組み込みUNIX雑誌『Embedded UNIX』創刊 45
ストーリー by wakatono
マニア向け-or-NOT? 部門より
マニア向け-or-NOT? 部門より
業界関係者M曰く、"CQ出版(株)より,組み込みUNIXを扱った季刊誌『Embedded UNIX』が創刊された.特集として,組み込み機器を開発するうえで重要となるクロス開発環境の構築や,NetBSDの組み込みでの使用などが取り上げられているほか,SourceForgeの記事が掲載されるなど,/.的にも関連のある内容になっている.
しかし,少し前までは企業や大学の研究室にしかなかったUNIXが,いまやTransCubeやコクーン,Zaurusなど,情報家電機器に続々と搭載されつつあるというのには感慨深いものがある.はたして組み込みUNIXはITRONの牙城を崩すことができるのか?
「ITRONの牙城を崩す」? (スコア:3, 参考になる)
組込みやってる人にしてみると、ITRONと組込みUNIXが対立するものとは捉えてないんじゃないかな?
適材適所、ということで。
現に、組込みLinuxコンソーシアムのEmblix [emblix.org]にはITRONに絡んでる会社 [tron.org]がごろごろしてるし。
なにも考えずにUnix (スコア:1, すばらしい洞察)
あれだけのことができたのに、Linuxにしたら
「memory32Mでは足りない」とか言われてしまってますね。
基準としては自分のデスクトップとかサーバーの環境が
そのまま移せないとないとunix好きな人はだめなんでしょう。
リアルタイム、省電力、省メモリー、8bitCPUの縛りの少ない
サーバー・通信系組み込みの需要が増えているのはわかりますが。
「Windowsでサーバーが走っていると、見慣れたGUIでめでたい」
というのと同レベルの考えだと思います。
Re:なにも考えずにUnix (スコア:1)
カーネルはたいしたことないけど、このへんの付帯物が大きい。
スクリプト言語もshだけでなくて、awkやtclが欲しいし
ちょっといじりだすとperlも欲しい、
いっそのことrubyもやってみたいという感じでね。
Linuxもlibc5の頃は結構軽かったのに、libc6(glibc2)入れたとたん、かなり太ったなと感じました。
ま、スレッド対応とかでいろいろあったんでしょうけど。
busyboxだったか、軽いライブラリもあることはあるんですけどねぇ。
P.S
先日買ったWindowsCE 2.0機を32MBのオンメモリで使っているのだが、
思った以上にいろいろできるのに驚いていたり(^^;;;;
Re:なにも考えずにUnix (スコア:1)
BusyBoxの人がメインで作ってますが。
Re:なにも考えずにUnix (スコア:0)
携帯機器に32ビットCPUと64Mバイトメモリを載せることが,非
Re:「ITRONの牙城を崩す」? (スコア:1)
今でもコストとか消費電力とかの制約でハードウェアリソースの制約が厳しいものはよくあるし。4bitや8bitすらあります。(もっとも、ここまでくるとUnixどころかITRONすら無理なこともありますが)
もし、組込みUnixと競合するとすれば、WindowsCE [microsoft.com]系の組込みWindowsじゃないかと思います。
Re:「ITRONの牙城を崩す」? (スコア:0)
Re:「ITRONの牙城を崩す」? (スコア:0)
ただ、ハードウェアのリソース制約がゆるくなってくるとともに、ソフトウェアが大規模化してくると、ITRON他組み込み系OSは苦しいです。
残念ながら優秀なソフト屋さん(ハード屋もそうですが)ばかりではないので、WindowsやLinuxにあるようなメ
Re:「ITRONの牙城を崩す」? (スコア:1)
メモリ保護機能はぜひとも組み込み系OSにも欲しいところです。
ITRON なら μITRON4.0仕様 保護機能拡張 [tron.org] に期待。続くの? (スコア:1)
続かせるんです (スコア:0)
組み込みが(ハードの)素人にも分かるようにしなきゃ。
# 自分はMac信者なのでAC
# と思ったけど、Mac OS XはUnixベースなのでID
# と思ったけど、胸を張ってこのセリフを言えるわけではないのでAC
Re:続かせるんです (スコア:1)
とりあえず買ってみようかと思います
Re:続かせるんです (スコア:0)
Re:続くの? (スコア:0)
Interface とか今だに生き残ってますし。
月刊とか欲張ったことをしなければ、一定のパイはあるでしょう。
Re:続くの? (スコア:0)
もちInterfaceもCQ出版なんで、組み込み系の一社独占は変わらず?
Re:続くの? (スコア:0)
今年から名前がEmbedded Technology2002 [jasa.or.jp]とかになってるし...
CQ出版は組み込みにかなりいれこんできてるようですね.
でもいったいどれくらい売れるのやら...(5千部?1万部?)
日本こうりゃく法 (スコア:2, 興味深い)
そういう意味では、経営難になったときには銀行より先に保護すべき会社だと思うけれど。
Re:日本こうりゃく法 (スコア:2, 興味深い)
3年ぐらい経つと「CQもうだめぽ」ということで、新しい出版社ができるのでは?
#いくらなんだって、この業界まぬけ揃いなわけじゃないだろうし。
> 外貨獲得能力のある技術者が減少して日本政府は崩壊するんじゃないかなー?
日本経済ではなくて?
そういえば (スコア:1)
# 昔は毎月読んでたんだけど…
CQ出版の雑誌 (スコア:0)
もちょっと隔月刊でもいいから内容を維持してほしいと思いません??
Re:そういえば (スコア:0)
#オフトピ
それをいったら「富士ソリューション社」「日本ソリューションズ社」とか..
Re:日本こうりゃく法 (スコア:0)
Re:続くの? (スコア:1)
実際、あそこの出版社が一番堅実なような気がする。
Re:続くの? (スコア:0)
黒と赤がベース、確かに黒は多いが
トラ技もそうだが他でも色使いは同じだね。
Re:続くの? (スコア:1)
地味にやってたんでビクーリ。場所も巣鴨の駅前という、
これまた地味な場所だったし。
どちらかというと地味に堅実にやりますっつう会社だから
部数が少なくても、それなりにやってけるんだと思いますよ。
Re:続くの? (スコア:0)
創刊号はガワ付で特別定価280円です。
Re:続くの? (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:続くの? (スコア:0)
雑誌としてやっていけるかなぁ。
Re:続くの? (スコア:1)
たいむりー (スコア:1)
OSはやっぱEmbedix(だっけ?)でしょ。
っていうかEmbedixがぜんぜんわからないからザウルス買って勉強しなくちゃ。
牙城くずさんでくれ (スコア:1, 興味深い)
UNIXコミュニティーメンバーが多いであろう /.JP で組み込みUNIXが好意的に受け止められるのは理解できますが、 対TRONで組み込みUNIXを応援するのは、TRON についてある程度知って、両者の特質を十分考慮してからでも遅くはないでしょう。
#仕事中なのでAC
Re:牙城くずさんでくれ (スコア:2, 興味深い)
Re:牙城くずさんでくれ (スコア:1)
masamic
Re:牙城くずさんでくれ (スコア:0)
Re:牙城くずさんでくれ (スコア:1)
両者の特質の違いを生かして、LinuxとITRONを組み合わせる [google.co.jp]のも流行のようです。
Re:牙城くずさんでくれ (スコア:0)
関係者なのでAC
Re:牙城くずさんでくれ (スコア:0)
>
>関係者なのでAC
だったら、何の関係者くらいかはちゃんと言うか、すべての
プロジェクトについてのレビューくらいはするかのどっちかやっとけ。
#unix
Re:牙城くずさんでくれ (スコア:0)
ケツの穴の小さい奴 (スコア:0)
特定技術の囲い込みでしか維持できないような優位性などドブに捨ててしまえ。
むしろ日本の優位性などなくなるくらい世界中でITRONが使われた方がいいじゃないか。(適材適所でね)
NetBSD/SH3 (スコア:1)
クロス環境は i386 で、できあがったバイナリを FlashROM に書き込んでテストするんですが、なにせログはコンソールにしか吐けないのが困りました。syslog で転送するってのもありなのかもしれませんが…
組み込み屋じゃない人間がたまにこんな開発をすると、普段いかに恵まれたデバッグ環境にいるかということをしみじみと実感しますね。
-- cooper
Re:NetBSD/SH3 (スコア:3, 参考になる)
> なにせログはコンソールにしか吐けないのが困りました。
> syslog で転送するってのもありなのかもしれませんが…
>
> 組み込み屋じゃない人間がたまにこんな開発をすると、
> 普段いかに恵まれたデバッグ環境にいるかということをしみじみと実感しますね。
組込み屋でも、普通はもっとましな環境でやります…
いくらなんでも開発効率悪いもん。
最低でもROMモニタくらい使うし、ちょっとお金があるとROMエミュレータやJTAGなんかを使うと思う。
いっぱいお金があるとICE使ったり。
実際のデバッグで苦労するのは、割込みが絡むと挙動が変わるとか、
あるタイミングでDMAが動かないとか、そんなとこだと思う。
そうなるとロジアナやオシロで見ないとわかんなかったりなので、つらいところ。
Re:NetBSD/SH3 (スコア:2, 参考になる)
> あるタイミングでDMAが動かないとか、そんなとこだと思う。
ビンゴ。実際、ioctl で叩きすぎる(そもそもこれがマズイ)と、希望する動作にならないというのがありました。手の出しようがなくて、ハードを開発した会社まで行って現地デバッグ。オシロやらなにやら知らない機材でいろいろいじくり倒すのをボ~ッと眺めながら、朝までかかったのを覚えてます。でも意外と楽しいですね。
# 旅行者が旅先を評するのと同じ :-)
-- cooper
組み込み雑誌といえば (スコア:1, 興味深い)
今までのInterfaceから記事を抜き出して
手直ししたものなのではないかと。
このところのInterfaceはほぼ「組み込み」雑誌の側面が
強かったし、いままで「組み込み」な人には
目新しいものでもないのではないかしら。
何となく 新発売の SH評価ボードのプロモーション雑誌
のような気がするのは私だけでしょうか。
# でもきっと買うのでAC
# さらにInterface毎月買ってるのでAC
# 組み込みオヤジなのでAC
Re:組み込み雑誌といえば (スコア:1)
>のところのInterfaceはほぼ「組み込み」雑誌の側面が >強かったし、
そもそも定期発行するまえの季刊?の時代から「マイクロプロセッサ」が特集記事だったりしましたし、通信系の記事やリアルタイムOS、汎用バスなどの記事も繰り返し特集されてきましたものね。
#根拠は示せないのでツッコミ歓迎(^^;ソフトウェア技術者の読者のほうが多いような気がするんで、そのうち分家が本家を食うかも。
とういうわけで (スコア:1)
個人的にはbusyBoxが面白かったですね。
次出るのは2/15ですか。
その間に情勢がガラっと変わりそうな気もしますが(笑)