パスワードを忘れた? アカウント作成
6066 story

ソフトウェア開発工程の国内標準規格制定へ 116

ストーリー by wakatono
本当に標準になるか? 部門より

DB-researcher曰く、"日本経済新聞の記事【経産省、ソフトの開発工程を標準化】(直接リンク禁止だそうなので、タイトルで検索してください)より。 ソフトウェアの品質向上を目指し、経済産業省はソフトウェアの開発工程の標準モデルを作るための専門機関を設立することを決めた。経済産業省周りでは2年程前から開発工程には注目していたようだが、このたび専門機関の設立へ向けて動き出すとの事らしい。富士通、NEC、日立製作所、日本IBM、トヨタ自動車、東京大学が参加することが決まっている模様。"

当該記事は IT BUSINESS & NEWS に掲載されている。いったいどんなもんになるのだろう…?トヨタが入っているのは「カンバン方式」の立役者だからかな?

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 現場では (スコア:4, すばらしい洞察)

    by kanina (16615) on 2003年07月08日 11時52分 (#354253) 日記
    策定されたとしても、現場では守られることはないんでしょうねえ
    • Re:現場では (スコア:2, 参考になる)

      by deleted user (13014) on 2003年07月08日 12時22分 (#354284)
      プロセスは現場が決めるもの、と思います。

      私はXPのプロセスは積極的に取り入れるべきと思いますが、それをできるかできないかは人にかかっているわけです。できない人の組織だったら既存のままやってりゃいいんじゃないかと。

      策定するにしても、とにかく柔軟性を確保しなきゃいけない。そんなもの作れるわけないし、なら策定する意味もあまりない。いくつかの方法論があってそれらが競争するっていう流れがあと十数年は続くと思われます。

      (ソースコード管理ツール、オブジェクト指向言語を利用することを推奨、とはいろんな方面から言って欲しい気はますが。)

      --
      ところで、これを見て「アジャイルアライアンス」でググッてみると、

      http://www.agileprocess.jp/
      > トヨタの大野耐一氏によって実践されたかんばん生産方式は
      > アジャイルプロセスの知識面および実用面の源となっています

      ここでトヨタの名がちらり。
      親コメント
  • by syun1rou (9886) on 2003年07月08日 13時57分 (#354375) 日記
    日経新聞の件の記事で、

    >2004年度に産業界と共同で専門研究機関を新設し、ミスが起こりにくく効率の良い開発工程を確立し、標準モデルとする。モデルができればシステムの統合も容易になる。

    という下りがあるんですが、どうしても「開発工程の標準化」と
    「システムの統合が容易」とがつながりません。
    誰か、分かりやすく説明してもらえるとありがたいです。

    大本の経産省の発表か何かを見れば分かるのかもしれませんが...
  •  ソフトウェアで「開発工程」って言われてもちょっとピンと来ないんですが・・・・
    #専門職の方すいません

     それよりも、個人的には巷でささやかれているデスマーチ [geocities.co.jp]が
    減るのかということに興味が(ぉ

    ##関連企業ではないですがあの状況はあまりにもかわいそうだと思うのでID
    --

    -----
    スケーター12号〜(┌  ┌  ┌  ´Д`)┘
    • 問題無い。 (スコア:2, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2003年07月08日 12時05分 (#354268)
      「デスマーチ」が正式に定義され、
      他の職種の方にも正確に説明できるようになります。
      もしかしたらスケジュールに明記されるようになるかも知れません。

      ってヲイ!
      親コメント
    • Re:個人的には (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2003年07月08日 12時00分 (#354262)
      デスマーチは何処からともなく聞こえてくるもので、
      開発工程の良し悪しには関係ありません

      まさに気づくとデスマーチという表現が正しいでしょう
      ちなみに目端の利く(大抵できる)ヤツは、とっくに
      脱出成功している為、状態は急激に悪化します
      ちょっとだけデスマーチなどが存在しないのはこのせいです
      親コメント
    • by zeissmania (3689) on 2003年07月08日 13時10分 (#354328)
      >デスマーチが減るのかということに興味が(ぉ
      いえ、デスマーチが標準化されます (-_-;;;
      親コメント
  • 日経までそんなこと言ってたのか…
    • とりあえず (スコア:2, すばらしい洞察)

      by tetsuya (11853) on 2003年07月08日 11時50分 (#354249) 日記
      この記事 [nikkei.co.jp]かな?

      #リンクはお断りされたり、お願いしたりする物じゃ無いと信じているのでIDで、、、
      親コメント
      • リンク先飛んでみましたが、「正しくご利用下さい。検索結果画面以外からは参照できません。」との表示。

        もともとそういうつくりだったはずなので直リンクできないみたいですね。仕様変更すると莫大なコストがかかりそうですが...
        親コメント
        • 元記事をリンクするなら:
           経産省、ソフトの開発工程を標準化――設計図や用語を統一 [nikkei.co.jp]
          でしょう。
          それからIT PROの:
          政府がソフト工学の研究機関を設立へ [nikkeibp.co.jp]
          も参考になると思います。
          親コメント
          • 30億・・・。 (スコア:3, すばらしい洞察)

            by Anonymous Coward on 2003年07月08日 13時10分 (#354327)
            うーん、まずメンツが
            >富士通、NEC、日立製作所、日本IBM、トヨタ自動車、東京大学
            って一番ノウハウ持ってそうな独立系ソフトハウスとかまったく入ってませんね・・・。(汗
            しかもなんでトヨタが。(汗
            #唯一期待できそうなのはIBMぐらいか?

            それより
            >来年度予算の概算要求に新機関設立の経費、30億円程度を盛り込む。
            って・・・標準化ってだけでなんで30億も?いらねーだろ。

            新たに天下り先を作ろーっていう官僚の匂いがプンプンするんですが・・・。
            親コメント
            • Re:30億・・・。 (スコア:2, すばらしい洞察)

              by Anonymous Coward on 2003年07月08日 13時18分 (#354337)
              つか独立系ソフトハウスなんかに案件を任せる気がないだけでしょ
              仕事を投げる先で共通化定型化を推進するという、ごくあたりまえの話
              親コメント
          • つっこみ&フォローありがとうございますm(_ _)m

            #やられたぁ

            実は普段から組み込み系のユーザ企業として無理難題をふっかけ、開発工程をぐちゃぐちゃにさせている(と心配しています、本当です)張本人なので、この手の話はとっても気になる&参考になります。

            今や有りとあらゆる物がソフトウェアを介して動いている、といっても過言ではないのでこの辺をきちんと系統立てて整理しておくのは大事ですね。自分は、ばりばり機械工学系のものの開発に携わっていますが制御は完全にコンピュータになってはや幾とせ、、、

            #先週もバグ取りはあとで良いからとりあえず納入しろ!
            #なんて事があったけどIDで、、、
            親コメント
        • by tietew (6130) on 2003年07月08日 12時53分 (#354311) ホームページ
          Referer落としてると参照出来るみたいよ。( ´ー`)y=゚゚゚
          何でこういうケチなことするんだろうねえ。
          親コメント
          • by WaningMoon (15817) on 2003年07月08日 20時31分 (#354639)

            同じ日経でも日経BP社のBizTech [nikkeibp.co.jp]は、 「連絡してちょーだい」とは言うものの基本的にOK。 [nikkeibp.co.jp]
            この違いって、どこから来るんだろう?

            BP社は印刷物メインの出版社だけど、 ネット経由のニュース提供も売りにしてる(そこから本や雑誌の購入に結びつけてる)のに対して、 そういう発想がない?昔からの新聞社って、やっぱりご多分に漏れず、 頭が固くて古くて高飛車でケチな体質(これじゃ最悪)なんだなって思うのは偏見かな?
            # ナニヲイマサラ。だから?新聞を買わなくなってもう幾年月。

            親コメント
  • fujitsu (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2003年07月08日 12時03分 (#354266)
    そんなことやってないで、自分のところの工程&品質管理機構
    を何とかしろよ>富士通&日立

    NECさんはわりとしっかりしてて、受注する方も安心なので
    ノウハウの放出は歓迎。
  • by wawawa (3653) on 2003年07月08日 12時10分 (#354272)
    最近聞かなくなってたんですけど、生きてたんですかね?
    いま話題のCMMとは何か? [atmarkit.co.jp] ("いま" と言っても "当時" だが...)
  • この記事見た第一印象がシグマ計画 [google.co.jp]だったのはわたしだけでしょうか・・・。

    #30億なんて、はした金?
  • by NO DATA (7774) on 2003年07月08日 15時30分 (#354435)
     まあやらないよりはやった方が思いますが、巷のシステム開発の阻害(或いは遅延)要因の何割がこの『標準化されていない工程』によるものなのか、という検討はなされていたのでしょうか。
     おそらく直接の契機になったと思われる金融機関の統合によるシステム障害などのケースなどでは、開発工程に入る以前での問題が相当に大きかったような気がするのですが。
     よく言われることですが戦略の失敗を戦術で挽回することはできません。今回のプロジェクトはあくまで『戦術レベル』での改良であって、状況は多少はマシになるかもしれませんが、結局それ以前の戦略レベルでのドクトリンの見直しと意識改革が行われない限り、大きく好転はしないでしょうね。
     関係者がこれでほんとにどうにかなる、と思っているのだったらそれは『戦艦大和がミサイルを積んでいればアメリカに勝てた』というのと同レベルでしょう。
     
    #まず最初に人月以外のコスト算定方法を開発すべきでは。
  • みなさんよく間違うのですが
    「かんばん」が正しい表記です。
    --
      田舎のLinux野郎
  • by ftw (7254) on 2003年07月09日 1時47分 (#354844)
    この標準規格は仕様変更されました。
  • SPI活動 (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2003年07月09日 9時41分 (#354954)
    ソフトウェアの開発工程(以下プロセス)っていうのは
    結局のところ,CMMがある程度そうであるように柔軟性を持ったものじゃないといけないわけで,XPにしてもCMMにしてもがちがちになっていないのはそういうわけだと思います.
    で,SECでやろうと考えていることはまずSPI活動が必要であるという認識を植え付けることとそのための技術移転,テーラリング手法やある程度共通化されたプロセス基準なんじゃないかなと.

    件の検討委員会の資料を目にする機会があったのですが,標準化されたプロセスを作って終わりというわけでなく,柔軟性を持ったプロセスの策定,プロセステーラリングガイドならびに各企業,あるいは各プロジェクトでの適用方法の研究開発,およびソフトウェア開発者の教育と各レベルに関して産官学連携で進めていくことが目的のようです.

    まぁそんなにうまく行くかどうかは別として,./の中でもSECの意義に関して位は前向きな理解が進めばなぁとAcademicな立場としては思います.

    SPI活動は絶対に必要なものだという意識自体が現状ではなさすぎますよね・・(ここのコメントでもそんな意見がちらほら・・).
  • 工業製品の場合は、「開発工程」の標準は決まってるんでしょうか?
    工業製品の場合、厳密に決まってるのは「開発工程」じゃなくて
    「量産工程」のほうのような気がします。
    で、開発工程の標準があるのかな、と疑問が。

    工業製品の場合、新製品を開発した後、それを一定品質で量産する
    体制が重要なわけですが、ソフトウェアの場合は、量産するのは
    コピーで済むのでそこが無い。

    工業製品その他にしても、品質を維持できる量産工程は
    厳密であっても、新製品の開発の際にはやっぱり試行錯誤
    して時にはデスマーチに近い波を経験したりしてんじゃないかな、
    とか勝手に想像してしまいました。
     
    --
    --------------------
    /* SHADOWFIRE */
    • アジャイル開発プロセスの元となっていると言われる、
      いわゆる"トヨタシステム"は、自動車の新製品開発サイクルの
      マネジメント手法です。
      開発工程を可視化・定量化して、新製品の市場投入の迅速化や
      品質向上やコスト削減に大きな成果をあげています。
      (一方、かんばん方式のほうは生産工程の話)

      私は、ソフトウェア業界でこのような高度なマネジメントを行っている例は
      あまり聞いたことはありません。

      ただ、製造業の分野でも、いくら定量化出来ると言っても、
      全く別次元の新技術に取り組む開発の場合には、ご指摘の通り、
      試行錯誤やデスマーチに近い波を体験しているようです。
      (例えば、燃料電池車開発とかでしょうか)

      そのため、自動車業界では、このような次世代用の新製品開発は
      時間を掛けてじっくり整えてゆきます。基本的に。

      一方、ソフトウェア業界では、技術革新が速すぎるからなのか、
      車で言うと、ガソリン車->燃料電池車の置き換え並のリスクプロジェクト
      (例えば、他社構築の汎用機のシステムを、Linux+Javaに置き換えとか)
      を平気で短期・少人数で、組織体制や情報が整わぬまま請け負って、
      死の行進を始めてしまっているような印象。
      親コメント
      • by ledsun (16719) on 2003年07月09日 19時51分 (#355472)
        >私は、ソフトウェア業界でこのような高度なマネジメントを行っている例は
        >あまり聞いたことはありません。

        日本では有名でないようですが、アメリカには
        Bob Charetteさんが提唱するLean Developmentで
        かんばん方式をソフトウェア開発に適用しようとしているようです。
        親コメント
typodupeerror

海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs

読み込み中...