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交通

余部鉄橋、古い橋の一部が保存され、徒歩で歩けるように 24

ストーリー by hylom
100年の歴史 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

日本の鉄道の鉄橋のなかでも有名な余部鉄橋、その架け替えは既に鉄道ファンには知られているところですが、asahi.comの報道によると、旧部分の一部が「空の駅」として保存されるそうです。

いままでは列車の窓からしか景色を見られませんでしたが、完成後は足下まで見れると思うとチビりそうになります。 また、この保存の事業費は約3億円で、ただ支出を削ればいいかのような経済無視の世論形成がされている中、よくぞこれだけの予算を出してくれたと感激です。

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  • by masakun (31656) on 2010年07月16日 12時13分 (#1796203) 日記

    余部鉄橋 : 城崎・出石 | JRおでかけネット [jr-odekake.net]

    高さ41メートル、長さ309メートルのトレッスル式と呼ばれる鉄橋として日本一の規模を誇る余部鉄橋が今日約100年の歴史に幕を閉じるそうで、地元でイベントがあったり、特急の臨時停車が予定されているそうです。

    なお余部 鉄橋の利活用及び住民主体の地域づくりについて 兵庫県但馬県民局 [mlit.go.jp][PDF]によりますと、

    新橋梁への架替えが決まった平成14年頃から、現橋保存を求める多くの声が寄せられたため、学識者、地元自治体、地域住民、鉄道事業者等からなる余部鉄橋利活用検討会が設置され、当検討会から、平成19年3月に現鉄橋の一部の保存を軸とした知事宛の提言がなされた。これを踏まえ本県は、平成21年3月に余部鉄橋の利活用方策の基本的な考え方をまとめた余部鉄橋利活用基本計画(以下、「基本計画」という)を公表した。提言の基本理念である「鉄橋からはじまる多彩な交流と余部の元気あふれる地域づくりに向けて」を具体化したものであり、その内容は、余部鉄橋の継承や新たな地域と風景づくりの核とするために、餘部駅側の現橋の一部(3橋脚3スパン)を現地保存し鉄橋展望台(空の駅)として活用することや、多彩な交流活動と地域づくりを目指して、道の駅や鉄橋記念施設の整備を行うことが主な内容となっている。

    数年がかりで地元の意見を参考にしながら進めた地域振興事業ということで、「空の駅」や自由広場、道の駅といった費用はすべて兵庫県の予算から出されるようです。

    --
    モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
    • 正確には、3橋脚6スパンなんだけどね。
      #橋脚の上も独立したスパンを持っている。

      保存の方法と言えば、地元の意見を全く無視しているという批判を覚悟で言えば、ギリギリ明治の建造物なんだから、愛知にまんま持って行くのも一興なのかもしれない。
      実際、24年前の事故の記憶からか、全て撤去を望む声も少なからずあったようだしね。

      直接関係ないけど、山陰線には興味深い鉄橋が多いと思う。
      個人的には、竹野川とか、田君川等も餘部に負けないくらいの歴史の持ち主だと思っている。
      悲しいくらいに注目されないのは、良くも悪くも件の事故に依る注目の有無があるのかなぁ。

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      • by Anonymous Coward

         愛知のあそこは、最初から全体を保存しようという気がないのがねぇ。
        まぁ、今回は一部だけというので、その辺の問題はないけど…。

         ただ、餘部橋梁の場合、現地にあってこそという話もあるので、愛知のあそこに持って行くのはね、と思います。
        かといって、無理して残しても、維持管理が非常に大変なんですが…。

      • by Anonymous Coward

        >良くも悪くも件の事故に依る注目の有無があるのかなぁ。

        私は列車が落ちる前からこの鉄橋の名前を知っていました。(関東在住で山陰方面には縁はありません)
        その理由は”日本で一番きれいな夕日が見られる場所”として紹介されたので一度行ってみたいと思っていたからです。
        確かに夕日を見るのに制約が多いロケーションであることは間違いないです。
        実際現地に行きました。時間と天候の関係で夕日はみられませんでした。
        #鉄橋を歩けるならもう一度夕日に挑戦したい気もしますが、制約がなくなればありがたみがなくなってしまう気もします。

    • by Anonymous Coward on 2010年07月16日 18時07分 (#1796471)
      「周辺整備も含め事業費は2億9千万円」なんて書くと、鉄橋の保存に大金つぎ込んでるように見えるけれど
      予算の大部分は記念館や道の駅、水辺公演等の併設の地域振興施設の方でしょ?
      そういった処をさっぴいて、観光資源としての税金投入とその費用対効果考えれば、非常に安い買い物と思うよ。

      余部鉄橋利活用基本計画 [hyogo.jp]
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  • by yasuchiyo (11756) on 2010年07月16日 17時49分 (#1796462) 日記

    元記事の

    鉄橋に推定で1千トン使われている鋼材は、JR西日本が解体後、関西を中心に5校程度の大学や、鉄道総合技術研究所(東京)に提供する。鉄橋は潮風にさらされる日本海沿いに立ち、技術者たちにとってはサビと戦う100年間だった。長年現役を続けてきた鋼材は、金属のメンテナンスを考える上で格好の研究材料という。同研究所は「歴史ある貴重な鋼材。様々な研究に生かすことができそう」という。

    っていうのが、興味深いですね。

    はやぶさくんの最期と同様、存在は消えても将来の研究に生かされるのです。

  • by Anonymous Coward on 2010年07月16日 19時36分 (#1796525)

    > ただ支出を削ればいいかのような経済無視の世論形成がされている中、

    本線の名がどこまでも似合わない山陰本線、あるいはJR西日本のローカル線全体の現況を理解しているのだろうか。
    ローカル輸送は地元住民もろくすっぽ利用しておらず、赤を多少なりとも埋めていた都市間の輸送は高速バスと自家用車にシフト。
    この余部鉄橋も含めほぼ蒸機時代の線形と設備のまま、ところによってはそれ以下の状態で存置されている、
    公共というほど利用者も居ないし交通というにもあまりに陳腐化した路線ばかりで、いくつかに至っては廃止さえ囁かれているというのに。
    そんな中ここに3億円出しちゃうのも相当な経済無視だと思うのだけど。
    鉄橋の一部が残るとしても、それはただ鉄ヲタと観光客目当ての商売のネタのためであってはよろしくなくて、
    公共交通への歪んだ投資の姿と鉄道の安全性を進歩させた数多の重大事故とをきちんと後世に伝える墓標になってもらわないと。

  • 鉄橋を歩きたいんだったら、大阪の淀川にかかっている城東貨物線淀川橋梁 [wikipedia.org]に行けばいいのでは?
    線路の横を並行している木造の赤川仮橋を渡るだけでもけっこうキますよ(^^

    #実は実家の近くなのでID

  • 徒歩で歩ける (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2010年07月16日 20時36分 (#1796558)
    頭痛が痛い
  • by Anonymous Coward on 2010年07月16日 18時31分 (#1796482)

    鉄橋を歩くといえば何を思い出す?
    登ったらまず何ごっこしたい?

    • 「スタンド・バイ・ミー」 [wikipedia.org]かな。で、レールに耳当てて、「汽車が来た!!」

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        > レールに耳当てて、「汽車が来た!!」
        これで思いだした。

        足音の人に見放されるんですね。
        #もちろん飯田線の話。

    • by Anonymous Coward

      地域は違うけど、球磨川第一橋梁かな。
      写真撮影の為に遠回りして歩いていたら、地元の人に

      何故、鉄橋渡らんね?

      と言われて、びっくりした記憶が。
      帰りは、その言葉の誘惑に負けて、渡っちゃったから、AC。

    • by Anonymous Coward
      子供の頃、かつて森林鉄道に利用されていた鉄橋なら渡ったことがあります。軌道が撤去され、歩行者・自転車専用の生活道路になっていました。
      下を流れる川(けっこう広い)が編み目から丸見えで、高さもあったので、「怖えぇ」とはしゃぎながら何往復かした記憶があります。

      その橋も今では架け替えられ、今は立派な自動車兼用道路になっちゃってますがね……(遠い目)
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