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4726 story

ソニーが500GB+の新規格テープドライブを開発 44

ストーリー by Oliver
まだまだ足りない 部門より

KAMUI 曰く、 "日本工業新聞の記事に依るとソニーは企業向の大容量ストレージとして 2分の1インチ(12.7mm)テープ幅で非圧縮時の記憶容量 500GB の「S-AIT 」規格テープドライブを今年前半に発売する。
ソニーは 8mm幅テープ規格の「AIT3」で非圧縮時 100GB を実現しているが,世界のテープストレージではQuantumの「DLT」とHP,IBM,Seagateの「LTO」の 2規格が主流である為 2分の1市場への進出を既に表明していた。
先行する 2規格は「Super DLT」で非圧縮時 160GB,「LTO Ultrium 2」で 200GB まで到達している。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • データ保存 (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2003年01月15日 18時37分 (#235771)
    なんかHDDとの比較コメントばっかですが・・・

    日常的に更新されるようなデータではなく、
    開発が終わった製品のデータ保管用途としては
    一本で500GBってのは魅力的です。

    保存しなければならないけど、トラブルでもない限り
    読み出す必要がない大容量のデータ。
    こういうのは今でもテープデバイスに保存してまっせ。
    そんで、遠隔地の倉庫に眠らせる。
    • by Joga (8113) on 2003年01月15日 18時59分 (#235785)
      > 日常的に更新されるようなデータではなく、
      > 開発が終わった製品のデータ保管用途としては
      > 一本で500GBってのは魅力的です。

      そうだよね。どう考えてもデータ保存用でしかないのに、なんでHDDと比較するんだろ。
      ファイルサーバーのデータバックアップなんかも、今でもテープでやるところは多いんじゃ?
      親コメント
    • ハードディスクとの比較というか、大企業の情報部門用の品を
      パーソナルユース用として考えてしまってるからでしょうね。

      実際には、#235911のコメントにある通り、契約上の
      理由などで大量のデータを定期的に保存しなければならない
      場合に使用する企業ユーザをターゲットにしているので
      読み出しの利便などはあまり考える必要が無く、むしろ
      データを放り込んだらそのまま保管業者に直行、といった
      ケースのためでしょう。そういう市場もまだまだ大きいって
      事ですね。

      元タレコミにもちゃんと企業向けと書いてあるんですが、
      個人でも数百ギガ持ってて当たり前の昨今なので、みんな
      パーソナルユースの大量バックアップメディアに飢えてるから
      ついついそういう用途を想定してコメントしちゃうんですね。
       
       
      --
      --------------------
      /* SHADOWFIRE */
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        >ついついそういう用途を想定してコメントしちゃうんですね。

        他人のコメント読んでないだろお前ら。
    • by Anonymous Coward
      定期的に上書きするバックアップではなく、一度書いて
      ずっと保存する使い方だと、転写や消磁の問題とかって
      出てこないですか?

      バックアップしたつもりが、数年後いざ読もうとしたら
      読めない部分がぼろぼろ出てきたりしそうで怖いんですが。
      • by Anonymous Coward on 2003年01月15日 22時16分 (#235911)
        > 転写や消磁の問題とかって出てこないですか?
        > バックアップしたつもりが、数年後いざ読もうとしたら
        > 読めない部分がぼろぼろ出てきたりしそうで怖いんですが。

        いざ読もうという事態がそもそも起きないデータです。
        可能性は0ではありませんが、そういうデータには
        転写や消磁の問題を考慮したバックアップを
        とるようなコストはかけられません。

        そもそも消磁の問題が出るほど時が経っている頃には
        製品開発は次世代ハードの時代で、
        古臭いデータなんてすでにゴミです。
        読めなくても無問題。
        #235871さんが賞味期限と書いていますが、そんな感じですね。

        契約上の理由や、万が一の時のために保存するだけで、
        倉庫の肥やしになっているようなデータは一杯ありまっせー。
        親コメント
        • >> 契約上の理由や、万が一の時のために保存するだけで、
          >> 倉庫の肥やしになっているようなデータは一杯ありまっせー。

          ありますねー。
          某メーカーでは汎用機時代のリールテープ!を専門業者に
          保管してもらってますが、保管費用だけで大変な額です。
          (1ヶ月毎、年間決算毎のデータだけで十数年分ある)

          戻して使用することは2年に1回あるかないか、って
          とこで、その際もしも使用できなかったとしても
          別段問題にもならないんですが。
           
           
          --
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          /* SHADOWFIRE */
          親コメント
      • by Anonymous Coward
        大丈夫。その頃にはバックアップ内容の賞味期限も切れてるから :-)
    • by Anonymous Coward
      「HDDとの比較コメント」に見えてるのか?ちょっと違わないか?
      HDDは際限なくデカくなってるのに、それをバックアップするのに
      使われるテープデバイスの使い勝手は、現状でいいのか悪いのか、
      って話をしてるのだと思うが。
    • by Anonymous Coward
      古いストーリーになっちまいましたが。

      バックアップの目的が、高可用性のためか、
      アーカイビングやマイグレーションのためかを
      ごっちゃにしているのでしょう。
  • by yororei (9799) on 2003年01月15日 18時53分 (#235779) ホームページ
    結局ハードディスクのコストパフォーマンスに負けるような気がする
    メディア+ハードウェアはいくらぐらいなのでしょうね
    • Re:コスト (スコア:2, 興味深い)

      by keisuken (2614) on 2003年01月15日 19時11分 (#235790) ホームページ 日記

      ハードディスクってバックアップ媒体としてはちょっと、と思います。

      じゃぁテープは信頼性があるのかというと、まぁ扱い(温度・湿度・暗室)がよければそれなりに長期保存できます(媒体の種類による)が、ハードディスクだとメカが壊れたら読み出しさえ出来なくなってしまうので比較の対象にはならないかと(^^;。例えばヘッダ部のサーボが固まってしまっていた時なんかもう(^^;、泣いちゃうと思います(まぁ開けてレーザなどで磁性読み取ってサルベージするという方法があるそうですが)。

      とはいえ、今更ながらバックアップ媒体がテープくらいしかないのもなんですね。そろそろホログラムメモリなどが実用化されてもいいと思うんですが、これも長期保存には向かないんでしょうか?

      親コメント
    • by Majikonov (6069) on 2003年01月15日 22時36分 (#235921)
      テープとハードディスクはコストだけじゃ比較できないすね。
      ハードディスクだとデータの永久保存(アーカイブ)には高コストだしデータの運搬には耐久性が低い。
      それほど重要なデータのバックアップとしては考えないとしてもPCサーバ用テープドライブ50万円、メディア1本1万円とかだから、1TBを5世代分とか考えると導入コスト的にもそんな悪くないのでは。

      10年くらい前にはテープに変わるものとして光磁気メディアが出てきたと思うんですが、データ量の増大に全然追いつかなかったと。
      # DVDで1TBのバックアップなんて考えたくもありませんな。
      --
      -- sun burst.
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      AIT2の時、メディアが1万円、ドライブが100万円でした。
      チャンジャーだとドライブ数+チェンジャーシステム500万ぐらいなのではないでしょうか。
      そこにバックアップソフトの値段がさらに...
  • by fgd (2415) on 2003年01月15日 23時13分 (#235940) 日記

    松下寿電子 [panasonic.co.jp]のS-AITのページ [panasonic.co.jp]。

    ヘリカルスキャンの説明 [panasonic.co.jp]もあったので便利。

  • by Anonymous Coward on 2003年01月15日 17時15分 (#235712)
    バックアップにかかる時間が…
    テープ媒体だと特に。
    • by joshkata (4660) on 2003年01月15日 17時28分 (#235714)
      データ転送速度に関してソースを当たってみましたが、ソニーの新方式は30MB/sで、500GBのフルバックアップには五時間弱かかる計算ですね。将来的には240MB/sを目指しているようです。

      ちなみにQuantumはわかりませんでしたが、SeagateのLTOは32MB/sとのことです。

      親コメント
      • 障害時の復旧はやっぱり1日くらい見込んでおかないとだめかぁ・・・
        --

        ----------------------------------------
        You can't always get what you want...
        親コメント
        • 甘い! (スコア:4, 参考になる)

          by SteppingWind (2654) on 2003年01月15日 19時21分 (#235798)

          5年ほど前に500GB程度のデータベースの復旧計画を設計したことが有るのですが, フルバックアップから復旧するような最悪 ケースでは, システムがほとんど24時間運転でフルバックアップが半年に1回しかできないこともあって, トランザクションログの完全適応で最新の状態まで戻すのに1週間かかるなんて計算になってしまったことがあります.

          最終的にはデータベースの領域分割の設計で, 障害が全体に及ばないようにして, 最悪でも半日以内で復旧できるようにしたのですが, 最近の100GBオーバのディスクの様に障害範囲の局所化ができないような構成だと, 3重ミラーとかを使って時間的に短い間隔でバックアップを取れるようにするしか対応方法が無さそうですね.

          親コメント
          • 補足 (Re:甘い!) (スコア:4, 参考になる)

            by fgd (2415) on 2003年01月15日 23時09分 (#235937) 日記
            SteppingWindさんはご専門のようなのですが、知らない方のためにFYI.

            さて、3重ミラーで何をするかですが、バックアップを取りたくなったら、3重から1台を切り離します。残った2重ミラーの方は、そのまま営業を続けます。 切り離した1台で、のんびりフルバックアップなぞを取ります。

            作業が終わったら、何事も無かったかのように切り離した1台を元に戻して同期を取らせます。

            こうすることで、downtimeをかなり減らせるのです。(たぶん)

            -----
            最初にこの構成を聞いたときは、なんてゼータクな、と思ったのですが、どうも大まじめに検討される構成のようです。

            fgd@素人
            親コメント
            • by Anonymous Coward
              いざリストアしようとしたときに、トランザクション途中でコミットもロールバックもしてないデータてんこ盛りで役に立たない罠(w
              • by saitoh (10803) on 2003年01月16日 14時00分 (#236261)
                いざリストアしようとしたときに、やり方がわからないとか、テープが壊れているとか。
                バックアップはしても、リストアの練習をする人は少ない。テープのベリファイも省略する人が多いし。
                新しいマシンを買ったばかりで意味のあるデータがまだ書き込まれていないうちに、わざと消してリストアの練習をすべき。
                以前某業者にRAIDのパラメータを変更するため一旦 フルダンプを取ってからあとで戻す、という作業をしてもらった ことがあったが、見事にリストアに失敗してデータの全損失。 いや、その業者がなっとらん、というのではなくて、そのくらいリストア作業は失敗しやすいという話。
                親コメント
      • Amiga用ですが、VTRにデータをバックアップできる、
        怪しいデバイスがありました。
        勢いで買ったのですが、120分テープで200MBって事は、
        200MBバックアップするのに2時間・・・
        それに気がついた直後に、ZIPドライブを買いに走しりました(笑

        #200MBあれば、Amigaでは十分なんですけれどね。
        --
        AMIGA4000T(60/50)使い
        親コメント
        • >VTRにデータをバックアップできる、怪しいデバイス

          Amiga用であったかPC用であったか定かではありませんが、昔雑誌で「画面写真」入りの紹介をみたことがあります。
          結構粗い解像度のブロック模様が映っていました(^_^)

          2時間=7200秒=432,000フィールドですから、
          200,000,000/432,000=463バイト/フィールド(正味)を記録できればよいことになります。各種エラー訂正コードを入れて100x100程度の
          解像度ならば15年前でも何とかなったでしょうね。
          親コメント
      • 将来的には240MB/sを目指しているようです。
        将来じゃなくて今どれだけ実現できてるかが問題ですね。
        絵に描いた餅で良ければIBMのLTOも160MB/sec [ibm.com]を目指しているようですが、「第2世代」から全然進んでない...
    • by Anonymous Coward on 2003年01月15日 17時56分 (#235736)
      てゆーか、そもそもSONYのAITなんてヘリカルスキャンのテープドライブをバックアップデバイスに使おうという連中の気が知れないな(w
      転送速度も含めると三重苦。
      親コメント
    • コピー元とコピー先のテープを重ねて何か刺激を与えるとコピーできる、 なんてのは実現できないかなあ。日光写真か青刷りみたいに。

      これはディスクでやったほうがメリットが大きいかな。

      • ネタかなぁ…

        VTR の業務用デュプリケータが、まさにこれですけど。

        ヒステリシスが非常に大きなメタルテープのマスターテープ を使い、これに生テープを密着させて、外部から磁場をかけ ます。印加された磁場はマスタテープに記録されている磁気 パタンによってバイアスがかけられた形で生テープに加え られるため、磁場が取り除かれると、メタルテープに記録 されていた磁気パタンが生テープ側に転写されます。

        数千本以上、場合によっては数万本のコピーを普通の VTR なんかではとてもやってられませんからねぇ。

        --
        --- Toshiboumi bugbird Ohta
        親コメント
      • >コピー元とコピー先のテープを重ねて何か刺激を与えると
        >コピーできる、なんてのは実現できないかなあ。

        それって恐くない?
        刺激が弱いと、まだらにコピーされたり。
        --
        PCにECC Registeredメモリの利用を推奨します。
        親コメント
      • 光ディスクみたいなのを普段の記憶媒体にしておいて、
        バックアップは、ディスクを取り出して印画紙の上に置いて
        フラッシュ焚いてやればオーケーっていうのができないかな。
        復元のプロセスは、印画紙からネガを作ってディスクの上に載せて
        やっぱりフラッシュ焚いてやればオーケー、と。

        # たんなる思いつきなのでID
        親コメント
    • 大きいことはいいことです!(嘘
  • by Anonymous Coward on 2003年01月15日 18時01分 (#235740)
    ファイルサーバだと500GBどころか、数TBも珍しくない昨今、
    500GBとはテープの開発はHDD程進んでない...
    チェンジャー前提だと高すぎて、HDDにパックアップする方が
    やすくなる場合もあるから、もっとガンバレテープ。
    • by LightSpeed-J (4514) on 2003年01月15日 20時10分 (#235829) ホームページ
      数年前のこと、今もあるのかもしれないけど、
      HITACHI社製FT350だかってAITのアレイ装置があって、そいつは4列のAITドライブにパラレル(1HDD→1TAPE)で物理ボリュームのイメージを作っていく、って構成で(勿論オフラインになりますが)バックアップを取る奴がありました。

      当時、PC/ATとかミドル下UNIX機のような安価な構成で使えるものだと、テープへのフルバックアップでは敵なしで早かったですね。

      こういうとり方だと、RAIDボリュームかなんかを対象にするなら、一本のテープの最大容量ってのは(非圧縮で)HDD一本がバックアップできる程度にあるとちょうどいいんですよね。

      今ってだいたい、一本のHDDって500GB位まではあるのかな? AIT使うような場合対象になりそうなSCSI物だともうちっと少なめかもしれないですね。
      --
      -- LightSpeed-J
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2003年01月15日 21時59分 (#235901)
        TF350ですね。

        AITでRAIDもできますよというような感じで。
        でも、そんなに柔軟性の高いものでもなくてバックアップ単位がLUN単位だったりとか。

        スペックとしては読み書き同じスループットのはずだけど、
        実測するとやっぱり書き込みの方が遅かったりしましたけど。

        某官庁あたりの方は詳しくないかな?
        親コメント
      • by wosamu (4952) on 2003年01月15日 22時58分 (#235933) 日記
        おそらく同系列のTF300は触ったことありますね。
        僕がやったときはファイバーチャネルで繋いだような。
        OSを介さないでストレージに直接繋いでバックアップ取れるのでなかなか便利でしたね。
        確かに速いし。
        あと、
        >そいつは4列のAITドライブにパラレル(1HDD→1TAPE)で物理ボリュームのイメージを作っていく、
        あれってそう言う動作してるんですっけ?
        なんとなくそれじゃ使い勝手悪そうな気がするのですが。
        親コメント
      • by SteppingWind (2654) on 2003年01月16日 1時05分 (#236023)

        一本のHDDって500GB位まではあるのかな?

        RAID0+1で72GBのディスクを1列5本ぐらいで構成するのが最近では普通になりつつありますから, 500GBまではいかなくても300~400GB程度で1ボリュームという勘定になりますね. 確かにテープとボリュームが1:1になっていると管理・運用が楽なんですが, すでにやばい状況なので, やっぱり規格上だけでも数TB程度は扱える高速バックアップ媒体が欲しいところですね.

        親コメント
    • by yuno (5162) on 2003年01月15日 18時10分 (#235753) 日記
      ペタサイトをリーズナブルにしてもらえばいいんですよねぇ(笑)
      --
      -- yuno
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2003年01月15日 23時10分 (#235938)

    頼むから頑丈なドライブ作ってね(涙)

    #DLTの壊れたドライブ交換に頭を悩ましているからAC

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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

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