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5823 story

SCOによる対IBM訴訟へのOSIポジションペーパー、日本語訳 22

ストーリー by Oliver
ヘタレな訴状 部門より

Mithrand曰く、" japan.linux.comの記事から:SCOの対IBM訴訟関連の記事でしばしば登場するOpen Source InitiativeによるOSI Position Paper on the SCO-vs.-IBM Complaint日本語訳が公開された。SCOの訴状に対して、一つ一つ反論する形で書かれており、SCOの主張に対して明白な誤りか、誤解を招くような表現であることをのべている。ざっと見たところ、SCOの訴状がかなりいい加減であることが分かる。勝つ気がそもそもないのだろうか。"

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  • この文章 (スコア:3, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2003年06月04日 16時47分 (#329524)
     一通り読んだのですが、SCOというよりは、UNIX及びLinuxの
    歴史をまとめたものとしての、一資料として(+1;参考になる)と
    いう感じで読めました。
     もうSCOはどうでもいいよ…なんて思う人でも、読んでみるべき
    資料じゃないでしょうか。
    • by u1p (2709) on 2003年06月04日 17時27分 (#329537) 日記
      いずれ出版される、と。
      そして印税収入を訴訟費用に…?
      親コメント
    • >一資料として(+1;参考になる)

      同意。しかも熱意に満ちた名文ですね(一部まわりくどい表現があるにしても)。

      これで、いままで朧気にしかわからなかったことが、かなり明確になりました。
      「UNIXファミリ」「起源上のUNIX」「商標UNIX」という区分けは便利ですね。これはほかでも使われている区分けなんですかね?
      また、なぜオリジナルのUNIXのコードがAT&T→Novell→SCOとドナドナされ続けるのかも疑問だったのですが、古くて価値もあいまいだからなんですね。

      そしてSCO/Calderaの訴訟がいかにインチキであるかもわかった。
      しかしこうなると、MSが何をライセンスされたのか気になる・・・。

      #Mac OS Xは「起源上のUNIX」ではあるけど「商標UNIX」なんだろうか?
      --

      [tomoyu-n]
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      ワシもそう思う!
      10年ほど前なら「Life with UNIX」とか「The Unix Industry」とかいろいろUNIXの歴史に触れた本があったけど、最近はまとまったのが無かったので、これは歴史を紐解く良い参考文献の一つになりますね。
      • by Anonymous Coward
        最近の書籍だと、 UNIX の 1/4世紀 [ascii.co.jp] がお勧めです。
        Life with ... などをおもしろいと思った人なら楽しめると思いますよ。
        • Re:この文章 (スコア:2, 興味深い)

          by patagon (1453) on 2003年06月04日 18時36分 (#329561) 日記
          > 最近の書籍だと、 UNIX の 1/4世紀 [ascii.co.jp] がお勧めです。
          訳が全くダメダメです。楽しむ前に疲れます。
          金返せ! ASCII ってのが、お金を払って購入して、
          読んだ私の感想です。

          原書は読んでないんでわからないけど。ASCIIのサイトの訳本が
          紹介されているものですから。
          親コメント
          • by Abendrot (8840) on 2003年06月04日 19時51分 (#329582) 日記
            四半世紀じゃなく1/4世紀ってのは、訳者の特別なこだわりがあるのでしょうか?

            #ASCIIの訳といえばタネンバウムのMinix本がひどかったなあ..
            親コメント
            • by flutist (16098) on 2003年06月04日 20時11分 (#329590)
              > #ASCIIの訳といえばタネンバウムのMinix本

              ほかの訳で出てますね。

              オペレーティングシステム?設計と理論およびMINIXによる実装
              タネンバウム、ウッドハル著
              千輝順子翻訳、今泉貴史監修
              プレンティスホール出版、ISBN: 4894710471
              親コメント
            • by patagon (1453) on 2003年06月04日 22時31分 (#329663) 日記
              > 四半世紀じゃなく1/4世紀ってのは、訳者の特別なこだわりがあるのでしょうか?
              個人的には訳は1/4世紀のほうがしっくりきます。

              ただこの「UNIXの1/4世紀」というのを訳したのはQUIPU LLC(クイープ エルエルシー)という個人 or 集団です。
              ぐぐってみるとAmazon.co.jpで26冊もヒットする [amazon.co.jp]んですが、大丈夫なんでしょうか?

              「UNIXの1/4世紀」の訳を読む限りでは、QUIPU LLC(クイープ エルエルシー)は、
              UNIX・コンピューターの歴史をわかってない、技術的知識がない、
              訳した文章を自分で読んで確認したのか?と疑うほど文章・日本語がおかしかったです。
              親コメント
              • by Anonymous Coward on 2003年06月05日 1時26分 (#329749)
                翻訳の受注もコネがものを言うわけですよ。

                全体的にいえば、翻訳者の質なんてそんなもんです。
                翻訳業界も優秀な人材が足りていません。
                とはいえ、出版翻訳が出来るのはそれなりのスキルを持った人のはずなんだけど、
                どうしちゃったんでしょうね。

                編集側にも責任があると思います。
                出版翻訳であれば、編集者もそれなりにチェックしなきゃいけないし、
                訳がダメであれば識者による監訳をつけるべきだと思うんですけどね。
                特に名著などは気を使ってほしいところです。

                とはいえ、出版翻訳は、お金にはならないは、クオリティは要求されるはで、
                状況的につらいものがあるのも事実ですが。
                親コメント
          • by saitoh (10803) on 2003年06月05日 14時11分 (#330035)
            原書はちゃんとした内容なので、英語が得意なら、楽しく(?)読めると思いますよ。 そんなに難しい英語ではないで、オンラインマニュアルの英語が 苦にならない人なら辞書無しで読めると思います。 日本語版と並べて比べながら読むともっとおもしろかったりして。
            親コメント
          • by Anonymous Coward
            >訳が全くダメダメです。楽しむ前に疲れます。
            >金返せ! ASCII ってのが、お金を払って購入して、

            本の構成もナニですな。
            でも、BookOff で買ったから許す。
    • by Anonymous Coward
      Linus氏がLinux0.8をスクラッチして書いたみたいなことがあるのですが、もともとMinixを改造して作ったというのをどっかで見ました。

      SCOがIBMが関与するまではLinuxは自転車のようなものだったとありますが、それまではUNIX系に詳
      • by Anonymous Coward on 2003年06月05日 7時37分 (#329823)
        Minix はマイクロカーネルで Linux はモノリシックカーネルだから別物ではないで
        しょうか?そしてそこからタンネンバウム教授との間で有名な論争が起きた、と。
        "Linux is obsolete." ってやつですね。

        当時、Minix に仮想記憶を載せたいといった拡張の要望はあったけど教授が許可
        しなかったのでフルスクラッチで書く必要があったようですけど?

        サポートについては、IBM が売っている Linux を IBM がメンテナンスすることは
        あっても他社製品までメンテナンスすることは無いでしょう(特別にお金を積めば
        別でしょうけど、普通そういうことはしない)。IBM という名前が効いたということなら
        否定できませんが、それは技術の盗用などとは関係ない話です。
        親コメント
      • by okdt (17) on 2003年06月05日 10時54分 (#329901) 日記
        IBMのLinux参入が、大きな貢献をしたことは間違いないと思います。ただ、それは、すでにLinuxの品質がある程度のところまで来ている段階での参入だということからすれば、第一に「普及」への貢献だということ。

        マーケットから見て、*自転車に見えた*ものがIBMのおかげで自動車に見えるようになったというのであれば、見えた人の感想であるゆえに否定や論駁をしても意味をなしませんが(つまり、「そうなのね」というほかないのですが)、この文書によるとマーケットの反応というより技術が主な争点ですからね。

        そして、それはSCOの主張するところのなにがしかの権利の侵害や、SCOの事業機会や展開への悪影響は認められないという指摘につながるのだと思いますよ。
        親コメント
      • by Anonymous Coward

        minix改造は何かの間違いでは?

        linuxの起源についてはlinusの自伝(?)「それが僕には楽しかったから」を読むと詳しく書いてあります。

      • by Anonymous Coward
        Linux はスクラッチから作ったはずですよ。 それを最初に comp.os.minix でアナウンスして仲間を募ったというだけの話。 そしたら Tanenbaum 先生からは「いまどきモノリシックな OS を作るなんてのは F 評価だ」と言われてしまったけど、評判はよろしくて順調に成長してしまったということ。
  • re: (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2003年06月04日 21時56分 (#329648)
    参考文献にもあげられている。

    http://www.law.co.jp/okamura/OpenSource_Web_Version/chapter03/chapter03.html

    本田
  • 大学時代に見せてもらったことを思い出しました。
    その後も、OmronがLuna、SEIがU-stationなど、
    EWSハードウェア用に自社版のUnix(TM)を開発してましたねぇ...
    1985年前後って、派生版が百花繚乱だったような覚えがあります。

    で、ちょっと探してみたらこんなページ [spring8.or.jp]が。
    なつかしい名前がいっぱい。
    --
    =^..^=
    Enjoy Computing, Skiing, as much as Horse Racing.
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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