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SCOがSGIを訴える? 71

ストーリー by wakatono
自社以外全部訴訟候補? 部門より

yosshy 曰く、 "いい加減SCOネタに飽きたのかまだ記事になっていないが、ZDNNに「SCO 次の標的はSGIか」という記事が掲載されている。 元々、SCOが自社のフォーラムで証拠として挙げ、結果面目を潰す羽目になったソースコードはSGIが提供した物だったし、IBM の JFS に並んで SGI の XFS もライセンス違反と言い切っていたのだから、SGIがターゲットにされるのは別段驚く話ではない。逆に、今まで SCO が SGI を表だって訴えていないのはどういう事だろう?"

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  • なぜIBMが先でSGIが後か (スコア:3, すばらしい洞察)

    by L.star (163) on 2003年09月07日 19時11分 (#392910) ホームページ
    SCOの行動で理解できないのが、IT業界最強の法務部門を抱えていると評判のIBMを先に訴えて、SGIのような2流どころ(失礼)を後にしているところですね。

    MSやSunのように、攻撃を受けて裁判になったらうっとおしいと思ったところはたとえ手切れ金感覚でも契約に応じているわけで、IBM以外は契約に応じたから仕方なくIBMを訴えたのか、と思っていましたが、これで私の予想は外れてしまったようです。

    まさか、IBMが一番金を持っていそうだから、ではあるまいなぁ。だとすれば一連の行動の中でももっともおろかなのだと思うのですが。

    皆さんのご意見はいかがでしょう?

    • インパクトの大きさ (スコア:4, すばらしい洞察)

      by YOUPohwa (17275) on 2003年09月07日 20時28分 (#392938) ホームページ 日記
      SCOが何を狙って行動しているのかについて、どういう予想をするかによって違った仮説がいくつでもありえると思いますが、私は「世間的なインパクトの大きさ」だと思います。

      個人的には幹部のゴールデンパラシュート狙い [srad.jp]という論に賛成なのですが、株価 [yahoo.com]も上がっている(先週末の終わり値で16.04ドル)ようで、これはかなりの成功だったのではないかと。

      日記 [srad.jp]にも少し書きましたが、Linux関係者たちを混乱させる、という意図がSCOにあったのだとしたら、これもまずまず以上の成功だったといえるでしょう。M$がSCOとライセンス契約を結んだ背景にも、(密約があったかどうかは別として)SCOにがんばらせておけばLinux関係者を混乱させてくれそうだという計算はあったでしょう。

      これらの効果は「あのIBMを訴えた」というニュースの衝撃の大きさが手伝っている部分があるように思います。

      逆に、実際に裁判をやって勝つ、という気はほとんどないように見えるので、「まずは弱いところからの原則」はあまり関係なかったのではないでしょうか。
      --
      yp
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      • 補足 (スコア:2, 参考になる)

        by YOUPohwa (17275) on 2003年09月07日 22時17分 (#392974) ホームページ 日記
        #392922とかぶってしまいましたね。

        で、なぜ先かだけ書いてなぜ後かを書いていなかったので補足します。これは単に、前回指摘したコードがたまたまSGIによるものだったからというのが理由なのではないでしょうか。公になった以上放置しておくのも格好がつきませんし。
        --
        yp
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      • 補足2 (スコア:2, 興味深い)

        by YOUPohwa (17275) on 2003年09月07日 22時26分 (#392979) ホームページ 日記
        もういっこ書き忘れました。ごめんなさい。

        いまさらSGIを訴えた背景として、SCO問題そのものが「忘れらけかれてきた」ということ(時間の経過の問題とか、この辺の事情 [srad.jp]とか)もありそうです。

        この辺、もし意図的にやっているのなら、SCOのカードの切り方は非常に上手いと思います。

        # Sunが弱ってたのも好機だったしなぁ
        --
        yp
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    • by Anonymous Coward on 2003年09月08日 1時04分 (#393064)

      たんにモントレーでやられたことに対する復讐じゃないの?

       こんな風に Linux がらみで裁判沙汰になるとは想像もしなかったけど、当時は「IBM、小さな会社相手に酷いことするな…」というのが正直な感想だった。
       SCOとIBMの提携(IA32にはUnixWareを使う、IA64は共同開発という内容)が1998年ごろだったから、その当時はまだ IBM は Linux で行くかどうかはっきりしてなかったんでしょ。その後 Linux で行くことに決めて、SCOとは破局。
       たしか SCO 側の担当者は IBM 側の担当者からは話を聞かされずに、取引先の方が先に知ってた。とかいう逸話があった(マスコミ発表が先だったのかな)。
       まあ、商売だから仕方のないことだけどね。

       商売だから仕方はないんだけど、もし将来、オープンソースと IBM の利害が一致しなくなったら(具体的な場面は思いつかないけど)、と思うと怖い話でもある。
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      • by Anonymous Coward

        相手の技術を手に入れたうえで踏み潰すというのが方針みたいだから、それに比べれば可愛いものじゃないか?

        > こんな風に Linux がらみで裁判沙汰になるとは想像もしな
        >かったけど、当時は「IBM、小さな会社相手に酷いことするな…」
        >というのが正直な感想だった。
        • by Anonymous Coward
          俺もMicrosoftは好きじゃないけど、
          関係ないところでMicrosoftもちだして、貶すのはよそうぜ。
          「これだからアンチMSは」とか言われちゃうよ。

          それに、Microsoftよりマシだからといって、
          やって良いってことにはなるまい。
    • 実はIBMを訴訟しても(あの百戦錬磨の法務部門相手に)勝てる見込みなくなったんで、SGIを訴えて話題を引っ張り
      そっちの話題が盛上げている最中に、影でこっそりと和解(つうか謝罪)をする為のような気が。

      でも、SGI相手に裁判起こしても、あんなんじゃ。
      --

      /* Kachou Utumi
      I'm Not Rich... */
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    • by Anonymous Coward on 2003年09月07日 23時00分 (#392997)
      > MSやSunのように、攻撃を受けて裁判になったらうっとおしいと思ったところ

      あなた問題の本質(つーか基本部分)を理解してませんね。

      SunやMSは、SCOの持つソースコードをそのまま流用する権利を購入したわけです。
      明確にSCOの保有する権利を利用したいわけだから、購入したのは当然。

      対して、IBMの方はIBMによる派生成果物をLinuxに流用したのであって、
      その派生物を公開可能かどうか、SCO-IBMの契約の判断になっているわけで、
      問題が本質的に違う。
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      • あなた問題の本質(つーか基本部分)を理解してませんね。
        もちろん、問題の本質なんて当事者じゃない私ごときに分かるはずもありません。まあ、表層だけ取ればあなたの言うとおりだと思います。
        SunやMSは、SCOの持つソースコードをそのまま流用する権利を購入したわけです。

        明確にSCOの保有する権利を利用したいわけだから、購入したのは当然。

        この部分には「SunやMSは、SCOのコードベースを利用したいために積極的に契約を結んだ」という暗黙の前提があるように思われます。このような前提がなぜできるのか私にはよく分かりません。

        これは推定ですが、SunやMSと契約を交わすに当たって、SCOは自社が持っていると現在主張している権利を多少なりとも振りかざしたのではないでしょうか。もちろん契約上は相手に花を持たせた形になっていますし、表面から窺い知ることは出来ません。しかし、それらの行動からしばらくして突然IBMに対する訴訟が発生したことを考えれば、SCOは自社に有利な展開が得られなかったときの切り札として考えていたのは明白だと思います。

        結果としてIBMがこのような訴訟を受ける羽目になったのはIBMがSCOを蹴ったから、と言うのが自然な考えと思うのですが、違うのでしょうか。

        親コメント
    • 考えすぎ (スコア:1, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2003年09月08日 10時46分 (#393162)
      発端はAT&T時代から続くUNIXライセンス契約の再更新にあり、 この中でSCOが派生物の取り扱いに関して値上げ交渉をしてきた ことに対して、Sunのように応じた会社やHPやSGIのように一旦 態度を保留して交渉を引き続き行った会社とは別に、IBMだけが ライセンス料金見直し交渉そのものを拒絶した。 それはLinuxへのコード流出に関して、SCOが非常に高い額を 吹っかけてきたからであるが、そのためIBMは拒否し交渉打ち 切りを宣言したため、SCOは最初にIBMを訴えることになった。 それだけでしょ。 SGIの広報は、SCOと今後交渉するかどうかについて肯定はして いないが、否定もしていない。 そこがSGIとIBMと違うところ。
      親コメント
    • ただ単に、SGIに気づいていなかっただじゃないでしょうか?
      証拠として出したソースでさえも、きちんと内容を把握出来ていなかったみたいですし。
      • ただ単に、SGIに気づいていなかっただじゃないでしょうか?
        それはないでしょう。IRIXという歴史のあるUNIX系OSの持ち主ですからねぇ。

        というか、いくらなんでもSCOがSGIを見落とすほどずさんで、何も考えずにIBMを訴えるほど愚かだと信じたくないですね。少なくとも法律面では。

        親コメント
    • 話題づくりもあったんじゃないんですか?どう考えてもSGIが最初じゃ注目のあびようがないでしょう。
    • どうせ買収して「もらう」のなら、SGIよりIBMの方がいいでしょう。
    • 私、泥棒アルね。

      >>まさか、IBMが一番金を持っていそうだから

      これデスよ、これ。
      泥棒するなら「金持ちの家」、
      基本アルね。チャオ。
  • by Anonymous Coward on 2003年09月07日 19時44分 (#392920)
    ドイツでは、根拠を示さないためにSCOに罰金が適用される [linux.com] らしいんですが、 何時まで暴走を続けさせるんですかね?
  • SGI (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2003年09月07日 18時54分 (#392903)
    ほぅ、とうとう創価学会を敵に回すのですね。勇気があるなぁ。
    • by Anonymous Coward
      コレに”荒らし”のM1つけた人、
      創価学会とSGIグラフ(だっけ?)って言う雑誌の関係知らないのかなぁ。
      わしゃあ電車の中刷りで見慣れてるので
      ”おもしろおかしい”と思ったけど(w
      あ、電車使わない人なのか。
      うらやましい~
      • by Anonymous Coward
        第三文明、潮、pumpkinあたりの中吊りも面白いですよね。
        本文は読む気しないが(w
        • by Anonymous Coward
          今も昔も通勤通学のいい暇つぶしですわ(w
        • by Anonymous Coward
          ここしばらくは pumpkin なんて、生活密着記事と新潮社叩きのミスマッチ感覚を楽しませてくれてます。
          その点、グラフSGI や 潮 だと違和感が少なくてつまんないですね。
      • by Anonymous Coward
        たぶん学会の人なんでしょう>M1した人。
        下手して敵にされると面倒ですよ、あそこは。

        # 新潮がいい例。
      • by Anonymous Coward
        その下のモルモン教はSCO絡みのネタな、ちなみに。
      • by Anonymous Coward
        その雑誌よりも、創価学会インターナショナル [sgi.org]を引き合いに出すべきかと。
        要するに、創価学会の国際的な略称がSGIだってことで。
  • 最近のヤケッパチとも言えるSCOの行動を見てると、どうしても竹林政行氏 [tripod.com]と言う、自分が歌手に曲を提供したと思い込んだ無鉄砲な人の行動 [geocities.co.jp]を思い出すのですよ。

    勿論、こっちは本人の「名誉」(と思ってるもの)を守るための行動で、SCOの行動は知財ゴロでしかないので比較するのは竹林氏に失礼だと思うのですが。

    • SCOの行動は知財ゴロでしかない
      SCOも、この竹林氏程度には自分たちの正しさを信じていると思います。もちろん打算も十二分にあると思いますが。

      つーか、いくらなんでもこれと比べるのは(SVR5という、まがりなりにも自分たちが権利を持つ著作物のある)SCOにたいして失礼ではないかと。

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    • 世の中いろんな人が居るんだねぇ。参考になった。
      インターネットがなかったら飲み屋でクダまいてる
      だけで終わったんだろうなぁ...
      しかし、譜面書けないって理由で記録が
      一切残ってないって話もすごいな...
      --
      Kiyotan
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  • by Joga (8113) on 2003年09月08日 23時05分 (#393618)
    > 逆に、今まで SCO が SGI を表だって訴えていないのはどういう事だろう?

    単に、今まで交渉中だった、ってことでは?
    で、交渉が決裂しそうなので訴える、ということになったとか。
    #他にも理由があるんだろうけど。

    IBMの場合は、門前払いを食らったとかかな?
  • by Anonymous Coward on 2003年09月07日 19時13分 (#392913)
    ない袖はふれない [yahoo.com]から。
  • by Anonymous Coward on 2003年09月07日 21時23分 (#392956)
    いいかげん飽きてきたので、さっさと裁判やって終わらせてほしいんですが、IBMとSCOの裁判はいつあるんですか?
    それとももう始まってる?
    さすがのIBMも裁判の開始時期を早めることは出来ないんでしょうか?
    • by zeissmania (3689) on 2003年09月07日 23時05分 (#392998)
      日経コンピュータ(だったかな?日経なんちゃらは一杯ある上に似たような記事ばかりですぐにどれに掲載されていたかを忘れてしまう)の記事では、2004年になってから公判が開始されるようです。
      ちなみに日本では裁判は起こさないのではないかという話です。アメリカでは証拠(この場合はUNIXのソースコード)を当事者以外には見せずに裁判できる方法があるそうです。が、日本では証拠は公判記録で一般に公開されてしまうので、裁判をするにはUNIXのソースコードを全部公開しなければならなくなるそうです。
      SCOはソースコードを公開することを、異様なくらいに嫌がっているので、裁判したくてもできないだろうと。
      だからマクブライド氏は、日本企業各社には「お願い」には来たそうですが、訴えるようなことは一切言わなかったそうな。
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      • by Anonymous Coward on 2003年09月08日 0時29分 (#393039)
        日本で訴えない(日本の裁判所に訴えない)だけで日本企業を訴えないというわけではない。アメリカの裁判所に日本企業を訴える事だって可能。むしろそっちのほうがいろいろ楽そうだし。
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        • Re:裁判はいつ? (スコア:2, 参考になる)

          by zeissmania (3689) on 2003年09月08日 11時51分 (#393183)
          アメリカ国内でLinuxを販売している/利用している日本企業に対しては請求書が送付 [zdnet.co.jp]されて、支払いに応じなければ訴えられることになるかも知れませんが。
          日本国内でLinuxを利用している我々は、請求書が来て応じなくとも、訴えられる心配はなさそうです。
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    • by Anonymous Coward
      SCOとしては判決が出ると困る(笑)のでどんどん引き延ばしに走ってます(信憑度11.4%)
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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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