだけのことだと思う。

    # 子作りは好きなのに子育ての下手な親が多いと思うのでID

    --
    モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
    • by Anonymous Coward on 2010年07月14日 10時48分 (#1794861)

      学校を学ぶ場だと捉えていれば、そういう意見になるかもしれないけど、実際にはそうじゃなくて、「他人を学ばせる場」なんだよね。学ぶためには、極論すれば、自分の出身校と進路だけあれば、あとは隣町に小学校を作る必要はないんだけど、実際にはそうじゃない。いかに他人を学ばせるか、ってところが学校教育のポイントなんだよ。できる奴ってのは何でも自習させておけばそれでいいんだけど、社会がうまく廻っていくためには、無造作に選んだタバコ屋のおばちゃんが九九をスラスラ言えるほうが望ましい。そのための学校教育なんだから。

      つまり、学校の究極の目的はまともな人材を1人でも多く世に送り出して、個人としてはその教育成果を間接的に受けられれば、それでいいわけ。で、この例だと、新入社員の時に既にダメな上司のあしらい方を心得ている人材が多い方が「良い社会」ってのは強ち間違いでもないんじゃないの?少なくとも、諸外国との競争力を考えるとさ。

      親コメント
      • > 新入社員の時に既にダメな上司のあしらい方を心得ている人材が多い方が「良い社会」ってのは強ち間違いでもないんじゃないの?少なくとも、諸外国との競争力を考えるとさ。

        競争力上げるんだったら、ダメな上司にお前ダメだと言える方が望ましいですよ。
        どうせ学校で教えるなら、若い世代はみんな、ダメな人にダメと言う教育を受けた人になると面白いかもしれないです。

        --
        1を聞いて0を知れ!
        親コメント
    • by Anonymous Coward
      教員に対しての教育なのか、生徒たちに対しての教育なのか、どっちなんでしょう。
    • by Anonymous Coward

      学ばせようというか、知る、意識する程度の事だと思うけど。(教科書がある訳じゃないんで)

      狭い社会と広い社会があって、小さな子供ほど広い社会を見せた方がいいのは勿論だが、 大人になっても狭い社会(会社など)の中で生きていくことになるのだから両方重要。

  • by manmos (29892) on 2010年07月13日 14時44分 (#1794316) 日記

    「反面教師」って

  • by mondy (27787) on 2010年07月14日 12時36分 (#1794964)

    >学校は社会が反映されるべき場
    学校を卒業して、すぐ学校に就職する人たちに、それが可能なのか。

  • by ILH (11814) on 2010年07月14日 14時59分 (#1795065) 日記

    あくまでも一般論で、特定の人物を差して言っているのでは有りません。

  • by NOBAX (21937) on 2010年07月14日 10時42分 (#1794856)
    >「どの学校にも『使えない教員』がいた方がいい」

    学校はそういう教員が満ち溢れています。
    学校に限らず、会社も同じです。
    あらゆる集団、組織は、そのように構成されています。
    2-6-2の法則って知らないんでしょうか。
    • by Anonymous Coward on 2010年07月14日 10時47分 (#1794860)
      モンスターペアレント的思考の人が多いから、わざわざこういうことを言わなきゃならなくなったのではないでしょうか?
      親コメント
    • Re:余計なお世話 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by nim (10479) on 2010年07月15日 9時22分 (#1795452)

      >2-6-2の法則って知らないんでしょうか。

      したり顔でそういう説を口にする人がいることは知っていますが、
      それをきちんと示した研究があるとは知りません。

      裏付けはないけどなんとなくそれらしい「法則」を持ち出して
      ただの自分の思い込みをさも「論理的」であるかのように言うような
      風潮は滅びればいいのに、と感じます。

      研究とか、議論というのは、「○○理論によると、世の中ってのは~~
      なんだよ(キリッ」よりももっとずっと真摯なものであるべきだと思います。

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      2-6-2の法則って稀に耳にしますが、誰が言い出したんですか?
      パレートの法則の出来損ないだと思うのですが
      法則も集めると『優秀な法則が2割、普通の法則が6割、出来損ないの法則が2割』なんでしょうか?
      • 2-6-2の法則って、次の2つから成り立つ、というのを聞いたことがある。
        (1) どんな集団も、2割の働き者と、6割の普通に働く者と、2割の働かない者がいる。
        (2) 最初の集団から働き者と働かない者を取り除いて6割の普通だけの集団にしたときも、その中で2-6-2に分かれる。

        ただ、どうも(2)は誤解か、後から付け足された俗説みたいだね。
        http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1411702969 [yahoo.co.jp]
        http://chalow.net/2005-08-07-1.html [chalow.net]

        真実は残酷・・働かないやつはどんな環境でも働かない、ということらしい。
        (ただ、それが集団としては かえって良い効果を促す可能性も示唆されているけど)

        # 最近だと 4-5-1 かな・・ってワールドカップ脳からまだ戻ってない、働かない方の2割に属する奴がここに1人。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          誤解は(1)
          どんな集団も、ではなく蟻や蜂の集団の話

    • by Anonymous Coward

      2-6-2の法則に沿うなら、『使えない教員』は2割ですので、とうてい「満ち溢れている」とは言えないです。
      満ち溢れているって言ったら、自分の感覚では、大袈裟に言ったとしても、せめて6割からだと思うんですけどね。

      • by Anonymous Coward

        『使えない教員』は2割ですので、とうてい「満ち溢れている」とは言えないです。

        この「2割」は他と比べて露出度が圧倒的に高いので、第三者視点だと十分「満ち溢れている」と認識されると思います。

  • by Anonymous Coward on 2010年07月14日 11時03分 (#1794870)
    使えない教員、自分の苦手な人、能力の低い者、自分より上の権力あるが自分の目から見れば無能に見えるような人
    そういった理不尽、理想でない状態を理想的な環境へ改善するために我々社会人は頑張っているのではないでしょうか。
    そういった理想を求めることも教えず、ただそういった理不尽があることを教えるだけでは生徒達は環境を改善することすら知らずただ理不尽を許容するだけの人間になってしまう気がします。
    • by Anonymous Coward

      そうですよね。学校社会ってなんか現実の社会よりすでに残酷で厳しい世界だと思うんですよ。

      # いじめられっ子でしたAC

    • by Anonymous Coward

      大人が「良い教育環境を求めること」と、子供が「その環境で教育を受けること」を混同していませんか?

      子供たちにとって教育環境というのは「努力して作り上げられた結果」ではなく
      「もとからそこにあるもの」としてしか捉えることはできません。
      「頑張って築きあげた社会が当たり前として認識される」ことは、
      一見聞こえは良いですが、頑張りの方向性が間違っていれば大変なことですよ。

      今回の話題は、現実を顧みず「教育はこうあるべきだ」と求め過ぎることが、
      結局は現実離れした教育環境に繋がっていき、子供がそれを当たり前として
      受け入れてしまうことに問題はないのか、という懸念から出ているのではないでしょうか?
      僕はそれも理想の追求の一つだと思いますよ。

  • by hashitom (34540) on 2010年07月14日 10時34分 (#1794851)
    発言者の縁故に当該教師が実在する。

    ##で、当人は自分が該当するとは決して思わない、と。
  • by saitoh (10803) on 2010年07月14日 12時41分 (#1794969)
    小中高大と温室育ち(機会均等、平等、差がつくとしてもテストの点など客観的なデータにもとづく、教えてない事はテストにでない)で育ってきて、大学の就職活動で始めて、準備無しに実社会に触れて、あまりの実社会の理不尽さ(実はごく普通のことなんですが)に折れてしまう大学生が居るのですよ。

    そういう意味では、学校でいる内にいろいろな理不尽さ不平等さに慣れさせることは有用かもしれません。

    • 大学ってのは「正体不明な何かを観察・分析する一般的方法」を教える所じゃないのか?

      あるいは、その大学生の応用力が極端に低いのかも……
      --
      notice : I ignore an anonymous contribution.
      親コメント
      • by saitoh (10803) on 2010年07月14日 16時23分 (#1795116)
        大正時代にはそうだったかもしれません。 今や、大学進学率が50%を越えていますのでね。理想や建前はまぁそうですが、実体はなかなか。

        そもそも、大学が取り扱う「正体不明の物」ってのは、だいたい再現性があって(隠された)反応規則があるような物ですし。実験とか観察とかね。

        親コメント
  • 無菌状態で育つとアレルギー体質になりやすいように、「自然な」環境で育てた方がいいってことかな? 別に教員の犯罪とかを許容しているわけじゃないよね? 教員が多様化していた方が、学び方を工夫するような体験もできて、生徒の学習能力が向上するとか、そういうことを言いたいんだろうね。
    --
    -- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
  • by Anonymous Coward on 2010年07月14日 14時34分 (#1795048)
    > 「使えない教員」がいることによって貴重な教訓を得られると述べた。 そんな教訓いつでも得られるので、学校ぐらい優秀な教師を揃えといてください。
  • じゃあ手始めに自分の子供を全国で偏差値最低な学校に送ってみなさいよ。

    #子供居るのか知らないけど

    --
    署名スパムがウザい?アカウント作って非表示に設定すればスッキリさ。
  • by himeme (38973) on 2010年07月14日 23時12分 (#1795356)
    タバコと絵の具の匂いの僕の好きな先生。
  • by Anonymous Coward on 2010年07月14日 10時43分 (#1794857)
    使えない教師がいた方がいいというのなら、
    「使えない教員を探してきたり、また指導方法
        の至らなさを許容せよということではない」
    というのは矛盾だろう。

    使えない教師を完全に排除するのは難しいという
    当たり前のことを言ってるだけなら、
    それはそのとおりだが。
    • by Anonymous Coward
      「使えない教師がいても、(致命的でない限り)それを排除する必要はない」と解釈すればいいんじゃないかな。
      ・・・と思ったが「また指導方法の至らなさを許容せよということではない」
      ってのは「指導方法が至らなければ改善させよ」
      とほぼ同義だから駄目か・・・

      矛盾しないよう読み替えすると
      「指導方法の改善だけは行わせるが、それでも使えない教師を無理に排除する必要はない」
      辺りが適切?
    • by Anonymous Coward
      原文は「can be good」あるいは「can learn from bad teachers」
      ですから日本語タイトルが煽ってるだけでしょう。
      人生万事塞翁が馬、ぶっちゃけ現状追認ってところ。
  • by Anonymous Coward on 2010年07月14日 10時51分 (#1794864)
    っ[現内閣総理大臣]
    • by Anonymous Coward
      お笑いの才能なら、国会議員TOPクラスだろ。
      • by Anonymous Coward

        お笑いの才能なら、前内閣がトップですかね。
        ダメさ加減は前内閣とほぼ同じ陣容の現内閣なので推して知るべしですが。

  • by Anonymous Coward on 2010年07月14日 11時22分 (#1794890)

    自身を護る術を身に着けるために必要ということになるような?

    • by Anonymous Coward

      (無能も卑猥も)必要というのでなく、
      必死になって排除しようとする今の風潮おかしくね?ということでしょ。
      だいたいそっちの人間は、学校にいなくても外には居るんだから、自身を守る術は必要でしょ。

  • by Anonymous Coward on 2010年07月14日 11時44分 (#1794911)

    教員に何かを期待するのが間違いだということに気づくはず。

    • by Anonymous Coward
      テストの出来の良し悪しと使える使えないは別次元の話だしなぁ。
      その理屈だと、東大医学部卒は名医しかいないことになってしまうわけで。
    • by Anonymous Coward
      偏差値に対するアンタの幻想は
      今の政治を見れば打ち破れるんじゃないか?
  • by Anonymous Coward on 2010年07月14日 13時16分 (#1795001)
    まずそれ(タイトル)に目が行く様な教育ってのが必要だと思うぞ。
    人間ってのは場面に応じてできる/できないが多岐にわたるのだから。

    #一面だけ見て全てを判断する子に育てるのは愚の骨頂というお話。
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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