ドイツでもコピー保護解除が違法に 45
ストーリー by wakatono
正当なユーザの権利はどこに 部門より
正当なユーザの権利はどこに 部門より
nayuta 曰く、 "/.JでもDMCAの本当の恐さを知ってるかなどで何回か話題になっている米国のDMCA(デジタルミレニアム著作権法)と同様のコピー保護システム解除の禁止条項が盛り込まれた著作権法が、ドイツで8月から施行されるとInternet Watchの記事に書かれています。
同法ではまた、不法なソースに由来する複製物が合法になりえないこと、インターネット上の音楽配信に関して著作権の保護が可能となることを明文化しているそうです。
Internet Watchさんでは、ニュースタイトルにまで「音楽関係者には朗報」とか書いちゃってるんですが、本当にそうなんでしょうか?規制すればOKとか、ユーザが不便になったらOKとか、そういう考えでどんどん進むと、逆にユーザが離れちゃうだけでは?
どっかの会社のロビー活動を考慮に入れないで、創造性の促進という本来の目的に照らしてみて、この改正は正しい方向に進んでいるのか、非常に気になります…。"
「インターネットを経由した音楽配信に関する権利」については、日本の著作権法における「公衆送信権」にあたるものに見える。ただ、「不正なユーザによる権利侵害」に目を向けるあまりに「正当なユーザの権利を侵害」することになるのではないか?というあたりが気になる。
情報も規制かあ (スコア:2, 興味深い)
さらに、日本では120条の2で機器・ソフトウェアが違法とされているだけだが、
ドイツでは、プロテクト解除のやり方などの情報までが違法化されかねない、と。
アメリカでSDMIに関する論文の時に揉めた [zdnet.co.jp]ように、プロテクトに関する
研究まで公表できなくなる可能性があるな。DMCAでは情報については明確には
禁止していなかったのに、揉めていたような・・。(アメリカ法はよく知らない)
日本でも情報については審議会で違法化するよう見直しを求める委員がいる [mext.go.jp]し、
人ごとじゃないかもしれない・・。
素朴な疑問 (スコア:2, すばらしい洞察)
「コピー保護システム」の開発コストや運用コストは
結局の所、普通にCDなどを買っている人達が
負担しているのだよね
(ぼそ それも全く高価で 効果のあやしいモノまで)
ウチが買うDVDプレーヤやBS,CSチューナには
この手の著作権者を保護するための高度なシステムはいらないから
安くして欲しいと言ってみる テスト
Re:素朴な疑問 (スコア:0)
#笑ってられるのは今のうちだぞ…
特許庁タイーホ (スコア:2, おもしろおかしい)
コピープロテクトに関する特許を出願したら
必然的に解除方法を示唆する事になる場合が考えられるような…
特許出願=明細書公開となる以上、これらの特許出願も違法になるんでしょうか。
この手の話題でいつも気になっている事です。
Re:特許庁タイーホ (スコア:0)
Re:特許庁タイーホ (スコア:0)
プロテクトってのは、正当な付与/解除法と想定外の解除法が
あって、ここで問題とされているのは後者の方。
と考えるのなら、なんとかなるか?
例えば、特許明細に
「CDにこれこれこういう物理的キズがあれば正規品と見なす」
なんていうプロテクトだった場合。
キズを付ける方法は公開されてしまうけど、プログラムで
Re:特許庁タイーホ (スコア:0)
書類審査時に落ちちゃうんじゃないかな?
よくは知らないけど、「犯罪に直結する情報を含む」からダメ、とかなんとか。
識者求む
どう解釈するの? (スコア:1)
Re:どう解釈するの? (スコア:3, すばらしい洞察)
問題は、法律自身や司法がどの程度までそういう馬鹿な事態を想定し、歯止めをかけるか。でしょうね。
てか、コピー保護解除技術自体法的にフリーにするのが筋でしょ。
著作権と言う、数多くある権利の一つに過ぎない権利を過度に尊重する事により、技術の探求や普及、文化の発展と言う他者の利益・場合によっては公益を追求すると言う広範な諸権利を著しく侵害するのは異常な状況だし、その状況が続くのは「未来世紀ブラジル」並みのファシズムの悪夢だと思うのですが。
Re:どう解釈するの? (スコア:0)
Re:どう解釈するの? (スコア:0)
「著作権から当然に得られる権利」
を真に受け、大喜びで「著作権法違反~」騒ぐ奴大杉なんだよね。
憲法も商法も著作権法もロクに知らないくせに、奴隷根性発揮していれば正義って思ってる奴からどうにかして欲しいですよ。
Re:どう解釈するの?(荒らし-1) (スコア:0)
たぶんキミが一番法律を理解してないと思う。
つか、本当に法学を勉強した人なら、
そんな軽々しい言葉は吐けないだろうけどね。
#私は法学部法律学科卒ですが。
Re:どう解釈するの?(荒らし-1) (スコア:0)
現在の著作権者が利用者の利便性を当然に奪い、なおかつ再生装置を破壊する可能性があるなど、これまた当然に公益を害する権利を有している法的根拠を伺いましょうか?
いちおー私は現役の社会人上
Re:どう解釈するの?(荒らし-1) (スコア:0)
脳内法律学科卒ですか? ( ´,_ゝ`) プッ
既得権益 (スコア:1, すばらしい洞察)
音楽権益でウマイ汁を吸っている人には、朗報。
音楽を愛する人には、不幸。
Re:既得権益 (スコア:1, すばらしい洞察)
方向に進んでいますね。最近の著作権などの動きは。
思ったほど重大な事態にはならないのでは (スコア:1, すばらしい洞察)
プロテクトにしがみつく企業に対して、プロテクトされていない配布手段をとる自由は、たとえプロテクトを突破する自由が奪われたとしても、なお厳然としてそこに存在しているのですしね。不便なシステムを押し付けるものから離れて進もうとする人たちは必ず出てくるのではないでしょうか。
とはいえ、研究の自由まで奪われるのは望ましくないことなのは明らかですが。
Re:思ったほど重大な事態にはならないのでは (スコア:1)
http://homepage1.nifty.com/greatforest/S45l48.htm
>著作憲法 第120条の2
> 次の各号のいずれかに該当する者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。
> 1. 技術的保護手段の回避を行うことを専らその機能とする装置(当該装置の部品一式であつて容易に組み立てることができるものを含む。)若しくは技術的保護手段の回避を行うことを専らその機能とするプログラムの複製物を公衆に譲渡し、若しくは貸与し、公衆への譲渡若しくは貸与の目的をもつて製造し、輸入し、若しくは所持し、若しくは公衆の使用に供し、又は当該プログラムを公衆送信し、若しくは送信可能化した者
> 2. 業として公衆からの求めに応じて技術的保護手段の回避を行つた者
> 3. 営利を目的として、第113条第3項の規定により著作者人格権、著作権又は著作隣接権を侵害する行為とみなされる行為を行つた者
コピーガードキャンセラーは売っちゃいけないが、
マクロビジョンのプロテクト情報を切り落とすビデオ波形整形器は大丈夫なわけで。
プロテクトをまるごとコピーできるCD焼きソフトも売られてますが、
発売禁止ってわけじゃないですよね。
DVDのCSSを解除するコードがWebページに書かれていても、
それで捕まった奴はいない。
また、個人的な研究は、もちろん禁止されてない。
「専らその機能とするもの」ってのが問題なんで、
専門のプロテクト解除製品としてバラまくのはアウトでも、
研究用のツールとして「いろいろできる」ものを開発すれば
それで済む話じゃないの?
厨でも使えるようにして問題になるほど普及させるからマズいんでわ。
>高度にコピープロテクトされ、利便性の低い上にコストの高いメディアは、
>コピープロテクトを使用せず、利便性の高いメディアにコスト、機能の両面で劣っている…
CCCDに代表されるダメ音楽製造技術は酷いですね。
音楽に関してはJASRACみたいなものがあることでもわかるように、
「かなり統制が取りやすい」ってのが問題だと思います。
# ディズニーのサントラもAVEXが出してるんでCCCDなんスよね。
# わざわざコピーする奴、めったににいないだろうに、一律CCCD。
でも、統制(集中管理)されて、「それが普通」ってことになっちゃうと、
選択肢がなくなり、消費者が両者を比較して「NO!」って言えなくなる。
そうなっちゃうとかなり危険なんじゃないかなと思います。
重大な事態ってのは、明るみに出る前に静かに進行することもあるんですよねぇ。
実は、書籍をコンビニのような公衆に貸し出せる場所に置いて
カネ取ってコピーするのも本来は著作権法違反(複製権侵害)に
あたるはずなんですが、
(家にコピー機を置いて個人的に複製し、家庭内やこれに準ずる限られた範囲の中で
利用するのは30条で認められた私的使用のための複製にあたり、問題ない)
現実には複写を禁止することは国民生活に与える影響が大きく、
一定料金での利用許諾を集中管理方式で行わざるを得ないので、
権利の集中管理体制が整うまで、当分の間(法律が消滅するまでということもありうる)
もっぱら文書又は図面の複製に供するものは含まない。
(著作憲法付則5条の2)
ってことになってたりするわけで。
音楽とかに関しても、もちっと国民生活に「実害がある」ことを
ユーザの声として、法律屋さんにも訴えないといかんのだろうなと思いますねぇ。
Re:思ったほど重大な事態にはならないのでは (スコア:0)
コピーツールが流通しないと国民生活に実害があるの?
個人的にハックすることは不正じゃないんだから、
別にいいじゃん。
Re:思ったほど重大な事態にはならないのでは (スコア:1)
PCで再生するツールが入っているが、コンテンツがCD品質のはほど遠い。
エラー入りの記録が入ってるから壊れないまでも
サーボ動作の過負荷により再生できても音質が悪化する。
というわけで、既に実害はあると思うのですな。
また、「個人的なコピーすら認めない」っつ~態度も
既に法律に照らしておかしいでしょ。
Re:思ったほど重大な事態にはならないのでは (スコア:0)
>別にいいじゃん。
ほほう
暗号化済みのデータを全て自力で全て解析、クラックできるスーパーハカー様ですか?
羨ましいですなぁ
・・・で? (スコア:0, 興味深い)
> 創造性の促進という本来の目的に照らしてみて、この改正は正しい方向に進んでいるのか
じゃあコピープロテクトしないことがどう創造性の促進に
貢献できるのかと小一時間(ry
なに?単に問題提起しただけだって?よく言うわなぁ。
Re:・・・で? (スコア:1)
すいません私もそのとおりだと思います(笑)。
でも、だからこそ問題だと思うのは私だけでしょうか?
世界は間違いなくこの方向に進んでいて、きっと日本も追従するでしょう。アメリカ強いですからね。
それでいいのか、悪いのか、わかりませんけど。
でも、あとで嘆いても遅いと思うんですよね…。
---------- ------ ISHII Nayuta
うーん (スコア:0)
そういう話題が出るたびにストーリーとして載るからかと。
実際、こうやってツッコミが多数寄せられてるわけで、
そろそろ決定打が出せないと「またかい」と言われてしまうと思う。
>でも、あとで嘆いても遅いと思うんです
Re:うーん (スコア:1)
一般的に、コピープロテクトをかけたものは当然ですがコピーできません。技術に抜けを作りこまない限り、ほぼ完璧にコピープロテクトは動作します。そして、法律的な後押しによって、コピープロテクト解除は禁止されています。
ここで、あるコピープロテクトをかけられた作品Aが著作権の保護期間が切れたと仮定してください。
今までのメディア(たとえば本など)においては、その性質上、コピープロテクトがかかっていなかったので、いくらでも再配布が可能ですし、またコピーも可能です。
しかし、作品Aに関しては、配布元が「わざわざ」配布しない限り、コピープロテクトがかかっているために再配布は不可能です。著作権法には、もともと著作者に永久にインセンティブを与えるようにはかかれていないはずですが、この法律野本では、著作者に永久にインセンティブを与えるように作品を作ることが可能です。
確かに、保護機関が過ぎたら自動的にコピープロテクトを解除するという仕様にすることも出来ますが、「営利」ということを考えればコピープロテクトは永久にかけておいた方がいいですよね。それを禁止する法律はないんですから。
私は、すべてのオリジナリティは既存のものの上に立脚すると考えているので、こういう社会が恐ろしくてならないんですが…。関係ないことではありますが、たとえば、特許というのも研究の上では結構大きな恐怖になっていますしね。
---------- ------ ISHII Nayuta
弊害の一例 (スコア:0)
aXXXの回答。
Re:・・・で? (スコア:0)
相手の意見の欠点は指摘しても、
自分の意見の穴は敢えて触れない。(w
ディベートの学習方法で、
自分が支持する側と逆の意見を支持して議論すると言うやりかたがありますが、
これが何故訓練として必要なのかが理解できない
Re:・・・で? (スコア:0)
どうせ「買いたいものがない」とか言う、
金取れるようになったくせに払う気のない自称
耳の肥えた親父がわさわさわいてくるんだろうな。
早いうちにちゃんとした楔が打ってあって満足。
Re:・・・で? (スコア:0)
#「ボクは人と違う視点が持てる上、モラリストでもあるのさ」と
Re:・・・で? (スコア:0)
そうでないんならちゃんと小一時間分書いてくれると俺が助かる。
著作権やら特許権にやもううんざりだ。
自分で思いついたコードを書くだけで
「著作権侵害だ!訴えてやる!」
耳コピしてから一生懸命独自にアレンジしたSMFをサイ
Re:・・・で? (スコア:1)
現代に生きる人が創造するものは「オリジナル」たりえない(過去の模倣、もしくは変形や亜種)という意味では、そうかもしれないなぁと。
そこに「恣意性」があるかどうかの判断は必要だろうけど、クリエーター(プログラマも含む)が過去の事例というか著作について調べるかというとそうでもないわけで、むしろ感性の赴くまま自由に創作活動した結果が「たまたま」そうであった、ということも「あり」かなぁという気がします。
# スランプで「魔が差す」というのもあるかもしれませんが...
そういった意味では芸術(創作)と法律は相容れないものかなぁという気もします。芸術と経済はいい雰囲気に思えますけど。
-- cooper
ごめん、1つツッコミ (スコア:0)
これは法的に完全なるOUTな訳だが…。
確か意匠権だっけ?
Re:ごめん、1つツッコミ (スコア:1)
「○○さんの○○が原曲で、XX風にアレンジしました」
なんて明示してあるのはブラックですけど許してあげたくありませんでしょうか。
JASRACによれば [e-srvc.com]
著作権の範疇らしいですね。
元の著作者の許諾があればいいのですが現在は取りようが無いので(手続きのコスト的な面とか)無理と。
いちいち著作者が対応すると著作できなくなっちゃいますので。
そういうトコも管理委託できてこその大規模管理団体ではないかな?
ちゃんとやれ>JASRAC
クリエイティブコモンズライセンスなんかは別の手であらかじめ許可する範囲をアナウンスする方法のひとつですね。
結局 (スコア:0)
著作権はそもそも著作者が持っているものであって、
その管理の依頼先を別の管理団体にすれば良いだけの気がする。
でも、業界やアーティスト達が、
そういう新しい団体を率先して作ろうとしない所を見ると、
Re:ごめん、1つツッコミ (スコア:0)
Re:ごめん、1つツッコミ (スコア:0)
違法は違法。
Re:ごめん、1つツッコミ (スコア:0)
なんか判例があって言ってるわけ?
#JASRACの犬に成り下がって正義面も自由? :-)
Re:ごめん、1つツッコミ (スコア:0)
少し前の日経サイエンスに
「パテント所持をいいことに、事実上の私法を作ろうとしている連中が居る」
と言った記事があったけど。
JASRACの私法に乗っかって正義面ってのは・・・情けなくない?
Re:・・・で? (スコア:0)
それを含めてもコピープロテクト反対の意見として説得力に乏しい感があるというのは否定出来ませんが。
著作権に関する教育を (スコア:0)
技術を制限するのではなく、何がしてよくて、何がいけないのかをちゃんと教育すべきだと思う。
プロテクトは破られるもので、それを破るのは違法だからだめじゃなく、ちゃんとその裏を教育すべきだ。
著作権のあるものをコピーして人にあげるのは、無人販売の野菜を勝手に持っていくようなことであるとか、もっとわかりやすく著作権が守られるべき理由を説明し、みんながそれを理解しないことには、結局いたちごっこを永遠に続けるだけだろう。
それにしても、このデフレのご時世にもかかわらず、CDの値段は下がりませんなぁ。 そりゃ、売り上げ落ちるって。。。Re:Beware of cultural invasions! (スコア:0)
あなたたちがどこでも通じると思うところの英語が
ほとんど(あまり?全く?)通じない国なのですから。
私が本家に日本語で書き込みしたら厭でしょ?
それと一緒ですよ~(^^
#あたし、英語スキルございませんので日本語で。