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4795 story

4枚の翼を持つ恐竜 58

ストーリー by wakatono
どう使ったのだろう 部門より

Newtosh曰く、"CNNによると、中国科学院・古脊椎動物与古人類研究所の科学者が、4肢に羽の痕跡が残った恐竜の化石に関する考察を発表した。
2001年から2002年にかけて遼寧省の朝陽盆地で発見された6組の化石には後肢にも羽が生えていた痕跡がある。
主席調査員の Xing Xu 氏は「こんなものが見つかることはまったく予想外だった」とCNNに語った。
滑空中に羽ばたいたことによって鳥類へと進化したという説と、走行速度を上げるための翼が最後には飛翔能力を獲得したという説の議論が再燃するだろう。
Xu 氏のチームは1999年に発見された Archaeoraptor lianingensis の化石の羽飾りについて偽造であるということを追試によって結論付けた。
今回の化石についても Xu 氏のチームは十分な追試を行ったという。

#本物だったらすごいことなのか? 識者の意見を乞う。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 垂直尾翼? (スコア:2, 興味深い)

    by tada (5086) on 2003年01月23日 20時30分 (#242053)
    (妄想開始)
    現在、垂直尾翼を持った鳥は発見されておらず、現代の鳥は、普段水平尾翼として使っている尾を、うまく縦に捻ることで垂直尾翼の代わりとしている訳ですが、今回のように後足に羽があれば、足を下に垂らして垂直尾翼としても使えるかも知れませんね。この化石に水平尾翼があるのかよく分かりませんが、どうなんでしょうか。長い尾はあるようですが、羽は付いているのかどうか。
    (妄想終了)
    • by Anonymous Coward
      後肢が大きすぎるので後肢を垂直尾翼として使う場面に前肢だけで飛行・滑空できるとは考えにくいです。(要は後肢を立てた・垂らした瞬間に腰が落ちて飛行・滑空が終わる)

      どちらかというと記事にもあるようにモモンガやトビトカゲの
  • by kamuy (1690) on 2003年01月23日 17時14分 (#241931) ホームページ 日記
    なんか、どっかで見た記事だと思ったら、今朝方Yahoo! NEWSで見かけたモノでした。
    と云うことで、Yahoo!のネタ元となった国内記事。
    毎日新聞 [mainichi.co.jp]
    読売新聞 [yomiuri.co.jp]

    で、四つの翼を使って、ムササビやモモンガのように滑空するのでは? と云うことのようで。
    --
    -+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
  • by T.Sawamoto (4142) on 2003年01月23日 17時17分 (#241933)
    先週ニュースになった「翼は坂を駆け上がる道具」説 [asahi.com]は、早くも危機的状況なのでしょうか?(^^;)
    後脚に羽根が生えていたとすると、走るときに邪魔になりそうな気がしますし。
    • 予見なく、逆戻りなし (スコア:2, すばらしい洞察)

      by bushidoh (12670) on 2003年01月23日 21時31分 (#242098)
      > 後脚に羽根が生えていたとすると、走るときに邪魔になりそうな気がします
      > し。

      邪魔であればこそ、飛ぶようになるしかなかったとも考えられるのではないか。
      親コメント
      • それは後ろ足に羽毛が生じた後の話であって、何故後ろ足にも羽毛が生じたかを説明していない。
        • > 何故後ろ足にも羽毛が生じたかを説明していない。

          何か目的があって進化する事は無いでしょう。例えば、二人のくっついて産まれた人に向かって、君は何故つながって生じたかを説明していない、とか言うのだろうか。
          親コメント
    • by SteppingWind (2654) on 2003年01月23日 22時10分 (#242127)

      現在の鳥が羽を使って飛んでいるからって, 最初の段階では何に使っていたのか分からないわけで. 根拠レスの思いつきなら

      • 体温維持のため, 空隙の多い構造が欲しかった
      • 樹上生活で, 擬態のために大きく薄い突起物が欲しかった
      • 実用性0でも見た目が格好良ければ良かった

      なんてことも考えられますから.

      親コメント
      • by kujira (13607) on 2003年01月24日 0時17分 (#242254)
        >実用性0でも見た目が格好良ければ良かった

        これ。これは鳥では割とありますよね。孔雀とか。

        だから、機能主義一辺倒っていうか、
        「何かの役に立っていた」って考え過ぎないこの見方はすごい大切な気がする。
        実際、飛べるようになるまでは、ある意味役に立っていなかったわけだし。

        親コメント
        • 羽毛の用法として飛ぶ・滑空すること以外(たとえば保温)も
          認められるなら、孔雀の見事な羽は求愛行動のための実用的
          デザインだと言えると思いますよ。
          • by Anonymous Coward on 2003年01月25日 1時43分 (#243022)
            ついでに言うと、孔雀の雄が綺麗な羽毛を持つという事は
            自身が健康体であることをアピールする意味もあり、見事に
            実用的な話なんだよね。(雌は強い雄を選ぶのだから)

            ヘラジカの巨大なツノもそう。一部のトカゲ類の雄同士が
            喧嘩するときに口の大きさで優劣が決まるというのも、
            より餌を捕食できる優秀な雄であることを示している訳で。
            親コメント
            • んーと、
              性淘汰という視点はもちろんわかるんだけれども、
              孔雀とかサンコウチョウの羽毛とか、
              機能的には逆に邪魔なわけでしょう?

              なければないほど生存には都合がいいけれど、
              メスはあればあるほど選んでくれるっていうバランスの中にいるわけで。
              つまり、メスの趣味趣向が「変われば」あの羽毛はただの邪魔な存在になる。(雌雄同形の生物だっていっぱいいるし)

              あとは「実用的」の意味の問題になるかなー。

              親コメント
      • > 体温維持のため, 空隙の多い構造が欲しかった

        一般的にはそれが最初の羽毛の機能と考えられています。
        こんな感じ。

        体温維持のために羽毛が進化

        滑空に有利

        翼の獲得へ

        あと、
        > 実用性0でも見た目が格
    • 前脚の翼と後脚の翼が同時に進化したとする必然性はないのでは。

      あるいは、2枚の翼は地上で生活する恐竜が、4枚の翼は樹上で生活
      する恐竜が持ったと考えると、どちらの仮説も納得いきます。

      私は専門家じゃないんでホントのところはわかりませんが、何にし
      てもいろいろ考えられるので、すぐに危機的としてしまうのは尚早
      かと。
  • 論文読みますた (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2003年01月24日 6時27分 (#242393)
    Natureで購読登録していれば既にWeb経由でPDFおよびHTMLで読めます。
    写真も載ってます。
    全文は読んでないっす。

    とりあえずまた科博の真鍋さんのところにコメント要求が殺到するんだろうな。

    最初は翼と羽毛の区別ができてないアホ記者が書いたのかと思っちまいました。
    本当みたいですね。
    写真からは恐ろしく保存状態が良さそうに見えます。
    後肢の羽毛もしっかり確認できます。
    翼として機能していても何らおかしくない、というか滑空の翼として機能していたと考えた方が自然に思える化石ですね。
    飾りに欲しい(爆)。
    基本的に
    1.羽毛の獲得

    2.羽毛の生えた前肢が滑空に有利に

    3.翼の獲得と飛翔能力の進化
    という説を強化する発見でしょう。
    2の段階で更に後肢の翼機能の進化したことを示していますね。
    ただ、後肢にも翼機能を有する生物が鳥に直接繋がるか、というと、私はむしろ羽毛の生えた前肢の飛翔能力(羽ばたくための筋肉)を強化していった者達が鳥の直系の祖先だと思う。
    なので、これは恐竜から鳥類が進化していく過程で生じた種で、実際には鳥に繋がってはいないんじゃないかな。
    後肢も翼として使用する鳥がいないことがその状況証拠と言えるでしょう。
    化石でもそういう鳥は見つかってませんし。

    何にしろこんな研究ができるなんてうらやましい限り。
  • by parsley (5772) on 2003年01月24日 10時05分 (#242448) 日記
    昆虫だったりして。化石になっても区別つくんでしょうか?
    --
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  • by Anonymous Coward on 2003年01月23日 16時55分 (#241915)
    イグアノドンを思い出す…
  • by Anonymous Coward on 2003年01月23日 16時56分 (#241916)
    傍証として有望なり
  • by Anonymous Coward on 2003年01月23日 17時19分 (#241935)
    天使は実在した!
  • by Anonymous Coward on 2003年01月23日 18時03分 (#241963)
    >主席調査員の Xing Xu 氏
    XWing Xu氏と読み間違えた…
  • by Anonymous Coward on 2003年01月23日 20時53分 (#242076)
    論文が発表されて、他の研究者の意見が出るまで静観。
  • by Anonymous Coward on 2003年01月23日 22時01分 (#242119)
    南極にもそんなのが埋まっていたはずでわ……
  • by Anonymous Coward on 2003年01月24日 10時53分 (#242492)
    四肢(つまり飛行体型における体の前後)に羽毛があると
    いうこの構造は飛行あるいは滑空に適しているんでしょうか?

    ムササビは四肢の間が膜になっていて一体化した構造に
    なっているから安定していると思うけど、前後にバラバラに
    羽がある状態では四肢を頑強に方向固定しないとかえって
    邪魔なような気がするんですが。 
    飛行機だって尾翼が明後日の方向を向いていたら直進でき
    ないし、グラグラなら安定しませんよね。

    そんな不安定な翼なら滑空してもムササビほどに水平方向に
    すべるのではなくて、殆ど落ちるに近くて気持ち程度に
    滑空しているとか、そんな所なんじゃないのかなぁ...
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